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2012/07/10

夏の花といえば。。。やっぱりひまわり!

ひまわりが花束やアレンジメントに1輪入るだけで

パカッと明るく、元気なイメージになります

 

ひまわりが大好きな人はとても多く

私も自分の結婚式ではリクエストして ひまわりをメインのお花に使ってもらった一人です

 

さあ、そのひまわりですが

私たちが扱うときにとても緊張する瞬間があります

実は新しく仕入れてきた状態で 梱包を解いたときに

すでに花びらが取れてしまうことがあるのです

八重咲きのものは1枚2枚取れたところで気になりませんが

一重咲きのものは数枚取れただけでとても目立ち 見た目が良くないので

仕方なく使うのをあきらめることも多々あります

 

残念ながら20本ほど仕入れれば、1,2本はやっぱり花びらが落ちてしまうことが多いです

そんな時、どうするか・・・ だって枯れているわけではないのに

ひまわりもこのまま使われず捨てられたらかわいそうですよね

 

そこでうちでは いっそのこと、とぜーんぶの花びらを落としてしまい

丸坊主になった茶色い芯の部分だけにしてあげます

それをアレンジに使ったりもします これが意外にシックなお花としていい味を出してくれます

ただ受け取った方が ひまわりとして受け取ると

え?枯れたの入れてあるの~?っと思われても困るので

花材名を書くときは『サンフラワー』とオシャレに英語に直して・・・

あれ?ちょっと卑怯??(笑

 

でも意外と長く楽しめるし いいと思うんだけどな

そしてひまわりだと伝えないと、それがひまわりだとは分からない方も 結構多いんですよ

 

ちなみに『菊』も同じです

 

同じというのは表記の問題で 『菊』というとイコール仏様のお花という

イメージがついてしまっているので (これは本当に残念なことですね)

アレンジやいけ込みに使うときには 『マム』という表現にしています

これだけでなんだかモダンなお花のイメージですね

『小菊』ではなく『スプレーマム』

ね?

(厳密に言うと、小菊とスプレーマムは種類が違うのですが・・・)

 

呼び方が変わるだけで お花の持つ印象が全く変わるので 便利でもあり 面白いですよね

そういう小技も利かせながら

花屋さんはがんばっております

 

2012/07/10 03:20 | eri | No Comments