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2009/02/16

さて、前回の自己紹介では、
「安藤勇太は工事現場のおっちゃんとは違う。」
ということくらいしか伝わってなさそうなので、
今回はもう少し、踏み込んで書いていきたいと思います。

現在は、一輪車競技者でありながら、大学生でもあるので、
基本的には大学に通いながら、大学の施設を利用して練習する日々です。
そして、年に数回大会に出場し、月に数回イベントに出演し、
長期の休みになると、大会や海外の選手との練習や交流のために海外に行きます。

大学入学時に、地元名古屋を出ることになり、幼少期から練習してきた名古屋のクラブチームから離れることになりました。
同時に、以前から話を頂いていた、フランスの自転車メーカーのチームに所属することになり、大学入学後の日本での練習は基本的に一人で行なっています。
といっても、一人では刺激が少ないので、週末は近くのクラブチームの練習にお邪魔させていただいたりもしています。

普段の練習は授業との兼ね合いもあり、フレックスタイム制のように各曜日によって練習時間を変えながら、授業の前後や合間に練習をします。
体育会やクラブチームでは、練習時間が決まっているため、午後の授業は取りづらかったり、定休日に授業をたくさん入れたりしなくてはなりません。
この点では、授業と練習時間を好きに組むことが出来る自由さは、個人で行なっている良さを感じます。

練習内容は競技場で一輪車の練習をするだけでなく、ジムで筋力トレーニングをしたり、プールで泳いだりもします。
一輪車の練習は個人で行なっていますが、ジムでのトレーニングは、大学のコンディショングの先生や学生トレーナーについていただいています。
またケアのために、大学に併設している医科学クリニックや保健室で、整形外科の先生に診ていただいたり、理学療法士の方にリコンディショニングを行なってもらったり、鍼をうってもらったりします。

これらの練習やケアがすべて大学の施設で行なうことが出来、それぞれの分野で最先端にいる方々にサポートしていただけることは、個人で競技をしている競技者としては大変ありがたく、心強いです。

個人で練習をしていることや、そういった施設やサポート体制がしっかりしていることが、学業と競技の両立を行ないやすくしていると思います。

ただ、ポイントは“行ないやすい”というところです。
個人で練習していても、施設やサポート体制がしっかりしていても、
“行なえるか、行なえないか”、
“行なおうとするか、行なおうとしないか”
は、その人次第です。

この続きはまた次回。
とぅーびーこんてぃにゅー

≪参考≫
早稲田大学スポーツ科学部HP→ 「現役学生の活動紹介

2009/02/01

はじめまして。

ユニサイクリスト(一輪者)の安藤勇太です。
ひょんなことから、6歳のときに、輪がひとつしかないちょっとおかしな乗り物に足をかけてしまい、
早17年…
いまだ降りられずにいます。

さて、「一輪車」と聞くと、皆さんはどんなものを思い浮かべるでしょうか。

サーカスでピエロが面白おかしく乗っている姿?
子どもが公園で楽しそうに練習している姿?
おっちゃんが汗を流しながら工事現場で押している姿?

おそらく、この3つのどれかではないでしょうか。

私が乗っている一輪車はサーカスのピエロや公園の子どもと同じものです。
残念ながら工事現場のおっちゃんが押しているものとは違います。
差別ではありません。区別ですのであしからず。 

サドル(イス)があり、ペダルがあり、もちろんタイヤもひとつです。
タイヤの大きさや使われている素材など、細かい部分での違いはありますが、基本的な構造はまったくかわりません。
ただ、サーカスのピエロや公園の子どもと少し違うところといえば、一輪車に乗って誰よりも速く走ろうと本気で日々努力をしているということだけです。

そう、私が専門としている競技は、一輪車に乗って速く走る‥
これが一輪車競技 レースです。

でも最初は公園の子どもの想いとたいしてかわらず、「”クラス”で一番速く走れたらいいな。」というものでした。
それがいつしか、“学校”、”町内”、”市”、”県”、そして”日本”、ひいては”世界”と広がっていきました。
しかし、スケールは大きくなりましたが、基本的な想いは子どもたちとかわりありません。

『一番速く走れたらいいな。』

そのような想いで、一輪車をスポーツとして本気で取り組む人のために、
地方大会、全日本大会が一年に一度、国際大会が二年に一度、開催されます。
私は“700Cクラス”という、トラックレースでは一番大きなタイヤサイズであり、最もスピードの速いクラスに出場しています。
3年前にスイスで開催された国際大会で100m、1500mで優勝し、昨年デンマークでの国際大会で1500m二連覇を達成しました。

私の行なっている一輪車競技 レースを簡単に説明するとこんな感じです。
ちなみに、一輪車競技は陸上競技場でスピードを競うレースの他にも、
オンロード(サイクリングロードなど)で長い距離のタイムを競う“マラソン”、
オフロード(山など)でマウンテンバイクと同じようなことを一輪車で行なう“マウンテンユニサイクル”、
体育館などで技術や芸術性を競う“演技”、
一輪車に乗ってバスケットを行なう“ユニサイクルバスケ”などがあります。

一輪車競技の普及・発展のためにも、競技に関する詳しい話やパフォーマンスなどについてこれから書いていきたいと思います。
しかし、ただの一輪車紹介ではなく、一輪車やスポーツなどの今までの経験を通して、一輪車やスポーツに興味がない人が読んでも楽しめる、何かを感じとれるようなものにしていきたいと思っています。

 そして、私がこのコラムを書き終える頃には、
「一輪車」と聞いて、皆さんが格好良いユニサイクリストの姿が思い浮かぶことを夢みています。

どんな道になるかはわかりませんが、
この山登りに同行していただけたら幸いです。
よろしくお願い致します。