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2016/03/29

昔、無人島にたどり着き生き抜く
“キャストアウェイ”(主役:トムハンクス)
という映画があります。

一言でいうと、無人島で生き抜くためには
するべきことを機嫌よくする
という重要性を教えてくれる、わたしが大好きな映画です。

この無人島よりも、さらに劣悪な環境で生き抜く人の話が
アカデミー賞ノミネートの“オデッセイ”です。

マットデイモンが素晴らしい演技をしていますが
息詰まる緊迫感の中で、心を保ちながら
生命をかけてするべきことをする姿に感動します。

わたしのパフォーマンス理論でお伝えしている
行動の内容と質の
究極の教科書と言えると思います。

今するべきことを考えて、
それを機嫌よくフローでやり続ける
それをしなければ死んでしまいます。

するべき事のためには知識が必要で
勉強することの価値も伝わりますし、
知っているだけではダメで
知識から何をしなくてはならないのかを
考えることの大切さも伝わってきます。

そして、考えているだけではなく、
それを実行しなければ何も生まれない。
すなわち生き残れないのです。
知識、思考、そして実行の大切さが心に突き刺さります。

この映画のように火星に取り残されるという究極の状況は
わたしたちには訪れないかもしれませんが、
日々の生活でも二度とない人生を生きているのですから同じです。
知識、思考、そして実行で生きぬいてくしかありません。

そして、何よりも大事なことは、その実行をどのような心でやるのか?
どのような心で生き抜くのかと常に問われているのです。

するべきことをどんな心でやるのか?
フローなのかノンフローなのか?

フローでやらなければすべての行動の質は悪くなります。
質の高い行動をしなければ生き残れないでしょう。

心の状態がフローになる環境はどこにも存在しません。
外界に自分の心の状態を創ってもらおうとしても
どこにもその素材はありません。
自ら自らの心を整えなければならないのです。

不安や恐怖といったノンフローな感情が常に存在するなかで
頼りになるのは自分自身です。

自分自身の機能を高めるためには
自分自身の心を自分自身でマネジメントしなければならないのです。

自分の心が整わなければ、
知識も思い出されないでしょうし、
思考の質も落ちてアイディアも出ないでしょうし、
なによりも実行することもできなくなるのが人間です。

人間という自分の機能を最大限に高めて生き抜くこの映画は
日々の私たちにも大いに参考になるものだと私は思います。

ライフスキル脳→心を整える→勉強・知識を活用する
→思考してアイディアを創出する→するべきことが明確になる
→それを実行する、の繰り返しが生きることでもあるのです。
それは火星でも地球でも日本でも・・。

2016/01/12

昨年末はフィギュア―スケートの世界で

注目すべきことが2つありました。

1つは羽生選手の世界最高記録。

いま1つは浅田真央ちゃんの現役復帰。

羽生選手のメンタリティーは素晴らしいです。
私が気づく彼のライフスキルは大きく分けると2つあります。

1つは成長をエネルギーの原動力としていること。
成長のためなら努力は怠らないと言う姿勢です。

成長にコミットしていれば結果はついて来ると言う考えは
ブレナイ自分をいつでもどこでも生み出します。

このエネルギーの源泉で結果を出したのが
ラグビー日本代表だと思います。

もう1つは気づきを大事にした自然体でいること。
無理にポジティブにしようと
考えたり捏ねたりしていません。

自分の感情や思考に気づくことで
あるがままの自然体がやってくることを
よく理解していると思います。

このライフスキルで世界1に君臨しているのが
テニスのジョコビッチ選手です。

羽生選手は間違いなく世界トップの
“FLOW”なアスリートだと思います。

それはライフスキルが
しっかりしていることで納得できるでしょう。

 一方、真央ちゃんは復帰しましたが、
あまりうまく言っていないように
演技の様子を見ていて感じます。

まだ揺らぎととらわれの海の中で泳いでいるようです。
まさに“NonFLOW”な状態のままです。

企業でもストレスが高く休職して元気になって
復職して行く人はたくさんいますが、
再発率はとても高いです。

それは休職している間にどれくらい
メンタルトレーニングを
やっているかにかかっています。

ストレスの高い結果を求まられる場所から
離れられれば誰でもが元気になれます。

しかし、それは自分がタフになったからではなく、
距離を置いたからにすぎません。

スケートから離れている間に
どれくらい真央ちゃんが
必死でメンタルトレーニング、
すなわち思考の訓練を受けてきたのかは定かではないですが、
この前の演技の様子からは
それを感じにくかったというのがわたしの本音です。

この2人に大いなる違いを感じました。

それはライフスキルの有無。思考の習慣の違いです。
人間は心の生き物です。
そして、自分の心をマネジメントしているのは自分自身の脳。

すなわち、自分という内部環境は
自分自身の思考の習慣で形成されているのです。

思考の習慣をルーティンとして
メンタルトレーニングを通じて学び、
人生を豊かにしていきましょう。

2015/10/28

ラグビー日本代表の五郎丸選手によって
“ルーティン”の言葉が広まったのではないでしょうか?

ラグビー日本代表は、歴史に残る偉業を
今回のワールドカップで成し遂げ
見事自分たちの力を出し切って、南アフリカに勝利しました。

あの試合は間違いなくフローで終わってみれば
勝っていたという試合です。

このような試合ができるようになるために心技体を、
4年間鍛え抜いてきたと聞きます。

そのためには心を鍛えようということで、
メンタルトレーナーを日本代表に導入し、帯同させています。
そのメンタルトレーナーが安定したパフォーマンスを
発揮させるために徹底したことの1つがルーティンです。

ルーティンとは心を整えるための行動習慣です。
とかく脳はさまざまなことを考えて、
心に揺らぎやとらわれを形成してパフォーマンスに
悪影響を与えてしまいます。

そんなときに事前に習慣化されている行動に集中することで、
心の状態が整い、パフォーマンスが発揮されることになるのです。
五郎丸選手も自分のキックパフォーマンスを安定させるために
ルーティン動作を決定しようと繰り返し練習してきたのです。

壁を作る動作、指を立てる動作、引き足の2歩と3歩、
細かい足の運びの8歩などです。

繰り返し繰り返し練習し自分の感じをつかんでいきます。
ルーティンは縁起ではありません。
縁起は、結果に紐づいた行動です。
こうすると勝つとかこうすると上手くいく、というもの。

ルーティンは結果に関係なく、心を整えるための行動習慣です。
この行動習慣で、心の状態がフローに導かれるというものです。

イチローでいえばバッターボックスでピッチャーの方に
バットを向けて大きく回す仕草もルーティンです。

わたしの専門も心をフローに整えるメンタルトレーニングですが、
わたしの仕事は行動のルーティンではなく
思考のルーティンを皆さんがスキル化できるようにすることです。

行動のルーティンはとても効果のある習慣ですが、
いつでもどこでもできるとは限りません。

集中するために会社で五郎丸の浣腸ポーズはできないでしょうし、
山手線の中でイチローのバッティングポーズもできません。

しかし、思考はいつでもどこでも持ち歩けるはずです。
心を整えフローな風を吹かせる思考の習慣があれば
それは便利だと思いませんか?

ルーティン化するには繰り返しの習慣が大切です。
かつその習慣によって心に変化が生じたのを感じる感性も必要です。
気づきの思考や考える思考によって、
心に“揺らがず・とらわれず”のフロー状態を導くことができるのです。
感情に気づいたり、今に生きると考えたり、
ご機嫌の価値を考えたりするというような脳の習慣は
心を整えるのに確実に役立ちます。

この思考習慣はポジティブ思考とは明らかに違います。
外界のものに対してプラスに考えるという
外界に接着するやり方から離れた思考そのものの
エネルギーで心を整える習慣です。

そんな、心を整える思考が50個ほどあり
それらをワークショップやメンタルトレーニングで皆さんに伝えています。
行動のルーティンも素晴らしいですが、
思考のルーティンは私たち1人1人の人生の質を
いつでもどこでも向上させることのできる素晴らしいスキルなのです。

ただし、繰り返しの練習が必要なことは言うまでもありません。
心のための思考のルーティンを持った人生を!

この1週間は沖縄、石川、山形の方々に小学生から高校生、
大人、保護者、コーチ、行政の方、先生などなどに
心の話をさせていただきました。
ありがとうございます。

わたしの志は日本のご機嫌、GOKIGEN JAPANです。

2015/08/26

今、プロのメジャー大会で優勝可能な日本人といえば、
テニスの錦織圭選手とゴルフでいえば松山英樹選手です。

その松山英樹選手の言葉が気になりましたので、
スポーツ心理学の観点から考えてみたいと思います。

今年はマスターズで5位、全米と全英はともに18位、
そして先日行われた全米プロでは今季最も悪い37位でした。
3日目の15番でトリプルボギーをたたいて
今回も優勝とは成りませんでした。

トリプルボギーが問題なのではなく、
「3打目のバンカーショットで『寄せたい』と言う気持ちが強すぎましたね。」
というコメントを見る限り、
ノンフローを感じざるを得ない思考に、まだ未熟さがあるように思えます。
あくまでも私の勝手なコメントなのですが・・・。

後で振り返って気づけたのは流石だと思いますが、
その場で気づけなければフローに導くライフスキルが高いとはいえません。

もちろん、普通の選手よりも格段にライフスキルは高いとは思いますが、
このようなメジャーというレベルの高い舞台になれば、
1つの思考が命取りになるのです。

さらに
「その時点でトップとは5打差くらいだったので、
ボギーにすると厳しいという思いがあった。
ここをしのげば16,17番でバーディーを取れれば、
スコアが再び二桁にのるし、
そうすれば最終日にチャンスがあるかなと考えていた。」
とコメントしています。

まず“トップとの差が5打差”だと比較していることで、
心は非常にとらわれます。
もちろん、トップとの差で“やるべきこと”を
明確にするのは大事なことなのですが、
とらわれのリスクが倍増します。
相手のことはコントルールできないからです。

さらに“ボギーにすると厳しい”と述べていますが、
結果エントリーの思考でプレッシャーを誘発してしまうことになります。

そして“ここをしのげば”という発言は不快対策思考と呼び、
外側に脳が向いていて自分の心にノンフローの嵐が吹くことになるのです。

そして、“16,17番でバーディーが取れれば”とか
“最終日にチャンスがあるかな”というのは思考が未来に飛んでいます。

未来というのは不安定で不確実なので、
そこに思考が行くとやはりノンフローになるのです。

今ここ、自分の思考で戦い続けないと心の乱れが生じてしまい、
そのことによって良いパフォーマンスができなくなるのです。

通常の試合なら松山選手もこのような思考にはならないのでしょうが、
メジャーといういつもとは違った舞台になると、
こういった認知脳の暴走が起こってしまうのです。

わたしはどんなときもフローな心の状態をもたらすために、
ゴルフスイングと同じかそれ以上に
思考の練習をしていく必要があると思っています。
それがライフスキルなのです。

メジャーの壁といいますが、そもそも壁はどこにも存在していません。
こうした人間の脳が壁を創り出し、自分の力を阻害していくことになるのです。

心をマネジメントする思考の練習をすることは、
どんな人にもどんなレベルであっても必要なことなのです。

2015/07/09

  
テニスのグランドスラム4大大会の1つ
ウインブルドンが開幕しました。
 
まず私がメントレをしている杉田祐一選手が
予選を勝ち抜き本選出場を果たしました。
 
おめでとう。
 
本選では1回戦で敗れてしまいましたが、
成長を感じます。
 
 
さて、みなさん注目の錦織圭選手。
 
1回戦はフルセットで勝利しましたが、
残念ながら、その後は
怪我のために棄権しました。
 
日本中が期待していただけに
残念な結果に終わりました。
 
スポーツで結果を出すには
心技体が揃ってこそだということが
改めてわかったような気がします。
 
 
世界ナンバー1になるには
それにふさわしい心と体と技が必要ですし、
 
1回戦突破なら
それにふさわしい心技体が必要なのです。
 
常に結果は自分自身の心技体の総合力で
やってくるのが世の中なのです。
 
そして、もしかすると
その一番低いレベルでしか
結果は出ないのではないかとわたしは感じます。
 
 
錦織選手のふくらはぎは
昨年のUSオープンの前の
足の裏の膿疱とはわけが違います。
 
膿疱はオペすれば完治する方向に向かいますが、
ふくらはぎは使えば使うほど完治しにくくなるはずです。
 
 
メンタルの面も
マスコミが錦織選手に囚われの状況を
日々もたらしていたように思います。
 
芝の得意不得意、怪我の状態、
そしてベスト8に入れば
グランドスラム大会すべてベスト8だとか
松岡修造さん以来だとか・・・。
 
 
錦織選手はメンタル的にも優れていて
比較的自然体でフローな感じの選手ですが、
囚われの要素が高くなるほど、
認知脳の暴走は起こってしまうのは致し方ありません。
 
いつもよりも少し無理をしているなと感じるコメントは
「大丈夫です!」という発言。
 
“大丈夫”はフローな言葉の1つですが、
1つ間違えると無理やりポジティブにとらえようと
しているときに使う言葉にもなりがちです。
 
「それでできることを戦うよう心がけます」とか、
「まだ完全じゃないけどそれを受け止めて
できるだけのことを今はしています」とかの方が
自然体を感じるような気がします。
 
 
不備をいうことをわたしたちは極力控え
ダメだという呪縛がありますが、
 
臭いモノに蓋をしても
結局はそこからは逃れられないのです。
 
事実、それはそこにあるからです。
 
それを受け止め、
その不備とともにするべきことを明確にして
ただただ実行していくしかないのです。
 
 
不安があるのに「大丈夫」と言ってしまう方が
不安は内在し密かに心の中で暴れてしまうのが人間です。
 
不安があるなら「不安が少しあります」と
言った方がいいのです。
 
 
「今、自分は不安なんだ」と感情に気づいた方が
感情から解放され自分の力は出るのです。
 
 
ジョコビッチ選手が「生まれ変わる食事」の書籍の中で
自分の感情に気づき自然体でいることの
重要性を述べていますが
 
ジョコビッチ選手は
やはり世界ランキングナンバー1に
ふさわしい選手なのだと感じます。
 
そのジョコビッチ選手ですら、
心技体をいつも磨いていないと維持できないです。
 
 
自分を磨く最高のツールこそ
スポーツだと改めて感じさせられます。
 
これからも錦織選手を心から応援しています。
 
 
 

2015/04/28

 
レジェンドと言えば
スキージャンプの葛西選手です。
42歳。
 
最近、40代のアスリートが
偉業を成し遂げています。
 
48歳のカズこと
三浦和良プロサッカー選手が
自身の持つ最年長ゴール記録を
更新しました。
 
そして、
41歳になった
日本が誇る世界の一流アスリートである
イチロー選手が
王貞治選手の得点を抜いて
日本一に。
 
彼ら40代の
レジェンドアスリートに
共通するものは何か?を
考えてみたいと思います。
  
  
3人の共通点は
まず絶対的に
40代まで活躍できる
恵まれた身体と、
 
その身体を管理する
突出した能力と生活習慣です。
 
絶対的に
自分自身の与えられた身体を
高いレベルで
エイジングに対抗するための努力を
日夜行っているということです。
 
 
多くの人は活躍できる前に
身体の限界を迎えて
引退という2文字を
迎えてしまいます。
 
長続きする身体の管理システムが
ダントツに優れているのだと
私は確信します。
 
 
一方で、
長続きする身体を動かす
マインドマネジメントが
これまた突出して
優れているのではないか
ということです。
 
もともと優れていたということは
容易に予想できますが、
 
彼らは共通して
マインドマネジメントに関して
年齢とともに
優れていっていることが重要です。
 
すなわち、心と脳が
進化して行っているのだ
ということです。
 
さまざまな経験から
そのすべてを活かして
フローな心を自ら導く生き方を
実現しているように思えます。
 
それぞれのやり方は
あると思いますが

共通して、思考による
セルフマインドマネジメントに
優れていると言わざるを得ません。
 
 
かっこいいの一言に尽きます。
 
 
共通しているのは自然体、
あるがままな状態に価値を見出し、
無理やりポジティブ思考で
捏ねていないということ。
 
その境地に達した
現代版の宮本武蔵だと
わたしは思います。
 
だからこそ
レジェンドなのだと思います。

2015/02/21

皆さん、ご存知の通り、
今、日本バスケットボール協会は
世界バスケ協会から制裁を受け、
海外の試合に参加できないという
歴史的な窮地に陥っています。

バスケ関係者として
とても悲しいことです。

世界バスケ協会からの
改善しなければない宿題は
いくつかありますが、

何よりも大きな課題の1つが
NBL/NBDLとBJとの
統一リーグの問題です。

これまで、両者間で
散々話し合ってきました。

それぞれの妥協点を見つけたり、
課題を出し合い共有し解決策を見つけたり
してきたのですが、その話し合いでは
溝が深まるばかりです。

そこでJリーグを立ち上げた
サッカー界の川淵三郎氏がチェアマンとなり
この大きな問題を日本のために解決すべく
タスクフォース委員長として
ご尽力いただけることになりました。

わたしは以前から
「スポーツは文化だ」
という理念で意気投合し
仲良くさせていただいていたので、
まさかこのようなことになるとは
思ってもみませんでした。

先日、ニュースでも
散々放映されていましたが、
川淵さんが両リーグの代表を集めて
記者会見をされました。

わたしも出席させていただき
思ったことがあります。

川淵チェアマンは、
今の問題をどう解決するのかとか
妥協案をどう見つけるのかではダメで、

理想を掲げ、そこに向かおうとする
チームや人で1つになればいいんだ!と
強くおっしゃっています。

例えば、5000人のアリーナ。

もちろん、今そのようなアリーナは
どこもないのですが、
そういうこれからのバスケの
あり方・あるべき姿の理想を明確にして
そこに向かうことが重要だと
述べられているのです。

私もその通りだと思います。

がしかし、多くの人やチームは
現状それは無理だとか
行政の賛同はないとか
その条件を今満たせないので困る
などの発言があるのです。

川淵さんのおっしゃりたいことは
今どのような課題があるかではなく、

未来や理想に向けて
どうすればいいのかを考えていけば、
結果として、課題解決にも
統一にもなるだろう
ということなのだと確信します。

しかし、このような
バックキャスト的な発想に
多くの人はついていけないという
現状もあると改めて感じました。

だからこそ、
これまで1つになれなかったんだなと
わたしも理解できたのです。

もちろん東京エクセレンスも
現状の課題は多々ありますが、
あくまでも理想に向けて
努力していきたいと思います。

 

図1

2014/12/26

2014年はもうすぐ終わりますが、
常に世の中は終わって始めるということでできています。

1日も終わりますが、
新しい1日が始まります。

今という瞬間も終わりますが、
新しい今という瞬間の始まりです。

終わりと始まりはセットです。
なぜなら連続しているからです。

すべては連続して成り立っているのですが、
とかく人間は区別したがりです。

スポーツで言えば、
オフェンスとディフェンスは連続しています。

分けて考えるからチームは弱くなります。

人生で言えば、
仕事とプレイベートは連続していて、

ワークライフバランスといって
区別するから苦しくなります。

人生は連続です。
脳が勝手に区別していくのです。
 
2015年からわたしが流行るというか
大事にされるだろうと考えている
キーワードがいくつかあります。

・禅的な思考や生き方⇒私流には禅脳思考
・あるがまま⇒Let it goが流行りましたが、Let it be
・健康⇒病気じゃないということでなく生産性資本
・女性⇒官僚的で権威主義の男性の限界
・自由⇒ヒッピー的でイノベ―ティブ
・スポーツ⇒東京オリンピックを5年後に迎えてバーチャルからリアルの象徴

日本は比較的保守的で変革しにくいでしょうが、
確実に過去にしがみついていても
新しい未来は描けない時代になってきていると思います。

それに自分自身が反応して
自分を変えていける人たちが生き残ることでしょう。

経済構造はわたしはわかりませんが、
社会の仕組みはそのような方向にシフトすることで
間違いないと確信しています。

2014/06/23

最近、選手たちのコメントをTVや紙面でよく目にしたり、耳にしたりします。スポーツ心理学も普及し次第に選手たちにも知られつつあり、 選手たちが言葉を意識的に使っているようにわたしは感じます。ただ、わたしの視点ではどのコメントも無理に言葉を使っているような印象があります。

わたしのメントレで大事にしている「揺らがず・とらわれず」のフローな感じとはちょっと違うような匂いがどの選手にもあるように感じます。本田選手をはじめとして、みなが多用している言葉の1つに「準備」があります。

もちろん、準備は大切ですし、イチロー選手も大事にしている考えですが、準備することがあるというのは大事な一方で「結果を意識しすぎた準備」と、とらわれているように感じてなりません。現在の日本代表選手には、純粋に「準備を楽しむことに注力していれば結果はやってくるんだ」、というような感じがしないのです。

日本の今年のチームは間違いなく、これまでの日本代表の中でもレベルは高いと思います。なので、わたしはもっと自然体で臨めばいいのではないかと思います。もちろん、さまざまなメディアがそれを許さないのでしょうが、そんな中でもあるがままの自然体で戦ってほしいし、その方が力は間違いなく発揮されるように思います。

他には「考える」という言葉が流行っているように感じます。考えることは大事な一方で、とらわれを生んでいくことになりノンフローになるリスクは大だと言わざるを得ません。このように言葉の力は大事ですが、 無理にポジティブにする言葉や結果にリンクした言葉ではフローになりにくいとわたしは思います。

フロー化に繋がるフローワードなら言葉そのものの力を利用した方がいいと思います。

しかし、マスコミへのコメントでそれを使うのは非常に難しいと言えるでしょう。それでも、言葉の使い方ももう少しレベルアップできればいいなと、メンタルトレーニングをしている立場からは思います。

わたしの総合的印象として、少し無理している感じ、とらわれている感じを日本代表選手から感じざるを得ないのです。そう感じるのはわたしだけでしょうか…。

そして、日本は初戦敗れました。日本の選手はやはりみんな堅かった。もちろん勝つためにやっているのですが、結果エントリーの匂いがして、それをポジティブシンキングで対処・対応しており、とらわれを大変感じていました。

ポジティブでいつも無理している感じがするのが本田選手です。試合はスキルも高くなっている日本チームを表現するかのごとく、本田選手が見事なシュートで先制点。

しかし、勝つためにやっていて、勝つことにとらわれている組織と集団にとって、 先制点とリードはとらわれと揺らぎの材料となる場合があります。バスケと違って1点の重みがあります。そのため、どうしても1点に意味付けしやすいサッカーという競技は、リードや先制点は下手をするとチームをノンフローへと導くのだ、という典型的な現象がコートジボワール戦だったと思います。

試合後の選手たちのコメントはみな悔しい。そして、自分たちのサッカーができなかった。

その原因は、外界がどうなろうとも、外界に応じてするべきことを明確にして徹底することができなかったことと、それを遂行するための心の状態が全員すべての時間で整えられていないことが原因だと思います。

全員がどれだけ、1人1人の責任で揺らがず・とらわれずの心の状態を創り、かつ、するべき戦略をみんなで共有し、ただただそれを一生懸命にやるのかという、シンプルなことに尽きると思います。

2戦目のギリシャ戦も勝つことができませんでした。戦略対応はどうだったのでしょうか?1人1人の心の状態はどうだったのでしょうか?どちらも勝つためにふさわしい状態じゃなかった、ただそれだけのように思います。

サッカーの戦略はわかりませんが、心の状態は外界に関係ないようにしなければなりません。いつでもどこでも誰でもが揺らがず・とらわれずのフロー状態を整えられなければ、どんな戦略も絵に描いた餅に終わります。

3戦目のコロンビア戦は、結果エントリーから離れて心エントリーで、あるがままの自然体で臨んでほしい。ポジティブ思考ではなく、また「勝つため」「勝たなければ」から離れて、ただただ今目の前のことを一生懸命に好きなサッカーをすればいいんじゃないかと思います。そうすれば結果はついてくるはずです。

肩の力を抜いて初心に戻って、無邪気にサッカーをすればいい。それがこの4年に1回の大会でできるかどうかは、私は日頃からのライフスキルの磨き方にかかっているように思います。自然体でやっている選手もいるはずです。自分のやり方に立ち返って、無理にみんながポジティブ思考をする必要などないとわたしは思います。

岡崎選手と遠藤選手が鍵のように思います。一番、自然体の匂いを感じます。長友選手も本来はそのはずなんですがねえ・・・。

サッカーも人間が集まって行う活動なので、メンタルの状態が渦巻いていてそれをウォッチするのは楽しいですね。

さあ、25日のコロンビア戦はどうなるでしょうか・・・。

ただただ応援したいと思います。

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