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2010/09/30

地球の舳先から vol.188
パリ(2010)編 vol.8

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最後の晩には、船に乗ってセーヌ川沿いを見おさめる。
何度乗っても飽きない、うつくしい世界遺産の連続。

この日は朝からオールド・パリを満喫していた。
中心部北端のクリニャンクールの蚤の市へも行ってきた。
アンティーク家具や絵画、雑貨などはもちろん、どこから集めてくるのか
家の前での家族写真(一般人)とか、恋人にあてた手紙(切手、消印、宛名入りで配達済のもの)
なども、がらくたのように段ボール箱にがさっと入って1ユーロとかで売っている。
とくに興味を持ったのは昔の広告シリーズ。アルファロメオやバーバリーなどの昔の広告が
テキスタイルやポスター、ポストカードなどになっているのだった。

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最終日ともなると、脳が現実への順応をはじめるものらしい。

夕立のあとの秋晴れを4キロくらい散歩。最後の夜はクルーズと相場が決まっている。
といっても、豪華客船とかではなく、セーヌを往復するだけの小さな観光船だ。
いつか、マキシム・ド・パリの出しているディナークルーズ船にくらい、乗ってみたいものだが。
ムーラン・ルージュと並んで、まだ実現できていないパリの高級名物。

エッフェル塔の足元から出発して、サン・ルイ島を折り返してくる約1時間の航路は
日の入り時間を見極めて、行きは夕景、帰りは夜景を楽しめるといい。
セーヌは夜が絶対にうつくしい。

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もしわたしが、「パリにいられるのが1日だけだとしたらどこへ行くべきか」と言われたら
午前中に画家たちの愛したモンマルトルの丘へケーブルカーでのぼってパリの景色を一望し
オペラ・ガルニエとシャンゼリゼを回って夜はクルーズで閉じるべし、と答えるだろう。
エッフェル塔、ナポレオンの墓のあるアンヴァリッド、巨大博物館のグラン・パレに
ルーブル美術館、オルセー美術館、マリーアントワネットが収監されていたコンシェルジュリー、
ノートルダム大聖堂、自由の女神像…とパリの名物を1時間でおさえられるのだから、お得感がある。
しかも、バトー・ムーシュなら10ユーロ。
ただし川に面していない、凱旋門とルーブル美術館中庭のピラミッドは見えないので、要注意。

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気温はすこし回復したものの、出歩くには肌寒い。
それでも航路の半分は、透明ガラスに覆われた屋内座席ではなくテラスに居た。

不思議なもので、パリの最終日は「帰りたくないぃぃぃ」となることがあまり無いのである。
「また来る!」とは思っているが、はやく日本に帰りたい、という気持ちが強くなっている。
転機のたびにここにきているのと(そう決めているわけではないのだが、結果的にそうなっている)、
ある程度滞在時間を取っているので、日本に帰ったらあれしてこれして、という妄想が膨らむせいもある。

つくづく、帰るために旅に出るのだと実感するのがパリだ。
会いたい人と、好きな仕事と、やりたいことがたくさんある大好きな東京は、もうすぐそこ。

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おしまい。

2010/09/30 06:03 | ■パリ , ■パリ(3rd/2010) | No Comments

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