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2012/11/23

前回、巷のライブハウスにおける「セッション」とはどのようなものなのかご説明させていただきました。

今回は、ぼくがよく行っている「セッション」の様子についてレポートさせていただきたいと思います。

ぼくがここ2年くらい通っているのは、東京の調布市にあるライブカフェ『KICK BACK CAFE』さん(以下、KBC)で行われている月イチセッション大会『カフェ・ジャム』です。

このお店は、ここ3年くらい、ぼくがリーダーを務めているバンド『3-4-3』が、本拠地的にライブをさせていただいているお店です。

沿線でいうと、京王線、駅でいうと仙川(せんがわ)にあります。

ちょうど2年前、ぼくが会社を辞めてフリーランスのライターになったばかりの頃です。

今後どのような仕事にありつけるか先が見えていない頃でした。

で、お店のスタッフの方(特にブッキングマネージャーの方)とは親しくさせていただいていたので、結構真面目に、「お店でバイトさせていただけないか」と聞いてみたりしたんですね。

そうしたら「今は募集してないしな…。そうそう、セッションがあるんでそこに来てみたら? 音楽以外の部分でも、新しい出会いがあると思いますよ」と、教えてもらったんです。

ぼくは基本、恥ずかしがり屋でして(本当です)、「セッション」はどちらかというと苦手だったんですが、会社員時代には時間もなく、なかなかそういう場所にも行けていませんでしたので、意を決して参加してみました。とにかく動いてみることは大事だな、とも考えました。新しい出会いにも期待を込めつつ…。

で、行ってみたら…。

卒業して20年以上も経っていた、大学のジャズ研の先輩と、そこで再会を果たすこととなりました…。

新しい出会いを求めて行ったら、とっても古い人と再会した、というわけです…。

なんでもその先輩、そのライブカフェの近所に住んでいらっしゃったようで…。

で。

KBCの「セッション」は、前回ご説明した一般的な「セッション」とは、いくつかの点で大きな違いがあります。

まず、「セッション」参加者からミュージックチャージ(MC)を徴収しない、ということが大きな違いです。

1オーダーは必要ですが、それは他のライブハウスでも同じこと。

MCがかからないことによって、他の面でも大きな違いがもたらされています。

演奏をするつもりのないお客さんも、多く来店することになるんですよ。

MCを支払う必要がある「セッション」の場合、演奏する気がない人は、まず、お店にはやってきません。

しかし入場料が無料であれば、演奏するつもりがない人も、ぶらっと観に行ってみようかなという気持ちになれるわけです。

そもそもKBCは、食事が美味しく、女性客に人気があるお店です。

なので「セッション」の日も、たいがいお客さんがたくさん聴きに来てくださいます。

そして、その大半は女性客…。

期待も膨らみます…(なんの?)。

…。

もっと、音楽的に、ミュージシャン的に、この「セッション」で何が得られるか、とか書きたかったんですが、今回はこのへんで…。

押忍。

2012/11/23 01:54 | ohta | No Comments