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2008/09/22

昨日、自作の弓ケースの話題を書きましたが、ここでちょっと私の弓ケースについて書いてみましょう。実は、私は弓ケースにとにかくこだわりがあるんです。

他人と同じケースはもちろん、出来ることなら「一目見てコントラバス奏者と分からないようなケース」が好きなんです。そうなると、自然と弓ケース以外の用途に使われる物を改良する方向に行くのですが。

現在自宅にある弓ケースは5本。

bows.jpg
  
左から古い順番に並んでいます。
壊れてしまって使えなくなったケースは除いてあります。
 
img09875102.jpg
↑ 大学時代はいわゆるオーソドックスな弓ケースを使用していました。
  初めて弓を買った時にお店がサービスで付属してくれたものですね。

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↑ ベルリンに留学している時、ベルリン・ドイツ交響楽団のTTさんに譲って貰ったのがこれ。
 
img_4068.JPG
 
中は緑の柔らかい生地が敷き詰められ、開くと上部にも蓋がついていて2本入るようになっています。日本じゃまず見かけない、渋めのダブルケース。
帰国後NHK交響楽団やベルリン放送交響楽団、日本フィルなど出演したオーケストラのステッカーを貼りまくっていたらこんな外見になってきて、多少恥ずかしくなってきました。
 
 
est_cb_1.jpg
 
  
↑ その後ほんの一時期使用したイーストマンの弓ケース。

これは軽くて肩紐もあったので持ち歩き易く気に入ったのですが、ストッパーがあっという間に壊れて蓋が閉まらなくなり、使用出来なくなりました。耐久性に脆いケース。
  

bow02.jpg

↑ さんざん探し回って発見したのがこれ。
  ビリヤードのキューケースです。
  

img_4073.JPG

本当はキューを分割して入れられるよう中に板が組まれているのですが、それを引っぺがし、蓋部分にはクッション材を詰めて全体に赤いフェルト生地を貼り込みました。

img_4074.JPG img_4075.JPG

さらに、右上部には松脂を収納出来るように100円ショップで時計盤の材料を組み、弓を入れる部分には弓先を保護する為にキッチンスポンジを四角くカットしてセッティング。

img_4072.JPG

このケースの最大の魅力は開閉する際の音!
「カコーン」と、実にアンティークな音がするんです。ケースを開けるだけで視線を集めたケースは、後にも先にもこれだけですねえ。

bow03.jpg

↑ これは楽器を購入した際におまけでつけてもらったのがGEWAの弓ケース。

シングルだし、肩紐や持ち手もないので、楽器を持ち歩く際に弓を入れて楽器ケースに収納する時のみ使用しています。ほとんど新品同様ですね。

img_4079.JPG

そして現在使用しているのがこれ。
製図ケースを利用している人は居ますが、これは100円ショップに500円で売っていたもの。

img_4080.JPG
 
これは、上下2つに分解出来るので、底部と蓋部にそれぞれスポンジを詰め、周囲は気泡緩衝シートを敷き詰めて、さらに弓の形に作ったフェルトのケースを仕込んであります。これならどんなに揺れても弓は固定されたまま。弓を入れて、余った上の空間に松脂を巾着袋に包んで入れるとより安定しますし便利です。

これ、まずお値段が格安(改良費込みでも1000円しません)なのと、意外に防水性に優れていること、そして重量がとても軽い事がメリット。逆にデメリットとしては、楽器ケースに収まらないのと、耐久性に乏しいかもしれない点でしょうか。

そんなこんなで現在は製図ケースを利用していますが、やはり理想はこれ。

img_20060914t113825756.jpg 

アコードのコントラバス弓ケース。
カッコイイし、耐久性も優れていそうだし、いつかはこれを使いたいんですよねえ。
 
 
 
 
でも、4万。
 
 
 
  
気軽に買える額じゃないっつ~の!!
 
 
 
誰か、買ってください・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 

  

2008/09/22 09:02 | 居酒屋トーク | 1 Comment

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Comment & Trackback

はしまめまして、高校でコントラバスをやっている者です。先日備品であった弓ケースが壊れてしまい、代用品を探していたのですがこの記事をよんで自作してみようと思いコメントさせていただきます。不要になったキューケースを持っているという知人がいるのですが、どのサイズのケースを使って作られたのでしょうか?2pceや3pce等あるようで、その点が少し気になりました(分割と書いていらっしゃるので恐らく分割数だとは思うのですが……)
よろしければご解答のほどよろしくお願いいたします。長文失礼いたしました。

Posted at 2017.04.24 7:29 PM by 横澤
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