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2010/03/28

はじめまして。スギ タクミと申します。
肩書きは、演出家・脚本家・劇団主宰・演劇プロデューサー・ライター・・・などなど。
そのあたまにはすべて「女流」がつきます。

女です、わたくし!

だいたいの方は、「タクミ」と聞くと、男性を想像するようで。実際お会いして、驚かれること多数。すいません、女で。

今年アカデミー賞をとった キャスリン・ビグロー監督が、受賞後のインタビューで、
「女性」監督という形容詞をつけられるのが好きじゃない、とおっしゃってました。
男だったらいちいちそんなこといわれないのに、なぜ女だけ、そうなのか、と。
きっと、性別など関係なく、対等に戦いたい、ということなのでしょう。

たしかに。

わたしも昔は、演劇活動をしているうえで、女ってだけで、なめられてるような気分になったことが何度かありました・・・。(かなりの疑心暗鬼!)
そんなときはいつも、ふつふつと、

「おいこら!なめんなよ!」と思っていました。

でも、いろいろ活動を続けてきて、「女だからできること」もあると思うようになりました。
だから最近は大きな声で言うようにしています。それが、個性のひとつとして認められるならば!!

わたくし、女流演出家でーす☆

そんなわたくしがコラムを書く機会をいただけました。
 
創作活動をしていると、本当にたくさんの方にお会いします。
え~。
最近の、わたくしの巷の人間観察の結果によると、
世の中には、
【自分はダメではない、と思っているダメなひと】
が多数生息しています。

男性も女性も。
かくいうわたくしも、そのひとりのようですが・・・あえて・・・認めません!

当然、そういった方々はダメなことに【無意識】 ですから、自分の考えは正論だと思っているわけです。でもそれを客観的に聞いていると、
「あれ?それちょっとおかしいんじゃないの?」ということが多々あります。

演出家視点からみると、それらはとても興味深くて面白く、思わず自分の創作のネタにしてしまうわけです。

そんなわけで、このコラムでは、そういった、日常にゴロゴロいる、無意識にダメな方たちを観察したり、考察したり。そして、自分の経験談を盛り込んだりして!?創作活動を通じて感じる、人々の悲喜こもごもを綴っていきたいと思います。

みなさまの日常の、一服の清涼剤になりますように・・・。

どうぞ、よろしくお願いいたします!