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2008/08/26

地球の舳先から vol.85
パリ滞在記録 vol.19

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新しい週になり、語学学校は2人の新メンバーを迎えた。
1人はポルトガル人でリスボンから32時間かけて車で来たロイ。
クリスチアーノ・ロナウドに似過ぎ。ポルトガル人はみんなこんな顔なのか。
もう1人はハリウッド在住アメリカ人数学教師のジェーン。
良くも悪くも主張の国民、そして国自慢が凄い。アメリカ人はみんなこうなのか。
リュテスラング、やたら濃いインターナショナルっぷり。

学校帰りに両替所に行ったら、手数料を合わせると1ユーロ300円で、倒れるかと思った。

本日は夜景を見に、セーヌ川を越えてシテ島へ。
「Ce soir(今夜)」という看板に近寄ると、ノートルダム大聖堂でコンサートが行われるそう。
さっそく行ってみた。
ミサが行われるような並びの椅子に、ステージ。奥には十字架。
曲は賛美歌中心に12曲ほど。バッハ、モーツァルト、ビヴァルディ、メンデルスゾーン。

わたしは、インドでの一件以来、神とわたしが呼ぶにはおこがましいとしても
なんらかそれらしき見えざる力というのは働いているのだと信じているのだが、
十字架の後光を背負って響くその音色は
最新の音響設備などないはずなのに、ゆうに500人を収容したカテドラルに荘厳に響き
照明は淡い粒子が飛び交うのが見えるのではないかというくらいの神々しさだった。
真ん中のソプラノとメゾソプラノの歌手を見ながら、賛美歌はほんとうに神のために作られた曲なんだろうと思う。

カトリック教徒でもないのに、ちょっとだけ、うるっとくる。
わたしは、(だから小劇場演劇が好きなんだけれども)こう、人が全身全霊をかけて舞台に立つ姿の圧倒感に弱い。
両足を地につけて“立っている”その生きている感に、リアルな人間を感じるのだ。

あっという間の2時間が過ぎ、徒歩1.2キロほどの岐路につく。

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(帰りに渡ったセーヌ川)

今日のメトロ、chatelet駅近くは、あまり治安の良くない雰囲気が漂っていた。
警戒しながら、早足で帰る。
この「警戒感」が結構大事で、警戒オーラを出していれば危ない目に遭う確率は低くなる。
もちろん、薬を飲まされただ、いきなり路地裏に連れ込まれて刃物を突きつけられただ、男3人に囲まれただという、狙われたら最後やられるしかない、人為的というよりは不運な事故ととらえるしかない類のものもあるけれど。
「ヤバイ」の空気がわかる人だけが、「ヤバくない」もまたわかるのだと思う。

ちなみに知り合いのバックパッカーは、ナイロビの空港に降り立った瞬間「殺られる」と思ったらしい。
ナイロビは、渡航者に聞くとみんな顔が暗くなるくらい、ほんとうにやばいところらしい。
海外においては、「怖がらないこと」はすこしも勇気ではないという話。

で、わたしはバックパック旅などしたことがない(=綺麗なとこに泊まってラクして旅したい)ヒヨッ子というかヒヨコなので、
ヤバイなと思っても大した対策もなく
右を見たり左を見たり後ろを見たりとにかく首をブンブン振りながら
バッグを前で抱えて、6ユーロで買ったぺたんこ靴で小走りするくらいのモンであるが。

無事帰宅。最後の週が始まりました。
それではまた明日。

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(今日のごはん)
・10種の野菜入りトマトリゾット
・昨日のタルタルソースでパスタ入りポテトサラダ
・デザートは赤いプルーンと白いプルーン

2008/08/26 05:51 | ■パリ , ■パリ(2nd/2008) | No Comments

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