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2009/11/08

お久しぶりです、徐々に寒くなってきましたが皆さん如何お過ごしですか?
私は体調を崩したまま引越しをして全く新居でノンビリ出来ない日々が続いております。

さて、前回は楽器演奏可能物件という、音楽家ならではの苦労について書いてみましたが、今回はコントラバス奏者ならではの苦労について書いてみましょう。

通常、ほとんどのプロのオーケストラは楽器を所有しているのでコントラバスを運搬する必要はありません。コントラバス奏者は自分の弓だけ持って会場に向かい、楽団所有の楽器を演奏します。毎回違うサイズの楽器を弾かねばならないという柔軟性は求められますが、身体に負担のかかる楽器運搬はしなくて良いのです。
従って楽器を運ぶケースは室内楽やスタジオ仕事、寄せ集めの団体など楽器を用意してもらえない場合に限られます。こういった場合、「楽器使用料」「楽器借用料」といった名目で別料金が発生するので、重い楽器を運んでもある程度金銭にて報われる仕組みになっています。

楽器持ちの仕事の場合、ラッシュの混雑を避けてくれているのか練習時間の開始が遅めに設定されている事が多いので電車の混雑はそれほど気になりませんが、それでも私はある程度どの電車のどの時間帯が混むのか把握するようにしています。万が一ラッシュに当たるようなら仕方ないので始発などの空いている時間に出て会場近くのファミレスで朝食を取る、なんて手段もありますが、滅多にそのような体験をしたことはありません。

さて、運搬についてですが、まずコントラバスという楽器はとにかくサイズが大きい。
だいたい身長が190cm前後ありますから、日本なら成人男性の平均身長を楽々上回ります。重さは15~20kgと大した事ないんですが、何しろ持ちにくい形をしているので運搬が厄介です。

コントラバスの運搬は車か電車、大きく分けて二つの方法があります。

車の場合、ワゴンなら後部座席を倒せば後ろから突っ込んで毛布の上にでも寝かせてしまえば準備完了。これが一番簡単です。車種が通常の4ドア車なら、助手席を倒し、楽器の首を助手席足元に突っ込んで固定するのがスタンダード。これやると片側はほとんど視界を遮られますから安全とは言えませんが、多くのコントラバス奏者はこの手段で楽器を積み込んでいます。

「車を持っていなくてもタクシーに乗せればいいじゃないか」と思う方もいらっしゃるでしょうが、どっこいこれが簡単じゃない。まず最近のタクシーは防犯の為前後の座席が遮断されていたりして助手席が倒せないパターンが多いのです。助手席が倒れなければもちろん楽器は積めません。たまにワゴンタクシー(ジャンボタクシーという名称でも呼ばれてます)を所有している会社もありますが、だいたい予約されていて出払っていますし、タクシー会社によっては別料金が発生したりする場合もあるのでオススメは致しかねます。ちなみに個人タクシーならほとんど助手席が倒せるのですが、楽器を見て乗車拒否された経験もあります。

ちょっと長くなってきました。
次回は電車や徒歩で持ち運ぶ場合について書こうと思います。
 
  

2009/11/08 12:51 | 居酒屋トーク | No Comments

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