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2014/11/19

247

 

こんな日に君にそばにいたら、

あれほど緑に覆われていた森、

紅く染まった枯れ葉は空を飛びかい地上に、

あれほど騒がしかった森、

命を消しさった虫たちは、

今日は地上に横たわり、

あれほど手の届く場所にいた雲は、

今では空高く、

手の届かない青空、

秋になれば、

皆旅支度、

喜びも悲しみも風にたくし、

遠くの山を白い雪で覆い、

又会うことを約束するように、

今日は静かに眠りにつく、

森の女神が、

そっと地上にまいおりる季節、

静まり返った森の中で、

たくさん愛された事を、

思い出させる季節、

何も無い森は、

はなれている君を、

引き寄せて止まない、

孤独の中の森は、

総てを許す事でしか、

歩けない、

静まり返った森は、

総てを愛する事でしか、

満たされない。

02:11 | 未分類 | そっと地上にまいおりる季節 はコメントを受け付けていません
2014/11/05

003

 

こんなところで寝ていたなんて素敵!!

どこの窓から顔を出しても、

鮮やかな秋、

なんて素敵な場所なんでしょ!

ママが目を覚まし、

部屋のカーテンを開け、

そんな会話を、

ロッティーとしております!!

 

私も布団から抜け出し、

山小屋の2階の窓から秋の森を見てみると、

先週とは大違いに森が色付いています、

そしてそんな秋の森の、

ど真ん中の、

それも木の枝の届く高さのところで、

私たちは寝ていたようです!!

 

今年は天候不順のために、

栗もドングリも不作で、

私たちの庭にも、

今年はドングリがほとんどありませんでした、

山に食べ物が少ないため、

熊やイノシシが畑に出没していると、

部落で話されていましたので、

秋の紅葉を心配しておりましたが、

今年も見事な秋が、

今日、森の中に遊びにきました、

朝食前に、

ママとロッティーが散歩に出かけます、

しばらくすると、

ママの叫び声、

外を見てみると、

森の紅葉が大風にあおられて、

誰かが秋の空から大量に、

紅葉をばらまいているようです、

ロッティーにとっては2回目の山の秋、

空から降りてくる紅葉、

くわえていいものか、

逃げた方がいいのか、

どうしていいのか分からず、

ママのそばで、

秋の空を見上げています、

ラジオでは、

東京では今日は25°くらいまで、

気温が上がると言っています、

秋の森では、

11月というのに、

今朝は捲きストーブ無しで過ごしています、

きっと今日も東京のTVでは、

色々な事件を報道しているかもしれませんが、

この日の、

秋の森の事件と言えば、

空から秋の贈り物が、

大量に降って来ている事でしょうか!!

11:18 | 未分類 | 秋の森の事件と言えば!! はコメントを受け付けていません
2014/10/28

245

 

 

森は、

私を誘う、

小春日和の午後、

紅葉は茜色

山桜はうすあけ色

やまぼうしは支子色に染まり、

森は小春日和、

 

さっき食事をしていたはずなのに、

突然に、

ミッドタウンのジュエリーショップの前、

まるでワープしたかのように、

こんなの高くて買えないよ、

もう一人の見たことのない友達が、

隣で騒いでいる、

でも欲しいね!

盗めばいいんだよ!!と、

私と弘美に話しかける、

それから、

見た事のない友達が、

鞄からトンカチを取り出して、

なぜか3人で店の外に出てから、

店のガラスのドアをトンカチで割ろうとするけれど割れない、

私と弘美で協力してガンガンやり続けていたら、

やっと割れて、

私たちは割れた扉から店の中に、

いろんなものをとりあえず鞄の中に、

もうじき引き上げる頃になると、

見つかったらヤバいゾ、

高そうだし!

皆で顔を見合わせ、

鞄の中身を総て店に戻し、

逃走、

その後、

何事もなかったように分かれて帰宅、

ジュエリーは戻したから、

大丈夫〜( ”=” )って思っていたのに、

鞄の中から携帯を取り出そうとしたら、

戻し忘れたピアスが一つ、

鞄の底に転がっている、

焦っ!

店には戻れないし!

あっ!

盗んだ友達のところに行って、

彼女のピアスと混ぜてしまえばいいんだ!

その前に、

指紋を洗い流さなければ!

お風呂でピアスを洗っていると、

カランカラン、

ピアスの片方が私の手から落ちて、

排水溝に!

手を伸ばしても取れそうで、

取れない、

菜箸で取ろうとすると、

なぜか死んだ愛犬ビッケが隣にいて、

グイグイ私を押して、

私を溝の中に落とそうとする、

菜箸を持っている手を押して邪魔しに来る、

なんで押すんだよと、

言っている間に、

菜箸に引っかかっていたはずのピアスが、

カランカラン、

溝の奥底に落ちて行った、

そのとき、

突然、京介が現れ、

家の排水管は最終的に高尾山に繋がっているって、

大家さんが言ってたよ!!

京介と、

スキーのリフトみたいなロープウエィで、

高尾山の頂上へ、

リフトに乗っている時、

iPhoneでWANTEDリストを見たら、

私と弘美と見たとこのない友達の写真が、

挙げられていて、

賞金も付いていた18万円くらい、

これを京介に今見られたら、

18万円のために、

絶対に私を縛って警察に連れて行きそう、

焦っ!

このまま高尾山に着くいてピアスを回収し、

近くに住んでいる友達ん家に行き、

盗んだものを、

彼女の持ち物の中に混ぜて、

私は盗んでいませんと自首すれば、

総てが完結する

(>”A”<)、

やっと終わるぜ!!

 

森の小春日和は、

私を誘う。

07:02 | 未分類 | 春日和の午後 はコメントを受け付けていません
2014/10/10

244_1

 

 

神楽坂の改札を出て階段を駆け上がり、

歩道を左に曲がると、

私はいつものように、

いつものコーヒショプへ、

いつものテーブルにつき、

iPodでいつもの曲を聴きながら,

ちょこっとまぶしい朝日を浴びながら、

窓から見る街路樹のある風景、

仕事場へ向かう前のこの短い時間が好きで、

私はいつも早めに家を出ていた、

 

ところが最近、

何時も見ていたこの風景に異変が起きていた、

通りの向こう側にある、

新潮社の本社倉庫の風景が、

この一ヶ月前から変わり始めて行った、

グレーのスレートで出来た倉庫の敷地が、

大型重機で整地され、

ある朝突然に、

倉庫の2階から歩道に向かって、

幅が7mもある階段が生まれ始めてきた、

今まで何事もなかったように眠っていた倉庫に、

まるでアカデミー賞の会場のような立派な階段が、

出現し始めた、

そのうちに倉庫の一階部分の小さな窓は取り払われ、

一階のスレートの壁も総て取り払われ、

一階部分の壁がすべてガラス張りに変わって行った、

この一ヶ月というもの、

私の朝のまったりとした時間は、

今日は新潮社の倉庫が、

どんな風に変わるんだろう、

一体これから何を造ろうとしてるんだろうと、

興味津々の出社前の、

毎朝のコーヒータイムになっていった、

10月8日、

ノーベル賞の物理学賞に3人の日本人が選ばれた、

朝のTVで騒いでいたのを思い出した、

私はいつものようにコーヒーを飲みながら、

新潮社の倉庫が変わって行く風景を見ていた、

数人が幅の広い階段に、

花を飾り始めた、

下から上まで総ての階段に、

花を飾り始めた、

10月9日、

とうと私は気がついた、

私が毎日見ていた新潮社の倉庫の改装、

まるでアカデミー賞に使用されそうな階段、

そうだったのか、

これら総ては、

新潮社のNo1作家の、

村上春樹のノーベル賞のお祝い用に用意されていたんだと、

とうとう私は、

この一ヶ月あまりの疑問が解けた、

新生シャーロックのように、

急に謎が解け目の前が明るくなって行くのを感じた、

確か今日の夜に、

ノーベル賞の文学賞の発表があるはず、

それじゃ明日の朝は、

この階段を、

村上春樹がタキシードでおりてくるんだなと思うと、

今までぱっとしなかったこの神楽坂が、

渋谷にパルコが出来た時のように、

六本木にアクシスビルが出来た時のように、

墨田区に東京スカイツリーが出来たように、

日本中の注目を浴びる日が来るなんて、

想像もしていなかった、

10月10日。

おかしすぎる、

昨夜のtvでノーベル文学賞は、

村上春樹ではなくて、

フランスの作家が選ばれたはずなのに、

いつものテーブルでコーヒーを飲みながら、

目の前の風景を見ていると、

大勢の子じゃれた人たちが、

階段を上ったり降りたり、

写真を撮ったり、

とりあえずネットで調べてみる事にした、

『フランス人が集う神楽坂に新名所、新潮社の倉庫を使ったラカグ!!』

フランス人は神楽坂をラカグと発音するそうだ、

新潮社とザザビリーグが共同で創った、

アート&カルチャー施設、

設計は隈研吾らしい、

私はコーヒーショップを出ると、

ラカグに向かった、

ウッドデッキの階段を登りきり店に入ってみた、

すでに店の中では、

朝食を食べている人たちが私を見る、

私は店員に誘われるまま、

今日オープンのラグラのテーブルで、

コーヒーを飲みながら、

先程まで私がコーヒーを飲んでいたコーヒーショップを、

眺めてみた。

03:34 | 未分類 | 村上春樹じゃなかったんだ はコメントを受け付けていません
2014/09/25

003

 

階段を登りきると、

だんだんとここも、

秋の空、

まだ色付く前のイチョウが、

ゴッホの糸杉のように、

秋の空に伸び、

秋の空をかき回し、

秋の香りを、

銀杏に伝えて、

地上に降らせています。

 

東京の秋を見に行こうと、

この場所に来たものの、

イチョウは未だ秋色に染まる事なく、

青々と茂っていますが、

イチョウの木の下まで来ると、

もうここには、

すでに秋の香りが届けられております、

秋の空を見上げると、

オレンジ色に熟した銀杏の実が、

発酵を始めたかのように、

イチョウの枝にたわわに実り

秋の銀杏の香りを、

空から届けています、

 

 

 

001

 

私たちは、

昔懐かしいこの店で、

今回だけは娘を連れて、

イチョウ並木の秋を見ながら、

テラスでお茶も良いのですが、

それよりももっと落ち着く場所があります、

そこは白い珪藻土の壁で覆われ、

柔らかで肌触りの良いソファー、

そして大きな窓のある部屋、

そこから見えるイチョウ並木の風景、

この店で季節を感じるには、

この場所がベスト、

 

 

 

002

 

席に着くと、

私はキハチトラフルロールとアイスコーヒー、

娘は秋のケーキ3種にジンジャエール、

そうそうここのジンジャエール、

確かフレッシュジンジャーを使っていたはず、

絶対にここでしか飲めない味の、

ジンジャエール、

娘が一口飲むと、

びっくりしたように私の方に顔を向け、

ママがすかさず娘に向かって微笑みます、

ここのジンジャエール美味しいでしょ、

ジンジャーが利いてるでしょ、

 

そう言えば、

今朝、

ママが秋を見に行こうと言ったのが、

今日の始まりだった事を、

思い出しながら、

ロールケーキを一口、

都内で秋と言ったら、

外苑前の黄色に色付くイチヨウ並木でしょ、

確か始めて来たのは、

40年以上前のこと、

12月の月に照らされて、

静かに黄色く色付いたイチョウ並木が綺麗すぎて、

いつまでも見ていたような気がしてきた、

それからどれだけ、

ここの黄色く色付いたイチョウを見た事だろう、

自分では気がつかなくても、

時間だけは勝手に走り去って行くようです、

ひとしきり、

まだまだ紅葉の始まらなかった、

イチョウ並木を見ながらの、

お茶を終えて、

店を出ると、

年配のアベックが、

キャッキャ言いながら、

道ばたに転がる、

熟した銀杏を拾っています、

年配のアベックの回りには、

2人のために、

熟した秋の香りが、

拾いきれない程届けられておりました、

 

 

そうか、

普通のお父さんの休みは、

家族と出かけて、

散歩したりお茶鵜を飲んだりするんだね、

私ずっと前から、

普通の家の、

普通のお父さんは、

休みの日には、

何をしてるんだろうと思ってたけど、

休みの日には、

家族と散歩したり、

お茶を飲んだりするんだね、

私、今分かった気がする、

そんな娘の隣では、

秋にはまだ早かった外苑で、

バックからビニール袋を取り出して、

黙ってしゃがんだママ、

熟した銀杏の実を潰さないように、

そっとビニール袋に、

入れています。

10:18 | 未分類 | だんだんとここも秋の中 はコメントを受け付けていません
2014/09/17

001

一ヶ月ぶりに山に来てみると、

季節はいつのまにか、

夏の空、

秋の空、

 

一ヶ月前、

二段梯子から転落し,

翌日から入院、

お盆休みは、

全身麻酔で肘の手術、

肘の骨にボルトを埋め込み固定、

毎日が,

自分リハビリ、

ペットボトルを持ち、

腕を上げたり下げたり回したり、

 

002

 

一ヶ月ぶりに山に来てみると、

空は夏の雲と、

秋の雲、

昼間に、

一匹の蝉が、

夏を惜しむかのように鳴き出したかと思うと、

夕には、

肌寒い季節を肌で感じ、

草むらからは,

秋の虫たちが鳴き出し、

季節はいつのまにか、

秋に変わっておりました、

今年の夏は天気が悪く、

毎週末のように雨が降り、

トウモロコシも大雨で、

ほとんどはなぎ倒されて朽ち果てたそうです、

ただ、農家の田んぼだけは、

黄金色に輝き、

秋の風に揺れておりました、

 

ママからは、

久々の山なんだから、

あまり作業をしないで、

のんびりするようにと声をかけられていたはずなのに、

なぜか体が動いております、

一人、

壁の下地材を練っております、

一日中、

壁に下地材をコテで塗っております、

ほとんど外にも出ず、

ほとんど会話もせず、

山小屋の中で、

ただひたすら作業をしておりました、

 

003

 

たまに、

山小屋の窓から見る風景は、

もうすでに秋の風景、

ママが、

リビングの捲きストーブに、

火を入れました、

今年初めての捲きストーブです、

早くしなければ、

早くしなければ、

今年も終わっていまいそうです!!

03:42 | 未分類 | 夏の空、秋の空!! はコメントを受け付けていません
2014/08/26

241

 

そんなたいそうな事でもなく、

ましてや特別な事でもなく、

愛を告白する訳でもなく、

君の横顔を、

炎の灯りで見たかったなんて、

しゃれた言葉すら、

思いつかず、

ただ森の中の、

夜に、

ローソクを灯す、

ただそれだけの事、

なのに、

総てが、

いつもと違って見えてくるのはなぜ、

君が、

いつもと違って見えるのはなぜ、

テーブルの料理が、

美味しそうに見えるのはなぜ、

今夜も、

森の夜は、

キャンドルナイト、

誰もが夢見る、

キャンドルナイト、

いるもと違う自分に、

なりすます、

キャンドルナイト、

 

そして2人だけの

森の夕食を、

夏の虫たちに邪魔されたくないなら、

キャンドルナイトで!!

11:47 | 未分類 | キャンドルナイトで!! はコメントを受け付けていません
2014/08/05

240

 

あれからどのくらい時間が過ぎたのでしょうか、

標高760mのこの森の中でも、

8月の日差しは強く、

日向にいるだけでじわっと汗が噴き出してくるというのに、

ママが森の中の庭に入ってから、

まったくママの声がしません、

いつもだったら、

『ギャー』とか、

『まったく』とか、

まるで誰かと大声で会話して言うような独り言が聞こえてくるはずなのに、

今日はなんか違う、

しかも庭を見渡しても、

ママの姿さえ見えません、

8月の森では、

強い日差が魔法を使い、

総てを黙らせているようです、

 

私は汗にこびりついた木屑だらけの手で、

電動工具のスイッチを切り、

足早にママのいる、

森の中の庭に進んでみました、

途中で愛犬ロッティーが、

あまりの暑さに、

地面に穴を掘って、

その冷たい地面にごろんと横になっています、

私が彼女の横を通り過ぎているというのに、

まったく驚く様子もなく、

一瞬目を開けて、

又目を閉じてしまいました、

彼女も、

8月の魔法に掛かっています、

 

森の中の庭に来ると、

ママの姿が見えません、

きっとこの暑さで倒れてるんではと思い、

庭をぐるっと回ってみると、

なんと石垣の下にしゃがんでいます、

 

『パパ、

私、大発見しちゃったのよ、

去年から、

この石垣の中の土が、

どこを踏んでも柔らかいのよ、

手で押さえつけても、

ズブズブって手が土の中の入って行くのよ、

今日、

この石垣の隙間に生えている、

草やシダ類を全部どけてみたの、

そしたら、

あそこにもここにも、

野ネズミの出入り口があったのよ、

この石垣の庭って、

野ネズミのすみかになっていたみたい、

出入り口が草やシダ植物に覆われているんで、

フクロウやテンにも襲われる事無かったみたい、

それと以前から植物用の殺虫剤を使わなくなったじゃない、

きっとこの石垣の中は、

野ネズミのパラダイスになっているみたい、

ママは額から汗を滴らせながら、

本日の大発見に感動して、

ひとしきり、

私に、

しゃべり続けておりました!!

 

8月の魔法でも、

ママの興奮を抑えて、

作業を中断させる事が出来なかったようです!!

02:06 | 未分類 | 8月の魔法 はコメントを受け付けていません
2014/07/28

239

 

パパ、虹だよ、

パパ、虹が庭の中にいるよ、

パパ、凄い凄い、

凄く綺麗だよ。

 

先程まで猛烈な雨が森を襲っていたはずなのに、

それがぴたりと止み、

今度は夏の日差しが濡れた森を照りつけています、

まるで梅雨明けの最後の日を、

知らせるかのようです、

私が、雨の上がったばかりの森の中の作業場に、

チェーンソーを持ち出し、

今まさに、

チェーンソーのエンジンをかけようとするその時です、

山小屋の2階の窓から、

ママの大きな声が聞こえます、

 

パパ、

パパ、虹だよ、

パパ、虹が森の中に現れたよ、

 

私はチェーンソーを止めて、

森の中から見える空を見上げてみますが、

どこを見ても虹は見る事が出来ません、

濡れた若葉から滴る水滴に、

強い日差しが透明な光を放っているだけです、

上を見上げるとママが、

窓から顔を出し庭を見ています、

 

パパ、

虹が私たちの庭にかかってるよ、

小さな小さな虹、

綺麗だよ、

こんな可愛い虹、

生まれて初めてだよ、

 

私は急いで山小屋の2階に駆け上がり、

ママの隣の窓から、

下の庭を見下ろすと、

本当に小さな小さな虹、

幅は30m程度でしょうか、

森の中の私たちの庭にかかっています、

小さな小さな虹が、

私たちだけしか見る事の出来ない虹が、

 

庭の虹が消え始めると、

森の中から日暮らしの鳴き声が聞こえ始めます、

夏の始まりを、

私たちに伝えにきたように、

鳴き始めています。

10:44 | 未分類 | 夏の始まりを はコメントを受け付けていません
2014/07/11

238

 

 

7月というのに、

曇り空の森は涼しく、

先程から森の中のベランダには、

美味しいごちそうが,

次から次へと運ばれてきます、

全員が揃うと乾杯、

一年ぶりに森での再会です。

 

私は皆に背を向け、

炭火の火力を調整しながら、

グリルで肉の焼き加減を見ていると、

私の背中の後ろの方では、

まるで小説を読んでいるかのような会話、

 

壮絶だった離婚騒動、

そんなつもりは無かったのにいまだに続く浮気進行形、

介護の惨憺たる日常、

私はとてもこのグリルの焼ける肉から目を離して、

皆の方に振り向く事が出来ません、

 

それでも森の中の肌寒いベランダでは、

炭火で焼いたお肉が美味しいと言いながら、

皆気持ち良さそうに、

自分の人生の破り捨てたい部分、

そんな話に花が咲きまくっております。

 

今回はママ友のサンディエゴから,

一時帰国に合わせて、

皆で温泉&バベキューという企画、

私は完全にホスト役に徹しております、

人生は楽しくすばらしいはずなのに、

誰もが長い人生の途中で迷い道に迷い込み、

悩み、涙して、

そして友達と、

この森の中のベランダで、

まるで小説を読むかのように、

人生の一部を話し始め、

友情を深めあっています、

 

悲しい事はどんな人にも突然現れ,

谷底に突き落とし、

クローゼットの中に綴じ込めたまま、

何も言わず立ち去り、

 

恋愛は青春の一部なんかじゃなく、

こんな歳になっても、

自分を夢心地に誘う媚薬である事を知り、

 

嫉妬とモラルの狭間、

こんなにも、

切なく、

心地よく、

生きてる事の喜びを、

再び感じさせてくれます、

 

いつしか森の夜に小雨が降り出し、

ママ友たちは場所を室内に移し、

夜が終わろうとしている事も気にせず、

人生の破り捨てたい部分を、

まるで紙でも破るように、

ビリビリにして、

話し続けています、

 

森の中の夜は眠る事も無く、

ママたちの会話に、

いつまでもつきあっています。

07:46 | 未分類 | この森の中のベランダから はコメントを受け付けていません

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