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2014/05/11
落ち着く喫茶店というのは誰にでもあるであろう。私は少しの雑音があったほうが
書き物や本を読むのに集中できるのだが、その話をしたら静かな場所でしか
集中できないという答えが返ってきた。
音というのは、生活をするのに勝手についてくるもの。
しかし、人は無意識のうちに聴こえてくる音を選別しているのも事実だ。
喫茶店で隣のひとがぺちゃくちゃ話をしていても好きな音楽が流れていたら
どちらに耳を傾けるのか。
家に帰ってから覚えている音は30センチも離れていない人の声よりも
遠くスピーカーから流れてきた音だったりする。
近所にジャズが流れている本屋があるのだが、とても心地よく、ずっとここで本を読んで
いたいという衝動に駆られたりもする。
人はどうして、メロディとリズムがある一般的にいう音楽に惹かれるのであろう。
ミュージックコンクレートは具体音を音の素材とした音楽だが、生きていく上で音とは
切り離せない生活をしている私たち。
その音たちにもう少し、自分から近寄ってみると違った世界が待っているかも
しれません。
2014/05/11 03:42 | shiho | No Comments