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2014年のワールドカップ、2016年のリオ夏季オリンピック大会の開催と1964年の東京オリンピック当時と似た公共投資、新規インフラの整備が計画されており昨今のブラジルの経済発展の原動力の一つになっていますが、今回、リオのオリンピックのロゴ(シンボルマーク)として発表されたRIO2016のロゴマークが盗作ではないかと日本でも話題になっているようです。アメリカのONG(民間団体)のロゴタイプTELLURIDE FUNDATIONとアイデアが酷似しており盗作ではないかとの疑問が出ている。138の候補作から選ばれたRIO2016のロゴマークは、3立体の人と人が繋ぐ世界の祭典をブラジルの国旗の色、緑、黄色、青で表しているが赤の入ったONGのロゴタイプとは確かに似ていると云うより同じアイデアからの発想だけにアイデア侵害、盗作問題等に発展しなければ良いのですが。。。皆さんはどう思われますか?関係写真を貼り付けて置きます。
明けましておめでとうございます。日本は年末年始に大雪に見舞われたり大変だったようですね。寒いクリスマスと正月が羨ましいです。48回目のブラジルでの暑い暑いクリスマスと正月を迎えました。今年は管理者からイエロカードを頂かないように書き込みに精を出す積りにしておりますので宜しくお願いします。暑い暑いブラジルと云っても理解に苦しむかとも思いますので街角の温度計37度、汗たらたらの私の顔、正月に海浜を埋め尽くし歩く隙間もなかった海浜、のんびりと海浜で涼を取る鄙びた海浜の写真を貼り付けて置きます。
今年のアフリカにおけるワールドカップでは悔しい思いをしましたが、私の住むブラジル南部のポルトアレグレにある1909年に創立されたサッカーチームのINTERNACIONALが南米リベルタドール杯を2006年に続き2度目のチャンピオンに輝き溜飲をおろしています。2006年には、インテルはトヨタカップで日本でバルセローナと世界一を競い絶対優勢のバルセローナを下しクラブ対抗世界一に成っています。
今年のトヨタカップは、アブダビで12月8日から従来の南米とヨーロッパだけでなくアジア代表、アフリカ代表、中米代表、オセアニア代表、主催国代表等を加えてまさに世界一を競いますが、最終的にはヨーロッパ代表のミラノのインテルとブラジルのインテルの優勝争いが予想されます。是非今回もブラジル、南米代表としての我がインテルナシオナルに世界一を獲得して貰いたいと願っています。
リベルタドールの決勝戦は、地元ポルトアレグレで行われメキシコのシーバスと云うチームを3-2で破りメキシコのグアダラハラでの2-1と合わせ5-3で完全優勝しました。人口145万人のポルトアレグレの町はインテルの赤いカラーに染まり夜明けまで爆竹が上がり凄い盛り上がりでした。何枚か私のBLOGから写真を転載して置きます。
尚、ポルトアレグレの町には、矢張り2度リベルタドール杯を獲得、東京でのトヨタ杯で1度世界一に輝いているグレミオと云う青いユニホームのチームがあり町を2分しています。
ブラジルのイメージは、アマゾンにリオのカーニバルと常夏を想像しますが、現在は真冬、私の住んでいるブラジル南部、ポルトアレグレでは寒波に見舞われ震えあがっています。今朝の新聞のTOP PAGEは、いずれも寒そうな写真でしたが、私も朝から血液検査の為に近くの診療所まで歩いて行きましたが、朝の8時に気温は3度を示していました。明け方は1度まで下がっていたようですが州内の奥地では、カシアスが零下3度、お隣のアルゼンチンでもアンデス山脈に近いメンドンサでは、零下8.6度を記録しているそうです。想像できますかブラジルに霜が降りたり雪が降ったりするのを。。。熱帯の赤道を越えた北半球から南の端まで海岸線が6000km以上続く広いブラジル、吐く息が白く、耳が痛くなり鼻が赤くなり手が悴む寒い寒い冬の季節を迎えています。
ハイチの地震が世間の耳目を集めていますが、ここブラジルでもリオ州のアングラで正月早々崖崩れによる水害、ミナス州、サンパウロでも水による被害が多く報道されていますが、ブラジル南部の南大河州(リオグランデドスール州)でも異常降雨による川の増水により大きな橋が橋げたから流され崩れ落ちと云う惨事がありました。アグーダと云う街の副市長さん初め20数名が車ごと川に落ちたりして死者が出ております。私の住むポルトアレグレは、結構暑いですが最近は雨が降っていませんが、州乃奥地ではまだ雨が続いており農作物特に水田に大きな被害が出ているようです。写真は、押し流されて橋が寸断した写真と水浸しの現地地域の航空写真です。自然の力に脅威を感じます。
今年も終わりですね。日本の正月は、雪に吹雪の地方もあるとかですが地球の反対側のブラジルでは35度を超す真夏日が続き海浜は人人人の人の海、砂の上に出来た都市が出現するほど好天に恵まれて凄い人出のようです。反対にポルトアレグレの街は静かなもので暑いのを我慢すれば結構過ごしやすい年末年始と成りそうです。正月はポルトアレグレから120km離れた紫陽花の街グラマードに打ち初めに仲間と出むきパラナ松と紫陽花のゴルフ場でプレイする予定ですので正月の暑いゴルフ風景を紹介しましょう。来る年、2010年も皆さんに取って良き年と成るように暑いブラジルからお祈りしております。写真は地元紙に紹介された海浜の様子と35度を示す電光掲示板です。
12月22日は、日本では冬至にあたり一年で一番日が短い日ですが、地球の裏側ブラジルでは夏至に当たり一年の内で一番日が長い日に当たりこの日が正式な夏の始まり、海開きの日になります。今年の海開きは好天に恵まれどっと大西洋岸のプライア(海浜)に人が出ました。写真は、海開きの日の地元紙が掲載していた海浜風景です。ブラジルに移り住んで48年目の暑い暑いクリスマスと正月を迎えますが、何と街角の電光掲示板は真夏日に34度を示しておりサンタクロースさんは暑いのに赤い冬服で気の毒です。幾らかでも暑いブラジルを感じて貰えると嬉しいです。雪のホワイトクリスマス、トナカイが曳く橇、寒い日本のクリスマスが懐かしいです。
エルニニョーの影響もありアマゾンからの湿った空気が上空3000メーターの高い所から高速度でブラジル南部に送られて来てリオグランデドスール州に11月としては珍しい300mm以上の降雨量を各地で記録、サンボルジャでは523mm、バジェーでは514mm、リブラメントで475mm、エンクルジリャダで460mmと平年の4倍以上の降雨量を記録している。州都のポルトアレグレでも287mmを記録例年の3倍の降雨量と成っている。州内の水害は66都市に及び2万人以上が被災して住む場所がなくなり20億ドル近い実害が出ている。地元紙のトップページを飾っている水害の写真を拾って掲載して置きます。12月第1週も各地に雨が降る予定との事。暑くても我慢するのでからっと晴れた夏の日になって欲しいものである。
『世界自然7不思議』にブラジルからも候補
2007年にUNESCOを通じて1億人の人たちがインタネット投票で『現代の世界7不思議』を選びましたがその一つに『リオのキリスト像』が選ばれています。今回10億人が参加すると予想されている『世界自然7不思議』の71候補が最終的に28候補に絞られその中にブラジルからは『大アマゾン河』と『イグアスの滝』が候補に残っています。残念ながらブラジル最東端の孤島フェルナドデノロニアが予選で脱落しました。南北アメリカからは7候補地が残っており最終的にはブラジルからも一つは7不思議に残って呉れるのではないかと期待しています。もっともイグアスの滝はブラジルだけでなしにアルゼンチン、パラグアイの3国の国境地帯にあり共同戦線を張れば得票数が延びるのではないかと思います。
写真は、イグアスの滝とアマゾン河に28候補地の一覧表です。地元紙のゼロオーラの7月22日のニュース及び写真をお借りしました。
5月31日(日)にカリブ海の島バハマで国際サッカー連盟の会合があり2014年のブラジルに置けるワールドカップ開催の12の都市を発表した。これと云った驚きのない選択に終わりましたがブラジルの粗、全土を覆う選択で私が住むポルトアレグレも開催都市の一つに選ばれています。日本が予選を突破、参加出来ることに成りポルトアレグレで試合をすることになればと夢見ていますが実現するでしょうか?ワールドカップの開催による経済効果は莫大でポルトアレグレでも地元インテルナシオナルのスタジアムの改修工事(屋根を付ける)、大型ホテル建設等の周辺の整備、道路の複線化、地下鉄工事、飛行場のアクセスを良くするためのモノレール敷設、各国の選抜軍にキャンプ地の準備果てはポルトアレグレの港の再整備まで盛り沢山の2014年を照準にした待ったなしの突貫工事が行われます。2016年のリオのオリンピック大会招聘と共にブラジル経済の活性化に役立つ国際行事は有難いものです。写真は、地元ポルトアレグレの各紙が全面ページで関連記事を掲載しているのをお借りしました。ポルトアレグレ(愉快な港)結構良い街でしょう。