« 蓋開け職人編 | Home | 家事・育児で感性を磨く »
来年の2月でパスポートが切れる。
20歳になってすぐに10年パスポートを取ったので、
実に久しぶりの更新を迎えることに。
まだ有効期限まで半年残っているが、
実際には、残存期間半年以上残っていることが入国条件、
という国が割と多い。
結果的に、実質有効期間は9年と半年だったりする。
という、小さいツッコミはまあ置いておいて。
替えることそのものはやぶさかではないものの、
良くありがちな、
若気の至りでクッソ恥ずかしい写真だったので早く替えたい、
とか、そういう強い希望も特に無かったので、
香辛料、もとい、更新料16,000円の出費が実に手痛い。
………………………………………………………………………
古い(実際にはまだ使えるが)パスポートをパラパラとめくってみる。
海外一人旅に目覚めたのは20歳を過ぎてからだったので、
一人で訪れた国の全てのスタンプが、このパスポートに押されている。
あまり出入国でトラブルを起こしたことはないが、
タイに紙袋ひとつで入国しようとして、検査官と揉めたことや、
モロッコ警察に追いかけられ、慌ててスペインに逃げ込んだことや、
成田に着いたら、荷物がカナダに置き去りだったことや、
そんなことを、走馬灯のように思い出す。
ヤバい、この昔を懐かしむ展開、
2時間ドラマだったら死亡フラグが立ってる流れだ。
………………………………………………………………………
さて、旅行好きな人なら誰しも、
旅行計画を立てているときが一番楽しい、
なんて気持ちが分かるもの。
実際には、金銭的、あるいは日程の都合で実現しない場合でも、
ガイドブックを眺めるだけの妄想旅行、なんてのも悪くない。
ただ、一人旅愛好家の困った癖で、
(もしかしたら自分だけかもしれないが)
妄想のはずが、気付いたら格安航空券サイトを検索しはじめ、
Google Mapsで周辺地図を見ながら交通手段を検討しはじめ、
ついでにAmazonで「地球の歩き方」を購入してしまい、
あっという間に、渡航決定、となってしまうパターンが多…
くもないが、割とある。
なにぶん、一緒に旅行する相手に相談するプロセスを経ない分、
無駄に決断までの時間が短く、誰もそれを止めてくれない、
という致命的欠点を抱えている。
………………………………………………………………………
そんな旅にまつわる与太話はまた後日、折を見て。
まっさらなパスポートに最初に刻まれる判は、
おそらく、次のブータン研究旅行、ということになりそうだ。
たぶん、8月。
9月にも、できれば東欧あたりに足を伸ばしたいと画策している。
たぶん、あのページが白いと寂しくなってしまうので、
また次から次へと、これからも旅を続けることになるのだろう。