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23日宮古島から沖縄を経由して東京へ戻る予定であったが宮古島発の飛行機がなんと遅れてると・・・長く宮古島にいたかったので最終の便にしてました。(いつも飛行機は最終と決めてます)カウンターで乗継便への搭乗が難しく、席の確保が取れれば他社の飛行機にと案内がありました。ホッとしました。
が、しかし他社の那覇行きが離陸し直行便(空席有の表示)の最終も行ってしまった。笑
暫くすると使用機が到着し急いで搭乗。みんなが「間に合うんでしょうね」と思っていただろう・・・が、、、離陸し、まだ上昇してるときに機内アナウンスで『ただいま、乗継便が那覇空港を離陸しました―。』とよく目にするコント番組かのように。こんなこと初めてでどうなるのかなと・・・なぜかワクワクしてました。笑
那覇に着きカウンターで案内されホテルの宿泊チケット、空港からホテルまでの移動費、夜食費が出ました。宮古・沖縄3泊4日というとてもゴージャスな出張に変更です。ホテルも申し分なく無駄にツインでゆったり休むことが出来ました。沖縄も行ってみたいところがありすでにリサーチ済みです。高校時の卒業旅行以来の本島上陸です。もちろん今回は自転車ですよ!!当時は車だったけど・・・
まずは沖縄こどもの国へ
ここには与那国馬と韓国の済州島在来の天然記念物【済州馬(チョランマル・さいしゅううま)】が飼育展示されています。韓国と日本の馬が同時に観れる唯一の施設です。韓国の馬はここでしか観れません。
済州馬、初めて観ました。芦毛なんですね。
おや、何かに気付きませんか???済州島・・・
日本の在来馬・対州馬(長崎県対馬)に心なしか似ていませんか。対馬と済州島は200キロ離れて韓国本島から両島とも150キロの場所にあります。起源はモンゴル(蒙古馬(モウコウマ))で少し体形は大きいが島へ移住し土着の馬と交配され小さく進化したのだろう。
そしてこちらが与那国馬です。今まで観た中で肉付きがよく体形がやや大きい。(体高115㎝くらい)そしてモヒカン。笑
2種類とも沖縄ではポピュラーなネピアグラス(イネ科)を好んで食べていました。沖縄などの離島では飼料が1キロあたり20円も高いです。在来馬は運動料によって粗飼料(乾草・青草(そこらに生えてる草))で十分に飼育でき、お金のかかる濃厚飼料や高価な程度のいい乾草は不要です。こういった環境で育てるには問題ないんでしょうね。かえって打って付けでしょうか。サラブレッド等の乗用馬だったら様々な問題でとても管理が難しそうです。
こどもの国の飼育員さんとまたまたアポなしでお話しすることができ現在抱えている沖縄・在来馬問題について聞いてきました。僕が宮古で34頭観て思ったことと飼育員が感じていることが一致してました。それは、
- 飼育者の高齢化
- 頭数が少なく外部への移動ができない
- 天然記念物なだけにフットワークが鈍い
などなど問題はまだまだあります。
こどもの国では今後、沖縄在来馬コーナーを施設内に新設するそうで琉球大学と在来馬の繁殖等も含めて協議されるようです。
次に向かった先は沖縄ヨナグニウマふれあい広場・うみかぜホースファームさん
ここでは実際に与那国馬に乗れる施設になります。こどもの国から35キロ・・・鬼です。こんな遠いとは思ってもなかったですが頑張って自転車こぎました。汗
着いてビックリ!!馬がサングラスしてました。笑
こどもの国より若干小さめの体形です。サングラス(目隠し?虫よけ?日差し対策?)していても目はしっかり見えているようです。
この4日間で何キロ走破したかわかりませんが実のある毎日でした。またこの期間、腕が真っ赤になったことは言うまでもありません。笑
★☆告知★☆
与那国馬
1969年に沖縄県与那国町の天然記念物に指定されました。
日本の最西端の地として知られ、離島である与那国島に生息するため、他品種との交配や品種改良が行われることがなく、その系統がよく保たれてきました。このことから最も純粋な在来馬といわれています。
与那国馬の祖先は宮古島の馬や九州の在来馬と同様に中国・四川馬系統だとされていますが、いつ島にやってきたかは不明です。
体高は110~120㎝で宮古馬、野間馬と同じ在来馬の中でも小型馬に入ります。とても小さな馬ですが、この島で古くから農耕用に米やサツマイモ、サトウキビなどの農作物や薪の運搬、乗用などに活躍してきました。しかし農機具や自動車の普及などによりその役割を失い、1975年には59頭にまで減少してしましたが、同年に設立された保存会や島民を中心に保存と増殖への取り組みが行われた結果、飼育頭数は現在130頭ほどに回復しました。
従順で大人しく、温厚で忍耐強い性格から子どもたちの情操教育やその懐っこさで動物療法(セラピー)として、また観光資源として地元で大切に守られています。
おはようございます。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障がい者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
明日の11月2日よりお世話になっています、
一般社団法人 日本障害者乗馬協会JRAD(Japan Riding Association for the Disabled)
主催する、第20回全国障がい者馬術競技・第1回スペシャルオリンピックス日本が
兵庫県三木市『三木ホースパーク』で行われます。
競技開始は3日9時00分よりFEIパラ馬場馬術競技からです。
今回はスペシャルオリンピックスとの共同開催となり例年より
ひときわ盛り上がりが期待されます。
皆様の来場を心よりお待ちしております。
そして、5日に小生は野間馬関連で愛媛県今治市に行きます。
市役所課員はじめ野間馬ハイランド園長に時間をとっていただいて馬の選定をしてきます。
改めて10月21日に横浜のデートスポットである山下公園に
与那国馬『バンビ』を連れて行きました。地元ラジオ局、FMyokohama84.7(FMヨコハマ)主催の
イベントに参加してきました。山下公園は散歩やランニングなどで
土日は4万人が訪れると聞いていました。大丈夫だろうか…
今回は横浜市の方から馬に跨ることを禁止されました。体験乗馬(曳き馬)は十分なスペースが
確保されなかったので初めから行う予定ではありませんでしたが主催者からは跨って
記念撮影だけでもということでした。でもそのようなこともあり結局、行ったことは
“ふれあい”“給餌体験”そして馬の横で記念撮影をしました。
人がごった返すようなこともなく無事終えることができました。
おつかれさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障がい者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
今日はハロウィンですね。去年は牧場でハロウィンしたのを思い出ししました。
それから1年経ちました。個人的、法人として成長しただろうか?
10月20日でvielLaecheln株式会社が3年目に入りました。
今年は個人名義で馬を所有することができました。2月に石垣島から与那国馬がきました。
7月に函館から北海道和種がきました。お腹に赤ちゃんがいました。
しかし、10月2日に楽しみにしていましたが流産してしまいました。
あまりのこと、衝撃的過ぎて一生忘れることはないでしょう。
馬への気持ちが少なくこのようなことになってしまいました。
関東の夏が終わったころ落ち着いたときに持って来ればよかったのかなと
原因はわかりませんが負担をかけてしまっていました。道産ちゃんに申し訳ないことを
してしまいました。冷たい冷たい土の中で赤ちゃん寝ています。ごめんね…
9月29日に藤沢市秋葉台運動公園にて藤沢市民まつり参加してきました。
子ども子育て支援プロジェクトの一環として活動しました。
公的施設での活動が初めてでしたが今回もバンビは優秀でした。
お祭りで大きな音がする中でしたが何も驚くことなく無事に行うことができました。
運動会のシーズンだったせいか運動着でそれが終わった後に乗りに来てくれたり
地元や東京の子どもが体験しました。一番小さい子どもで6か月のお子様がいました。
基本的に対象者自身が泣かなければ大丈夫なので体験乗馬しました。
とてもいい思い出になったんじゃないでしょうか?それとも気づいていなかったのか…笑
本人は大きくなっても覚えがないと思いますが…これが同じ在来馬でも木曽馬や北海道和種
だったらお母さんと2人乗りできるので更に面白くなるんですがね。
うちの北海道和種は地道に調教中です。笑
今回は給餌して体験乗馬をしました。子どもが150人保護者が200人以上が子育てブースに
来てくれました。毎回そうですが課題が発見できとても法人としてもいいイベントになりました。
来年も呼ばれないかな?それまでに2頭用意しないと…
おつかれさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障がい者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
ご無沙汰しておりました。コラムを3か月弱離れていました。すみません…
これからは頻繁に動物の魅力を伝えていきたいと思います。
極微力ですがよろしくお願いします。
7月28日に藤沢市内の幼稚園にて特定非営利活動法人『キッズサポーター・湘南ぴっころ』様
主催イベントに子育て支援として活動しました。
馬にふれあい楽しんでもらうこと…それだけを思い初めて牧場から馬を運びました。
スタッフも馬に従事していた方々に来ていただきとても満足いくイベントとなりました。
内容は馬の説明・諸注意、体験乗馬そして給餌をしました。
スタッフも子どもや馬を見て安心したのかいつもの8割増しの笑顔でした。笑
7月でとても気温が心配でしたが、ここは南国の馬である与那国馬なので
全く問題なかったです。馬から教えてもらうことがたくさんあります。
石垣島の時は海を泳いでいたとか…小生の想像以上に大人しく子ども乗馬に適しています。
朝早くからの移動だったので“バンビ”はとてもお疲れでした…笑
子どもはもちろんですが、保育園の先生も癒され動物特有の温かさを感じました。
細身の身体で華奢(きゃしゃ)ですが体重60kgちょいまでなら歩いても
何も問題はないので大人の女性はへっちゃらです。(頑張れバンビ!!)
ちなみに北海道で働いていたとき、あまりにも重たい人が乗ると
ナポレオンが乗っていた馬(アラブ種・マレンゴ)のように前足上げて
立とうとしたり動かなくなる馬がいました。泣
今回は子ども40人、保護者(先生含め)20名ほどが馬の方に遊びに来てくれました。
ありがとうございました。
来年行う際は与那国馬と他の在来馬を持っていきたいと思います。
馬の魅力、動物の魅力が少しでも伝わったかな?
おつかれさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障害者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
イギリス・ロンドンではオリンピックが開催されています。
その中でも馬術は男女分かれることなく競技が行われています。
- 総合馬術(個人・団体)
- 馬場馬術(個人・団体)
- 障害飛越競技(個人・団体)
の3種目6競技があります。
総合馬術とはクロスカントリの様なもので平坦な馬場から離れて、
起伏が激しいコースに設けられた難易度の非常に高い障害を飛越します。
障害の種類もたくさんあり『水濠』(低い障害を飛越し水濠に飛び込む障害)や
『ダービー・バンケット』(小さな丘を登り、障害を飛越して、飛び降りる障害)があり、
騎乗者の技術や勇気また、馬の体力が問われます。
馬場馬術はフィギュアスケートの様な物で歩様、歩度、図形運動(輪乗りなど)
定められたポイントにて行わなければならない種目と、所定の項目を音楽に合わせて
自由に組み合わせて行う自由演技(フリースタイルまたはキュア)とがあり、
完成度が得点になります。
最後に障害飛越について…この競技は近代五種にも採用されています。
馬術競技の中で1番ポピュラーでしょうか。
飛び越さなければ通過できない障害が設置されたコース(経路)を、走破し技術を競います。
オリンピック競技とはいえ、まだまだニッチな産業なだけに
地上波のリアルタイムで観ることが出来ませんが、いつかはなでしこ(女子サッカー)のように
大きく取り上げられる時を強く望んでいます。
さて、本題に入りますが弊社施設に2頭目の在来馬が来場しました。
北の大地から北海道和種(道産子・ドサンコ)函館生まれの4歳の女の子です。
とても元気がよく独特の『側対歩』もします。その歩様については後日に綴ります。
サラブレッドにはない白でも芦毛ではない佐目毛が特徴です。少しクリーム色です。
北と南の在来馬が見れ、且つ触れ合える施設は日本でここだけです。
お疲れさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障害者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
馬の嗜好性について綴ります。
馬はニンジンを好む…と思っている方は多いんじゃないでしょうか?
確かにニンジンを食べます。他にはリンゴや氷砂糖(角砂糖)も―。
小生は与えたことありませんが食パンや大根等も食べると聞いたことがあります。
しかしそれらを与えすぎると人間同様に糖尿病になります。塩分も気になりますが…
草系が一番安全で良さそうです。
馬用(家畜)の飼料は大麦(圧ペン、えん麦)、麦ぬか(フスマ)、配合(トウモロコシ)等
たくさん種類があります。草は大きくイネ科(チモシー、バミューダ)とマメ科(ヘイキューブ、ルーサン)に分かれます。
種類によって栄養が異なり馬の嗜好にも差があります。(好き嫌いみたいな)
大概の馬はマメ科を好みます。美味しそうな色してますしね。しかしマメ科はカロリーが高く、
且つガスが溜まりやすい(腹痛の原因)ので小生は与えたくはないです。太らせるにはいいのかも…
また、食糞(ボロ食い)防止のために栄養価の少ない乾草を弊社ではこまめに与えています。
現在、木曽馬はヘイキューブ(マメ科)を与那国馬はバミューダ(イネ科)を食べていますが
最近、それら2種類出してあげます。そうすると…
木曽馬はまずバミューダから食べて与那国馬はヘイキューブから食べます。
どうやらこれはただ単に餌に飽きてしまったようです。笑
まぁ体型的にもこっちの方がこれから暑くなること考えたら・・・
お疲れさまです。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障害者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
mixiやFacebookからの質問にお答えしたいと思います。
(弊社施設ページにて受け付けています)
今回は馬の睡眠と視野についてです。
過去にも似たようなことを綴った気がしますが…笑
これは乗馬した中学生にも聞かれた内容です。
立ったまま寝るって本当ですか?いつ休んでるの?
この質問がやたらと多い気がします。笑
馬は4本足で立ったままや、お尻をつき横になる場合と
完全に横にゴロンとなった状態で休息、睡眠をとります。
乗馬クラブや動物園にいる馬(草食動物)は大抵が横になって楽にしています。
一番落ち着いている状態だと思います。安心できる環境でストレスがなく眠れます。
与那国馬は施設に慣れるまで1か月かかりいつも眠そうでした。
しかし自然界ではいつ肉食獣が襲いにくるかわかりません。
なので立ったまま休息し、いつでも逃げれるような態勢をとります。
これは忍者の休息に似ているのかも?笑
馬の睡眠時間は1日2~3時間ほどです。草食動物は基本的に短いと思います。
30分程度の睡眠を5、6回ほど小分けします。これらも襲われないためだと考えられています。
まん丸で澄んだ純粋な目をしている馬ですが、
実際に見えている範囲ってどのくらいだと思いますか?
馬の後ろは蹴られるよって言われたり聞いたことありませんか?
人間の視野は約190度です。首を動かせば後ろ以外見ることができます。
馬もそのくらいの視野があります。約340度と言われています。後ろ以外見えています。
馬はとても臆病な動物です。すなわち見えない後ろがとても恐怖になり蹴ることがあるのです。
見えすぎてしまうゆえに競馬ではレースに集中させるために
ブリンカーやシャドーロール、チークピーシーズ等の矯正馬具があります。
また先日、初めて見ましたがハチマキのような馬具(ブロウバンド)もあります。笑
効果は個人差があるようです。
中央競馬(JRA)も宝塚記念という上半期最大の競走が終わり夏競馬が始まります。
小生は動物園感覚でよく競馬場に行きますが
皆様もどうぞ足を運んで颯爽と走る勇姿をご覧ください。
お疲れ様です。
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障害者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。
9連休という長いゴールデンウィークが過ぎ、弊社施設のある厚木では
時々、雷が鳴り台風のような強い雨が降っています。もう少しで梅雨でしょうか。
雨が好きな馬もいれば嫌いな馬もいます。人間と一緒でしょうか?笑
雷にはソワソワして落ち着きがありませんが、慣れてくると平気になってきます。
北海道では雪が好きな馬がたくさんいました。新雪地帯に自ら向かって
曳いている人間が動けなくところまで行き、放馬するというお決まりのケースもありました。
なんて賢いのでしょうかね。
さて、今回の『在来馬と生きる』は飼料について綴りたいと思います。
ズバリお聞きしますが、皆さんはどのくらい馬の飼料(食費)がかかると思いますでしょうか?
小生は10万円ほどかかるんじゃないかと昔(乗馬学校入学以前)は思っていました。
馬って本当にお金がかかるイメージがありますよね。
しかし、実際にはあまりかからないのです。
まず、馬は草食動物です。草あるいは穀物を食べます。
食事の回数は施設にもよってきますが、1日に2回~6回(間食含め)与えます。
給餌の内容は乾草(主にチモシー、ルーサンなど)、
もしくはヘイキューブ(アルファルファを固めたもの)にふすま、大麦などです。
サラダ油やオカラやホエイ、サプリメントを与えるところもあります。
量は馬の運動状況や環境にもよりますが乾草500g+ふすま200g+大麦200g程度です。
おやつ(間食)としてにんじん、りんご、野菜くず、青草(生の草、野草)を与えましょう。
ニンジンやりんご等は糖分が多いので与えすぎには注意です。
1日に少なくとも10Lは水分を摂取するのでバケツのチェックは頻繁にしましょう。
餌の購入はJA(農協)や飼料屋さんに行けば売っています。
わからないことは飼料の配達している方に聞けば大抵は教えてくれます。
小生も聞いています。笑
飼料はほとんどが輸入になります。カナダ・アメリカ・オーストラリアが主流でしょう。
価格は現地の天候などで多少、毎月変動します。
ちなみに与那国馬(体高110㎝)で1日合計で2.7㎏食べています。
与えているのはチモシーの2番刈りです。乾草の中で1番ポプラ―なものになります。
1㎏(取引き先の資料屋さん2012年4月末現在)で61円です。
1か月にすると…
61円(飼料単価)×2.7㎏(摂取量)×30日=4941円
且つ、通常だと捨ててしまうスーパーでキャベツの食べない箇所の
1枚目や2枚目(スタッフ内で『1枚キャベツ』と呼んでいます…笑)や豆腐屋さんで
オカラや出荷できない野菜を農家の方からを貰ったりすると尚、経済的になります。
また栄養が少ないようであれば濃厚飼料(トウモロコシなど入った配合飼料)や
塩(ミネラル)を与えるといいでしょう。与えすぎには注意が必要です。
ちなみに今月から与那国馬は乾草を『チモシー』から『バミューダ』に変えました。
乾草の種類はたくさんあります。嗜好性も様々です。
小生も勉強してこの馬に何が必要なのか小さな頭で日々考えています。
餌に関してはとても神経を使うところになり、動物の体調管理が1番大変で難しいです。
動物と会話や対話ができればいいのですがね…笑
おはようございます。
国産在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)ホースランド・らぴす
乗馬クラブ ハッピーホースカフェの山本高志です。
今回は馬の食べ物についてです。馬の食べ物は?と聞いたら
てすぐ出てくるのが『ニンジン』だと思います。
それでは全頭『ニンジン』を食べるかと聞かれたらそうではないんですよね。
小生もそう思っていました。育ってきた環境が違うからだと思いますが
与那国馬が来た当初は全く『ニンジン』を食べませんでした。
それより下に落ちてた『笹の葉や竹』を食べていました。強い女の子だわね。
夜に与那国馬が到着して、大抵の馬が喜ぶ『氷砂糖』『リンゴ』『ニンジン』を
買って与えたところ全てにおいて食いつきがありませんでした。
『リンゴ』は十分に匂いを嗅いだのち食べましたが他は全くでした。
知らない物を食べるって相当の勇気が必要ですもんね。笑
最終的には全部、口にしましたが残していました。
『リンゴ』なんて小さく切ったにも関わらず
ちょっと噛んで敷料のおが屑がコーティングされてました。
その時はもう深夜だったので、ひとまず休憩してまたあげようと思い
端にそれらを置いときました。休憩後に今度は食べてくれるかな?喜んでくれるかなと
ワクワクしてきゅう舎に向かったところ『リンゴ』『氷砂糖』『ニンジン』が粉々になって…涙
全部、木曽さんにやられてしまいました。
さっき木曽馬にもあげたのに。ってかどんだけ食べるねん。
そんなんだから与那国馬に好かれんやろうなぁ。笑