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2010/09/27

地球の舳先から vol.185
パリ(2010)編 vol.5

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パリの日曜日は、静か。
なんせ、一部業種を除いて日曜は営業しちゃいけません、という法律があるものだから
デパートからスーパーから、軒並み閉まる。(だから土曜日は買い出し日。)
パリに飽きていたら、日帰りでブリュッセルあたりに行こうかと思っていたけれど。

パリを出る気が起きるわけもなく、朝から踊りに行ったあと、
ふらふらと、ちょっとお世話になっているフランスの会社の店舗巡りをしてみたり。
すると、ムフタール通りという、昔ながらの庶民的な街の市場の方から何やら楽器の音が。
ブランジュリーで買ったパンを片手に音のするほうへ行ってみると、青空シャンソニエに遭遇。
これは20年以上も続いている日曜日のムフタール広場の名物で、
おもにおじいちゃんおばあちゃんたちが歌ったり演奏したりしている雰囲気ある青空ライブ。
もはや年齢不詳のおじいちゃんがアコーディオンを抱え、にこにこした顔のまま皺が刻まれちゃったような顔でシブく演奏している姿は、最高にカッコイイ。
今ではこのあたりの名物だけど、昔は警官との追っかけっこだったんだって。

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おばあちゃんに歌詞カードを渡され、一緒になって歌う地元の人々たち。
楽器を離して観客の手を取り踊りだす人と、それにつられ奥さんとゆっくり静かに踊る夫婦。
わたしの隣のおじいちゃんは、超カタコトの英語で一生懸命歌の説明をしてくれようとする。

なんか日曜から、いいもの見てしまった。パリにいてよかった。

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しかし、寒い。
初日、パリ入りしたときは26度あった気温はここ数日でがっくり下がり、この日は昼間から13度。
からっとしてるからそこまで堪える寒さではないんだけれど、こっちに着いてから買ったH&Mの
セーター1枚ではツラくなってきた。が、今日は日曜日なので服も買えないという…
そして毎日、午後2時くらいと、夜の9時か10時くらいにかならず雨が降る。
タイムテーブルを組んでがっつり行動する旅行のように切羽詰まっていないので、雨もいいもの。

セーヌは何度も行ったので、おさんぽに最適とパリの子に聞いていたサン・マルタン運河へ。
セーヌと北の運河を結ぶために作った人工の運河。
映画『アメリ』でアメリが石投げて水切りしてた川、といえば分かる方もいるかも。

おさんぽ…をする予定だったのだが、あまりに寒いのと雨なので、クルーズ船に乗ることにした。
たおやかな木のトンネルはところどころ紅葉が始まっていて、きれい。
いくつも水門があり、ひとつずつ閉じては排水し、高度を下げながら進んでいく、不思議な行路。
長いトンネルの間は、ちょっとしたテーマパークの乗り物みたいだった。
川べりも、中心部とはまた違った瀟洒な雑貨屋があったと思えば、ところどころホームレス区域や
あきらかに治安の悪さを空気で放っているところもあって、雑多。

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と、キャッキャしていたのも最初のうち、途中でセーヌに合流してルーブルの川を挟んで反対側の
オルセー美術館まで行く全部で2時間半のクルーズのうち、
暖房の効いた隅っこの席を確保したわたしは、キモチよくウトウトウト。。。。。
やっぱり寝落ちはできないんだけど、こういうウトウトなら心地よく。

脇道それたパリの日曜日が、すこしずつ暮れていきました。

今日のできごとは2回に分けます。というわけでつづく。

2010/09/27 06:28 | ■パリ , ■パリ(3rd/2010) | No Comments

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