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2014/02/27

コラム “節目/wait for the right opportunity” で、ちょっと書いたが
『長い間意識して避けてきた』英語を使う仕事に
積極的に携わるようになって2年目に入る。

メールで書いてあることも、言われることも『なんとなく』分かる。
けれど『なんとなく』では仕事にならない。

そもそも10年前に私が使っていた英語は、いわゆるビジネス英語とは程遠く
言ってみればデザイン制作の観点での、『業務進行』用語であって、
最終確認の『制作物』さえ見せれば十分コミュニケーションがとれていた。

相手がいて、プレゼンしたり、論理的で、説得力のある、
何かを取りまとめるスタイルではない。

じゃあ、今どうする?

ビジネス英会話に通いたいとも思う。何か英会話の教材を使うのも一手とも思う。
けれどやみくもにレッスンを受けるのではなく、
何か軸を持ってコースを選びたい、と決めかねている。

そんな最近、ちょっと気がついた。

オフィスにいて、日々のやりとりや、多量にある英語の資料を読み解いていくと
よく使う表現や、作成する資料のフォーマットが見えてくる。

大学時代に繰り返し提出し続けた、Essayを構築しているようである。
後は繰り返しコピーし、慣れ、使えるものに体得していけば良い。

そこが見えてくると、自分に何が不足しているかがぼんやり見えてくる。

『英語でプレゼンする力』、今目指したいところはそこ。

振り返ってみると、大学時代にEssayはよく書いたが、
“debate”は取得した授業にはなかった。

決して討論が好きなわけではない。
大きな組織の中ではモノが出来上がるまでには
様々な検討が行われそれは常に資料と会議でまとめられる。

少なくとも今、私はデザイナーではなくプロデューサーで
できればクリエイティブ・プロデューサーというものを目指したい思っていて
伝わらなければ、それは妄想の域を出ることはできない。

大真面目に宣言してみたものの、
結局は“目的のある”コミュニケーションが好きなだけとも思う。

ゆえにおしゃべりとか、長電話とか、トピックがないと不思議と苦手である。

更に個人的には英語自体を勉強することは、今でも決して得意ではないけれど、
英語を手法として自分のスキルや視野が広がることは
いろんな未知の発見があって、やっぱり楽しい。

伝えようと思って発した言葉が伝わる、どんな形であれそれは共感であり
幻ではなく自分以外のヒトがいるということであり、
ともすると私以外は幻なんじゃないかと疑い続けている私にとって
その感覚が一番嬉しいワケで。

2014/02/27 11:59 | masaki | No Comments