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2015/03/01

拝啓

春ですね。
この春は、豊橋でも地方統一選挙があります。
私はUターンして、初の市議会議員選挙です。 楽しみです。

先日、地元紙でその選挙の事前特集的な記事があったのですが、驚いてしまいました。

“名乗りを上げている新人と元職の6人は、松山(まつやま)新川(しんかわ)吉田方(よしだがた)各校区の自民系男性3人、牟呂(むろ)豊(ゆたか)の共産女性2人、石巻(いしまき)の社民系女性1人。”

– 東愛知新聞 15/02/18
http://www.higashiaichi.co.jp/newspaper/befor_today/2015/150218t/15021801.html
※太字が校区名。括弧内のかなは筆者追記

お、おう。

以前このコラムで「豊橋の市議会議員は、校区の代表みたいなところがあるので」と記しましたが、それは暗黙知みたいなものと思っていました。 まさか新聞報道ですら、校区名⇒政党⇒性別と、第一に校区が上げられるとは。

これは同じ記事内に書かれていた、おとなり蒲郡の記事と比べるとより顕著。

“現職市議は自民系9人、民主系2人、公明党3人、共産党1人、無所属6人となっている。うち自民系の波多野努氏(70)は不出馬を表明している。
既成政党では公明は現職3人がそのまま出馬する。共産は1人が再選を目指す。これに衆院選に出馬した元農協職員も加わって勢力の拡大を目指す。
このほか前回落選した無所属の元職が出馬の意向を目指している。”

あれ校区は?
まあ、普通は政党や会派を軸に見ますよね、ええ。

振り返って、先ほどの豊橋の記事の続き。

“立候補予定者を校区別で見ると、最も多いのが市西部の牟呂(むろ)。自民、公明、民主の現職3人、共産の新人1人の計4人が立つ。隣接する吉田方(よしだがた)は、自民、共産の現職2人と自民系新人1人の計3人で、いずれも激戦が予想される。”

えっと、何人かの候補は、校区というよりも別の支持母体がありそうな雰囲気がするのは気のせいでしょうか。 ここまで読むと、まるで各校区ごとに1人の議員を決める小選挙区制かと豊橋が勘違いされてしまいそうですが、豊橋市は全体で上から36人が議員に決まる大選挙区制です。

どういうきっかけでこういう特殊事情になったのかはわかりませんが、これが戦後70年経っても維持されているということは、それなりの合理性があるからでしょう。 最近、親ほどの年齢の方に聞いたのですが、

「これでも最近は定数が減って、校区の数と議員の数が合わなくなってきたので、だいぶ崩壊した。昔はもっとすごかった」

もっと・・・すごかった・・のか。
調査班は、また一歩、豊橋と校区の深淵に近づいた気がしました。

どうしてこうなった!?

敬具
140726koukuzu

2015/03/01 11:30 | naoto | No Comments