« 皇太子さま御夫妻、到着~! | Home | 7/4土、ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba 3階にて、鈴木あやのスライドトーク・フォトセミナー »
こんにちは。
兵庫県城崎温泉但馬屋若旦那の柴田良馬でございます。
意味もなく引っ張りに引っ張った『若旦那への道のり』編もいよいよ終盤へ。
ラスベガスキティの開発プロジェクトを終えると同時にJTBラスベガス支店での勤務も終わりが近づいてきました。
約1年間ではありましたが本当に充実した1年間だったと思います。
このコラムで書いた業務内容の他には、JTBパブリッシングさんが発行されている『るるぶ』という雑誌のラスベガス版の構成のお手伝いもさせて頂きました。
これは、毎年発行される中で、掲載されているお店やホテル、またショーなどの営業時間や位置等が間違って無いかの確認が主でしたが、
おすすめのお店がもし新たにあるならば提案してくださいという依頼も・・・
「おっ、それはなんか面白そう!!!!」
そう思った、私は現在掲載されてるお店(主にレストラン)を詳しくチェック。
すると・・・
「えー、こんな店高いだけで全然美味しくないわー」
とか、
「このお店、観光客にはちょっとアクセス悪いからお勧めは出来ないな・・・」
っていうお店がチラホラ。
当然、「食」というのは個人差があるので、どのお店を紹介するっていうのは本当に難しいと思うし、
全て自分好みにするっていうのは大問題。
それを踏まえ、知り合いや上司に相談し、
「このお店を紹介するなら、新しく出来たこのお店の方が」
「似たような食事内容ならこっちほうが地元の人間に愛されている」
というお店を数軒ピック。
元々、旅行好きっていうのもあり、こういった旅行雑誌の影響力は大きいってのもわかっているで、
慎重かつ思い切って提案&変更依頼をかけさせて頂きました。
内心、こんな学生あがりの若僧が天下のるるぶさんをいじっても良いものなのか・・・という不安もありましたが、
高いお金を払って、はるばるラスベガスにご旅行される方に、
少しでも安心して、そして少しでも美味しい食事を楽しんで頂きたいという強い思いが後押ししてくれた事を今でも覚えてます。
そこに偽善的な感情は1ミリもなく、素直にそう思えて仕事出来てたこと、いや、そう出来るようになった事は本当に大きな成長だったと思います。
ただ、そう思えたのも、やはり上司や周りのスタッフが、ラスベガス滞在中のお客様の事を常日頃から考えて仕事されてるのを肌で感じてたから。
本当に改めて、恵まれた環境に感謝です。
そんなこんなで、JTBラスベガス支店の勤務は終わりを迎えました。
学生時代を合わせて、ラスベガス生活4年半。
振り返ってみると・・・
ラスベガスのカレッジで学んだホテルマネージメントに関する勉強内容なんて、今の旅館業務に活かされることは正直ほとんどありませんでしたが、
(そんな事書いたら、ダメなんでしょうけど・・・)
このラストの1年間で学んだ事は今の私にとって本当に本当に大きな財産となってます。
まだまだ成長発展途上の若旦那ではありますが、その礎になっていることは間違いないです。
結局、接客業には正解が無いので、実際にお客様と接する事で学んでいくしかないと思います。
そして、いかに自分がお客様の視点に立って行動出来るか?
そこが一番のポイントなんだと思います。
接客業に対する大切な事と、ブラックジャックのやり方をガッツリ学んだ若旦那、
いよいよ帰国です。
つづく・・・。