« | Home | »

2014/04/23

大変遅くなってしまいました。
3月21日に行われました、「じゃぐなぎ杯」のチャレンジ部門の感想を書かせていただきます。
この大会は、もともと様々な大会にこれから挑戦していこうとして行く人たちに向けて作った大会ですので、審査員を担当した人からやお客様の皆様から、各出演者に対するアドバイスを推奨しています。
若干パフォーマンスの記憶も薄れがちな今日この頃ではありますが(ごめんなさい)
良いアドバイスができたら、と思います。

■1:がさお
良かったところ
トップバッターと言うのは、会場もまだ温まっておらず、独特のやりにくさがあると思うのですが、
そのプレッシャーの中、かなり安定した演技であったと思います。
演技中の姿勢などもよかったですね。足元が落ち着いていたことも含め、完成度が高かった。
ディアボロというのは失敗するとリカバリーに時間がかかりますので、完成度の高さは本当に重要。

アドバイス
ジャグリングの演技というのは、観客の拍手があってのものです。
「スタートをして直後、観客に拍手をもらうタイミングを作る (いわゆる「ツカミ」)」
など、演技に緩急をつけ、「どこで拍手をもらうのか」ということを考えつつ
構成をしてみるといいと思います。(特に「ツカミ」の存在は重要です。)
また、ディアボロの数を増やす時など、ただ増やすのではなく、演技の中で増やせると
よりよい「雰囲気」になると思います。

■2:hanehituji
良かったところ
沖縄出身の彼は、周囲にシガーボックス使いがいなく、ビデオなどを参考にしながら
演目を組まなくてはならなかったのだそう。
完全に我流のルーチンの作り方だったと思いますが、これは大変なことだとよくわかります。
決めた技も難易度の高い技で、他のシガー使いに混ざっても見劣りしませんでしたね!

アドバイス
→Pia-no-jaC←の曲は(曲としては僕も好きなのですが)シガーボックスに使うのは難易度が高いです。 理由としては、「リズムを刻みにくい」。
特別な上級者でない限り、まずはリズムの取りやすい曲を選ぶことをお勧めしたいです。
また、全体的に観客へのアピール(しっかりと技を決めてドヤ顔で客席を見る等の行為)の回数・時間ともに少なかったようです。
単純に技を並べるのだけでなく、自分の演技を見返してみて「どこで拍手をもらうことができるか」
を考えながら演技を組んでみてください。
演技の作り方は、シガーボックス以外からも学ぶことができると思いますよ。

■3:高橋
良かったところ
「完成度」が重要なディアボロ使いらしく、丁寧な演技だったと思います。
初心者がルーチンを作ると、足元がふらついていたりして見栄えが悪くなってしまうのですが、その点では大変落ち着いた演技ができていたと思います。
他の参加者のレベルが高く、とてもやりにくい中だったと思いますが、最後まで集中力を乱さず演技を終えたことは素晴らしいと思います。

アドバイス
「ジャグリングの大会」の場合、観客へのアピールも割と重要なポイントだと考えます。
自分の演技をビデオを撮って見返すなどして、観客側の立場になって、どこで拍手をもらうのかを見返してみましょう。
フィギュアスケートのように、評価のポイントが決まっているものとは違い、
ジャグリングの大会というのは、ある程度見る側の主観に委ねられます。
つまり、「どう観客(審査員)」を驚かせるか。その点を良く考えながら演技を作りましょう。
技術力の向上というのは普段の練習をしていれば自然に身につくものと思いますので、
誰かにゆっくりと腰を据えて「ルーチンの作り方」を教えてもらえる機会があるといいですね。

■4:つっくん
良かったところ
まずは技の面白さ。オリジナリティがあったのは間違いないのですが、見せ方がよい。
同じ技でも、例えば首の向きを変える(=つまり演者の視界が変わるということ)だけで、拍手をもらうところなど、
よくよく日本人ジャグラーの好きな系統の技をお分かりになっていると思います。
勿論、その技を人前でできる技術力も素晴らしいと思います。

アドバイス
現状のままでも面白いとは思う(※3ボールジャグラーのオーソドックスな見せ方だと思います)のですが、 「コンテストで勝とう」とするならば、演出や構成にまで気を使う必要があります。
今の演技は、なんとなくすーっと技が過ぎていってしまっているようなのでもったいないかなと思います。
特に、同一の場所にとどまっている印象が強かった。
左右に移動をしながら技を行う→時々止まる(特に見てほしい技をやる時に移動を止める)という演出があるだけで大分見え方が違うのではないでしょうか。 (その時、左右に動くのも「なんとなく動く」のではなく、ちゃんと『移動をしている』ということがわかるように、しっかり動くことがポイントです)

■5:まらばりクローバーZ
良かったところ
3人組での出場ですが、3人別々の道具がメインであるにもかかわらず、
「揃うところ」が揃い、「ばらばらなところ」と「揃うところ」のバランスがよく取れていたのではないかと思います。
(全部が全部3人の動きが揃うのではなく、時々は全員ばらばらな動きをした方が、単調にならなくてよい、と考えます。)
おそらくは、「コンテストで勝とう」というつもりは更々無かったのではないでしょうか。
こういう楽しげな雰囲気を作れる演出ができるというのもジャグリングの良いところですね。
技術だけではなく、こういう楽しいジャグリングもいいよね、ということを再認識できたと思います。

アドバイス
目指す方向がエンターテイメントに重点を置いたもので、大会を目指すためのアドバイスはお門違いかもしれません…… (完全に好みの問題になりそうです。)
方向性がしっかりしていると思うので、むしろ、このままの姿勢で頑張っていただきたいと思います。
強いて、言うとするならば、3人組であり、3人とも違う道具を使っている「意義」を感じられる「驚きのある」パートをもっとふんだんに取り入れられる表現ができたら、演出重視の方向性のパフォーマンスとして大会でも好成績を収められるようになるかもしれません。

■6:Cigao
良かったところ
まずは元気のよさでしょう。休憩明けでMCの気の効いたコメントがあったとはいえ、彼の演技から明らかに客席の拍手が大きくなりました。
「お客様を掴める」というのは、人前に立つ者としてとても大切なことで、これができることについては素晴らしいと思います。
シガーボックスの技術力も高く、まだ歴は浅いはずなのですが、演出も意識できていたし、歴の浅さを微塵も感じさせない勢いがありました。

アドバイス
演出的な面で2つ。
一つ目。3シガーの時は良かったのですが、4シガーになって「技を単純に連発している」感じがして、テンポが悪くなってしまったように思います。
最初の「入り」が音楽を意識していたものだったので、それを最後まで崩さないような構成をしておくとよかったですね。
もう一つは、かなり一ヶ所でとどまってパフォーマンスをしていたように感じました。それが悪いわけではないのですが、「変化のつけかた」の一つとして左右に動く個所を作ると、より良い演技になると思います。

■7: 正影
良かったところ
ディアボロをただやるだけではなく、ボディーコントロールもしながらというのは当然ですが難しい筈です。
(というか、体を動かしながらジャグリングをするというのがそもそも難しい)
ステージが広く使われており、拍手のポイントも抑えられていることから、観客の目を意識した構成ができているなと感じました。
技術力も充分なものを持っていたように思います。

アドバイス
多分、演出の為に参考にした有名なディアボリストがいると思うのですが、
そのディアボリストがあまりにも有名なために、同じ演出をすると、その有名なディアボリストを連想してしまう人が多いことでしょう。
せっかく体の使い方がうまいのですから、被ってしまうともったいないので見せ方を変える工夫をすると良いと思います。
全体的に見て安定感はあった方だと思うのですが、これ以上の向上を当然目指すでしょうし、シリアス系の演技を行う場合のドロップは「少ないこと」をではなく「なくすこと」を目指してみてください。

■8:タカシ (2位)
良かったところ
世界観。特別に強いキャラクターなどは無かった筈なのですが、ぐっと観客の集中力を引き込めるような構成が抜群でした。
(特別に強いキャラクターが無いはずなのに演出点に高得点をつけている審査員が多いのも印象的です。)
技と、技同士のつなぎが綺麗だから成せる技だと思います。
技術力も、完成度も高かった。
演出において、よく僕が「キャラクターを作るといいと思う」という話を持ち出すことがありますが、この演目では不要ですね。多くのジャグラーに参考にしてほしい演技です。

アドバイス
大会というのは演技時間が短いので、その間で何かの世界観を作ろうとするととても難しいです。 勿論、タカシさんの場合それができていたので今回結果が出ているわけですが、この後日本のトップクラスのジャグラーたちと渡り合っていくとするならば、さらにこの部分の強化が必要なのではないでしょうか。
実際、「この方面で活躍するジャグラー」はかなり多く、しかも
世界観を上手く作れる人がとても多い。
タカシというジャグラーを更に磨くのだとすれば、その中でも光る演出が必要だと思います。
それはキャラクターだとか派手な技だとか、そういう類のものではなく、
ボールを置く台とか、何かの小道具とか、「ジャグリング以外の部分の何か」なのかなぁと思います。(これは漠然とそう思うだけなので本当に参考程度で聞いてほしい。)
今回の大会は体育館の一角だったのでこの演出をしろというのは少し酷な話かもしれませんが、ステージでやる機会があるなら、照明等にもこだわりをしていただきたいです。

■9:稲葉悠介
良かったところ
早稲田大学infinity所属のシガーボックス使いは誰もがレベルが高いのですが、その中の一人で、特に難易度の高い技を担当しているという印象があるのが彼。
キャラクターもさわやかでしたし、「稲葉節」をみつけつつあると思います。
演出や構成も、以前見た時よりも成長しましたね。
日本トップクラスのシガーボックス使いとまっすぐ技術力で勝負しようとしているその意気ごみを感じ、とても好感が持てます。

アドバイス
今のルーチンで勝負していくとしたら、練習中にノードロップが10回に1回は出るくらいの安定感を持っておく心づもりでいましょう。
逆に、仮に崩れたとしても4~5回のドロップにとどめられるように、普段の練習から、ドロップの数を数え、「どの技でミスが多いのか」を分析しておくのがいいと思います。
そして、ルーチン練習でドロップをした時は、精神的にすぐ立ち直れるようにするためのメンタルトレーニングだと思いましょう。
とにかくルーチンを通す数が勝負かなと考えます。
ただ、もし技術力ではない何かが必要だと思うのであれば、「ただひたすら難しい技をやる」というのがルーチンのすべてではないということも認識しておきましょう。
JJFでいうと、演技時間は6分、この間に何個観客を沸かせることができる大技を入れるのか。そして、その大技を生かすための構成を練る。
「小技で引っ張ってじらす→大技で爆発させる→さらに立て続けの大技でさらに盛り上げる」という組み立てを入れたりするなど、
作戦を練って演技を作るのがよいのではないかと思います。いい技を持っていると思うので、背伸びしすぎずに頭脳的に演技を作り上げるという方法もあります。

■10:亀井大輝(3位)
良かったところ
技のレベル、安定感、盛り上げ方。どれをとっても今回出場者の中のトップクラスです。
彼は、色々な大会に出場しているので、どんなスタイルで、どのような技をやるのかということをみんなもある程度は知っているはずですし、審査員もよく彼を見ているはずなのですが、それでもきっちりと結果を残せるのは、凄いことだと思います。
(僕も、最終的に自分のつけた得点が亀井さんが3位になっていました。)
あまり客席へのアピールはないのですが、充分盛り上がってましたし、これは「どの技で沸くのか」がわかっているからこそできる芸当で、ここら辺は経験が力につながっているんだろうなぁと思います。

アドバイス
それでもやはり、「どんな技をやるのか」ということが徐々に知れてきているため、
インパクトのある大技がネタばれしてきてしまっているのではないでしょうか。
現状以上の更に強烈な技を身につけられるように研究をしてみてください。
最後の大技はインパクト抜群で亀井さんを象徴する技ではありますが、
もう一つくらい強烈なインパクトが残る技ができると更に演技が記憶に残るようになるのではないでしょうか。
また、ディアボロの個数が変化するところについて、
途中途中も、ディアボロが散らばった状態になっているのではなく、整然とした状態にしておくと見ていて印象がよいと思います。

■11:ひろた(優勝)
良かったところ
ルーチンを楽しんでやってるなという感じがするところがとてもいいですね。
使っている曲が、節目節目に「オハヨーーーッ!!」等、面白い言葉を使ったりしているので、フィニッシュをしたところでその曲に因んだ動作を入れて笑いと同時に拍手をもらえるという「曲の使い方がうまい」演技だったと思います。
ひたすら3ボールの技をやり続けがちな3ボーラーの中にいてこの存在は目立ちますね。
ジャグリングをせずにただフィギュアとすれ違うだけのところや、やると見せかけてやらないという「すかし」を入れるやら、演技構成はとても素晴らしいと思います。
この音楽を使ってやるならこの使い方しかないと言ってしまってもいいかもしれません。
「GREEN」の人文字ができていないところもまた笑えていいですw
かといって出落ちで終わるはずもなく、「難しいところでジャグリングをしている」というぱっと見わかりやすい技が多く含まれており、さらに目立ったドロップは全くなかったと言っていいと思います。
「技術」「演出」「完成度」の全てにおいて秀でており、結果論かもしれませんが、大会の採点方法にマッチしていたといえます。

アドバイス
まず、GREENを正確にできるようにしておきましょうw(上と矛盾してますがw)
予選ビデオでは、技を優先するあまり足元がだいぶばたついていて落ち着きがないように見えた印象がありました。
ドロップした時にどの技を省略してやりたい技を優先させるのか、を、ルーチン練習を繰り返して体に覚えさせておくといいと思います。
(これは、本番では予選ビデオよりもドロップが少なかったので、「大会を見ての」という意味では適切なアドバイスではないのかもしれません。)
あとは、あまりにもインパクトの強い演出だったので、今後これを上回る演出を見つけようとすることになり、苦しいことになるかもしれませんが、
きっとこれを上回る演出を見つけた時、ジャグラーとして、ステージパフォーマーとして、また更に一つ成長することになると思います。

■12:ボンボン
良かったところ
落ち着いた演技ができていたと思います。ベテランの貫禄が漂っています。
この「貫禄」はどこから出てきているかと言うと、技以外の部分、
例えば技をやっている最中の足の動きや、技をやっていない時のシガーボックスの動かし方、ポーズの取り方、舞台の広く使い方といったところなんでしょうねぇ。
ボンボンくんも、もう大分ジャグリング歴が長くなっているはずなので当たり前と言えば当たり前ですよね。
演技が似たり寄ったりになりがちなシガーボックス使いの中で、なんとか個性を出そうとしていることを感じ取りました。
あまり目立っていませんでしたが、シガーボックスの技のレベルの高さは勿論健在。

アドバイス
前に社会人大会で僕が僕自身の演技に感じたものに共通するのですが、
「構成等がこなれすぎてしまって、インパクトが弱い」という状況になっているように思います。演出、構成ともに悪くないのですが、大会的に言うと埋もれてしまいそうです。
「派手で」「アクのある」技がジャグラー好みですので、その線を意識して技を開発してみてください。
また、1ルーチン目と2ルーチン目、1ルーチン目がオーソドックスな技の構成、
2ルーチン目が「続く」シガーボックスの技とボディースローを多用した技、という
コンセプトだったと思いますが、この変化が激的ではなかったと思います。
(BGMの曲調もあんまり変わっていませんでしたしね。)
「曲が変わる」ということは、「演技も変わる」と言うことだと思うので、もっと大胆に変わってもいいんじゃないかなと思います。

■13:丸山修平
良かったところ
個人的には予選ビデオを見た時に「この人は入賞しそうだな」と思っていました。
技がまずとても強烈。オリジナリティだけではなく、一目見て「難しい」ということがわかるものでした。
また、演技と演技をつなぐ「流れ」がとても見事で、綺麗につながっていました。
独特な世界観を表現できるのがうまい方で、演出/構成ともに大変良かったと思います。
審査員の得点も全体的に「技術」も「演出」も高得点です。

アドバイス
丸山さんの場合は静かな演出なので、特にドロップが目立ってしまいます。
この路線で行くとしたら、あまり技で妥協をしてほしくないので、あとはルーチンを何度も何度も繰り返して精度をあげてほしいと思います。
練習して制度を上げる場合は、技をしている時の「精神状態」まで毎回意識できるようになるといいです。
また、練習している中で、「体をこう動かしたら成功率が上がる」ということを見つけると、技の見た目変えずに精度が上がることもあります。
是非とも、この演技の技が全て綺麗につながったところが見たいです。

■14:Hiroki
良かったところ
一線で活躍されているディアボロ使いだけあって、技の見せ方については全出場者の中でもトップクラスでした。
流れの中で一瞬だけ観客席を見る、などという緩急のつけかた、曲の使い方が抜群に上手でした。人前に立つ回数が多いからこそできる所業で、経験の多さを物語っています。
大会の中で印象に残るような演技をする場合、何かテーマがあるといいと思うのですが、
「スピード」という武器があったからこそ、終わった後でも印象が残っている演技になっていた、と思います。

アドバイス
ボンボンくん同様のアドバイスとなってしまうのですが、「構成がこなれすぎてしまっている」という状況になっていると思います。
人前に立つ回数が多い分、綺麗にまとまっており、逆にそれが「物足りなさ」につながってしまっているのではないでしょうか。
最終的な順位が平均的なものになってしまっているのは、それが原因じゃないかと思います。
大会の勝ち方というのを考えると、「あくの強い技」とか、「チャレンジングな技」とか、「ぶっとんだ演出」とか、そういうのが必要かなと。
これは、hirokiさん単独の問題ではなく、上手いのに評価につながらないベテランジャグラー全体の共通課題ではあるのですが……(僕も含む。)
「こういう状況を打開できる何か」があれば我々にもチャンスはあると思うんですがね。何かないですかねー……
(アドバイスになってるんか、これ……?)

■15:明
良かったところ
全体的にドロップが多かった印象の今回のシガーボックス使いの中で、抜群の安定感でした。とても難易度の高い技をやって成功させていまして、演出についてもそれなりに意識されていたので、
シガーボックス使いの中では頭一つ抜け出した得点になっていたのではないかなと思います。
現在、日本のシガーボックス使いのレベルの向上は目覚ましいものとなっていますが、
その躍進の一角を担っているという感じがします。技の方向性も独自の道を行っていて良いと思います。

アドバイス
構成が平坦なので、演技に緩急をつけるように意識してみるとよいと思います。
「ただ技を並べるだけ」ではなく、簡単な技でつなぐところ、連続で大技をつなぐところなど、
音楽のAメロ・Bメロとサビのような関係で、「盛り上がり」を意識した構成にするといいでしょう。
(「簡単な技でつなぐところ」が上手い人は構成も上手い。)
「ここは俺の武器のパートだ!!」というところをアピールできるような技があるところを作り、勝負をしてみるのがよいと思います。
ボンボンくんへのアドバイスと重複しますが、2曲使っているのに、ほぼ演技の内容に差異がぱっと見で感じられないところも惜しいです。

■16:阿部紘凡
良かったところ
とにかく技術力ですね。一目で「難易度が高そうだな」と感じられる技(そして事実難しいだろうと思われる技)をガンガンに決められるのは爽快でしたね。
足元の安定感がよく、大技を決めた時に足元がふらついていないところも技術力の高さを証明しています。

アドバイス
現時点で充分クラブの難易度の高い技のバリエーションを持っていると思います。
それゆえ、力勝負ではなく構成について考える機会を作っていただくのがよいかと思います。
王道のルーチンでも十分に大会で戦えると思うのですが、もしも、変化を入れていきたいのだとすれば、ただ単純に難しい技をやるだけではなく、「後半に××という技があるのだから、その技の布石として前半に○○をやっておく」のような、作戦を練っての構成を考えるのがいいのではないでしょうか。

総評……と言っていいのかどうかわからないですが、
毎年毎年楽しませていただきまして、
主催しているこちらもありがたい限りです。

来年あたり、体育館使えるのかどうか若干心配でありますが、
僕ができる限りは毎年毎年続けていきたいと思いますので、
是非とも皆様の力試しに使ってください。

2014/04/23 12:53 | ryuhan | No Comments