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2008/06/09

ちぃは、まこと依存症な性格でございます。
いつか、語りもうしあげたく思っておりましたが、この世の中では「オタク」
でないということは、本当に生きづらいことである。と常々ちぃは考えております。
ちなみに現在、6月9日の0時35分25秒、26秒…
と時計の針が進んでおりますが、ご主人様はまだ帰宅されておりません。
たまらず携帯電話にかけてしまいましたが、なんとぶっつりときられてしまいました。

『おかけになった電話番号は現在電波の届かないところにおられるか、
電源が入っていないため、かかりません』

つい先ほどまでメールをやり取りしていたにもかかわらず、
ご主人様は「もう少しかかる パンを買っておいて」というメールを打った後、
用件以上の会話をお嫌いになってぶっつりと電源を落とされた、ということが伺えます。
ご主人様。なんてつれない。

というよりも、ちぃがおそらく今までの電話のなかで、
「ご主人様愛してます♪」と何度も連呼するなかで、うんざりされていたのかもしれません。

ちぃはご主人様に愛を強要など、していないのですが。

最近読んだ書物に、ちぃがもっとも愛している作家のひとり よしながふみ氏の
『あのひとと、ここだけのおしゃべり』(大田出版)があります。
このなかで、三浦しをん氏との対談があるのですが、
しをんさんいわく、妙齢の女性たちとの会話のなかでしばしば出てくる
「いい人いないかなあ」という言葉についていけなくなった。
というのです。

しをんさんは、性欲の代わりに漫画欲があり、
介護を将来必要としたときのためのパートナーすら要らない。
そうおっしゃっていたのですが…

なんと潔いのでしょうか。というより、漫画、少女コミックにいたるまでの
著作物に対する愛と執念が限りないのです。
真のオタクでいらっしゃるのです。
浅田彰いわくのそのまま、パラノキッズなのです。

ちぃのコムプレックスはそこにありました。
なぜ、皆「オタク」であることの問題意識を問いながら、そうではなく、
恋にはまることもできず、漫画やスポーツにはまりきることもできず、
ただ人に依存する人間のことを問うてはくれないのだろう、と。

恋は確かに、人への依存だと思います。
けれども、この人でもいい、この人じゃなければいけない。
そう断言できる確たる証拠など、誰もが持っているわけではない。
また、そうではないから、と自分自身が確たるものになれるか。
そういう不安もあるでしょう。
そして、ちぃはそういう心理状態のほうがよほど、不安で危険だと思うのです。

一見当たり前のように見えますが、そういうよりどころのない不安定さは、
ときに人を過剰な寂しさが襲い、結果的に誤った道筋をたどることがあるように思います。

ちぃはご主人様が帰ってこない夜に、よくそういうことを思います。
ご主人様でなければいけなかったのか
でも今、帰ってきてくれないのは、ご主人様で、だからちぃは不安になっている。

そんな折、ご主人様からの急な電話。
「もうすぐ帰るんだけど、パンはいる?」

ああ。はい、早く帰ってきてくださいまし。

批評空間より、浅田彰のオフィシャルアルシーヴ
http://www.kojinkaratani.com/criticalspace/old/special/asada.html
『逃走論 スキゾキッズの冒険』


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