9月24日に開催したライブをもちまして、ぼくらのバンド『3-4-3』のボーカル・青木文子さんが、バンドを卒業いたしました。
それについてのバンドからの公式発表を、バンドHPと、バンドのFacebookページに載せさせていただいております。
ご覧いただけましたら幸いです。
<HPはこちらです>
<Facebookページはこちらです>
というわけで、ここでは、もうちょっと素の気持ちを綴らせていただこうと思います。
まずは、今回のご報告がライブ後になってしまったことをお詫びしたいです。
ばくらのバンド『3-4-3』は、まだまだインディペンデントなバンドですし、社会的に小さな小さな存在なのですが、しかし、多くの方に支えていただいて活動が継続できています。
そして、青木さんがリードボーカルを務めていたところの『3-4-3』は、以前にも増して多くの方々から応援していただけました。
それらの支えてくださった皆さますべてに、事前にお知らせするべきでした。
本当に、申し訳ございませんでした。
今回のライブがイベント・ライブで、それはぼくが企画したもので、そして『コーヒーカラー』さんへの出演をお願いをして快諾いただけて実現できたものだったんですね。
なので、あくまでもイベント押しでまっとうすべきと考えたのです…。
しかし、それはそれとしても、事前に発表すべきだったのでは、と…、
当日は、たくさんの方々にお集まりいただくことができました。
天候の良くない中にもかかわらず、お越しくださいました皆さまに心からお礼を申し上げたいです。
皆さまのおかげで、気持ち良く、そして盛大に青木さんを送り出すことができました。
本当にありがとうございました!
ただ…。
事前にご報告していれば、もっともっともっと盛大に送り出せたかも…、という思いもあるんです…。
まあ、くよくよしてもしようがないのですけれど。
さて。
青木さんは今後、バンドに加入する前から活動していたソロシンガー『芙美子』としての活動に専念します。
これからの『芙美子』としての活動を、これまで以上に多くの方々に応援していただけるよう、切にお願いしたいです。
仕事を持ち、家庭も持っている中での活動で、その中で地道にトライを続けていく彼女を、どうか末長く応戦し、見守っていただけましたら…、と。
正直に言えば、バンドを卒業してしまうことを、残念に思う気持ちは大きいです。
とは言っても、寂しさに打ちひしがれているわけでもありません。
一生の別れではないですし、今後も繋がり続けられますし、なんらか活動を共にすることもあるかもしれませんし。
お互いが刺激しあえて、応援し合えていけると思っております。
今つくづく思うのは、寂しさより、感謝ですね。
青木さんは本当に責任感の強い人です。
メインボーカルとしての役割を果たそうと、いろいろと背負ってくれましたし、積極的に取り組んでくれました。
とても助けられました。
そして歌い手としての実力も確かですから、全体のクオリティアップに大いに貢献してくれました。
2011年の暮れに1stアルバム『ループシュート』をリリースできたのも、青木さんあってのことです。
そして1stアルバムを作ることができたからこそ、その後、女子サッカークラブ・スフィーダ世田谷FCさんに懇意にしていただけるようになれました。
たくさんのお客様にライブに来ていただけたことも、たくさんの方々にCDをお聴きいただけたことも、青木さんの力によるところが多大でした。
2001年に結成した我々『3-4-3』。
「良い音楽を作って、それを気に入ってくださる方を少しでも増やしたい」
これが活動目標です。
ぼく自身の、人生の目標でもあります。
そのためにできることは、すべてしたいと思っています(まだまだ力不足、努力不足ですが…)。
そしてそれは、ぼく1人ではできないんですね。
メンバーの助けがないと…。
曲作りもぼく1人ではできませんし、演奏も到底ぼく1人ではできません。
特に、力のあるシンガーが、絶対に必要なんです。
青木さんは、期待どおりの人でした。
素晴らしい歌い手と巡り会えて幸せでした。
青木さんが加入してくれる前の2006年までは、のべ4人のボーカルが入れ替わりました。
ぼくと、ギターの田中くんと、ベースの佐藤くんは、当初からのメンバーです。
こn3人は安定した関係を築けていましたが、なかなかボーカルを固定できずにいました。
その2006年までを第1期とするなら、青木さんが加入してくれた2007年からの7年間が第2期。
充実の7年間でした。
特に、1stアルバムのレコーディングは思い出深いです。
そして、女子サッカークラブ・スフィーダ世田谷FCのチャント音源の録音も、忘れられないですね。
2012年の春です。当時中2から中3に上がるところの世代を中心としたアカデミー生がたくさん参加してくれて、騒然とするスタジオ…。
本当に楽しかったです。
そして、それぞれのライブも。
過酷な条件の野外ライブもありましたし、大雪でメンバーの1人が来られないライブもありましたし、体調不良で1人が来られないライブもありました。
誰々が来られないと伝えた時の青木さんの絶望に満ちた驚きの表情は、今でも鮮明に覚えています。
それらも、良い思い出です。
たくさんの共演の方々とも巡り会えて、そして良い繋がりもたくさんできました。
特に今年は、素晴らしい対バンとのツーマンライブを3回連続で行うことができました。
『naminote』(ナミノート)さん、『バランサ』さん、そして最後に対バンさせていただいた『コーヒーカラー』さん。
最後の『コーヒーカラー』さんとの対バンライブも、心に残るものとなりました。
代表曲「人生に乾杯を!」を青木さんへ、と言って歌っていただけた時は泣きそうになりました。
ああ…。
今、『3-4-3』の第2期が終わりを告げました。
やっぱり、ちょっと寂しいですね…。
…。
まあまあ、繰り返しにはなりますが、一生の別れではないですから。
これからも青木さんとは、良い交流を続けていけるものと信じております。
旦那さん、娘のみっちゃんとも、たまには会いたいですしね。
さて。
長々と、個人的な思いを綴らせていただきました。
お読みいただき、ありがとうございました。
今後とも、青木文子と『3-4-3』にご注目、応援いただけますよう、心よりお願い申し上げます。
青木さん、今まで本当にありがとう!
これからもよろしくです。
押忍
PS こちらに青木さんからのメッセージが掲載されています。お時間がございましたらこちらもお読みください。