Home > 宣伝

2017/07/20

吹奏楽部に所属しているコントラバスの生徒さんのためのソロコンテスト、というものを企画しています。

逆境に苦しむ生徒たちのために「コントラバスだけのソロコンテスト」を開催したい!

以前の記事「吹奏楽のソロコンテスト」にも書いたように、これまで、吹奏楽部に所属しているコントラバスは、ソロコンテストに参加しようにも、まず「初心者が気軽に弾けるソロ曲がほとんど無い」という環境から、参加を見送る事がほとんどでした。
参加を決意し、初心者には難易度の高い曲を必死に練習しても、いざコンテストに出場すると、周りは普段からメロディーを演奏することに慣れているトランペットやクラリネット、サックス、そしてフルートなど高音域で派手な楽器たち。どうしても審査員の耳を持って行かれてしまいます。

そして頼みの綱である審査員の中にコントラバス奏者が居る事はまずほとんど無く、正当な評価をしてくれる人は皆無に等しい状況だったというのが現実なのです。

そこで、今回我々は、「コントラバス奏者の」「コントラバス奏者による」「コントラバス奏者のための」コンテストを開催する事にしました。審査するのはもちろんプロのコントラバス奏者たち。オーケストラでの演奏活動を中心としながらも、吹奏楽部出身だったり、現在吹奏楽部を指導しているなど、吹奏楽とかかわりの深い方々に参加して頂きます。採点に加え、一言アドバイスを貰う事で今後の練習に役立て頂きたいと考えています。

運搬が困難である楽器ですから、こちらで楽器を数本用意致します。当日は弓だけ持参すれば参加出来ます。事前に参加者から曲目を伴奏譜を郵送して頂ければ、伴奏者もこちらで用意致します。
後日反省材料として使って頂いたり、思い出として記録に残せるようコンテストの録音・録画も致します。

さらに、こちらで会場を確保する事で参加する受講生の負担を減らし、楽器を持参した受講生には職人さんによる楽器のメンテナンスも実施したいと思っています。

既に楽器店の協力、審査員の打診も済んでいます。後は資金を得て会場の確保、宣伝などをする段階となっております。

どうしてもメリットが少ない事から大手企業からの協力を得る事が難しく、今回クラウドファンディングでの資金調達に踏み切りました。リターンとして当日の招待券、プログラムへの名前の掲載とプログラムのプレゼント、参加者からの感謝の言葉入りの色紙、当日のCD/ DVD、プレイヤーや指揮者のサイン色紙、私の出張レッスンなどを用意しております。

ご賛同頂ける方、ご協力よろしくお願い致します!

逆境に苦しむ生徒たちのために「コントラバスだけのソロコンテスト」を開催したい!

11:55 | 宣伝 | No Comments
2017/03/01

昨年母と共演した演奏会がCDになりました。


鷲見加寿子 シューベルトピアノ五重奏曲 鱒 Live

¥2,700-(ナミレコード)

シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調 「鱒」 Op.114, D.667
シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番 イ長調 Op.120, D.664
演奏:鷲見加寿子(Pf)鷲見恵理子(Vn)榎戸崇浩(Va)金子鈴太郎(Vc)鷲見精一(Cb)
もちろん、いろんな方に聴いて頂けたら嬉しいのですが、特に吹奏楽部でコントラバスを担当している人におススメかもしれません。

吹奏楽やオーケストラでは埋もれがちなコントラバスの音ですが、この「鱒」はピアノ五重奏曲。しっかりとコントラバスの音色を聴くことが出来るはずです。ぜひ聴いてみて下さい。

皆さまにお楽しみ頂ければ幸いです。

06:07 | 宣伝 | No Comments
2016/06/07

ちょっと宣伝になりますが、今月24日に母のリサイタルが開催されます。

003

鷲見加寿子ピアノリサイタル
シューベルトの夕べ

2016年6月24日(金)19:00開演(18:30開場)
浜離宮朝日ホール
全席自由;4000円

《オール・シューベルト・プログラム》
ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 Op.120 D664 A-Dur
ピアノ・ソナタ 第4番 イ短調 Op.164 D537 a-moll
ピアノ五重奏曲 イ長調「鱒」 Op.114 D667 A-Dur

出演:鷲見加寿子(Pf)、鷲見恵理子(Vn)、榎戸崇浩(Va)、金子鈴太郎(Vc)、鷲見精一(Cb)、石坂浩二(トーク)

チケット問合せ:
ミリオンコンサート協会 03-3501-5638
CNプレイガイド 0570-08-9990
e+(イープラス) http://eplus.jp/

実は母と公式の場で演奏するのは二度目になります。最初は祖父の没後一周年、母の伴奏でコル・二ドライを演奏しました。それ以来一緒に何かを演奏するという機会が無かったのですが、昨年母から「今度リサイタルやるんだけど、一緒に『鱒』でもやらない?」と声をかけて貰い、二つ返事で引き受けました。

僕は音楽家としての祖父や両親を心から尊敬しています。絶対に超えられない存在であると理解しつつも、ずっと心のどこかで「認められたい」と思っていた事も今日まで演奏活動を続けてきた原動力の一つだと思っています。祖父の追悼コンサートの時は「同居していた家族だから」という理由だけで出演する事になりましたが、まだ音楽家としては全く認めてもらっていない事は肌で感じていました。もちろん、今だって認めてはいないでしょうが、それでも声をかけて貰った事は嬉しい出来事でした。

6月はシエナ・ウインドオーケストラのツアー中で、さらに母のリサイタルは日フィルのリハーサルと本番に挟まれており、「数ある演奏会の一つだから何とも思わない」とカッコ良く言ってみたいところですが、この中でも特別な思い入れがある事は否定出来ません。

さて、共演者ですが、「他のメンバーをどうしよう」と母に相談され、親戚でヴァイオリニストとして活躍中の鷲見恵理子ちゃんにお願いしました。さらに、ヴィオラとチェロは僕の友人に頼む事になりました。そこでヴィオラは僕の大学の同級生で、現在読売日本交響楽団に在籍しており高島ちさ子さんとの「めざましクラシックス」でも活躍している榎戸君、そしてチェロは友人で、このJunkstageにも参加している金子鈴太郎君にそれぞれオファーをかけたところ、快く引き受けてくれてこのメンバーになった訳です。

さらに母の兄、つまり僕の叔父の親友でもある石坂浩二さんが「俺がなんか話そうか?」と仰ってくれたとの事で、トークでゲスト出演して下さいます。何をお話されるのか当日までのお楽しみ。

吹奏楽部でコントラバスを弾いている皆さん、吹奏楽ではなかなか聞こえ辛いコントラバスの音色も、「鱒」ではよく聞こえると思います。金子鈴太郎君の出演もありますからJunkstageの読者の皆さまにも来て頂きたいですし、ご来場を心よりお待ち申し上げております!!

04:37 | 宣伝 | No Comments
2016/01/31

皆様こんにちは。

年明け最初のブログですが、気づけば1月ももう終わり。歳を取るほどに年月が経つのが早く感じるのは、単純に仕事量が増えるからなんでしょうね。この年末年始も、演奏のお仕事をお休みして実家に帰省していましたが、新しく出版する本の校正作業に追われてあまりのんびり出来ずにいました。

そんな思いをしながら発売に漕ぎつけた新著のお知らせです。

 

CZjTPeGUsAAdKQn

吹奏楽に合わせた新しい楽器教本。
「吹奏楽部を始めたら、最初に何から覚えればいいの?」 そんな、吹奏楽初心者が悩みがちなポイントをゼロから指南。
楽器の基礎知識や持ち方やお手入れ法から、基本テクニック、そしてもっとうまくなるための10分でできる練習法、さらに合奏でもっとうまく合わせるための方法など……。
これ1冊で楽器の基本をマスターできる! 全12巻刊行! !

「コントラバスの人集まれ! ! 」

●コントラバスの構え方から弾き方、練習方法までを徹底紹介!
●合奏でうまく弾けるようになるコツをマスターしよう!
●10分でできる目的別練習つき
昨年出版した教則本は文字の一つ、そしてポジション表などまですべて自分で書き上げ、イラストも写真も友人にお願いした、いわば自分の子供のような作品でした。

今回のものは出版社からお話を頂き、練習曲をはじめ基本的な内容は出版社さんが前回の教則本から引用しており、僕が新たにビブラートやスピッカート、シフティングについての項目を書き足したものになっているので、感覚としては親戚の子供、みたいな一冊です。

ほかにも初心者がスコアを読む時の注意点や松脂、弦の一覧などがあるので、吹奏楽部に一冊あると良い本になっています。

サプライズで昨年お仕事に関わったアニメ「響け!ユーフォニアム」でコントラバスの生徒役を演じていた声優・豊田萌絵ちゃんにモデルとして登場して貰いました。二人で一緒に写っている写真では、僕のにやけ顔のものが採用されているので、そちらもお楽しみ頂けると思います。

同時に発売されたトランペット編の著者はシエナ、東京シティフィルの上田じん君。これから吹奏楽部に使われている楽器のシリーズで全12冊発売される予定だそうで、部活に1冊あると良いかもしれません。

ご興味ございましたらぜひお買い求めください。

2015/07/22

以前レコーディングしたCDが、今月4週に渡って発売されています。
アニメ「響け!ユーフォニアム」のキャラクターソング。業界では略してキャラソンというのだそうです。

このアニメは吹奏楽部の物語で、主人公がユーフォニアム専攻、その周りを取り巻く仲間がテューバにコントラバスにトランペットというメンバー。今回はそれぞれのキャラクターをテーマとした4枚のCDのレコーディングをしました。


それぞれ、声優さんの歌が2曲、その後「北宇治四重奏曲」という名前のカルテット(ユーフォニアム、テューバ、コントラバス、トランペット)、最後にカラオケという曲目リスト。

カルテットのメンバーは全員一緒で、僕はコントラバスを担当。
ちなみにユーフォニアムはシエナの庄司さん、テューバは日フィルの柳生君、トランペットはシエナ&シティフィルの上田君でした。

3枚目に発売された「Vol.3 川島緑輝(CV.豊田萌絵)」は基本的に四重奏でコントラバスがソロパートを担当します。作曲者の松田さんから「キャラクターの緑輝ちゃんは経験者で比較的上手、可愛いけどゴリゴリ弾くイメージです」と説明されたので、「ゴリカワ」を合言葉に、かなり松脂の音がするように意識してみました。マイクも駒に近かったので、イイ感じでゴリゴリ感が伝っていると思います。

さすがに練習時間がほとんど無く、時間制限のあるレコーディングではちょっと緊張しましたが、コントラバスは音域もそれほど高くありませんし難易度も低いので、ぜひ皆さん音を拾って弾いてみてください。他の金管楽器の難易度は分かりませんが、楽譜が発売されるといいですね~!

ちなみに、このアニメとは他のお仕事でも接点があるのですが、その話はまたいずれ・・・。

04:36 | 宣伝 | No Comments
2015/03/03

僕の執筆した教則本がヤマハミュージックメディアさんから3/15に発売予定で、既にサイトでは予約受付を開始しております。

シエナ・ウインドオーケストラというプロの吹奏楽団で弾かせて頂くようになり、全国の学校へ吹奏楽の指導に伺う機会が増え、指導に悩む指導者の方々、そして何を練習したら良いのかすら分からない生徒さんに数多く出会ってきました。

顧問の先生が「弦楽器は分からないから」といって生徒に教則本を渡して練習を丸投げ、或いは正しい知識を持たないOBが当たり前のように間違った常識を伝えているといった状況をいくつも見て、「このままではいけない」と思うようになり、2年間かけて吹奏楽部の先生、生徒さんのお力になれるよう試行錯誤して教則本を執筆致しました。

入門者のためのコントラバス教本

GTW01090366
この教則本のポイントは

①「指導者用チェックシート」

「弦楽器は分からないから」と教則本を読みもせず生徒や正しい知識のないOBに投げてしまう先生方が多いので、コントラバスの経験がない、ピアノや管楽器出身の指導者でも、教則本を併せ読みながら生徒の進度が最低限チェック出来る表をつけました。もちろん専門家のレッスンが最善ですが、部活の先生がこのシートを利用すれば、とりあえず大きく道を外さないで済むかと思っています。

②弓順のつけかた

コンクールを見ていると、強拍弱拍やフレージングに関係なく弾いている子が多く、調べてみると弓順のルールを掲載している教則本が存在しない事に気づきました。もちろんこれが全てではありませんが、プロオーケストラでは暗黙の了解となっている、最低限のヒントを解説しています。

③楽譜の読み方

実際に全国に指導に行くまで想像もしていませんでしたが、吹奏楽では「CをBと読む」コントラバスの生徒が意外と多く、衝撃を受けました。まずは正しく楽譜を読めるよう、基本的な部分も掲載しました。

④各ポジションのまとめはオーケストラスタディ

正直、吹奏楽の曲は管楽器向けに書かれている為弓順が決めにくく、また簡単なものが多く基礎が出来ていなくても何とかなってしまうので、ポジション毎の総まとめにオーケストラの曲を取り上げています。これにより、ブラームスやモーツァルト、マーラーといった作曲家に触れる事でコントラバス本来の役割を知り、音楽的な視野を広げて欲しいという気持ちも込めました。

⑤オーケストラスタディの難易度表記

各オケスタ曲には、それぞれの初心者レベルでの難易度を記してあります。それを参考にする事で「こんなに難しいのに星3つ?」とか「星5つだからすぐに弾ける訳ないよね」などモチベーションの維持・目標設定が出来ればと考えました。

⑥悪い例の掲載

ほとんどの教則本には「悪い例」の掲載が無いので、「ベースボール・マガジン」など野球雑誌によくある連続写真を取り入れ、楽器を弾くフォームの悪い例を分かりやすく解説。左手のフォームも悪い例を掲載する事で「こうなっちゃいけないんだ」と気づかせようとしています。

⑦指番号の指定

あえてフィンガリングを指定する事で、吹奏楽界にありがちな「一本指奏法」を防止し、同時に無駄のないフィンガリングを身体に記憶させるように考えました。

⑧右手の練習

本を書くにあたり、プロのオーケストラ奏者に意見を求めたとき「右手の練習を増やして欲しい」という意見が圧倒的に多かったので、開放弦の練習を多めに入れています。

⑨難しい箇所を練習する方法

「フィガロの結婚」序曲を使って、速くて難しい箇所をどのように練習するか解説しています。部活動にありがちな、何回も機械的に繰り返す練習を防止する目的です。

こうして、2年間僕が必死に考えた内容になっています。
少しでもコントラバスに悩む学生さんの手助けになれましたら幸いです。

そしてこの本、イラストを担当してくれたのは、このJunkstageで知り合ったイラストレーター、中川千尋さん。言わばジャンク・コラボ作品ともいえる一冊です。

イラストの中川さん、写真を撮影してくれた元ホルン奏者で現在写真家という異色の経歴をもつ友人宮田君、そして意見を提案してくれた東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団などのコントラバス奏者の皆さん、練習曲などを見て「このほうが見やすい」などの意見を出してくれた生徒の皆さん、さらには自宅にいる時間も執筆に割き迷惑をかけた家族に、心から感謝致します。

09:12 | 宣伝 | No Comments
2014/11/17

こんにちは。

タイトルの通り、来年(2015年)1月31日に公開する映画「マエストロ!」に出演しています。

001   news_thumb_maestro_poster

「マエストロ!」公式サイト

指揮者役に西田敏行さん、コンサートマスターに松坂桃李さん、フルート奏者役に紅白にも出場した歌手のmiwaさん、他にもコントラバス奏者役の池田鉄洋さんやホルン奏者の嶋田久作さん、斉藤暁さん、ヴァイオリン奏者の濱田マリさんなど実力派の役者さんたちが脇を固める笑いあり、涙ありのオーケストラ映画です。

ストーリーなどは公式サイトをご覧頂ければ分かりますが、破天荒な指揮者と解散寸前のオーケストラの物語。僕はオーケストラのコントラバスセクションの一員として出演しています。まあ、特にセリフもありませんから、エキストラ出演という呼び方が近いでしょうか。また、同時に現場での役者さんへの奏法指導、使用する楽器の手配、またコントラバスの演奏シーンでモニターを見ながらOKか撮り直しか、という判断をする役割も務めました。

撮影は今春には終了しているのですが、「なるべくリアルに」という監督の方針のもと、役者さんたちは半年も前からレッスンを受けていたそうで、撮影の間各楽器のトレーナーさんたちも付きっきり。撮影最終日、演奏会シーンでの各楽器のクローズアップシーンが終わると、各トレーナーさんたちが涙する場面もありました。

コンサートシーンの演奏は佐渡裕さん指揮ベルリン・ドイツ交響楽団。佐渡さんはコンサートシーンの撮影にもいらっしゃって、西田さんに熱心な指導をされていらっしゃいました。そういった意味で、演奏も映画の聴きどころの一つかもしれません。

先日関係者の内覧試写会に行って完成した映画を見ました。もちろん、製作者サイドの気持ちで見ていた事も大きいかもしれませんが、関西出身の監督ならではの笑いどころ、そして涙を誘う感動の場面がうまく散りばめられていて、良い映画だなあと感じました。オーケストラメンバーも本当にいろいろと苦労した撮影で、その内情をここに書く訳にいかないのが残念ですが、だからこそ完成した作品は一人でも多くの方に見て頂きたいと思います。また公開が近づいたら再度お知らせさせて頂くと思います。


「マエストロ!」

2015年1月31日公開!

配給:松竹/アスミックエース

スタッフ

監督/小林聖太郎 原作/さそうあきら
脚本/奥寺佐渡子 音楽/上野耕路
指揮指導/佐渡裕

キャスト

  • 西田敏行、松坂桃李、miwa、古館寛治、大石吾朗
    池田鉄洋、嶋田久作、斉藤暁、モロ師岡 ほか

 

2014/09/26

出演した演奏会が、CDになりました。

マーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」、冒頭からメチャクチャカッコいいです。
クラシックに興味のない方も、ぜひ一度聞いてみてください。

こちらの演奏会、5/8のコラム「聴衆の期待感」でも少し触れています。
本日発売です!雰囲気を味わいたい方、ぜひご拝聴ください!!

聞かれた方の感想などもお待ちしています!

10703740_976599212365934_3697295638639190270_n

●マーラー: 交響曲第8番

指揮:エリアフ・インバル
管弦楽:東京都交響楽団
ソプラノ/澤畑恵美、大隅智佳子、森麻季
メゾソプラノ/竹本節子、中島郁子
テノール/福井敬
バリトン/河野克典
バス/久保和範
合唱/晋友会合唱団
児童合唱/東京少年少女合唱隊

録音: 変ホ長調 「千人の交響曲」 
2014年3月8日東京芸術劇場2014年3月9日横浜みなとみらいホールにてライヴ収録

9月26日(金)発売
価格:¥ 3,456(税込)
レーベル:EXTON
品番:OVCL00518

 

01:31 | 宣伝 | No Comments
2014/06/04

たびたびの宣伝になってしまうのですが。。。。

来月7/6、母の東京音楽大学退任記念演奏会が開催されます。

ポスター入稿用

鷲見加寿子退任記念演奏会~教え子たちと共に~

2014/7/6(日) 13:00開場/13:30開演
紀尾井ホール

全席自由(税込)一般:5,000円/学生:4,000円

<出演>鷲見加寿子、篠永紗也子、前田史也、小林遼、齊藤文、小原慧子、手嶋菜月、大橋緑、根岸玲那、中村純子、岩間有美恵、森浩司、一柳麻衣、濱本愛・山崎裕(連弾)、池村京子、石井理恵、石黒典子、佐藤彦大(以上ピアノ)

<特別出演>小菅優(Pf)、佐藤俊介(Vn)、趙静(Vc)、寺田功治(Br)

<賛助出演>中川直子(Vn)、生野正樹(Va)、門脇大樹(Vc)

<チケット問合せ>
ミリオンコンサート協会 03-3501-5638
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061

あいにく僕は自分の演奏会がありコンサートの最後に間に合うかどうかなんですが・・・、チラシやプログラムのデザインで微力ながら関わっています。

これまでに母が育て上げてきたコンクール入賞者勢揃いのピアノ門下生たちだけではなく、今やヨーロッパで大活躍のピアニスト小菅優ちゃんやヴァイオリニスト佐藤俊介君、ミュンヘン国際コンクール優勝のチェリスト趙静ちゃん、声楽界のホープ寺田功治君など、豪華多彩な出演者陣です。演奏会のレベルの高さはもちろん、様々な音色をお楽しみ頂けるコンサートになると思います。皆様お誘い合わせのうえ、ぜひご来場下さい!!

04:40 | 宣伝 | No Comments
2014/05/18

今回はちょっと宣伝です。

僕が2007年から客演させて頂いている吹奏楽団、シエナ・ウインドオーケストラの新譜が5/14に2枚同時リリースされました。いずれも僕が出演した演奏会のライヴ録音です。

1枚目は昨年の夏、世界的なジャズピアニスト山下洋輔さんとのツアーで演奏したプログラムの一部がそのままCD「ラプソディ・イン・ブルー」になりました。録音はツアーの最後の2日間のもの。

1301244230

ジャケット写真をよく見るとめちゃくちゃ拍手している僕の姿が写っています 笑

収録曲は

Mr.O/狭間美帆
ピアノ協奏曲第1番 即興演奏家の為の《エンカウンター》:第4楽章/山下洋輔
ラプソディ・イン・ブルー/ガーシュイン
ボレロ(ピアノ・ソロ版)/ラヴェル、山下洋輔編

まず何といっても1曲目の「Mr.O」、これが最高にカッコいい!
作曲者の狭間美帆さんは1986年生まれとまだ20代の「美女」作曲家。彼女がアメリカで磨いた感性で書かれたこの曲、吹奏楽界の新感覚ジャズと言えるでしょう。「コントラバスとか、低い音が大好きなんです~!」と言ってくれた彼女、この曲もベースを上手に活かしてくれています。

2曲目の「エンカウンター」は山下さん自ら作曲したピアノ協奏曲。
ソリスト山下さんと締太鼓のアドリブバトルが見どころです。締太鼓を担当したのはシエナの打楽器奏者土屋吉弘君。ツアーでも、毎回2人のアドリブバトルには楽しませてもらいました。

3曲目が「ラプソディ・イン・ブルー」。
クラシックの演奏家と共演する時とは全く違い、カデンツァになると「ヤマシタ・ワールド」が繰り広げられ、ツアーでは「山下さん、いま何の曲やってるか忘れちゃって、ひょっとしてこのまま帰ってこないんじゃないか・・・?」と不安にすらなった事もありました。ツアーにおいて毎回違うカデンツァを聞かせてくれた山下さんの世界が存分に楽しめます。後日談になりますが、ツアー直後のテレビ朝日「題名のない音楽会」収録ではこれまた世界的ジャズピアニスト小曽根真さんとこの曲を共演し、この時の演奏がかなりの名演として吹奏楽ファンに語られているようです。

最後にラヴェルの「ボレロ」。
ツアーのアンコールで演奏された曲。通常フルオーケストラで演奏するボレロを山下さんが一人で演奏してしまいます。この曲に限ってはライヴが一番かもしれません。最後のほう、肘打ちを繰り出し演奏する姿に聴衆は息を呑んで惹きこまれていました。

このツアーは本当に「熱狂」という言葉がぴったりくる演奏旅行で、今この音源を聞くとあの興奮が甦ってきます。少しでもクラシック、ジャズ、吹奏楽、オーケストラ、ピアノに興味のある方はぜひ聞いてみて下さい。

つづいて同時発売の「スパーク!スパーク!スパーク」。

こちらはイギリス人作曲家スパークの作品を、作曲者自身の指揮で演奏した今年1月の演奏会がCDになったもの。2枚組です。

51H5pdK2ZbL._SL500_AA300_

収録曲は

陽はまた昇る/フィリップ・スパーク
オリエント急行/フィリップ・スパーク
エンジェルズ・ゲートの日の出/フィリップ・スパーク
ウィークエンド・イン・ニューヨーク/フィリップ・スパーク
メリーゴーランド/フィリップ・スパーク
ダイアモンド・コンチェルト – ユーフォニアム協奏曲第3番/フィリップ・スパーク
宇宙の音楽/フィリップ・スパーク
サンダーバード/バリー・グレイ(編曲:フィリップ・スパーク)

東日本大震災復興支援の為にスパーク氏が作曲、印税は全て救済基金に寄付されるようになっている「陽はまた昇る」、吹奏楽ファン必聴の難曲「宇宙の音楽」、ユーフォニアムの世界的ソリスト外囿祥一郎さんを迎えて演奏した「ダイアモンド・コンチェルト」など、こちらも聴きどころ満載です。

個人的にはピチカート(指で弦を弾く奏法)がかなり多く、リハーサルで指の皮が破れ、本番は肌色の包帯をしながら乗り切った記憶が一番強いのですが、本番後の打ち上げでスパーク氏に「ピチカートが過酷過ぎる」と言ったら笑っていました。ただ、曲は素敵な曲ばかりですのでぜひこちらも聞いて頂けたら幸いです。

宣伝ばかりになってしまいましたが、宜しければぜひ聞いてみて下さい。

05:11 | 宣伝 | No Comments

Next »