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2010/09/22

今週はシエナのツアー日程が最もキツい一週間です。

今週から月末にかけて花巻、秋田、宇都宮、南足柄、東京での定期を経て山形、仙台、そして題名のない音楽会の収録と続き、9日間で8回本番。ちょっとタイトなスケジュールなので、一日休みの今日、まとめて記録を残しておきます。

特筆すべきは連休中の東北のお客様雰囲気の温かさ!

花巻、秋田とも完売、満員御礼。
秋田は発売30分で売り切れたとのこと。

基本的にコントラバスは本番前に楽器を舞台に置いておくので、私は開演前に他の演奏者より早めに舞台に行って調弦を行うのですが、だいたいその時に聴衆の雰囲気を感じる事が出来ます。

これ、不思議なもので、会場の雰囲気って手に取るように身体に感じるんです。本番後に演奏者同士で話すと「今日は温かかったね」「今日はちょっと違ったね」とだいたい一致したりします。

特にコントラバスは一番客席側に位置しますから、例えば真横に座っているお客さんが「よし、どんなもんか聴いてやろう」的な、粗探しをしに来たような雰囲気だったり、最初からそれほど前向きじゃない視線だったりするとむしろ燃えたりもしますが、そういう時は残念ながら逆にあまり良い音、良い演奏にはなりません。

しかし、そこで聴衆からワクワクするような期待感なんか感じるとテンションも上がり、本番はより良いパフォーマンスを見せることが出来たりします。もちろん、プロですからいつも同じ状態で舞台に上がらなければならないのですが、やはり人間ですから、精神状態、アドレナリンには大きく左右されます。どんな偉大な演奏家でも、気づかないうちに聴衆の雰囲気に後押しされて名演を生む事ってあるんじゃないでしょうか。

花巻、秋田の公演はそういった意味でまさに聴衆と演奏者が一体になり作り上げた空間だったように思います。

特に秋田でのスタンディングオベーションは凄かった!!

アンコール演奏終了と同時に巻き起こった、まるで大きなうねりが会場を包むかのような総立ちには、一瞬泣きそうになりました。ああいう雰囲気の時には、本当に楽器をやっていて良かったと思いますね。会場との一体感を作り出すシエナの演奏ももちろんですが、会場参加型の構成や企画、そしてトークで場を盛り上げる佐渡さんのお人柄によるものだと思います。

新幹線を乗り継ぎ4時間移動した後の本番などもあり、今回は肉体的、精神的に鍛えられそうなツアーで、技術的な事は割愛しますが、個人的には葛藤を抱えながら演奏をする場面も多く、非常に良い経験になっています。

ちなみに24日、池袋の芸術劇場で開催される定期演奏会はまだ若干チケットもあるようです。皆様ぜひご来場下さい。!!

さて、まだ来月までツアーは続きます。
バテてしまわないように、今日は久しぶりに早く眠りたいと思います。
 
 

2010/02/26

連載が滞ってしまって申し訳ありません。

JunkStageにコラムを書くようになってもう3年くらいになるのでしょうか。

最初は演奏の世界から引退した立場で、離れたところからクラシックの客層を広げる為尽力したいという気持ちで参加していました。ですから「もう失うものはない」とばかり思ったことをそのまま文章にしていました。

それが、演奏の世界に復帰してからは「演奏依頼を頂く」という立場を考えると正直書けないことも増えましたし、日常的に「私程度のレベルの演奏者が偉そうに何かを語って良いのだろうか」という念にかられてもおり、文章を書いては破棄する毎日。この1ヶ月も10近い記事を破棄しました。自身のブログもやっている関係上、出演した演奏会に関してブログと同じ記事を書く訳にもいかず、最近は非常に悩んでいました。楽しみにして下さっている方々、そして編集部の皆さんには大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。

今後なんですが、対談を挟みつつ、私の生い立ち「紆余曲折伝」を、周囲に迷惑をかけない程度に少しずつ書いてみようと思っています。それから、皆さんからの質問に答える「音楽の質問箱」コーナーを設けようと思っていますので、宜しければ音楽関連でもそれ以外でも結構ですから、私に対する質問がある方はJunkStage編集部までお便り下さい!!

 
JunkStage開始当初からのメンバーとして、クラシック音楽普及のためこれからも何とか続けていきたいと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

鷲見精一

2009/12/14

この数日、日本クラシック界を飛び交っているメールがあります。
下にその全文を貼りますので、ご賛同頂ける方はご協力お願い致します。

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皆々様

民主党による事業仕分けによりオーケストラやそれに準ずる活動への予算が来年度から廃止・大幅削減される事になりそうです。

具体的には全国のオーケストラで発表されている来年度の定期演奏会などの公演の殆どが中止・プロジェクトの廃止となってしまいます。オーケストラが行う子供の為の音楽教室も無くなります。

そして1番大きな問題は日本の殆どのオーケストラが潰れてしまうということです。

日本のプロオーケストラ、ウインドオーケストラは国からの支援、企業による援助によってようやく演奏会を開く事が出来ます。華やかな舞台とは違い少ない予算と沢山の努力によってやっと経営出来ているのに国からの予算削減・事業廃止と言われたらたちまち仕事がなくなりオーケストラは解散するしかなくなります。このままだと全国に2つしかオーケストラが存在しなくなるかもしれません。

そうするとコンサートもオペラも、接する機会が無くなります。

職を失うのは指揮者、楽団員だけでなく、事務局の方々、音楽事務所の方々、ホールを使わなくなれば赤字になり結局ホールの職員の人たちも生活が厳しくなります。一つの分野が衰退していけば様々な所に波及し、日本に芸術分野が存在しえなくなります。

小澤征爾さん、飯森範親さん、中村紘子さん、藤岡幸男さん、作曲家の三枝成彰さんなど楽界を代表される方たちが芸術文化を守るため活動開始してくださっています。

皆さんにも文化を守るため今の状況をご理解頂いた上ご協力して頂きたいことがあります。文化庁へ意見の申し立てのご協力をお願いしたいのです。

皆さんにEメールを2通送って頂くことにより事態が変わって行くかもしれません。お忙しい中大変恐縮ですが芸術、音楽の必要性を政治家、仕分け人、行政、そしてたくさんの人に理解してもらう為に是非ご協力お願い致します。

メール(携帯、PCなどなんでも構いません)の内容ですが

【1通目】

件名:

事業番号「4」事業名「文化関係1 独立行政法人日本芸術文化振興会」

本文:

中川正春文部科学副大臣
後藤斎文部科学大臣政務官宛

『芸術創造活動特別推進事業助成金の削減・廃止に反対します。』

【2通目】

件名:

事業番号「5」事業名「文化関係2―芸術家の国際交流(学校への芸術家派遣)」

本文:

中川正春文部科学副大臣
後藤斎文部科学大臣政務官宛

『プロ・オーケストラによる本物の舞台芸術体験事業の廃止に反対します。
この事業は日本の文化活動を底支えしようという事業、また子供達の感性を豊かにし、将来の日本を担う人材を幅広く育てよう、という事業だと考えます。この事業の継続を強く希望します。』

最後にご住所(都道府県から)、所属(無くても大丈夫です)、ご署名をお願いします。

宛先はnak-got@mext.go.jp

期限は12/15になります。

今沢山の人の声が必要です。

沢山の人にこの事態を知って頂き、ご協力をお願いしたいと思います。芸術は儲けるものではありませんし、すぐ結果が見えるものでもありませんが、生きていく上で無くてはならないものです。
  
長文ですが読んでいただきありがとうございました。
締め切り間近ですみません。

どうぞご協力よろしくお願い申し上げます。

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書いてある事が全て正しいという訳ではありませんが、とりあえず生き甲斐、そして自分の居場所を失うのが嫌なので私はメールを送りました。送るか否かは皆さんの判断にお任せいたします。

でも、日本て国は、本当に純粋にクラシックやっていくには、あまりに夢と希望のない国ですね。

  

2009/05/13

皆様、大変ご無沙汰しております。

しばらく休載させていただきましたが、今月より少しずつ復帰しようと思っています。
実はこの休みの間に結婚や転居などもありまして、大変忙しい日々を過ごしておりました。
連載を楽しみにしていた方がもしいらっしゃればお詫び申し上げます。

さて、連載再開にあたり少し内容を変更しようと考えています。
 
前回までの連載は個人ブログからの転載だったんですが、編集部より「オリジナルの文章を」という依頼を戴きまして・・・・・いろいろ試行錯誤することになりそうですが、まずは「演奏家対談シリーズ」を始めます。既に第1回のゲストとの対談は終了しているので、これから文章に起こしていく予定で、今月中には公開する予定です。お楽しみに!!
 
それでは、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

 

2009/04/24

JunkStageをご覧の皆様、こんばんは。
いつもJunkStageをご訪問いただき、ありがとうございます。
皆様にお知らせがございます。
「クラシック居酒屋トーク」のライターのコントラバス奏者・鷲見精一さんですが、現在ご多忙のため、連載を休載させて頂いております。
更新復帰につきましてもこちらのコラムでご紹介させていただきますので、どうぞお楽しみにお待ちくださいますよう、お願い申しあげます。

(JunkStage編集部)