2010/10/17
いよいよ私の家探しが本格的に始まるわけです。
とりあえずあっちの方に行ってみよう。
何かある気がする。
そんな適当な考え方の私はO型だ。
フラフラ歩いていると大きな家が見えてきた。
町長官邸だ。
何ともおかしな形をした家である。
しかし形とは裏腹にこの家の持つポテンシャルは半端ない。
床が丸まっているので使い勝手が悪そうにみえるが、玄関の高さで床がこしらえてある。
そのおかげで相当広々と使える。
窓がなく真っ暗かと思いきや、ちゃんと電気がきており照明も完備。
夏の暑さ対策も抜かりなく、部屋に氷を持ち込むことで家中ひんやりと気持ちいい。
※氷なんてものは一般の人には手に入らない貴重品だ。
もちろん冬の寒さにも抜群の強さを誇る。
さらには外からの衝撃にもめっぽう強い!
こんな高性能な家に住めるのは町長の特権だ。
ただデメリットもある。
昨今の異常な気象により、夏と冬に倒れるご老人が増えてきたため町長官邸を避難場所として開放する条例ができた。
当初は年に数人が避難してくるだけだったが、次第にエスカレートし毎日のように近所の方が集まる寄り合い所と化している。
奥さんは毎日大変なようだ。
この条例ができたおかげで町長に立候補する人はピタリといなくなったとか・・
04:24 | hosokawa | 町長官邸編 ~水筒と僕~ はコメントを受け付けていません