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「Kの槽」
デジタル/モノクロ銀塩プリント
グロッシー/アクリルフォト加工10mm厚
作品サイズ270×270mm
「Kの槽」
-いつもそれは見えにくいものだから
切り口を透明にしてみたのです
そうすればきっと…-
3/4より博多のギャラリー、WALD ART STUDIOにて
「MONOCHROME SHOW」が開催中です.
「モノクロームの槽の中の透明度.」の回でも
書いたけれど、出展作品は2点.
アクリルフォト加工、裏面遮光シート仕上げの作品で
参加させてもらっています.
開幕から7日ほど経っていることと
僕は会場で直に観てもらうこととネット越しに
観てもらうこと、伝わるものは全く別物だと思っているので
あえて作品の全体像をコラムにだけ、掲載したいと思います.
最終的な展示用作品では、アクリルの厚みは
試作での5mm厚から、その倍の10mm厚にしました.
裏面の木枠が透けないように遮光シートで仕上げて
やはり重みは増したので、シリコンでパネルに貼り込みしています.
結果としては、10mm厚にしたことは大成功でした.
加工の元になるプリントも本番用に
あえて少し青味を足して焼いてもらいました.
厚みが増した分だけ「少し遠くに写真がある」
そんなふうな見え方をしてくれる作品になっています.
浮き上がって来るし、深く沈んでもいる.
また各側面の切り口から作品を
脇に回って観たりすること、そんな見方も
してもらえればと思っています.
写真は平面作品だけど、ちょっと遠くに置いてみる
ギャラリーのスポットライトが、また外光が差し込んで
反射したり通過したり、また閉じ込められたりもする.
今の僕なりの「モノクローム」の見せ方、見え方…
2点の中でまとまったかなと思います.
その辺りの感触は、ぜひ会場で観ていただければと
思っています.
遠くにあったり、近くに見えたり
透明で平面なのに遠近感と陰影…
そんな感じが伝われば何よりです.
それから、いつもWALDでの展示を観させてもらって
作家の皆さんがすごく素敵な過去の作品を
ファイルに綴じているのを観ていて
僕自身の活動記録はポジとかプリントとかネガが
ごちゃ混ぜに保管箱の中に入ったっきりに
なっているような状態だったので
こんな素敵な方々とのグループ展はまたとない機会と思って
バタバタと活動記録を作成してみました.
取り急ぎで作ったものなのでちょっと雑なのですが
WALDへ置いてもらっています.
開催は3/21まで.
このコラムを読んで頂いている福岡やお近くの方
また福岡へ来られる方…
よかったらWALDへ脚を運んでもらえたら嬉しいです.
参加されている作家の方々の想う「モノクローム」
素敵な展示になっています.
MONOCHROME SHOW ー白と黒の間に
3月4日(水)〜3月21日(土)
12:00〜18:00
■休み:日、月、火曜日
■料金:入場無料
■場所:ヴァルト アート スタジオ
[092-633-3989 福岡市博多区千代4-12-2]