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2015/02/18

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何も言わず

それは突然

雲の隙間から現れ

私の足下の

冷たい水滴を

暖かく甘く輝かせ

鈍く凍った氷の欠片が

クリスタルだった事を思い出させ

宇宙に星が輝くように

絶望の中の暗闇にも

隙間がある事を教えてくれて

消え去って行った

 

この森と山小屋で過ごした日々、

穏やかで、

安心できる場所、

私たちが地上に現れる前から、

森の木は、

雨が降れば雨に打たれ、

日照りが続けばじっと我慢し、

凍てつく雪の季節は、

葉を落とし、

息を止めて、

凍てつく冬から身を守り、

生き続けてきた、

この穏やかな場所に、

身を寄せているだけで、

子供の時に戻れてしまう、

媚びる為でも、

他人の評価を求める為でも、

生活の糧を得る為でも無く、

自分の好きなように生きられる気がする、

この森の中にいると、

昨日までとは違う心が宿る気がする、

 

今、

凍てつく冬の森の中で、

一瞬足下に、

光が差し込み、

総てのものが違って見えだした事を、

思い出せさえすれば、

どんな暗闇の中で迷っても、

道は、

再び見えて来るような気がする。

2015/02/18 10:42 | 未分類 | No Comments

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