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2010/09/15

        こんにちは!トヤマアキコです。

 さて、自己紹介も終わり、実質的に連載第1回になる
記事には何を書こう・・・1週間悩みました。

 悩んでいる間にも毎日のように仕事がありまして、

 9日:ジャズバーでBGM 30分ステージを4回。初共演の
    ギタリストとデュオ。
10日:タモリさんが宣伝部長をやっている新宿の老舗ジャズクラブ「J」
    にてボーカル+ピアノトリオ(ピアノ、ウッドベース、ドラム)でライブ。
11日:浅草のジャズバーにてボーカル+ピアノトリオ。昨日のメンバーとは
    ベーシスト以外全員別の方。
12日:新潟県は新発田市のジャズイベント「新発田ジャズストーリー」に
    参加してきました。昼間は地元ビッグバンドと共演。夜も地元のプレイヤー
    たちと共演。
13日:朝から晩まで、12人の生徒のジャズピアノレッスン。
14日:地元・柏のライブハウスにて、私がリーダーのピアノトリオライブ。

 という具合に、毎日毎晩、違う面子と違う場所で、演奏することが多いのが
ジャズ屋さんの特徴です。しかもほとんどがノーリハ。初対面でいきなり音だし
します、なんてことも今週だけで3回ありました(笑)なぜこのようなことができるか、
というと。。。

 ジャズには「暗黙の了解」が沢山あり、でも逆にそれさえ押さえておけば、
世界中どこのジャズクラブへ行っても、誰とでも、ジャズができてしまうのです!!

 まず基礎になるのはスタンダードと呼ばれる曲と、その曲のリードシート、
いわゆる譜面です。たいていはコードが振ってあるメロディ譜です。
 例としてCMなどでも流れる「’S Wonderful」というスタンダードナンバーの
リードシートを載せておきます。

leadsheet.JPG

 まずはテーマとして、このリード譜のままのメロを1コーラス演奏。そして続けて、
2コーラス目からジャズの醍醐味『アドリブ』に入っていくワケですが、何を
やっているかというと、このリードシートのコード進行と小節数を守りながら、
メロを変えてその場で作曲しながら演奏する、というのがアドリブなのです。
なので、このリードシートを何度も何度も繰り返しているだけ、、、と、
言ってしまえばそういうことなのです。そして最後にまたメロディーを演奏して終了。

 イントロやエンディングをつけたり、アレンジがほどこされているものもありますが、
基本的にはこのリードシートという地図を全員が見て、せいのーでっ!で旅に出るわけです。
途中で迷子になったりする人もいますが、他の人が弾いてるコードを頼りに戻ってきます(笑)

 決まっているのはメロと進行だけなので、その人がどんなリズムで、どんな味付けを
してくるのか、リズム感はどんな感じかな。。。なんていろいろと話すよりも、音を出して
一緒にやってみるのが一番良くわかります。お、この人とやると気持ちよいな~~呼吸が
ぴったり合うな、とか、いい音の選び方をするな、、、なんて思って、演奏の後にお話を
すると好きなアーティストや曲が同じだったりします。

 そんな風に日々のライブやセッションで、フィーリングの合うミュージシャンを見つけると、
固定のバンドとしてサウンドを作ってみよう、ということになることが多いです。
 私は、今自己の名義でCDを2枚出していますが、共演者はやはりこうしてセッションを
通して出会った素晴らしいメンバーです。

jaket

 昨年9月に出したセカンドアルバム『All is in The Sky』
外山安樹子(p)関口宗之(b)秋葉正樹(dr)
試聴はこちらから:http://homepage2.nifty.com/akiko-toyama/discography.htm

 このメンバーとは最低月に1~2本はライブをするようにしています。
オリジナル曲も演奏しますが、もちろん譜面はリードシートと同じ。味付けはメンバーに
お任せ。フィーリングの合った二人だから、何も言わなくても、私が描いたとおりの
サウンドを出してくれます。

 

 初対面の初々しさ、ドキドキを体験しながらも、熟練夫婦のあうんの呼吸を楽しめる、、、
それがジャズピアニストとしての活動の面白いところかな、と思っています。

2010/09/15 04:48 | ジャズのお仕事 | No Comments

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