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馬の博物館 【神奈川県横浜市中区根岸台1ー3 根岸競馬記念公苑】に行ってきました。
我が国の馬は、明治以前は一部戦闘にも用いられていました。主に農耕や運搬を目的として繋養されていたため、「南部曲がり屋」など、一般の人々の生活の中に普通に馬が係わる文化が根付いていました。その後、明治時代の近代に入ると、欧米に対抗できる国力を維持するため、騎馬などの軍事力として利用や日本で生活する欧米外国人の生活習慣としての「乗馬
」「競馬」の導入など、新しい馬との係わり方が生まれてきました。それに合わせて、欧米で改良されてきた体格の大きな馬の輸入や日本での自家生産を目指した品種改良なども行われてきました。一方、現在の馬は、生物学的に特殊な進化の過程を得たことで、特徴な構造と機能を備えています。
今回の博物館や関連施設の見学を通じて…
【日本の馬と人の歴史】
旧石器〜新石器時代にかけて日本に野生馬が生息していた可能性は低く、弥生〜縄文時代に生息されたと考えられる。日本の古代馬は小型(115cm内外)と中型(130cm内外)に分類された。その小型馬は縄文後期から弥生時代にかけて現在の中国南部(四川地方)から入り、蒙古馬の系譜をもつ中型馬は弥生時代から古墳時代にかけて朝鮮から日本に導入され、九州や南西諸島には現在のトカラ馬や宮古馬、与那国馬のような小型馬が残っている。一方、中型馬は軍用として重用され、中世には木曽馬、御崎馬、対州馬のような中型馬が多数を占めるようになった。また大陸より伝来した小型馬も中型馬も遺伝的にはほとんど差がないことから、日本が朝鮮半島からのみ馬を受け入れ、これが本土から南下し、島に隔離されたものが小型馬になったとも考えられ馬の伝達手段には諸説ある。
【馬の特徴:進化、生体としての特徴】
馬の耳はクルクルと動きアンテナのような働きをし、開いている方向の音を選択的に聞き取るようにできている。これは、馬の耳が10種類もの筋肉に支えられ、前後左右と自由自在に向きを変えることができるため、立体的に音を聞き取っている。また、音を聞くだけではなく、気持ちを雄弁に表現する。この耳の動きから馬の心理を推し量るかとができる。
・前に向ける
平静な精神状態。関心を引いている時。
・頻繁に動かす
不安な心理状態。
・後ろにしぼっている
敵意や警戒心を示している。
気分の良い時は高い声で長くいななくのは嬉しい時で尾を高く振り、軽やかに歩く
[参考文献 生命科学研究室 楠瀬良 2001.12.10]
ただいま栃木県にて馬について勉強してます。
なんと人生、3回目の寮生活です。笑
久しぶりすぎて何について…泣
んー。
すみませんが、歩法にします。
歩法は大きく4種となります。
カエルやイモリ、サンショウウオ等の両生類は脊椎のS字曲線を使って歩きます。この歩法を常歩(なみあし、walk)といい、LH(左後肢)ーLF(左前肢)ーRH(右後肢)ーRF(右前肢)と動きます。2肢または3肢が常に着地し肢に負重するために頭を動かし正面から頭の動きを見ると∞のように動かします。競走馬でいうとパドックでみられる普通の歩き方、4拍子でパカパカパカパカ
ワニやトカゲ等のハ虫類は体の下に空間を作り、立つことができるようになりました。これにより速歩(はやあし、trot)をし、対角線上にある前肢と後肢(右前肢ー左後肢など)が同時に動きます。この歩法を斜体側歩(速歩)といいます。ラクダや道産子(北海道和種)、二輪馬車を引く繋ガ競走のペーサーは同側の肢が同時に動く側対歩をします。1歩中に、2回の四肢が浮いている期間があり、その間に着地している2肢を入れ替えます。常歩と違い脊椎は動かないですが背中は上下に動きます。ダクといわれる速い歩き方、2拍子でトットットットッ
ホ乳類(四肢動物)はさらに駈歩(かけあし、canter)、襲歩(しゅうほ、gallop)をします。駈歩は着地順により2通りの走り方があり左後肢→(右後肢、左前肢ほぼ同時に着地)→右前肢の着地をします。これを右手前の駈歩といいます。右後肢→(左後肢、右前肢ほぼ同時に着地)→左前肢の着地をします。これを左手前の駈歩といいます。三肢が同時に着地している期間があり、1歩で1回、四肢が浮いてる期間があります。競走馬でいうと馬場に出たときにみられる軽い走り方、主に3拍子でトトトーン、トトトーン
襲歩は乗馬ではみられない歩法で競走馬が体を目一杯伸ばし全力疾走、4拍子でダダダダッ、ダダダダッと音がします。着地順により2通りあり、交差するためこの歩法を交差襲歩といいます。左後肢→右後肢→左前肢→右前肢の着地順序を右手前の襲歩といい、右後肢→左後肢→右前肢→左前肢の着地順序を左手前の襲歩といいます。さらに、スタート時や左右の手前を変える手前変換の際には回転襲歩を行います。着地順は左後肢→右後肢→右前肢→左前肢(または左右が入れ替わる)駈歩と異なり三肢が同時に着地している期間はなく、同時に着地しているのは二肢のみになります。また四肢の着地タイミングが独立しています。1歩で1回四肢が浮いてる期間があります。競馬では非常に疲労したとき以外、常に襲歩で走行しています。
襲歩は秒速12〜20mで肢の動きが速いので肉眼で肢の運びがわかりません。コーナーの入りでの手前変換時にスローモーションで確認するのもまた競馬を見る楽しみかもしれませんね。
日本在来馬の8種の中で一番個体の小さい馬が野間馬(ノマウマ)です。体高はおよそ110~120cmと小型で、ポニーに分類されます。
毛色は江戸時代には白毛(芦毛)が流行したが、現在では栗毛・鹿毛が中心です。性格は温和で賢く、四肢は短節で細いです。関節は骨太で蹄は緻密であり、体格に対し頭部は大きく、前髪や鬣が長く蜜毛なのが特徴になります。
野間馬の起源は、寛永 12 年(1635 年)に伊勢国桑名から松山城に転封になった藩主久松定行公が、ご舎弟の今治城主定房公に命じて、今治港の北4㎞の来島海峡に浮かぶ馬島に軍馬の放牧場を作らせ、多くの馬を放牧させたことから始まるとされています。
この放牧は、飼料不足と疾病の発生のため、多くの馬が死亡し失敗に終わりました。そこで藩は、松山領内の野間郷(現在の今治市乃万地区)一帯の農家に馬の飼育を委託して繁殖させることとしました。当時の馬は体高4尺(約 121 ㎝)を定尺として、この定尺より大きい馬は藩公から飼育費のほかに報奨金を与えることで増産を進める一方、この定尺より小さい馬は飼育費を支払わない代わりに農家に無償で払い下げられました。現在の野間馬はこの定尺以下同士の交配からできあがったものといわれており、「野間駒(ノマゴマ)」「野間子(ノマゴ)」「野間馬」と呼ばれ日本在来馬の中では一番小型の馬です。
四国地方には土佐駒(高知県)、越智駒(愛媛県)などの在来馬が飼育されてきたが、野間馬はその一種といわれています。
昭和 60 年(1985年)に8番目の日本在来馬に認定され、63 年(1988年)には今治市天然記念物として文化財に指定されました。
乗馬にも車の運転操作同様にライセンスがあります。
と言ってもないと持ってないと乗馬できないというわけではありません。
乗馬ライセンスは他の免許・資格とは違って取得することが目的ではなく、
乗馬本来を楽しむのが目的であります。
はじめは5級より乗ること(乗馬)下りること(下馬)が出来る等の基本的な操作(発進や停止)といった実技試験や手入れ方法や名称、乗馬時の服装等の簡単な筆記試験があります。
また3級からはエンデュランス競技や障害競技も加わり実際に馬術大会同様の経路を踏みます。
5級試験は3日間ほどで取得できるカリキュラムになりどなたでも受けらる事が出来て、
これを機に乗馬を始める方も多いです。
馬は4種の歩様があります。
1つは常歩(なみあし)肢の動く順序は右後肢、右前肢、左後肢、左前肢と4本の肢が順番に動き、4節(4拍子)のリズムを刻みます。分速は110メートルで人でいうウォーキングになります。
2つは速歩(あやあし・ダグ、トロット)左後肢と右前肢、右後肢と左前肢が一対になって動き、2節のリズムを刻みます。速度は常歩の約2倍です。
3つは駈歩(かけあし・キャンター)左手前(通常左回り時)と右手前があり左手前の場合は右後肢で地面を蹴り上げ、左後肢と右前肢がほぼ同時に出て最後に左前肢で地面をつかみます。3節のリズムを刻みます。速度は常歩の約3倍です。ここまでが馬術で求めまれる基本な歩様になります。(ピアッフェ、パッサージュ等の特殊な歩様を除く)
4つは襲歩(しゅうほ・ギャロップ)競走馬の歩様になり全力疾走です。リズムは4節で速度は分速1,000メートルです。
また扶助の仕方等によって様々な乗り方があります。軽速歩や反対駈歩など…次回に続けます!!
人の場合、移動手段は新幹線(電車)、車(バス等)、飛行機、バイク、船…等があります。馬の場合は馬運車と言われるトラック(コンテナ)に乗って輸送されます。北海道等の陸続きではないところは車に乗せたままフェリーで移動になります。八戸港にはよく『競走馬輸送中』と書かれたトラックを見ます。
さて馬運車の中で、馬は何をしていると思いますか?
すなわち立っているだけです。笑…
その車の中では前後左右に揺れるのでバランスをとっています。
スピードが安定し、急なカーブなどもない高速道路ではあまり負担がかからず輸送することができます。逆に側道(下道)を走るときは信号や渋滞により発進、停止を繰り返し、さらには交差点で右左折するので、馬はより踏ん張らないといけなくなり、かかる負担が多くなります。また夏場の長期輸送はコンテナ内は高温になるのでとても注意が必要です。
馬は少しの変化でもストレスを感じてしまう神経質な動物なのです。
お疲れさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人 日本障害者乗馬協会の理事として
馬術・障がい者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
11月2~4日に兵庫県三木市、三木ホースランドパークにて
第20回全国障がい者馬術大会が開催されました。
今年は20回目の節目の年、そしてパラリンピックが開催される年でもありました。
本協会はシドニーパラリンピック以来、途切れることなく日本選手を派遣しております。
また、今回はスペシャルオリンピックス日本・兵庫との共催ともあり、
記念すべき大会となりました。参加者は北は北海道、南は九州の大分まで
約90名(障がい者、健常者含め)、大会主管である兵庫支部の明石乗馬協会、
大分支部のエルランチョグランデからたくさんの馬も参加しました。
良きパートナーである馬に感謝です。
個人的には理事の一人ととして選手を派遣出来なかったことが残念でなりません。
小生は一昨年の島根大会(会場:かなぎウエスタンライディングパーク)に参加し
今回で2回目でした。(昨年の大分・エルランチョグランデ不参加)
来年こそは選手派遣、在来馬のふれあいができるよう今から頑張っていきたいと思います。
大会は馬術競技はもちろんですが他にも会場内で無料体験乗馬(曳き馬)や無料馬車があり
お昼にはJRA(日本中央競馬会)馬事公苑(東京都世田谷区上用賀)より
フリーダムホースショー(手綱を使用しないで優雅に馬を操る)や
シドニーパラリンピック個人規定金メダルを獲得したヨープ・ストッケル氏(オランダ代表)の
模範演技がありました。
馬事公苑ではゴールデンウィークのJRAホースショーや愛馬の日(9月)でお馴染みですが
西日本では珍しい演技で会場を沸かせていました。
また、世界を制したトップライダーの演技が実際に観れ
選手とその家族や関係者、また大会スタッフはとても楽しそうで真剣に見惚れていました。
競技期間中はずっと障がい者乗馬啓発用のDVD製作に携わり
カメラクルー(某テレビ局)と一緒まわり、競技説明や馬の特徴を話し、
且つ本協会関係者のインタビューをセッティングしました。
裏方でしたがこれを通じて会長の思っていることや参加者の大会への気持ち
そして、乗馬をして変わった点や始めた経緯等が保護者から聞けたことが
今回参加して大変良かったと強く感じました。
また勉強になったと共に今後の役割が少しわかった気がします。
3日の夜に行われた理事会では到底扱わない馬たちを用いて活動する当法人に対して
各理事より温かいお言葉をいただきました。今年度の活動報告も幼稚園や公的施設での
イベント実施もありとても理解されました。
今月28日には川崎市子ども夢パークにて不登校児童(者)や近隣の子どもに対して
移動乗馬苑(ふれあいイベント)をします。
Happy horses make person’s happiness.
これからもよろしくお願いします。
おつかれさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障がい者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
今日はハロウィンですね。去年は牧場でハロウィンしたのを思い出ししました。
それから1年経ちました。個人的、法人として成長しただろうか?
10月20日でvielLaecheln株式会社が3年目に入りました。
今年は個人名義で馬を所有することができました。2月に石垣島から与那国馬がきました。
7月に函館から北海道和種がきました。お腹に赤ちゃんがいました。
しかし、10月2日に楽しみにしていましたが流産してしまいました。
あまりのこと、衝撃的過ぎて一生忘れることはないでしょう。
馬への気持ちが少なくこのようなことになってしまいました。
関東の夏が終わったころ落ち着いたときに持って来ればよかったのかなと
原因はわかりませんが負担をかけてしまっていました。道産ちゃんに申し訳ないことを
してしまいました。冷たい冷たい土の中で赤ちゃん寝ています。ごめんね…
9月29日に藤沢市秋葉台運動公園にて藤沢市民まつり参加してきました。
子ども子育て支援プロジェクトの一環として活動しました。
公的施設での活動が初めてでしたが今回もバンビは優秀でした。
お祭りで大きな音がする中でしたが何も驚くことなく無事に行うことができました。
運動会のシーズンだったせいか運動着でそれが終わった後に乗りに来てくれたり
地元や東京の子どもが体験しました。一番小さい子どもで6か月のお子様がいました。
基本的に対象者自身が泣かなければ大丈夫なので体験乗馬しました。
とてもいい思い出になったんじゃないでしょうか?それとも気づいていなかったのか…笑
本人は大きくなっても覚えがないと思いますが…これが同じ在来馬でも木曽馬や北海道和種
だったらお母さんと2人乗りできるので更に面白くなるんですがね。
うちの北海道和種は地道に調教中です。笑
今回は給餌して体験乗馬をしました。子どもが150人保護者が200人以上が子育てブースに
来てくれました。毎回そうですが課題が発見できとても法人としてもいいイベントになりました。
来年も呼ばれないかな?それまでに2頭用意しないと…
おつかれさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障がい者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
ご無沙汰しておりました。コラムを3か月弱離れていました。すみません…
これからは頻繁に動物の魅力を伝えていきたいと思います。
極微力ですがよろしくお願いします。
7月28日に藤沢市内の幼稚園にて特定非営利活動法人『キッズサポーター・湘南ぴっころ』様
主催イベントに子育て支援として活動しました。
馬にふれあい楽しんでもらうこと…それだけを思い初めて牧場から馬を運びました。
スタッフも馬に従事していた方々に来ていただきとても満足いくイベントとなりました。
内容は馬の説明・諸注意、体験乗馬そして給餌をしました。
スタッフも子どもや馬を見て安心したのかいつもの8割増しの笑顔でした。笑
7月でとても気温が心配でしたが、ここは南国の馬である与那国馬なので
全く問題なかったです。馬から教えてもらうことがたくさんあります。
石垣島の時は海を泳いでいたとか…小生の想像以上に大人しく子ども乗馬に適しています。
朝早くからの移動だったので“バンビ”はとてもお疲れでした…笑
子どもはもちろんですが、保育園の先生も癒され動物特有の温かさを感じました。
細身の身体で華奢(きゃしゃ)ですが体重60kgちょいまでなら歩いても
何も問題はないので大人の女性はへっちゃらです。(頑張れバンビ!!)
ちなみに北海道で働いていたとき、あまりにも重たい人が乗ると
ナポレオンが乗っていた馬(アラブ種・マレンゴ)のように前足上げて
立とうとしたり動かなくなる馬がいました。泣
今回は子ども40人、保護者(先生含め)20名ほどが馬の方に遊びに来てくれました。
ありがとうございました。
来年行う際は与那国馬と他の在来馬を持っていきたいと思います。
馬の魅力、動物の魅力が少しでも伝わったかな?
おつかれさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障害者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
イギリス・ロンドンではオリンピックが開催されています。
その中でも馬術は男女分かれることなく競技が行われています。
- 総合馬術(個人・団体)
- 馬場馬術(個人・団体)
- 障害飛越競技(個人・団体)
の3種目6競技があります。
総合馬術とはクロスカントリの様なもので平坦な馬場から離れて、
起伏が激しいコースに設けられた難易度の非常に高い障害を飛越します。
障害の種類もたくさんあり『水濠』(低い障害を飛越し水濠に飛び込む障害)や
『ダービー・バンケット』(小さな丘を登り、障害を飛越して、飛び降りる障害)があり、
騎乗者の技術や勇気また、馬の体力が問われます。
馬場馬術はフィギュアスケートの様な物で歩様、歩度、図形運動(輪乗りなど)
定められたポイントにて行わなければならない種目と、所定の項目を音楽に合わせて
自由に組み合わせて行う自由演技(フリースタイルまたはキュア)とがあり、
完成度が得点になります。
最後に障害飛越について…この競技は近代五種にも採用されています。
馬術競技の中で1番ポピュラーでしょうか。
飛び越さなければ通過できない障害が設置されたコース(経路)を、走破し技術を競います。
オリンピック競技とはいえ、まだまだニッチな産業なだけに
地上波のリアルタイムで観ることが出来ませんが、いつかはなでしこ(女子サッカー)のように
大きく取り上げられる時を強く望んでいます。
さて、本題に入りますが弊社施設に2頭目の在来馬が来場しました。
北の大地から北海道和種(道産子・ドサンコ)函館生まれの4歳の女の子です。
とても元気がよく独特の『側対歩』もします。その歩様については後日に綴ります。
サラブレッドにはない白でも芦毛ではない佐目毛が特徴です。少しクリーム色です。
北と南の在来馬が見れ、且つ触れ合える施設は日本でここだけです。
お疲れさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障害者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
馬の嗜好性について綴ります。
馬はニンジンを好む…と思っている方は多いんじゃないでしょうか?
確かにニンジンを食べます。他にはリンゴや氷砂糖(角砂糖)も―。
小生は与えたことありませんが食パンや大根等も食べると聞いたことがあります。
しかしそれらを与えすぎると人間同様に糖尿病になります。塩分も気になりますが…
草系が一番安全で良さそうです。
馬用(家畜)の飼料は大麦(圧ペン、えん麦)、麦ぬか(フスマ)、配合(トウモロコシ)等
たくさん種類があります。草は大きくイネ科(チモシー、バミューダ)とマメ科(ヘイキューブ、ルーサン)に分かれます。
種類によって栄養が異なり馬の嗜好にも差があります。(好き嫌いみたいな)
大概の馬はマメ科を好みます。美味しそうな色してますしね。しかしマメ科はカロリーが高く、
且つガスが溜まりやすい(腹痛の原因)ので小生は与えたくはないです。太らせるにはいいのかも…
また、食糞(ボロ食い)防止のために栄養価の少ない乾草を弊社ではこまめに与えています。
現在、木曽馬はヘイキューブ(マメ科)を与那国馬はバミューダ(イネ科)を食べていますが
最近、それら2種類出してあげます。そうすると…
木曽馬はまずバミューダから食べて与那国馬はヘイキューブから食べます。
どうやらこれはただ単に餌に飽きてしまったようです。笑
まぁ体型的にもこっちの方がこれから暑くなること考えたら・・・