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地球の舳先から vol.130
グアム短信 編 vol.3(全6回)
さて。無事、連休のグアムから帰って参りました。うん、ほとんど日本だった!
これから4回にわたる連載では、「僻地トラベラー」の肩書きを返上します。
ので、「僻地じゃない」と怒らないでください。読者の皆様。そしてJunkStageの編集スタッフさん。
ひょんなことから、行ってまいりましたグアム。
朝10時の飛行機だったため、前日は成田空港の近くのホテルにて前泊です。
ノースウェスト航空。…高校のときの修学旅行以来です。
アメリカ圏。…キューバ帰りに入国拒否されて以来です。
どきどきしながら出国。出国ピークは3連休初日の前日だったようで、空いてる空いてる。
そして、初のまともなビジネスクラス。
実はモンゴルへ行ったときビジネスクラスだったのですが、チャーター機だったので。
(チャーター機のビジネスクラスは、食事とかホスピタリティはエコノミーと一緒なのです)
座席の広さに感動です。ほぼ180度のフラットシートになるようで。
座るとウェルカムドリンクというわけで、シャンパンが出てきます。器がプラスチックじゃない!
お食事は、前菜に海老のマリネ、ガーリックトースト、メインは私はビーフを選びました。
フレンチらしく、甘めのソースがかかっていて美味しい。
ガーデンサラダは、ドレッシングが和風かシーザーから選べ、その場でかけてくれます。
デザートにはチョコレートの乗ったキャラメルムースと、フルーツが3種。
でてくるワインも、あの飛行機特有の300mlくらいの瓶ではなく、普通のワインです。おいしい。
カクテルも、オーダーすれば何でも作ってくれます。なくなるとすぐ注ぎにきます。
心配した入管も、無事通過。とはいえ結構、きちんと見ている印象でした。
パリのように、見もしないで適当なページにバーン、とハンコを押しながら
「オハヨゴザイマーシュ」とめっちゃ笑顔、なーんてタイプの入管ではありません。
(初訪問のとき、この瞬間“おフランス”のイメージが崩壊したワタシ…)
生態認証として、眼の角膜と遼指の指紋スキャンをとられます。超精密な個人情報。
アメリカは年間何千万人の生態認証リストを持っているわけで、やはりすごい国です。
泊まったのは、シェラトン・ラグーナ・グアム・リゾート。
ラグーナ、という名前の通り、とっても水が多い。プールは水平線と平行に作っているとのこと。
いわゆる目抜き通りのタモン湾周辺からは、すこし離れたところにありますが
海を一望できる場所。潮の満ち干きも、ゆっくり眺めてられます。
内装はビッグスケールのロの字型で、巨大アトリウムには滝!
階段状にぎざぎざな外観になっているのは、コーナーの部屋はスイートルームとして、全室に露天ジャグジーをそなえているから。
どこの階でも、テラスにでれば、上の部屋の屋根、ではなく広い空が見られるようになってます。
それが、コーナースイートの特権。お部屋からみたテラスがこちら。
いやー。リゾートですねー。
ベッドルームはやや手狭ですが、2部屋に、テラスが2つL字型につながった贅沢なつくり。
1つのテラスはパラソルセット、もう1つがこのジャグジースペース。
冷蔵庫の中身も、バドワイザー、ハイネケン、コロナとたっぷり。
アメニティはたっぷり50mlサイズのロクシタンと、シュウウエムラ。勿論お持ち帰り(笑)。
バスルームの浴槽も足を伸ばして入れる大きさに、猫足で可愛い。シャワーブース別。
リビングのメインテーブルには、サービスで赤ワインが1本。連泊しても貰えるのだろうか…。
10階にはクラブラウンジがあり、スナックやソフトドリンク、お酒をサーブしてくれます。
PC、プリンターなども揃っていて、広いソファで海を見ながらちょっと仕事…なんてことも。
下の写真は、クラブラウンジでいただいた朝食風景。
なんかバイキングさえ、華やかに見えてくるから不思議です。
ホテルといえばオムレツ、ということで、好きな具を選ぶとシェフがその場でつくってくれます。
エントランスも開放的な限り。
ホスピタリティは、といえば、東京のシティホテルにはかなうはずもありませんが、
ロケーションと開放感だけで◎、です。
従業員さんはもちろん日本語はぺらぺらな人ばかり。
少なくとも片言ではみなさん喋れるので、ほとんど異国にきた感じはしないですね。
観光客も、ほとんど日中韓といった感じでした。
(まあ、グアムって、アメリカ本土からみるとかなり遠いしね…)
そんなわけで、やたらラグジュアリーなAir+Hotelでした。
このAir+Hotelを、わたしは旅の「スペック」と呼んでいます。
わたしの場合は、Airで我慢してHotelで贅沢する場合が多いです。
といっても、去年のパリの苦い経験から、もうChina Airには乗りませんが…
この日も、Airのアップグレードは予定外に偶然のラッキーだったのでした。
そして「スペック」以外のソフト部分をつくるのが旅のおもしろさ。
とはいえハード部分が恵まれていると、滞在中の体力の持ちが全然違うなあ、とも思ったり…
次回は、1日目の様子をお届けします。