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最近はソプラノとしての本番もしばらくなかったので、気持ちもだらけているというか
今年の前半は忙しくさせていただいたし、後半は技術向上にゆっくり時間をあてようとか、たくさんのコンサートや舞台をみようと思っていましたが
リフレッシュどころかソプラノの本番の1つもない自分に、本番を得られないほど技術のない自分に自己嫌悪になってしまい負のループでありました。
ちょうど2年ほど前も、全く自分には本番の予定もなく同期の仲間があっちやこっちやコンサートやディナーショー、オペラに出演と忙しくしているのを目にしながら焦りばかりが先走り反対に喉を壊したりもしました。
私はコンサートより「オペラ」で役として出演するのが幸せと感じるというのには何ヶ月と音楽稽古、立ち稽古と稽古場に向かい作品のことを考えていられる、
本番日という光まで走っていけるようなそんな疾走感が幸せなのだと思います。
本番がないなら自分でつくればいいじゃないという考えもあるし、
この役を演じるだろう役はこういう時間の許されるときに譜読みをして蓄えておけ、という師匠の教え
がっついて譜読みとまではいきませんが、少しずつ始めています。
まずその作品まるまる、歌詞の発語、ディクション(発音チェック)をみていただいています。
歌が歌えるより先に言葉が何を言っているか聞こえないのが一番気持ち悪い。
先日、日比谷の劇場である団体のオペレッタを拝見したのですが
(次回この舞台についてもう少し話題にしますね)
日本語訳上演だったにもかかわらず、その日本語が何を言っているか歌っているのか聴こえないことがしばしばありました。
大きな団体の歌手でさえ母国の発音が歌になると曖昧になるのだから、外国語は相当訓練せねばならない。
普段からその国の言葉を正しく口に出すことだけは歌い手としての気持ちがネガティブになっていても訓練しよう…と思っています。