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2013/09/22

 

新宿歌舞伎町取材、約5時間かけてやってみる。

写真を撮りながら、音を拾いながら

メモとペンを持って。

話を聴いた女性。

1時間そっと後ろから着いていった裸足のおじいさんも

私の想像の中で感じていた「自由」という言葉はどこにもなかった。

 

 

プロジェクト名「視線」

実施概要:新宿地下道(西口から都庁へ行く道)

家のない人と、家のある人が多く交わる場所なのに同じ方向を視ず

通りすがるばかり。そこで来場者と家のない人々が一緒に何か出来ないかと

考えた。

 

企画趣旨:家のある人も家のない人も今を必死に生きている。自分を取りまく

環境は違うが、「生きる」ことは一緒。その「生きる」をコンセプトに

家のある人もない人も一緒に作業し生活をすることによって

「生きる」ってどんなことなんだろうかと問う。

作品概要:新宿地下道の空間を使って4つのパビリオンを作る。パビリオンには

4つの違った形式のワークショップやインスタレーションを設置する。

 

 

その当時、私と同じようなプランニングを大阪の女性が企画をたて、却下されたと聞いた。

私もいつか違う形で現実のものにしてみたい。

 

特記事項:新宿周辺を5時間かけて歩き、人、音、風景の記録をする。

 

私が今まで考えていた虚像の世界はあまりにもろく、現実は天と地がひっくり返るくらい

全く違う世界だった。

5時間の取材のなかで感じただけでも「自由」という言葉はみつからない。

代わりに言うならば「みんな今を必死に生きている!」のひとことである。

 

 

 

2013/09/22 09:40 | shiho | No Comments