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2011/03/19

被災者の皆様には重ね重ねお見舞い申し上げます。

先日まで東京で1人暮らしをする母が心配で東京に行っておりましたが、余震がある程度落ち着いたのとこれ以上の休暇が仕事的に厳しいので16日、屋久島に戻りました。

東京では品不足・計画停電・ガソリン不足等でかなりの混乱が起きていましたが屋久島は現時点ではいつもと変わりませんでしたが、屋久島では船が欠航したらスーパーに食材が無いのが当たり前だし、近所のお店の閉店時間はだいたい19時とかだし発電所や夜間工事などによる夜間の計画停電も日常茶飯事でガソリン不足は無いけれどガソリンの値段は本土よりも1リットルあたり40円程度高いのでこういった不便さっていうのは慣れておくも大事なことだとつくづく実感。

多分、ずーっと東京に住んでいたら今回の不足騒動に関して私自身も買い溜めに走ってしまうタイプだろうと思うのだが、屋久島の不便さに慣れてしまうと、買い溜めに走る都会の人々が不思議に感じてしょうがない。

今回の震災で屋久島の住民もかなり心を痛めていて、率先して郵便局を通じて赤十字に募金をした方も多いようです。

保険の仕事で官公庁に出入りしているのですが、東京から帰宅した翌日、某官公庁に行ったらいつもは点いているはずの廊下の電気や事務所の電気が消えていた。
偉い方に「節電ですか?」と聞いたら「東北や関東の人達は電気が足りないわけだから自分達もできることから協力しないといけないからね。」と言っていた。その部署は一般の人は立ち入りができない場所なので見せかけの節電ではなく、自分達できちんと心がけている停電なのだなとつくづく実感・尊敬した。
前日まで東京に行っていた事、自分が見た東京の現在の状況などをお話しし、「節電・募金などできることからみんなでやって行きましょう」という私の個人的意見もみなさんに賛同頂き、とても嬉しく思った。

今回の震災で、学校関係・会社関係では募金活動を行っているところが多く、私の住んでいる地区でも募金活動をすると言っていたのだが、うちの地区では区民の家を役員が回って募金を回収し、区としてまとめて寄付すると言っていたのだがこの案は賛否両論である。

私自身、募金に関しては賛成だし、うちの母も「私は被災者じゃないから」と地震保険でおりるお金をそのまま郵便局を通して赤十字に寄付したそうだし、旦那も「明日は我が身。こういうときこそ助け合わないといけない」ということで会社を通して寄付をしたそう。私も会社を通して寄付をするつもりである。

しかし、募金というのはあくまでも任意というか善意なわけで、役員が家を回って回収に来るというのはどうなんだろうかと疑問に思う。

信用性・・・と言ったら失礼になるかもしれないが、屋久島の人はあっけらかんとしていると言うのだろうか・・・各家庭を回りながら「××さんはいくら入れてたよ。」とか「みんなだいたい○○○円ぐらい入れてるよ」なんていう風に言われるんじゃ無いかと思うと人それぞれの気持ちっていうのがあるわけだからそういうのがきちんと発揮できない気がしてしょうがない。

ま、私自身偉そうなことを言える立場では無いのだが、地区の募金活動に関しては公民館に募金箱を置く程度にして、区費を使って区の予算からもいくらか募金するとかそういう程度に留めるべきじゃないかと思う。

屋久島は地盤の関係で大地震が起きづらいという話を昔聞いたことがあるのだが、その話を知人にしたら、「地盤なんてきちんと見たことある人が居るわけ無いんだし、地盤一つでわかったら地震なんか未然に防げるでしょ?」と言われた。確かにそうかもしれない。

保険の仕事をしてる中で「自分はガン家系じゃないから」とか「今まで入院なんて一度もしたこと無いから」とかと言って保険に入らない人が結構居ますが、いつ病気になるかとかいつ死ぬかなんて誰にもわからない。それと一緒でいつ災害が起きるかなんて誰にも予測はできないわけです。

明日は我が身。屋久島でもみんなが一丸となって復興に協力できるようになりたいと思う今日この頃でした。

1日でも早い復興を心よりお祈り申し上げます。

2011/03/19 01:25 | hidaka | No Comments