« ゆめうつつ | Home | 若旦那コラム『竜馬がかく 若旦那への道のり~その四~』 »
■古賀英樹写真展「深入り-tokyo-」
■期間 2014年7月14日~20日
12時~19時(最終日18時まで)
■場所 PlaceM M2ギャラリー
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F
TEL/03-3341-6107
3月.
今回は告知です.
公式にはこのコラムが初告知になります
やっぱりある程度退路を断つというか
追い込んでいかないと
どうにも前に進まない感じがするので
このタイミングで良いかなと思います.
昨年9月に開催した、写真展「深入り」の東京での
展示になります.僕にとっては二度目の東京、新宿.
場所は新宿、Place M.
ここが僕にとってどういう意味を持つ場所なのかは
前に書いたコラム「PROVOKEに恋をして.」の回を
合わせて参照してもらえれば嬉しいです.
そういう意味を持つ街..場所に40点、3部構成
「深入り」の全作品を、そのままの姿で展示します.
期日以外の細かなことはまだ決まってなくて
トークとかレセプションも希望があれば・・・
という感じです.福岡はいわばホームなので、
ワイン片手のトーク、上映など考える余裕もあったけれど・・・.
(というかそこで僕などがそんなことしていいのか
というのが正直なところ)
掲載したのは先行して制作予定の
告知フライヤーのもの.
これに裏面をデザインして完成になります.
福岡開催時に各種制作したものとは
大きく向きを変えていますが
これはあえてそういうのを使ってる感じです.
行き着くところ結局は自分とその作品のみ
単身でそこへ飛び込もうとしているわけで…
福岡での時に、後付けでくっついて来てた
「そこには温もりも感じられて〜云々」というものに
甘えたり寄り掛からずに、一線引きたいというか…
作品そのものが変わる訳ではないけど
「距離」というものを昨年の時とは別の側面から
もう少し鋭利で硬質な感覚で東京まで持って行きたい.
そこまでの過程、持って行き方次第でこの作品たちが
「新宿」でしか出せない
「新宿」だから感じられる…
そんな姿を見せてくれるのではないか.
そして無光沢の銀塩印画紙プリントの持つ、
黒の冷たさ、深さ..みたいなものを感じてもらえたら.
そんなふうに思っています.
ここからの数ヶ月は決して楽なものではないと思うし
巨大で、途方も無くて、得体の知れない何かに向かって
単独で挑み続けることはすごく怖い.
正直追い詰められてくような感覚は恐ろしいです.
だけど、やっぱりいつでも視線は遠くを視ていたい
何かに向かって挑み続ける自分でいたいと思うから.
僕は写真でこういうふうにしか出来ないし、
これから先もきっとこうなんだろうなぁって思います.
だけど「これしか出来ない」一つのカタチでも
かつては憧れでしかなかった場所へ辿り着くことも出来るし
そこからもっと先へ繋がっても行ける.
誰もが羨むような名誉や栄光などではないけれど
それとはもっと別の、すごく大切なことを
そこで出逢い、得られるのではないか.
そんなことを感じながら僕の
「火蓋」はここから切られます.
そして春.
このコラムもまた、この場所で
書かせていただけることになりました.
今後とも読んでいただいて、
そして何かが届き、伝われば..と思います.
JunkStageで初告知が出来ることを何より誇りに思います.