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2012/01/05

みなさま、

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

 

2012年も弊社の経営理念に掲げています

『在来馬と人とひとのふれあいを通じて感動とすばらしい夢を共有し、人間性を高めることにより豊かな生活、やすらぎを提供し社会に貢献します。』に恥じぬよう活動し、これからもよりたくさんの好奇心が満たせるようなコラムを頑張って配信してまいります。

 

 

「1年の計は元旦にあり」とよく言われますが、競馬でいう計は『金杯』にあたります。(笑)

本日5日よりJRA(日本中央競馬会)で競馬が始まります。その開催の目玉にあるレースこそが中山金杯(中山競馬場)・京都金杯(京都競馬場)なのです。

昨年はドバイワールドカップで日本生産馬史上初の制覇(ヴィクトワールピサ)や日本競馬史上7頭目のクラシック三冠馬(オルフェーヴル)も誕生した同会で記念すべき年になりました。

この一年どんなドラマになるのでしょうか?

 

 

本年も『在来馬と生きる』をよろしくお願いいたします。

本年がみなさまにとり、良き年となることを心より願っております。

平成24年1月5日

特定非営利活動法人ホースランド・らぴす

理事長 山本 高志

 

2011/12/20

こんにちは!

国産在来馬・乗馬普及啓発をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)ホースランドらぴすの山本高志です。

競馬界では来週、クリスマス(25日)に迫りました中山競馬場で行われます第56回有馬記念(GⅠ)のことで話題が尽きません。今年はなんと言っても、このレース後に引退式が予定されている6冠馬ブエナビスタと3歳クラシック三冠馬オルフェーヴルの対決です。長くなるので、これに関しては後日に綴らせていただきたいと思います。

 

それでは本題に入ります。

牧場での仕事って、どういったことをすると思いますか?

放牧や給餌など1日の中には様々な作業がありますが、ほとんどが「きゅう舎作業」に時間を費やします。中でも最も時間がかかるのが「馬房上げ」という馬房(馬の部屋)掃除です。弊社施設の馬房床はコンクリートで作られ、その上にゴムマットを敷いています。馬というのは直接コンクリートだと(400キロ以上ある体重を支えている)肢、特に爪(蹄)に良くないですからね。

ゴムマットの上に藁(施設によってはオガ粉)を敷きますが、競走馬の生産牧場ではほぼ100%藁を敷いています。

ここでいきなりですが、「爪は健康のバロメーター」こんな言葉を聞いたことはありませんか?これは馬でも同じことが言え、身体の末端にある爪にしっかりと栄養が行き渡っているかを確認することで、その馬の健康状態が分かってしまいます。なので装蹄師、獣医師やスタッフは爪を見るのです。

さて話は戻りますが、馬房上げでは、毎日濡れた藁を天日干しにし、その乾いた藁は翌日新しい藁と混ぜて再利用します。(とってもエコ…笑)

その際に使う道具は、三本爪の「ヘイホーク」という、俗に言うフォークです。(牧場と聞いてイメージするあのことです。)

そのフォークを使って濡れた藁と乾いている藁を分けるのですが、これがかなりの体力を使います。(慣れればへっちゃらですが)また手首を使うため、ごく稀に腱鞘炎になることがあります。

 

一箇所にまとめてボロ(うんち)やオシッコをする馬もいれば、両方が混ぜこぜで悲惨な状態になる馬もいて、各馬の癖が分かってくると「この馬はどこにボロをして、どこにオシッコをするのか」が予想できてしまいます。個性ですね、まさに「十馬十色」!(几帳面な馬もいるんですよ。)

馬房掃除は夜からの水や餌の減り具合が分かり、同時に健康チェックもできるので重要な作業になるのに加え、人間はこの作業で大量に汗をかきダイエットにもなるので、僕個人としては好きな仕事の1つでもあります(笑)

掃除した後に馬を馬房に戻すと、必ずと言っていいほど寝転がって藁を浴びます。よほど気持ちがいいんでしょうね。こういった行動を見ると、馬の気持ちが少し分かるような気がします。こういった小さな幸せが、動物と人が安心して暮らせる空間になり共生で大事である信頼関係を生むのだと僕は思っています。

【※画像すべて北海道にある競走馬生産牧場の(有)長谷川牧場です。】

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