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前回、巷のライブハウスにおける「セッション」とはどのようなものなのかご説明させていただきました。
今回は、ぼくがよく行っている「セッション」の様子についてレポートさせていただきたいと思います。
ぼくがここ2年くらい通っているのは、東京の調布市にあるライブカフェ『KICK BACK CAFE』さん(以下、KBC)で行われている月イチセッション大会『カフェ・ジャム』です。
このお店は、ここ3年くらい、ぼくがリーダーを務めているバンド『3-4-3』が、本拠地的にライブをさせていただいているお店です。
沿線でいうと、京王線、駅でいうと仙川(せんがわ)にあります。
ちょうど2年前、ぼくが会社を辞めてフリーランスのライターになったばかりの頃です。
今後どのような仕事にありつけるか先が見えていない頃でした。
で、お店のスタッフの方(特にブッキングマネージャーの方)とは親しくさせていただいていたので、結構真面目に、「お店でバイトさせていただけないか」と聞いてみたりしたんですね。
そうしたら「今は募集してないしな…。そうそう、セッションがあるんでそこに来てみたら? 音楽以外の部分でも、新しい出会いがあると思いますよ」と、教えてもらったんです。
ぼくは基本、恥ずかしがり屋でして(本当です)、「セッション」はどちらかというと苦手だったんですが、会社員時代には時間もなく、なかなかそういう場所にも行けていませんでしたので、意を決して参加してみました。とにかく動いてみることは大事だな、とも考えました。新しい出会いにも期待を込めつつ…。
で、行ってみたら…。
卒業して20年以上も経っていた、大学のジャズ研の先輩と、そこで再会を果たすこととなりました…。
新しい出会いを求めて行ったら、とっても古い人と再会した、というわけです…。
なんでもその先輩、そのライブカフェの近所に住んでいらっしゃったようで…。
で。
KBCの「セッション」は、前回ご説明した一般的な「セッション」とは、いくつかの点で大きな違いがあります。
まず、「セッション」参加者からミュージックチャージ(MC)を徴収しない、ということが大きな違いです。
1オーダーは必要ですが、それは他のライブハウスでも同じこと。
MCがかからないことによって、他の面でも大きな違いがもたらされています。
演奏をするつもりのないお客さんも、多く来店することになるんですよ。
MCを支払う必要がある「セッション」の場合、演奏する気がない人は、まず、お店にはやってきません。
しかし入場料が無料であれば、演奏するつもりがない人も、ぶらっと観に行ってみようかなという気持ちになれるわけです。
そもそもKBCは、食事が美味しく、女性客に人気があるお店です。
なので「セッション」の日も、たいがいお客さんがたくさん聴きに来てくださいます。
そして、その大半は女性客…。
期待も膨らみます…(なんの?)。
…。
もっと、音楽的に、ミュージシャン的に、この「セッション」で何が得られるか、とか書きたかったんですが、今回はこのへんで…。
押忍。