« 浮気というめんどくさい問題 | Home | ライターへの手紙。vol.32田淵寛子さん/momo »
皆さん、ご無沙汰しております。
城崎温泉但馬屋若旦那の柴田良馬でございます。
久々の投稿で申し訳ありません。
若旦那への道のりを書きだしたこのコラムですが、なぜかまだラスベガスでの生活・・・。いつになったら若旦那になるのか・・・。
もうしばらくアメリカ奮闘記をお楽し頂ければかと存じます。
家の近所の発砲の音がよーいドンの号砲となったアメリカ生活でしたが・・・その後は、留学生らしい毎日を送っておりました。
朝、起きて、学校に行き、外国人ばかりの教室(当たり前ですが)で英語の勉強・・・。
学校が終わると・・・図書館に行き、1日の復習や大学入試のために必要な英語のテスト『TOEFL』の勉強・・・。
休日や時間のある日は、近所の公園でストリートバスケットで汗を流すといった生活。
そんな生活を数ヶ月つづけ・・・
希望の学校に入学し・・・
学校では一般教養・・・そしてホテルマネージメントや会計学、またレストランマネージメントを勉強。(ついに若旦那への道への勉強がスタート!?)
って感じではありますが、正直、大学で学んだコトなんて、現在の旅館経営にはほとんど活かせてないような気がします・・。
勿論、私が経営しているのは「旅館」で、学校で学んだのは「ホテル」という違いはあったかもしれません。
でも、学校の先生が教えてくださるホテルの事なんて、机上の空論・・・時代と共にお客様のニーズや流行は変わってる訳ですから・・・
ホスピタリティについての話も・・・『そんなの当然でしょう!!!』てことばかりをダラダラと真面目な顔をして先生がお話をされてます。
でも・・・そこでふと思ったのは・・・
「あっ、こういうホスピタリティの話って、いつも父や母が話してる事だな~」
と、いう事。
つまり・・・どんなに腐った学生時代を過ごしていた10代の私も、一応旅館の息子。
父や母の背中を見て育ち、いつの間にかホテルマンが必要としているホスピタリティの精神が少しなりとも身についていたんだな~って実感しました。
そして・・・
「あ~、俺、旅館の若旦那になるべき血が流れてるんだな~」
って、改めて自覚した瞬間でもありました。
つづく・・・