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2015/10/16

なにかと忙しいこの秋。

10月に入り、自然界ではあっという間に紅葉が深まり、つい先日には早くも北海道内

各地で降雪となった。

このところの急激な寒気の到来に、自宅でもいよいよストーブが稼働し始めている。

近頃は、夕方を狙って自宅近くの山を歩くようにしている。

今の季節、森の中では小さな生命達が冬に備えて活発に活動しているのだ。

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足を止め、耳を澄ませてみると、あちこちからカサカサと枯れ葉を掻き分けるような

音が聞こえてくる。

特に夕方、日没の1時間くらい前が賑やかでおもしろい。

僕はいつもこの時間帯をめがけて森に入る。

低い斜光の中で生き物をシルエットで捉えるチャンスでもあるのだ。

夏には早朝にしか出会うことのなかったエゾリスも、今の季節はこちらの存在を気にする

暇もないくらい日没ぎりぎりまで木の実集めに余念がない。

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そんな訳で充実した時間を終えて帰路に向かって歩き始める頃には森の中は闇に包まれ

始めている。

真っ暗な山道を帰路に向かってトボトボと歩いていると、決まって森の奥からエゾシカ

の求愛の声、ラッティングコールが大きく響き渡ってくる。

それは秋の夜長にぴったりな風情ある声だ。

以前は北海道東部の旅先で、寝袋の中でこの声を聴くのが楽しみのひとつであったのだが、

ここ数年来自宅から車で数分の札幌市郊外の森でこの声が聞けるようになった。

エゾシカの増加問題も気になるところだが、野性味あふれるこの声が自宅近くで聞くことが

できるのは密かに嬉しい。

できればもう少しこの秋の情緒を楽しんでいたいところだが、きっとこの森もいつものように

あっという間に白銀の世界に変わってゆくだろう。

 

さて、本格的な冬がやってくる前に取材しておきたい場所がいくつかある。

まずは明日、自分も冬支度をひとつ、”冬タイヤ”に交換だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2015/10/16 03:08 | エッセイ | No Comments

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