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2016/04/22

本日4/22(金)から5/2(月)までの12日間、バハマ・ロングアイランドのDeans blue holeにて、世界中のトップ・フリーダイバーが集結する大会VerticalBlue2016が始まります。

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私もトップ選手に混じってひっそりと、昨年この大会に参加しました。この季節のブルーホールは気候も良く、透明度も素晴らしく、毎日毎日の緊張感や感動、フリーダイビングに没頭していた日々を、昨日のことのように思い出して、今すぐ現地に飛んで行きたいくらいです。

(昨年の大会のダイジェストムービー)

10年以上続くこの大会は島のちょっとしたお祭り?のようで、島の人たちもとても親切。今年も日本人選手達は島のロクスレーおじさんにまるで親戚のように面倒を見てもらっている様子です^^

ロクスレー

(昨年、みんなのバハマのお父さん、Locksleyを囲んで)

昨年秋にはハリケーンに襲われた島。今でも嵐の爪痕は残っているようですが、現地の選手達の様子をネット越しに見る限り、のんびりとした島の風景はそのままのようで、ホッとしています。

◆最高峰の大会
さて、Vertical Blueは、数あるフリーダイビング大会の中でも特別中の特別。最高峰の大会、と言って過言では無いのではないかと思います。

何故バーチカルブルーが特別なのか??という詳細はコチラをご参照下さい↓
http://www.junkstage.com/yukimuto/?m=201311

【大会の概要と特徴】
・開催地Dean’s Blue Holeは海況が安定しており、年間通して一定のコンディションで競技が可能。
・ひとりの選手が9日間(レスト含め11日間)のうち6回競技出来る。出場種目はCWT、FIM、CNFのいづれかの深度競技から自由に選択。競技前日に種目と深度を申告する。(これまでの競技結果や前日の体調など様子を見て申告が可能)

この条件のうち、最後の「開催時期が11月」というのが、2013年当時の記事からは変わっていますね。4月というのはどの国の選手にとっても完全にシーズン初めの大会・・・だったはずが、もはや皆さん、この大会に照準を合わせて冬の間から調整をしつくして臨んでいるようです。いやーーーすごい。

大会開始の1ヶ月程前から現地入りするのは当たり前、さらにその前に別の場所でトレーニングに励んでから臨む選手も数多い。自由に参加出来る大会ではあるのですが、必然的に選ばれた選手が、大記録を目指して集結することになります。連日ナショナルレコードや、ワールドレコードがズラリと勢揃いします。

みみ

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加えて大会スタッフも一流揃い。ハイレベルなセーフティスタッフ(本人達もナショナルレコードホルダーだったり、)や、こなれた環境で競技に臨める、ということはシビアな深度を潜るこのスポーツにとって、とても重要な点です。

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(安心感抜群のすばらしいセーフティチームに囲まれて浮上)

◆今年の大会
さて、初日のスタートリスト、出ました!

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※スタートリストの見方の説明です。左から
Top Time ⇒潜行開始時間この2分前からカウントが入ります
Athlete⇒選手名、国籍
Discipline⇒種目名(CWT、FIM、CNFの3種目)
Announced depth⇒申告深度この深度にロープがセットされこれ以上深くは潜れない
Announced dive time⇒申告時間潜行時間の目安判定には関係ないけれどトップ選手ほどこれがとても正確なことが多い
Record attempt?⇒ WはWorldRecord世界記録NはNationalRecord国内記録

※CNF、FIM、CWTってナニ?という方、競技説明はこちら
http://www.junkstage.com/yukimuto/?p=575

今回のトップバッターは日本の廣瀬花子選手のCWT88m。公式自己ベストへの挑戦。そして、なんと初日から、驚きの日本記録の申告が2つも!
・木下さゆり選手のCNF(フィンを付けずに平泳ぎで潜る)68m、自身の公式日本記録61mを大きく上回る記録に挑戦。
・福田朋夏選手のCWT(フィンを付けて潜る)93m、これまで日本女子の公式記録90m超えはチャンピオン岡本選手の92m(世界第三位!)のみ。これを越える日本記録への挑戦。

昨年も「SOY POWER」と言われてVBのメダルを総なめした日本人女子。

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今年は更にぶっちぎって凄過ぎて、今日本(の一部のフリーダイビングマニア)はビックリざわついております。

 

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◆【VerticalBlueの観戦&応援】
毎度ながら、フリーダイビングはwowwowでもcatvでもネットでも生中継はしていません。毎日、競技前日に選手は申告を行い、スタートリストが発表になります。それをもとに、ネットで該当ページを開いてスタンバイ!これがVerticalBlueの観戦方法です。以前は実況中継、なんていうものもありましたけれどね。

<大会関連ページ>
◆公式/申告&リザルト(VB公式サイト)ほぼリアルタイム更新
http://2016.verticalblue.net/results/?action=days
◆公式Facebook (こちらは写真付きで情報が上がることも)
https://www.facebook.com/verticalblue

◆公式twitter
@vertical_blue

日本との時差は-14時間です。完全に昼夜逆転しますので寝不足ご注意です。。大会期間は今夜22時過ぎから、観戦&応援開始です。

 

沢山のナイスパフォーマンスを楽しみにしています。
でも私にとっては・・というより、たぶん日本から応援しているみんな大記録よりも、現地の美しい風景、そして何より選手達の笑顔を見ることがもっともっと、
ずーっと楽しみなのです。各選手のページもぜひご覧下さいね!

<日本人各選手の公式ページ>
篠宮龍三
https://www.facebook.com/ShinomiyaRyuzo/

岡本美鈴
https://www.facebook.com/freedivermisuzu/

福田朋夏
https://www.facebook.com/freedivertomoka/

廣瀬花子
https://www.facebook.com/FreeDiverHANAKO/

木下さゆり
https://www.facebook.com/Sayuri-Kinoshita-freediver%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%BC%E6%9C%A8%E4%B8%8B%E7%B4%97%E4%BD%91%E9%87%8C-320037798188092/?fref=ts

福本幸子
https://www.facebook.com/sachikojudyfukumoto/

遠く離れていると数字しか見えませんが、VBでは毎日選手ひとりひとりにドラマがあり、その奮闘を応援しています。

 

ドラマ

(ドラマの一例。)

どうか事故等なく、選手たちが最高の環境で、最高の笑顔を私達に届けてくれますように!地球の裏側から、エールを送りますよ!

シャーク
以上、解説は武藤でした〜^^

※写真は全て昨年のVB2015のものを使用しています。

2015/06/26

只今、セルビア・ベオグラードでは2年に一度のフリーダイビング世界選手権 (プール種目、個人戦) 「Individual AIDA Pool World Championships
Belgrade 2015」が開催中
です!前半の予選が終了し、あっという間に今日から後半の決勝に入りました! 2年前の大会と同じく終盤戦のレポートになりますがご容赦くださいませ。

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大会公式サイト⇒http://www.aidapoolworldchampionships.com/

フリーダイビングのプール競技とよく間違われるスポーツに、オードリー春日選手の活躍でも最近話題の「フィンスイミング」があります。同じ大きなモノフィンを着けてプールを泳ぎますが、こちらは速さを競う競技なので、距離や閉息時間を競うフリーダイビングとは少し違います。でも、全く同じフィンを身につけるて泳ぐという点ではちょっと親戚みたいなスポーツなので、何にせよ盛り上がるのは嬉しいことです^^)

セルビアのフリーダイビング世界選手権でもオードリー選手に負けず魅力的な選手達が頑張っています!

■セルビアってどこ?
さて・・セルビアってどこ?と 聞かれて即座に正確に答えられる日本人がどのくらいいるでしょうか?

地図データ@2015 Google

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ココです!東欧バルカン半島のど真ん中です。バルカン半島といえば教科書で習った複雑な民族紛争の歴史がまず思い浮かんでしまいますが・・、ベオグラードの市内にも空爆で破壊された建物の史跡などが残っているようです。でも現在は独立国家となりヨーロピアンな美しい街並、そして親日家も多く、東西文化が混じった美味しい料理が食べられるとても素敵な国だそうです!

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フリーダイビングはヨーロッパで盛んで、特にプール競技はロシアや東欧諸国の選手がガチで強い!ので中央に位置するこの国は、多くの選手にとってとても便が良い国、なのです。国境を越えて車でやってくるヨーロッパの選手達も多いようです。今回も各国から170名以上の選手が参加している最大級のフリーダイビング大会です!

■プールの世界大会で競われる種目

この大会で競われる種目は3種目です。

・ダイナミックウィズフィン(フィンをつけて水平に泳ぐ距離を競う種目)
・ダイナミックノーフィン(フィンを着けず平泳ぎで水平に泳ぐ距離を競う種目)
・スタティック(水に浮かんで息を止めている時間を競う種目)

⇒競技紹介詳細はコチラ

フリーダイビングには海洋種目とプール種目がありますが、どちらかというと「スポーツ的」な要素が強いのはこのプール競技なのではないかと思います

一つのプールの隣り合わせのレーンで選手が競技を行い、何と言ってもその様子を全て観戦することが出来ます。予め決めた申告深度に挑戦する海洋種目と異なり、プールの場合は最後の最後まで結果が分かりません。思わぬ大記録が出る場面を目の当たりにすることもあるのです。

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競技結果はコンマ1秒、1m刻みで勝敗がつきますがその様子は本当に手に汗を握るものです。観戦しながら思わず息を止めてしまいそうになり苦しくなります^^;
ちなみに私はプール競技が苦手なので選手全員すごく尊敬しています。

■世界大会のプールはこんなところです。

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50m×25mの広いプール、透明度は50mオーバー、つまり端から端までクッキリ見えるようです。そして何と深さは2m以上。

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現地の選手によると「晴れれば海のようにキラキラで透明度抜群で最高に気持ち良く、塩素の匂いが全くしないので、おそらく限りなくピュアウォーターなのかな?そんなお水で泳ぐ素晴らしい開放感。水温22~24℃で超寒いけど、シャキッとします。」とのことです。んーこんなプールで泳いでみたい!

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■チームJAPAN
日本からは男女10名の選手が参加しています。

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あれ、JAPANの中にセルビアのジャッジPeterが混ざってる^^

【日本代表選手 種目別一覧】
・DNF ダイナミック・アプネア・ウィズアウト・フィン
男子 / 守屋滋記、飯伏教文、後藤修一、大井慎也
女子 / 石田美弥子、市原由利子、丸山さわ子
・DYN ダイナミック・アプネア・ウィズ・フィン
男子 / 飯伏教文、守屋滋記、大井慎也、後藤修一
女子 / 石田美弥子、市原由利子、丸山さわ子、草地ゆき
・STA スタティック・アプネア
男子 / 飯伏教文、大井慎也、後藤修一
女子 / 丸山さわ子、草地ゆき、印牧未央

ベテランからフレッシュな新人選手まで、バラエティ豊かなメンバー、得意種目も様々です。プール種目は国内でも沢山の大会が行われ、日本人選手のレベルもグングン上がっていますが今回は特に世界大会が初めて、という新人選手も多く参戦し、健闘しています!

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競技前日の申告.ホワイトカードがとれますように。

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日本のみんなからのメッセージが書かれた日の丸をプールサイドに掲げて。

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こちらはスタティックのローテーション表ですね。専属のコーチがいるわけではない日本選手団は、選手同士お互いサポートしあい助け合いながら頑張っています!特にスタティックはサポートと二人三脚ですからね!

■予選を終っての結果はこちら

そして前半3日の予選を終えての結果がこちらです。

<ダイナミックノーフィン>
女子
http://media.wix.com/ugd/c88612_b0683e554af24ef8830b74c52716fe1d.pdf
男子
http://media.wix.com/ugd/c88612_f2c3d7afdc454c35915a6b6e50e1be91.pdf

<ダイナミックウィズフィン>
女子
http://media.wix.com/ugd/c88612_83439f435816493382a9ff59e45c248e.pdf
男子
http://media.wix.com/ugd/c88612_9cde0b1749094854a475435ddf89af19.pdf

<スタティック>
女子
http://media.wix.com/ugd/c88612_f894e5acb44d4469aa778600b78f03fa.pdf
男子
http://media.wix.com/ugd/c88612_850b0f7efb5e4b6ca42feed3e944c023.pdf

なんと最終日のスタティック決勝には新星、草地ゆき選手がAファイナル決勝に残りました!メダルにも手が届く位置に着けています!!

それにしてもいやあ・・・決勝のレベル高さには驚きました。

決勝通過ラインは
・ダイナミックウィズフィン  男子 200m  女子 173m
・ダイナミックノーフィン 男子 153m   女子 130m
・スタティック 男子 6分34秒  女子 5分10秒

残念なことに、日本選手の数名はあと数メートル、数秒の差で決勝に残ることが出来ませんでした。。ダイナミックウィズフィンの石田選手、スタティックの丸山選手とも17位(決勝進出は上位16名)というギリギリラインでした><)

石田美弥子選手は前回のセルビア大会では堂々決勝に残り、さらに176mの日本歴代2位という記録を叩き出した「本番の女王」。今回彼女はたったの1位差、あと5m差で決勝を逃してしまいました・・現地の石田選手とはチャットで会話しましたが、

「事前に強豪選手の過去データから決勝のラインを徹底的に分析して、168-170mと読んでいた。予選では余力を残して169mで上がった。結果は17位。16位の選手は173m。あと5m足りなかった。ジャッジのエカテリーナには完璧なホワイトと褒められたけど、こんなに悔しいホワイトカードは無い。でも泳ぎの内容は過去最高だった」

とのことです。さぞかし悔しいと思いますが、冷静な自己分析はさすが。こんな風に、細かな読みや戦略が渦巻くのも世界大会ならでは、ですね。

でもみんな実力を出し切った、とても良い顔をしています!

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さて、残りの決勝、日本との時差は-7時間です。

■リアルタイム中継はこちら↓
https://www.facebook.com/IndividualAidaPoolWorldChampionshipsBelgrade

■日本チームの応援ページはこちら↓
https://www.facebook.com/freediving2015pool

世界の強豪選手がどんな大記録を叩き出すのでしょうか?またとんでもない世界記録が出るのでしょうか?

そして最終日6/27(土)STA決勝での草地選手の健闘を祈ります!ぜひみんなで応援しましょう!!

photo by Tomoyuki Ishida & Tean Japan in Belgrade

2015/03/31

さて、毎年ひっそりと潜っていた流氷フリーダイビングですが、今年は各種のメディアでも取り上げていただきました。

■NHK「おはよう日本」特集「流氷に“異変” 素潜りに挑んで」
2015.3.15(日)
http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2015/03/0315.html

 

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地元出身のフリーダイバー、
高木唯選手を主人公に、地元知床の様子、流氷フリーダイビングの様子、年々減少する流氷の状況を取り上げた番組。流氷や水中に関するベテランのクルー陣により、長編映画が出来上がりそうなくらい湛然に丁寧な取材を頂きました。珠玉の10分間番組に凝縮されています!

(※流氷について興味を持った方、是非昨年のNHKスペシャル「流氷”大回転”」をご覧下さい!http://www.nhk.or.jp/special/detail/2014/0518/

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■台湾 三立新聞網

換個角度看世界!北海道「流冰之下」景色震懾人心
2015.3.15(日)
http://www.setn.com/News.aspx?PageGroupID=15&NewsID=65664

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今年もはるばる台湾から、JayとGeorge2名のフリーダイバーが参加しました!昨年すっかり流氷(リャオピン)に魅せられてしまい、今回2度目の参加となったJayがインタビューに答える様子がNHKの番組でも放送されました。この様子が台湾のメディアでも紹介されました!温暖な台湾に住む人にとっては「冬」「寒さ」は憧れのようです。

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■海とダイビングの総合サイト「オーシャナ

世界遺産・知床で氷点下を潜る!「第3回フリーダイビング流氷カップ」レポート
2015.3.14(土)
https://oceana.ne.jp/after_report/55612

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今回初参加のフリーダイバー村上紘子さん寄稿による速報レポートを、オーシャナに掲載いただきました!彼女は「今回少しでも不安を感じたら潜らない」としっかり決めて参加しましたが、結果は見事成功!氷から上がりたての笑顔が最高に輝いていました!そんな新鮮な喜びが伝わってくる清々しい記事です。

■北海道ファンマガジン

氷点下の海で素潜りに挑む!
世界でも珍しい流氷フリーダイビング大会
http://pucchi.net/hokkaido/funlog/201503drifticediving.php

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地元のみならず、ニュースアプリなどにも情報配信している「北海道ファンマガジン」でも取り上げて頂きました。地元ならではの暖かい視点を加えつつ、丁寧にとても良い記事に仕上げて頂きました!

*  *  *

こうして、沢山のメディアを通じて、流氷の素晴らしさ・貴重さが沢山の人に広まることはとても嬉しいことです。それと同時に、再びですが、安易に真似出来る活動ではなく、危険と隣り合わせであることもお伝え出来ればと思います。

さて、最後にご紹介するのは・・

■写真集「Water Being」野口智弘

「流氷フリーダイビング」の発起人は地元ウトロ出身の高木唯選手と、水中カメラマンの野口智弘氏の2人。
野口氏が3年前から撮り続けている、この流氷フリーダイビングをはじめとして日本各地の海と人との幻想的な写真を収めた写真集「Water Being」が4月半ばに発売になります!

海の深さ、冷たさ、静かさ、そして水圧の重さがずしり、と伝わってくる、他で見たことがない独特の水中世界。必見です!!

表紙

撮影:野口智弘
A4 ハードカバー フルカラー96ページ
定価:本体5000円(税別)
出版社: 野口智弘写真事務所

※以下リンクから2015年4月半ば以降に購入可能になります。
http://www.amazon.co.jp/Water-Being-野口-智弘/dp/4990808304

 

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野口智弘氏。彼が撮影する写真は無茶苦茶カッコ良いのですが、カッコつけた本人写真が全くありません・・

 

 

 

photo by Hiroko Murakami

2015/03/30

今年も行って参りました、流氷フリーダイビング。
フィンを背負って、ビキニを鞄に詰め込んで、
ユネスコ世界自然遺産登録10周年を迎える
極寒の地、北海道知床半島斜里町ウトロへ!

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流氷をウェットスーツで素潜りするというエキセントリックな「流氷フリーダイビング」ですが、早いもので今年で3回目となりました。(2013年2014年の様子はこちら)

フリーダイバーの中でも選りすぐりのモノ好きが集って仲間うちでひっそりとはじめたこの企画。究極の過酷なチャレンジです。今年は参加メンバーも増えましたが、地元の皆様に多大なる協力を頂きながら、これまで以上に入念な準備と徹底した安全管理体制の元に実施しました。また参加者自身のコンディショニングも大切。このために冬の海でトレーニングを積んだり、数ヶ月かけてしっかり「身体を作り込んだ」(=体脂肪を増やした)選手も^^; どうぞこの先は真似したいなどと決して思わず「へぇーよくやるな・・」と呆れながら読んで下さいませ。

■流氷はどこへ?
豊かでダイナミックな大自然に溢れる知床。毎年冬に遥かオホーツク海の北からやってくる流氷も見所のひとつです。が・・今年は少し様相が異なっていました。

流氷が・・・ほとんど無かったのです

↓今年の様子。

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↓比較してみます。これが昨年2014年3月上旬の様子。

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毎年、この場所から見えた海は、「大海原」ではなく真っ白な「大平原」でした。波の音などなく、コチコチに固まり、しん、と静まりかえっていました。

ところが今年は、暖冬の影響か流氷が固まらず、耳を澄ますと「ゴォー」っというかすかな轟音が聞こえてきます。目をこらすと、氷を乗せたシャーベット上の海が、ウネウネとうごめいています。まるで生き物のように。そして海の様子は刻々と変わります。

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こんな状態でどうやって潜ろうか・・・。本当はこんな風にがっちり凍った氷の上に穴を空けたいのですが

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・・今年はこのありさま。シャーベット上の氷では足場を確保しようにも、流氷が動いてしまったり、柔らか過ぎて危険です。なにしろ、出口がいつのまにか塞がれてしまうことにもなりかねません。

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安全に潜れる場所を探すためにドライスーツを来て流氷の様子を探索したり

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あれこれ検討を重ね・・・

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それでも刻々と流氷の様子は変わっていきます・・・うーん、ここで潜れるかな・・。

・・・・・

そして迎えた大会当日。夜のうちに吹いた風の影響か、前日予定していた場所から、見事に氷が無くなってしまっていたのです。そこで、氷が安定して残っている別の漁港のに実施場所を変更。氷が移動してしまわないように、氷に杭を打って港に係留して潜ることになりました。

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水深は5-6mと浅かったので、例年行っていた「コンスタント・ウェイト(垂直に潜る)」は中止し「ダイナミック(水平に泳ぐ)」種目だけの開催となりました。

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これは知床観光協会の方が港から撮影してわかりやすく解説をつけてくれた画像です。氷の下の並行潜水は途中で浮上することが出来ないため、ショートコースとロングコースを設け、無理ない距離を潜れるようにしました。

また昨年のヒヤリハット経験から、ラニヤードは使わず、ロープに手を添えて潜ることになりました。

今回スタートとゴール地点には氷と氷の間が塞がらないように、地元の漁師さんたちの知恵で、こんな木枠を設置しました。

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ここがエントリー場所。呼吸を整えて、集中。

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ちゃぽん。

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水中はほの暗く、おおきなヒトデがいました。そして見上げると

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空に浮かぶ雲・・ではなくて、海に浮かぶ、氷。

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一瞬だけど、長くも感じる時間。ゴールの木枠が氷の海にぽっかり浮かぶ、窓枠のように見えました。

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アイムOK!のサイン。満面の笑顔・・がこわばっています、若干。

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なにしろ、水温は-1℃。正真正銘、氷点下ですからね・・。直接海水と接触する顔は冷たいを通り越してピリピリと痛みを感じる程です。

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体が冷えすぎないように、氷から上がったら暖かい豚汁。至福の時ですね。こんな準備も3年目の経験値ならでは、なのです。

ともあれ、こうして無事に大会は終了しました!

集合写真
手作りフラッグに、言い尽くせない感謝を込めて・・

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そして、氷上人文字でウトロに感謝を込めて!

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浴衣姿で、感謝を込めて・・

■減少する流氷
オホーツク海から北海道に接岸する流氷は、多くの栄養分を運び世界自然遺産知床の大自然を育む重要な役割を担っています。でも近年地球温暖化の影響で年々減っているそうです。今回私たちはそのことをまさに肌で感じることになりました。

勿論年によって波があり、今年がたまたま暖かかっただけで、来年はまたがっちりとした流氷が見られるかもしれません。でも長期的には減少傾向にあるそうです。季節の移り変りと同様に、地球規模の気候変動もまた、ある日を境に突然変わるものではなくて、緩やかに変化していくものなのかもしれません。

そう思うと、ますますとても流氷が愛しいものに思えてきます。「豊かな生態系を育むオホーツクの流氷の海がこれからもずっと続くように」そう願わずにいられません。

氷、海、雲、雪。
全て水が形を変えたもの。

水は様々な姿で私たちを圧倒します。そしてこの凍てついた地でほんの一瞬だけ、水に入ることで、自分の存在はとても小さく、でもこの大きな自然の一部だと、確かに感じることが出来るのです。

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※今年の流氷フリーダイビングは様々なメディアで取り上げていただきました!
詳しくは「流氷フリーダイビング」、世界で話題に?!

 Photo by
Tomohiro Noguchi, Jay Hung, Shuji Hosoda,
Yui Takagi, Hiroko Murakami

2014/12/29

私が尊敬するフリーダイバー、そして大好きな友人である”みみずん”こと
岡本美鈴選手が、先日バハマで開催されたVertiacal Blue2014で-91mを潜り、日本記録を更新しました!

これは世界でも歴代第三位という快挙です。男子選手ですら難しい91mという大深度を達成する、これは本当に生半可ではありません。

90mは10気圧。この地上の10倍もの圧力がかかる世界。パンパンに空気の入ったカチカチのサッカーボール(全力で押しつぶそうと思ってもびくともしない)が、クシャクシャにしたティッシュペーパーみたいに小さく潰れてしまう深度です。

そんな深度を達成してしまう女性はどんな人なのか?というと・・・

人間離れした記録を達成しているのに、とっても人間くさい人!
常に感謝を忘れない。謙虚。努力家。良く笑いそしてよく泣く。(かつては泣き虫で”Crying Queen”と呼ばれていたことも^^;)自分のことにも人のことにも真剣。

そして、何より私が彼女の一番尊敬する点は
「良いことも悪いことも、真摯に受け止める」
ところです。

私は彼女と、世界大会で金メダルを取った最高の瞬間を共にしたこともありますが、最悪に近い事故の瞬間も共にしたことがあります。私にとって思い出深いのは、むしろ後者です。そんな時の彼女を見ると、何故そんな深海に挑める強さがあるのか、わかる気がするのです。

そんな彼女に、夏から先月のバハマ大会までの競技活動を密着取材したNHKのドキュメンタリー番組『アスリートの魂』が12/27、放送されました。

あいにく私は海外にいて見逃してしまったのですが、再放送の予定があります。
まだ見てない方、ぜひご覧ください!

【再放送予定】
①BS1  =2015年01月06日(火)pm17時~

②NHK総合=2015年01月08日→7日の深夜1時半~
http://www.nhk.or.jp/tamashii/
ちなみに、昨年達成した-90mの様子はこちらです
彼女の泳ぎの美しさは世界でもピカイチの定評があり、本当に人魚のようです。

-91m達成の様子は是非番組でご覧下さいね!(私も早く見たい!)

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「アスリートの魂」サイトよりスクリーンショット http://www.nhk.or.jp/tamashii/file/121.html

 

2014/11/29

バハマ・ロングアイランドのDeans blue holeにて、
世界中のトップ・フリーダイバーが集結する大会
VerticalBlue2014が11/27(木)から始まりました!

(大会開始のトレーラー映像!カッコいい!公式カメラマンDaanによる今大会の映像も早速登場)

日本からは人魚ジャパンの岡本美鈴、福田朋夏、廣瀬花子選手始めトップ選手も多く参加しています。

毎年、この地で開催されるVertical BlueはDean’s Blue Holeという巨大な池の様な穴で開催されるため、年間を通して安定した環境で競技を行うことが可能です。既に大会3日目にして、各国でナショナルレコードが続出しています!

Vertical Blueについて(昨年VB2013年の記事)http://www.junkstage.com/yukimuto/?p=2646

さて、今回のVB日本選手に関してはCNF(コンスタント・ノーフィン:フィンを使わずに深く潜る競技)で既に男女とも日本記録が更新されています。

・各種目でアジア記録を保有し、日本人唯一の100m超えダイバーでもある
篠宮龍三選手が日本記録-65mを達成!

・期待のホープ、海洋競技はデビュー公式戦となる、大型新人
木下 紗由里選手が日本記録-53mを達成!

関連記事はこちら
Vertical Blue 2014 Update – 10 National Records in 2 Days
https://www.deeperblue.com/vertical-blue-2014-update-10-national-records-2-days/

昨年のVerticalblueは大会開催期間中の事故により残念ながら中止となりました。
フリーダイビングは、人体の限界に挑む過酷な競技ですが、決して命をかけてはいけないスポーツです。深い海の中、たったひとりで自分自身の心と身体に向き合い、そしてその先の何かを選手の一人一人がつかんで、水面に持ち帰って来ます。

まだ大会ははじまったばかり。今後の選手の活躍を日本から応援します!そして選手全員が安全で満足なdiveが出来るように、心から祈っています。

十分にトレーニングを積んだ選手達が成果を発揮出来ますように!そしてみんなの笑顔&ホワイトを願って、日本からエールを送ります!

<大会公式info>
■Verticalblue2014公式サイト(リアルタイム経過報告)
http://2014.verticalblue.net/results/?action=days

■Verticalblue2014 Facebook
https://www.facebook.com/verticalblue?fref=ts

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2014/10/31

いよいよ今週末、毎年恒例の東京フリーダイビング倶楽部主催の記録会、第15回目「真鶴フリーダイビング・クラシック」開催です。

毎年恒例のこの記録会は、一年のしめくくりとして、そのシーズンの練習の成果を記録しよう、という主旨で開催されます。今大会の最大深度は-95m。真鶴・尻掛沖の100mの地点でアンカリングして競技を行います。

日本のトップ選手から初心者まで、そしてTFCメンバーだけでなく、八丈島、小笠原、関西、と色々な地域からのフリーダイバーが大集合します!

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海上セッティングは「世界大会仕様」です。

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この時期の真鶴、水温は21-22℃まで下がりますが、透明度は時に-20m以上にもなります!

今年は新型ボトムカメラが登場。そしてプロカメラマンに水中で写真・映像を撮影いただけるので、とても楽しみです。

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今年の記録会では、私は実行委員長を任命され奮闘しています・・私よりもベテランメンバーに助けられ、真鶴の皆さんに助けられながら。。真夜中にメールが飛び交いskype 会議したりと大変ながらワクワク準備を進めています。

今年の3大コンセプト

1)ともかく安全第一!
⇒フリーダイビングのリスクを熟知した医療スタッフが陸上にもスタンバイして安全管理を徹底。

2)地元真鶴のみなさんともっと身近に交流!
⇒岩のロッキーマリンさんからは初めて&念願の「見学船」を出していただくことに!そして観光協会から、地元広報誌にも掲載頂きます!記録会後の懇親会には真鶴町の皆さんに参加頂きます^^
http://ameblo.jp/rocky-marine/entry-11944269164.html
(ロッキーマリン島田えりさんのブログ。見学船のテスト出航の様子です。実際にはもっと大きな船を出して頂く予定)

3)みんなで潜って、みんなで運営
⇒運営委員会メンバーも潜ります!私も2日目には潜りますよ!

 

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先週末にはロープ計測も終えて準備万端!

写真
週末のお天気は少し心配ですが、あとは海にゆだねるばかり。
みんなのホワイトカード、笑顔を楽しみに、行ってきます^^)

東京フリーダイビング倶楽部
http://www.freediving.jp/
https://www.facebook.com/tokyofreediving

 

2014/09/30

フリーダイビング世界大会、人魚ジャパンの結果は2位、銀メダル!
惜しくも金メダル三連覇はならなかったものの堂々の世界2位!!輝くシルバーメダルを獲得した皆の笑顔、キラキラに輝いています^^)

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負けず嫌いの人魚たちはきっと一位で無かったことが悔しいと思いますが・・悔しさは次回への糧、成長の種。これからの進化に益々期待出来る、ナイス・フィニッシュだったと思います!

■最終種目、ダイナミック・ウィズフィン

スタティック、コンスタントを終えた3種目目のダイナミックウィズフィンは、綿密な計算に基づいて、3人とも相当余裕を持った137m,138m,139mという距離を泳いでの着実な銀メダルでした!

<女子最終結果>
1位 ロシア 773.70 point
2位 日本 653.40 point
3位 チェコ 635.70 point

 

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それにしても・・今回の金メダリストのロシアですが、流石に人魚ジャパンも完敗の強さでした。特に、ダイナミックウィズフィンで237 m(25メートルプール約10往復を息継ぎ無しで泳ぐ・・)というワールドレコードを叩き出したナタリア・モルチャノバ選手・・!団体戦の最終種目、着実に点数を獲得することが重要な局面で、ぶっちぎりの世界記録を叩き出しての金メダル。これは見事と言わざるを得ませんね。いやはやロシアの最終兵器。本当に凄いです・・

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ナタリア、日本人に包囲されるの図!普段はとっても気さくで優しい、ロシアの肝っ玉母さん。そして肩幅がみんなの倍・・!(昨年のギリシア世界大会個人戦にて)

 

ともあれ、こんな強豪揃いの世界大会での銀メダル獲得は、やはり素晴らしいのひと言です。

人魚ジャパン、おめでとう!そしてお疲れさまでした!

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フリーダイビングはまだまだ日本ではマイナーな競技ですが、人魚ジャパンを通じて、少しずつ、競技をやりたいという人や、フリーダイビングに興味を持つ人、ファンが増えて来ていることはとても嬉しいことです!日本は世界でも有数の素晴らしい海に囲まれた国ですからね!

さて、次の世界大会団体戦は2年後の2016年。次回はどんなドラマが待っているでしょうか?SNSやインターネットでだいぶと現地の様子は把握できますが、次回はもっと沢山の人とライブ感を味わいたい!!と思っています。

あ、今回も出来なかった・・次回は是非パブリックビューイング、やりたいですね^^)

photo by   Megumi Matsumoto, Ikuko Noda

2014/09/25

9月16日から27日までイタリア、サルディーニャ島でフリーダイビングの世界選手権、AIDA World championshipが開催されています。

我らが誇る女子チーム「人魚ジャパン」は2010年沖縄大会、2012年ニース大会に引き続きメダル獲得を狙い三連覇を目指して快進撃中です!

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フリーダイビングの団体戦は2年に一度開催されます。一カ国男女3名づつのチームが
・コンスタントウェイトウィズフィン(潜る深さ)
・ダイナミック(水平に泳ぐ距離)
・スタティック(息を止める時間)
の3種目を行い、男女別に国ごとの総合得点でメダル獲得を目指す大会です。

既に20日から本戦が始まっており現在、人魚ジャパンは暫定2位です!

私もサルディーニャ島に飛んで行きたい・・と本気で思いつつ・・現地からのこんな競技リザルト写真を拾っては、東京の片隅で、デイトレーダーばりに?大会速報をマメにチェック中です。笑。

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というわけで・・以下ここまでの結果です。

■9/20 1種目目:スタティック・アプネア(STA)
本来は海洋競技から始まるはずの大会ですが、
海況が荒れたため、まず息止め競技スタティック競技から開始となりました。

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<STA終了後の女子順位>

1位 ロシア 250.20 point
2位 チェコ 233.20  point
3位 日本 217.40 point

ここで人魚ジャパンは全員安定した6分超えのホワイトカード、手堅く3位に!
ただ強豪ロシア・チェコとは少し点数差が出たな・・というところでしたが。。

■9/23 2種目目:コンスタントウェイトウィズフィン(CWT)

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花形である海洋競技、コンスタントウェイトウィズフィンで見事2位に巻き返しました!

<STA +CWT終了後の女子順位>

1位 ロシア 475 point
2位 日本 446 point
3位 チェコ 428 point

岡本美鈴81m、福田朋夏78m、廣瀬花子70m=3人合計229m!
3名が申告した深度は合計すると世界で一番だったそうです。
海洋民族の底力がこんな真っ青な海で炸裂!誇らしいですね!

そして最終競技は
■9/26 3種目目:ダイナミック・アプネア
これで総合結果が決まります!

団体戦は個々の実力は勿論のこと、チームワークが本当に大切。
家族のようなチームジャパン!強さの秘訣はこのチームワークであることは間違いないでしょう!

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人魚ジャパンのアニキたち、男子チーム&山本コーチ!

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作戦会議中の3人魚!

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そして今回は監督&コーチとして皆を支える松元恵(めぐさん)さん含めた4人魚!

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メグさんはジャックマイヨールの直弟子でもあり、日本のフリーダイバーの草分け的存在。このサルディーニャは日本人として最初の世界大会に訪れた記念すべき地とのことです。まさに人魚ジャパンの母なのです。

期待とプレッシャーの中、のびのびと潜り・泳ぐ、強くて美しい人魚たち。
見ているだけて元気が貰えますよね^^)
メダル目指してあと一種目、思う存分泳いで来てね!

心はサルディーニャ島!みんなで応援しましょう☆

 頑張れ人魚ジャパン!

■Aida Team World Championship 2014
オフィシャルサイト
http://www.blueworldchamp.it/

Facebook
https://www.facebook.com/blueworldchamp

■人魚ジャパン
https://www.facebook.com/ningyojapan

 

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photo by Den GC.  Testuya yamamoto, Megumi matsumoto 他

 

2014/06/28

FIFAワールドカップ ブラジル大会・・残念ながら日本は敗退でしたね・・・。

青いユニフォーム買ってシュラスコ食べてもう気合十分だったのに・・・ガックリ脱力・・やり場のないこの気持ち、どうしたら良いんだ〜!!・・という方。

日程間違ったり寝坊して殆ど試合見れないうち終ってた・・この不完全燃焼をどうしたら〜・・・、という方。(あ、私か)

そんなみなさま、これから始まるもうひとつのワールドカップを是非応援してください!

2年に一度のフリーダイビング世界大会団体戦、
2014 AIDA Team World Championships
9/16〜27イタリアのサルディニア島で開催されます。

サルディニア島は映画「グランブルー」でジャックとエンゾがガチンコ勝負をした舞台でもあり、私が修行するアプネアアカデミーの創始者ウンベルト・ペリツァーリ師の本拠地でもあります。フリーダイバーにとっては憧れの地で開催される、由緒ある大会です。

■2年に一度の世界大会団体戦!

フリーダイビングの世界大会は2年に一度開催され、男女各3名のチームが以下3種目の合計得点を競います。

・コンスタント・ウェイト(垂直に潜る深さを競う海洋競技)
・ダイナミックウィズフィン(平行に泳ぐ距離を競うプール競技)
・スタティックアプネア(息を止める長さを競うプール競技)

フリーダイビング世界大会について詳細はこちら

それぞれの競技特徴が違うので、全ての競技で高得点を獲得するにはバランスのとれた実力・戦略、そしてチームワークがとても重要なのです。

■2014日本代表チームも決定しました!
先日決定したてのホヤホヤ、今年のチームメンバーは以下の選手たちです!

男子:飯伏教文選手、後藤修一選手、内田恒雄選手
女子:岡本美鈴選手、福田朋夏選手、廣瀬花子選手

実は女子チーム「人魚JAPAN」は2010年の沖縄大会、2012年のニース大会で2連覇を達成した世界チャンピオンです。

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どうです?このオーラ!このキラキラさ!!(左から:福田朋夏選手岡本美鈴選手廣瀬花子選手)我らが人魚ジャパンはこの3大ビッグがタッグを組んで、三連覇に挑みます。

前回ニース大会には補欠&コーチとして帯同した私ですが、今思い出しても胸が熱くなる本当にすごい大会でした。

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ニースでは、日本チームは金メダルだけでなく、ベスト・チームワーク賞にあたる「ルイック・エフェルモ賞」も授与されました!

最強で最高のチーム!

この2年間でさらに実力に磨きをかけた人魚達がどんな活躍をするか、本当にワクワクします!!!今年は日本から精一杯応援しますよ〜!!頑張れ人魚ジャパン!

■Aida Team World Championship 2014
オフィシャルサイト
http://www.blueworldchamp.it/

Facebook
https://www.facebook.com/blueworldchamp

■人魚ジャパン
https://www.facebook.com/ningyojapan

※2014年度の情報はこれからどんどんupdateされる予定です!

 

 

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人魚japan

 

 

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