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2012/10/11

日本の歌謡曲には、ほんと、グレートな楽曲が多々あります。

ちょうど昨夜(10月10日)、テレビで日本の歌謡大全的な番組をやっていました。

夕ご飯に訪れた地元の中華屋さんでやっていて、家に帰ってからもまだ放送していましたので、途切れ途切れに観ていました。

好みの問題ではありますが、中にはぐっとこない楽曲も、ままあります。

しかし、すごい…、と唸ってしまう曲も多いです。

いろいろありすぎて、整理がつかないのですが、例えば八代亜紀さんが歌う『舟歌』。

あと、岩崎宏美さんの歌う『聖母たちのララバイ』の途中。

歌詞を抜粋することは気が引けますんで、内容だけ書いてみますね。

「できることならば、あなたの母親として生まれ変わりたい。
自分の命を差し出して あなたを守るでしょう。」

この情念…。尋常ではないですね…。

あと、南こうせつさんの歌う『神田川』。ふたりが暮らしていたアパートは、3畳一間だったんですね…。

狭っ!!!

それはそれとして。

ところでぼくが常々、すごいな、と思っている昭和の歌の1つといえば、
ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』です。

音源はコチラ(まあ、みなさんよくご存じだとは思いますが…)。

昨日の番組は4時間だったらしく、この曲も流れたんでしょうか。

この曲、紛れもなく歌謡曲の範疇に入るとは思うのですが、日本の歌、という感じではない可能性もあり、流れなかったかもしれないですね…。

しかし、この曲はすごいです。すごすぎます。

日本の歌謡史においてとか、ロック史においてとか、そういうことは語れないんですが…。

まず、バンド名がすごいですね。このぶっきらぼうな感じ、しびれます。

そして、曲。

というか、この曲の大部分は語りです。これで成立しているところがまずすごいです。そして語りが激シブ…。

そして、ギターのリフの熱さ、サビの熱さ…。

イメージ広がる歌詞…。

実際この曲、カラオケスナックとかで歌ってみると、大概、他のお客さんの注意を引けます
(って、2番以降は、自分の切なく悲しい青春のエピソードとかを語るんですが…
「あれはぼくが17歳のときでした…。そのころ好きだった○○○子ちゃん(実名で)は…」、とか)。

この曲を歌うと、続々と山口百恵さんの曲とかが入り、宇崎祭りになったりもします。

とはいえ、いざ歌うには相当の勇気も要りますので、そうそうは歌えないんですけどね…
(第一、カラオケスナック自体、5年に1度行けばいいほうですが…)。

カラオケスナックで他のお客様の視線を感じたい方、ぜひ…。

押忍。

2012/10/11 03:05 | ohta | No Comments