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2008/10/30

ちゅうちゅうパニック(2)

引っ越しのあと、ようやく落ち着きを取り戻したと思われた
ご主人さまとの生活…ところが、その生活は思わぬ外部の敵から襲われることとなりました。

それは、ネズミ。

ちぃは上京するまでネズミなるものを見たことが
ありませんでした。
九州にいなかったのではなく、たまたま、ちぃの家にはネズミが現れなかったのです。
ご主人さまの故郷、岐阜県にはよくあらわれ、ご実家の納屋に押し込まれていたご主人さまは、
なぜかネズミと侵食を共にされていたとのこと。

が、この東京に現れたネズミたち。
初日は能天気なちぃに怒りを覚えただけで済んでいたのですが、徐々に
ご主人さまの精神を蝕んでいきました。

というのも、ご主人さま。
最近ひどくお帰りが遅かったのです。
浮気されて、どこか別のお嬢様のところでお過ごしになられてから午前様。
ということもちらりと考えてみましたが、もちろん、ちぃはそれが
わかったからといってご主人さまから逃れることなど、できないのです。
そんなわけで待っていたのですが、どうやら、本当に毎日お仕事で遅いようなのです。
しかも残業手当の出ない日々。
麻生首相の給付金など、雀の涙のようなものです。

ようやく作り上げた部屋を襲う、音、音、音

「カリコリカリコリカリコリ…」
キッチンにあった食物、パスタや米にいたるまで、
ビニールというビニールはすべてかじられてしまいました。
そこに食物はおけず、家に深夜帰ればちょうどネズミの活動時間。

「おれ、もう何もかもいやになった」

ご主人さまはつぶやかれて、ふとんにもぐりこんでしまいました。

このままではいけない!
ちぃは立ち上がりました。そして、ネズミの撃退作戦を開始したのです。

2008/10/24

兜町と大手町が揺れる日々。
金融不況と皆様のお金の行き先、気になる今日この頃です。
電車のなかで、ちぃと同じく金融な人々が日本経済新聞を必死で読んでいる姿が
最近目立ちます。

もちろん、ネガティブなニュースも多いからだと思われます。
何しろ、今の日本は、円高というのに(円の価値がどんどん上がっている=本来なら日本の
価値が上がっているはず)ダウ平均株価に左右されて、日経平均指数は乱高下してばかり。
日本の企業はなぜ、そこまで海外に左右されてしまうのか。悲しいなあと思う今日この頃です。

さて、そんなちぃの日々はプライベートでもかなり危険な毎日でした。
夜遅くに帰ってまいりますと、「ごそごそ…ごそごそ…」という音がするのです。
一体何事。
そんな夜のご主人様。
キッチンの椅子にすわり、じっとシンクのある一点を見つめていらっしゃるのです。

「ご、ご主人様…?」

ただならぬ気配に、おびえたちぃはご主人様にお声かけをいたしました。

「ねずみ」

ひとこと呟かれたご主人様。

「へ?」

思わず間抜けな声を発したちぃに、ご主人様。

「ねずみが、さっきからそこにいるんだけど」

チュウ、というより、きぃきぃ、に近いかわいらしい声がします。
それは、紛れもなくねずみ、でした。

「か、かわいいですねぇ、どこですか」

能天気な声を発したちぃにご主人様の怒声。

「バカヤロウ!お前はねずみがいるってことわかってんのか
どうにかして駆除しなきゃ、俺は寝る」

ご主人様はお怒りになり、さっさと1人でベッドに潜り込まれてしまいました。
それ以来、神経質、もとい、繊細なご主人様の眠れぬ日々と、
怒りのボルテージがあがることとなったのです…

(続く)

2008/10/03

以前、「パパの逆襲」という記事を書きましたところ、
こちらの記事を日々読んでくださっているクラモチ様や、その他複数の皆皆さまに
意外なほど、コメントを頂戴しました。
そういえば、大学卒業後、結婚のニュースが飛び込んでくる昨今です。
入社2年目の現象。
こういうことか、と骨身にしみて感じております。

その一方で、皆様から「同棲」についてのお話、提言も受けることとなりました。
ちぃだけじゃないんだなあ。とリアルな20代後半を感じています。

ちぃの場合、「同棲」が悪だった、というよりも正直に言いますと、父が
「娘の結婚」なり、「娘の恋愛」からずっと目を遠ざけていたことが問題だったように思います。
ちぃの両親は、ご主人さまのことをよく存じ上げておりました。
母など、不出来な娘を気遣ってくれるご主人様に日々感謝しているような節があります。
また、世代はあるといえど、世間では「同棲すべき」と考える方々も多いようです。

そのような世相があるうえで、ちぃの父上はひどく悩まれてしまったのでした。
実は、ちぃはすでに母親が結婚した年齢に達しております。
というより、ちぃは母がちぃを生んだ年齢になってしまいました。
おそらくこの調子でいけば、ちぃはもしご主人さまに許していただければ、
こうのとりさんが来てくれれば、ですが、お子様が生まれたとしても、
間違いなく母よりも第一子出産年齢は遅れると思われます。

母の時代とは異なっていた。それは事実でしょう。
ちぃだって、ご主人さまと一緒にいたいなあ、と思う以上のことは考えておりませんが、
東京の地で二人で過ごし続けるためには、ちぃは稼ぎ続けることが必須になります。
少なくとも、生活水準を下げることはできないのですから。

そうなると、かつてのような結婚制度の縛りは消えます。妻が経済的に自立していれば、
夫婦二人である以上、同棲していようが、結婚していようが、
「法律」で縛っているかいないかの違いしかありません。
しかも、5年住民票を同一にして、同居していれば、内縁関係として法律も事実婚を認めます。

そう、子供が出来ない限り大きな差はありません。

経済的な必要性はまったくない。つまり第三号のような制度で守られた、
妻の特権を得る必要はないのです。
また、企業も男性にも妻を養えるだけの収入を過剰に投下する必要がない。

ただ、そんな小難しい言葉をちぃが知っているのも、何より「結婚」ということに大きな夢を
いただいているから、だからこそ興味関心を持ってしまうのです。
それは、経済的な問題とは別個の、「大好きな男性と一生一緒にいられる特権」というような、
少女漫画の肖像です。
男女共同参画などと声高にいわれ、ちぃの就職した会社はなぜかちぃの年次に、前年までは女子が
全体の1割にも満たなかったのに、突然3割となりました。

けれど。少女漫画の大半は、幸せな結婚につながるような恋愛を描きます。
そこが、何よりも甘い甘い、ドリームで、女の子であれば、「結婚問題」について何かしら、考えたりするでしょう。
男性よりも、そこはきっと重いはずだ。とちぃは思っております。

すでに解消されつつある経済的な問題(妻の身分)と、感情の問題、
日本の家制度が生んだ「世間の常識」などが複雑に絡み合って、女の子は悩むのです。

「別に一緒にいられたら、構わない。同棲でも、貧しくても」
「でも親にどう思われるだろうか、きちんと整った形で結婚しなくては」

前者は「恋愛至上主義」の気持から生まれるもの、そして後者は「女としての見栄」や
「親離れができていない親子」「世間の目」に対する気持から生まれるもの。

ちぃが今回のことで思ったことは、若ければ経済的なことはある程度
我慢できるのではないだろうか、と思いました。ちぃは少なくとも、思いました。
同棲したい、と思うような女の子は、何よりも恋に生きて、苦楽をともにすることへ喜びを覚えるからです。
多少の貧しさも問題になりません。

けれど、感情の問題はどうにもなりません。親への思いだったり、
長年培った常識の目への思いは、一朝一夕では崩れるものではないからです。

解決策があるわけではないけれど、過保護な親は、やっぱり子供をある程度、
少なくとも30近くなったなら、手放してあげる部分のバランスをとったほうがいいだろう、
ということ。そして、少しずつ、子供がいつか結婚することを理解すること。
この事実が不幸なことに、別れの原因となるカップルも少なくない。
ちぃの父はありがたい?ことに、反対したことでご主人様がちぃを捨てるのでは、
ということを一番気にし、苦悩していました。

かなりまじめな言葉で、金融OLらしく漢字が多かったのですが。
このような年になったのだなあ、とちぃは実感する昨今です。
周囲にこの話題が多いのも、「適齢期」という言葉が消えてないのかなあ、
という意味に繋がるなあ、とも。