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2010/04/07

Webメントレ
このコーナーは、読者やJunkStageメンバーからのご相談に対して、
スポーツドクターである辻秀一が回答をしていく連載です。
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今回の質問者:読者・26歳女性
自分の感情をコントロールするには?

「辻先生こんにちは。ネガティブな悩みで恐縮なのですが、
感情のコントロール方法を伺いたく、相談に応募いたします。
3,4歳上で私の先輩にあたる方がいるのですが、
この方は会社で出世もしており家柄も学歴なども申し分ない、自他ともに認めるエリートです。
大学時代はよく遊んでいたのですが、最近は私がフリーランスになったこともあり、疎遠になっていました。
ですが、どこからか(ブログなどだと思うのですが)私の近況を知ったその先輩が毎日のようにメールをしてくるようになり、
しかもその内容が「平凡な生活をしたほうがいい」とか、「社会に貢献したほうがいい」とかなのです。
価値観の押し付けに感じましたが、軽く受け流していたところ、
私の友人などまで「あいつはダメだ」「こういう人種と一緒にいるからいけない」など攻撃対象にするのです。
フリーではありますが、私はきちんと仕事もしていますし、なぜそんなに責められるのかがわかりません。
平々凡々な私の趣味や、付き合っている人についても「別れたほうがよい」などと言うのです…。
私のことを心配してくれているのだろうとは思うのですが、ちょっとおかしいかな、と思い、メールは読まないようにし、ブログも友人だけが読めるように設定を変更したのですが、嫌な気分がずっと続いてしまい、心が晴れません。
世の中には自分と考え方が違う人が多いこともよくわかっているのですが、このようなことが起きたとき、あまり気にしない力(最近流行りの「鈍感力」とでもいうのでしょうか?)を身につけるには、どうしたらいいのでしょうか。先生のお考えをお聞かせ下さい。」

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回答:辻秀一より
嫌な気分は、自分の脳の認知の機能が作り出したのだと知る

メールありがとうございます。
世の中にはほんといろんな人がいますよね。
気になるというのは脳の認知の機能によってもたらされる感情です。鈍感力とは気にしない力ではなく、気にしないと言ってること自体気にしている人の発言ですから・・・なぜ気になるのかの根本を知れば解放されることでしょう。
嫌な気分がするのはそのひとの言動にあなたのあるいは一般的な意味付けをしているからにほかなりません。
常識的にみてそれはないでしょって感じです。この意味付けの脳を認知と呼んでいます。人間はやめろと言っても決してやめないこの認知の意味付け脳によりさまざまな感情を作りだし続けるのです。
そこで大事なことは、そもそもこの嫌な気分はあいつが作ったのではなく自分の認知が作りだしたものであると知ってることが重要なんです。
あいつが作ったものだとすればあいつが変わらない限り自分の感情は変えれれないことになります。かといって自分を変えよう変えようとしても変われるものでもありません。大事なことはとにかく自分は知っている、そして今の自分がそうなんだと気づくことなんです。
さらにはあいつが発する言動のすべてに本来はどんな意味もついていないということも知っていると便利です。人間は認知の脳がすべての現象に意味付けをするので意味がついていると思い込んでいますが、そもそもどんなものにも意味などついていないのです。
これも知っておくと嫌な気分から解放されます。変わろうとするのではなく、こういうことを知り自分自身もその例外ではない状態なんだと気づけば、結果的にあなたは変わり、結果的に気にしない自分になっているはずです。
がんばってください。応援していますよ。

2010/04/07 08:00 | ■Webメントレ! | No Comments

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