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2014/03/11
消息不明のマレーシア航空機を想って、願いと祈りを届けるコーナーが出来ていた。
マレー人はモスクで、中国人は寺院で、インド人はヒンドゥー寺院で祈りを捧げている。
人種なんて関係なく、宗教なんて気にせず、この国の人は人のために祈ることを知っている。
いつも使っているタクシーの運転手さんに、「3年前の今日、日本で震災があったんだ」って話したら、
「僕達は3年前、今回のマレーシア航空機と同じように、人種を超えて日本のために祈りを捧げていたよ。」って話してくれた。
マレーシアの人たちは、毎日祈りを捧げる。
特別の日にだけ思い出して祈りを捧げるわけじゃない。
365日、休まず祈りと感謝を捧げ、日々を過ごす。
簡単そうに見えるけどきっと簡単なことじゃない。
恥ずかしいけれど、私も特別な日にだけ思い出して祈りを捧げていることってある。
人が人に寄り添って、喜びや悲しみを分かち合う。
宗教を持っている人たちはこういう根本的な愛を知ってるんだなって思い知らされることがある。
目の前にある生活、目の前にある人と向き合う。
そしてそこにある悲しみや喜びとも真剣に向き合う。
一日の終わりに、今日もそこにあった生活に感謝を捧げる。
きっと与えられた人生を丁寧に生きているんだな。
生かされている人の責任。
人生を丁寧に生きること。
祈りを捧げるマレーシアの人たちを見ながらそんなことを学んだ。
2014/03/11 06:59 | kagami | No Comments