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2008/09/08

今日からオペラは本番のホールとなる上野の東京文化会館に場所を移してのリハーサルとなります。リハーサルは17時からの為、昼から雑務や練習をしてから上野へ。

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オペラですから当然我々はオーケストラピットでの演奏。

数年間、熊川哲也Kバレエシアターオーケストラでオケピ生活を過ごしてきた私は久しぶりのピットを楽しみに東京文化会館に到着しました。そしていざピットに向かうと、ステージの方から「あ、コントラバスの3プルトはこちらへ」と案内されます。

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ん?これ、プロンプター室の入り口だよね・・・?
と思いながら足を踏み入れて行くと・・・・・・
 
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あれ・・・?何か見えるけど・・・・・・

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えっ!!!!!!!!!!!ここですか?????

てな訳で、我々のプルトは、ピット内一列に並んだコントラバスのさらに後ろ、舞台の中央真下部分、業界の方々には「プロンプター室の横のスペース」と言った方が伝わるでしょうか。そこにセッティングされていました。

これ、指揮者から見ると・・・・

pit.jpg

ほとんど見えません。

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覗き込むとはじめて、「あ~ここにもいるんだ」と分かります。
もしかしたら、「コントラバスは6人から4人になったんだな」と思ってる人、本当にいるかも。
  
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いざ座ってみると、コントラバス前列は腰より高い位置に並び、指揮者は人の隙間からようやく視認出来るという、今までに体験した事のない環境。普通にオケピにいると穴熊のような気分ですが、このスペースだとさながらモグラ。
   
周囲の方々は「こんなところで本当にごめんなさい」とか「指揮者見えますか?大丈夫ですか?」と凄く気を遣って下さいましたが、どう見たって他に場所は無いんだし、ならば滅多に出来ない経験と割り切って楽しんじゃったほうが得策と考えてリハーサルに臨みました。

ところが、いざリハーサルが始まったら、指揮者の左手しか見えない。
ただでさえ練習が進むにつれ拍を刻む動作がアバウトになってきたマエストロ、しかも左手だけだとほとんど参考にならない。コンサートマスターなんてまるで見えませんから、首席の右手を頼りに弾いていましたが、ピチカートで激しくテンポが揺れる場面などは怖くて仕方ない。どんな棒でも指揮者ってやっぱり必要なんだなと思い知った一日でした。

オーケストラ全体もピットに入って雰囲気がガラッと変わり、今日は様子見、響きを確かめながらの演奏といった感じ。金管なんかは暇な時間が多いので立ち上がって舞台を見ていましたが、我々はその舞台の真下なだけに楽譜以外何も見えない状況。なんだか精神的にグッタリきた一日でした。

まあ、これも経験値になるし話のネタになるからと思いつつ荷物をまとめて帰ろうとしていたら、ステージの方々の

「マエストロが、コントラバスのあの位置はあり得ないって言ってたよ」
「説明してあったのに今さらそんな事言われても・・・」

という会話が聞こえてきました。

本当は休憩中にコントラバスのKTさんの訴えにより明日指揮者モニターを設置していただくという話になっていたのですが、もしかしたら明日行ったらまた場所が変わっているかな?

ま、どうなろうと楽しんでやりたいと思います。

     
 

2008/09/08 11:13 | 演奏の現場から | No Comments

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