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2007/10/15

【プレビュー】

アルビBBにとっては最後の、仙台にとっては最初のプレシーズンゲームとなるこの試合は、JBL時代以来、久しぶりの栃尾開催。あの時は松島ウォルターの加わった三菱に負けたんだっけ。

さて、アルビBBには期待のセンター、アンドリュー・プレストンが加入したものの、来日直後とあってベンチ入りせず。しかし会場ではさっそくブースターに囲まれていました。

一方の仙台は外国人4人のうち3人を入れ替え、日本人選手に関しても主力だった吉田が沖縄に移籍し、また東京から勝又が加入。勝又は今までの仙台にいなかったタイプのフォワードだけに、チームの期待も大きいでしょう。また、仙台の外国人は過去に比べるとかなり大きい。センターのワーティーは身長だけでなく幅もあり、また、昨季はインサイドの軸となったブラックウェルが彼自身のナチュラルポジションであるフォワードでプレーできるというメリットもあります。そのワーティー、動きは決して早くありませんが、シュートタッチはなかなか柔らかい。ベテランのブラックウェルは今季もチームの要となるでしょう。圧倒的なタレントはありませんが、その幅と経験は仙台にとって欠かせないものです。もっさりしているのに、なんだかんだでゴール下に絡んでくる選手です。フォワードのニック・ダヴィッツは白人のフォワード。アウトサイドのシュートがなかなか綺麗です。これがシュートだけのマットタイプなのか、大阪を退団したパルマーのようにドライブも出来る選手になるか気になるところ。見た感じ、ドリブルは出来そうです。ボビー・セントブルーはアスリート系スラッシャーか。しかしシュートタッチも結構いい。いずれも登録身長よりちょっと低いですが、アウトサイドのスラッシャー、シューター、ベテランのフォワード、ゴール下のポストマンと、バランス良くメンツを揃えてきた印象があります。

あとはそこにどのくらい日本人選手が絡んでくるかが注目ですね。

スタメン

アルビBB:#11わらじ、#9小菅、#32池田、#10ロドニー、#33マット
仙台:#17日下、#19近藤、#8勝又、#22セントブルー、#45ワーティー
レフ:#7石榑、#13清水、#15ロウルズローレン、#24関口

アルビBBは従来通り。仙台は2年目の近藤、新加入の勝又、そして新外国人2人がスタートメンバーに名前を連ねる。ロドニーと並ぶと、やはりワーティーは大きい。

レフはここまでのプレ同様、4人体制のローテーション。#15のラマー・ロウルズというのが新しいレフ。試合前、見たことのない外国人が会場内を歩いてる(しかも身長と腹の出具合からしてどう見ても選手じゃない)・・・と思ったら彼がそうでした。なお、ゴンゾーも会場に来てましたね。

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第1Q(25-19)

両チーム、マンツーマンで試合スタート。マッチアップは、アルビBBはポストでマットがワーティーを守り、池田が勝又を、小菅がセントブルーを守ります。仙台はロドニーをワーティーが守り、池田にはセントブルーが付きます。

出だし、いきなり池田が3ポイントを沈める。本当にいきなりです。かと思えば小菅も3ポイントで続く。アルビBBが6-0とリード。

仙台は近藤とワーティーが連続でオフェンスのブロッキングを取られる。スクリーンプレーでのムービングピックに関してはかなり辛いようです。仙台は近藤の速攻で得点し、更に日下のスティールから小菅のファウル。続いて小菅がセントブルー相手にファウルを取られ、2ファウルの小菅がベンチへ、替わって公威がコートイン。しかしその公威の上からセントブルーが綺麗にバンクショットを沈める。やはりセントブルーはかなりの運動能力です。確か前半だったのですが、彼が左ウィングからエンド側にドライブインする場面がありました。ディフェンスを抜き去ってゴールを狙いますが、もちろんゴール下ではヘルプのディフェンスが迫ります。セントブルーはそれを見ながらコート全体を見渡し、逆サイド0度のチームメイトにパスを出すのですが、その滞空時間がやけに長かった。彼はホントのアスリートですね。

しかしアルビBBも公威の3ポイントで返し、更に速攻からジャンプシュートも決めて11-4とアルビBBがリードを保つ。仙台も勝又のジャンプシュートで反撃するが、池田がゴール下でワーティー2つ目のファウルを誘い、ブラックウェルに交代します。仙台はちょっと飲まれているかな。

仙台は近藤に替わりノヴィッツがコートへ。しかしそのノヴィッツがまたまたオフェンスのブロッキングを取られる。開始5分で仙台は4ファウルになってしまいました。

得点の止まっていたアルビBBは池田がシュートフェイクからセントブルーのファウルを誘いFT。やはりどのチームも池田は厳しくマークされてきます。しかしFTを決められない。

アルビBBは続く速攻でマットが3ポイントを沈め、わらじの積極的な1on1からのFTが続く。一方の仙台はブラックウェルがコートに入ってからチームが落ちついてきた感じ。ブラックウェルは自らジャンプシュートを決めたかと思えば、ノヴィッツのダンクに繋がるアシストパスも決める。そのノヴィッツは 1on1でマットを抜き去りジャンプシュートを決め、16-14と追い上げます。

シューターというのは調子がいい時はどんどんシュートを狙ってくるのですが、ここでのマットがそうでした。外したシュートもありましたが、ここは仙台ベンチの前で綺麗に3ポイントを沈め、ノヴィッツのファウルもあってバスカン、ボーナスFTも決めて4ポイントプレーが決まる。続いてジャンプシュートも沈め、22-17とします。

仙台もポストでハイローのプレーからブラックウェルが得点。そしてアルビBB最後のオフェンス。こんな場面でボールを持つのは公威。ディフェンスはセントブルーだったかな。右ウイングから1on1を仕掛ける公威、残り時間僅かのところで3ポイントを見事に決めて25-19で第1Qを終了しました。やっぱ公威の動きは面白いわw

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この10分で実に6本の3ポイントを沈めたアルビBB。ちょっと出来すぎの感もありますが、積極的なオフェンスは評価していいと思います。一方で、ここまで好調だったロドニーにちょっと元気がありません。ワーティーにしてもブラックウェルにしても、いずれもロドニーより大きく幅もある選手です。サイズのある仙台ディフェンスを前にして、ロドニーが少し面食らっているのかもしれません。ただし、このアウトサイドの好調が最後まで続くとは思えないので、アルビ BBの勝利のためにはロドニーの活躍が必須になります。

仙台は出だしのファウルで躓きかけましたが、ブラックウェルが入ってからは落ちつきました。インサイドの軸がしっかりしているのでオフェンスが安定している印象はあります。ただ、アルビBBのディフェンスプレッシャーの前にちょっと後手になっている感じもありますね。

第2Q(13-18)

アルビBBはジュンベをPGにしてスタート。出だし、ブラックウェルがオフェンスリバウンドを奪って得点。廣瀬HCは「ガードも含めて全員でリバウンドを取りに行く」と言ってますが、やっぱデカい相手には厳しい。続いてロドニーがゴール下でファウルをもらい、FT。しかしこれが2本とも外れます。なんだかおかしくなってきたような・・・。

事実、アルビBBは第2Qの開始からしばらく無得点が続くのですが、これはオフェンスよりディフェンスが機能しなかったのが大きかったかもしれません。廣瀬HCの話にもありましたが、ここでアルビBBは3-2ゾーンを敷いています。ジュンベをトップに、ゴール下がマットとロドニー。これが・・・グダグダなんですよ。ダヴィッツに裏をつかれてアリウープを決められ、ブラックウェルもゴール下でFTをもらう。アルビBBのタイムアウト後も(7:21)、ワーティーにオフェンスリバウンドを押し込まれてしまう。さすがにここでディフェンスをマンツーに戻したアルビBBですが、ピックアップが遅れてダヴィッツに3ポイントを決められ25-29とあっという間に逆転されてしまう・・・というか、第2Qが始まってから0-10で仙台がリードしてます。

アルビBBはメンバーを入れ替えたりしますが、どうもチームとして機能しない。仙台も得点が止まり、マットがやっとFTをもらったところでオフィシャルタイムアウト(4:34)。タイムアウト後にマットがFTを決めて27-29になるのですが、アルビBBはここまで5分半も無得点でした。

その後もなんとかオフェンスを立て直そうとするアルビBB、ここではわらじが日下に1on1n挑んでカットインからバスカン、更に切れ込んだ小菅からのパスで池田が3ポイントを決める。今まで決める側だった小菅がパスを出す側になるのはちょっと新鮮な感じです。これで33-31と逆転したアルビBBですが、仙台もブラックウェルがジャンプシュートをバスカンで押し込んでくる。この人は特に何って事もないのですが、上手いですね~。さらにアルビBBのミスから仙台の速攻、勝又が得点を決めたところで33-35となり、アルビBBのタイムアウト(2:02)。

どうもチームとして波に乗れないアルビBBですが、ここで池田が3ポイントを沈め、さらにその池田がワーティーへのパスをスティール。そこからの速攻でロドニーがジャンプシュートを決め、38-35。

最後も池田がワーティーを守り、ボールを奪って速攻を出すのですがロドニーがミス。逆に仙台が速攻からブラックウェルのジャンプシュートが決まり、38-37でハーフタイムとなりました。

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アルビBBは自らのゾーンディフェンスで躓いてから、最後までリズムを取り戻せませんでした。仙台が特にいい訳でもないので、後半はディフェンスから踏ん張らないといけません。

逆に仙台は持ち前のフロントライン(センター、フォワード陣)がアルビBBのゴール下を攻め込み、着実に得点を重ねました。仙台と言えばアルビBBのゾーンの前にオフェンスが崩壊してしまう事が過去に何度かあったんですが、やはりブラックウェル、ワーティーの2人がコートにいる意味は大きいようです。まぁ今のアルビBBのゾーンの完成度が低いといえばそれまでなんですが、仙台がしっかり決めてきているのも事実ですからね。

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第3Q(16-24)

ここでも再びジュンベでスタートするアルビBB。出だし、小菅がカットインから得点を決める。小菅のオフェンスにアウトサイド以外のオプションが加わるのは、チームとしても大きい。しかし仙台もワーティーがゴール下のシュートで返す。

逆サイドではロドニーがそのワーティーの上からジャンプシュートを決める。これが決まるとロドニーは相手にとってかなりの脅威になりますね。

しかしどうもバタバタしてしまうアルビBB。ロドニーのシュートはワーティーにブロックされ、自らオフェンスリバウンドを奪うものの結局ミスでボールを失ってしまう。続いてマットもボールを奪われ、勝又のジャンプシュートに繋がる。続いて日下が3ポイントを沈め、42-44と逆転。

アルビBBは池田のカットインからFT、続いてジュンベがスピードを生かしたドライブインで得点。これが決まるとアルビBBにまたオフェンスの幅が広がります。続いて池田がシュートフェイクからペネトレイトし、ブロックに来たワーティーをかわしてロドニーにパス、そのロドニーが左手でゴール下のシュートを決める。池田は上手いけど、こういったプレーも出来るとは。

ここで崩れないのが仙台。引っ張るのはゴール下のワーティー。ポストからフックシュートを決め、更にオフェンスリバウンドに絡んでFTをもらう。続いてカットインしてきたジュンベをブロックするなど、ビッグマンとしての役割を十分に果たします。

ロドニーがゴール下を攻められないアルビBBは攻め手を欠く状態。一方の仙台は松田のカットイン、セントブルーのFTで得点。アルビBBもロドニーがエンドライン沿いにブラックウェルを抜き去って得点し、わらじのアシストでジュンベがジャンプシュートを決める。その後は仙台がブラックウェル、アルビBBは速攻からわらじのFTなどで得点。54-55で迎えた第3Qの終盤、アルビBBはマットのターンオーバーがあったりロドニーがFTを2本落とすなどしてムードが悪い。そこに付け入るのが仙台、高橋と佐藤が連続で3ポイントを沈め、あっという間に54-61の7点差となり、第3Qを終了しました。

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この10分での得点は16-24と仙台リードですが、最後の2本の3ポイントを除けば16-18と大差ありません。ですが、アルビBBは波に乗れないまま時間だけが過ぎ、最後になって仙台が波に乗るチャンスを与えてしまいました。仙台の得点は序盤から中盤にかけてインサイドが中心であり、仙台の高さに対してアルビBBが踏ん張りきれなかった印象です。

この日、コートサイドにいたアンドリューがチームに加わったからといってこの状況が劇的に改善されるとも思えず、bjにはより大きく、アスレティックな選手を揃えたチームもあるだけに、シーズンに向けて大きな不安が残ります。

かといって、このメンツで頑張るしかないんだよな~。

第4Q(21-23)

6点差ですから試合的にはまだまだ大丈夫なんですが、少なくとも出だしからいい内容のバスケをしたい。しかし残念ながら、いいバスケをしたのは仙台でした。

まずはワーティーがゴール下で得点。続いてオフェンスリバウンドを奪うと、このプレーが高橋の3ポイントに繋がる。54-66となってアルビBBのタイムアウト(8:40)。ん~、苦しいな。タイムアウト後も速攻崩れからブラックウェルがオフェンスリバウンドに絡んでFT。これで54-68となり、残り時間約8分を残しながらも、いよいよ厳しくなってきました。

タイムアウト後、コートにいるアルビBBのメンバーはわらじ、小菅、池田、ロドニーにマット。これはスタメンと同じなんですが、それはつまりアルビBBのベストメンバーという事。アンドリューが加わればマットと替わるかもしれませんが、現状でほぼベストと考えていいと思います。つまり、このメンツで踏ん張れないのならかなり厳しい。

追い上げるしかないアルビBB、まずはマットがポストで得点。続いて速攻から池田のFT。これが2本とも決まる。更にわらじのスティールからロドニーのワンマン速攻。ディフェンスは誰もいないし、ここは思いっきりダンクを叩き込んで欲しかったところですが、ロドニーが途中でファンブルしてしまい、やっとのことでシュートを決める。まるでこの日のロドニーを象徴しているようなプレーでした。

それでも得点差は60-68の一桁差になり・・・というところで、仙台はワーティーがゴール下でバスカン。彼は運動能力はそれ程ないけど、ポスト近辺では堅実な働きをしてきます。

粘るアルビBBはわらじが松田をかわして0度からの難しいジャンプシュートを決め、マットのオフェンスリバウンドからジャンプシュートも決まって64- 71と迫る。しかし逆サイドではワーティーのオフェンスリバウンドに対してわらじにファウルのコール。これは厳しい笛だったな~。

アルビBBは更にわらじのパスからマットのジャンプシュートが決まり、ゴール下では小菅が高橋をブロック。続くオフェンスでマットがまたまたジャンプシュートを沈め、68-72。あと一歩というところまでくるものの、セントブルーがカットインを決めて68-74となり、ここでオフィシャルタイムアウト(4:40)。アルビBBはどうしてもあと1歩が足りない。

タイムアウト後、池田がカットインから勝又のファウルを誘いFT。ここもしっかり2本とも決めてきます。池田と言えば文字通りの「シューター」ですが、そんな彼はアウトサイドシュートだけではありません。もう1年以上前になりますが、昨季のシーズン開幕前、池田本人に「FTはあんまり打たないんじゃないの?」と聞いたことがあります。それは、私が彼のプレースタイルを「アウトサイドだけ」だと勝手に思っていたからなんですが、池田は「いえ、ドライブも出来ますよ。東海大の時はチームで一番FTが多かったですから」と答えてくれました。

確かにここまでのプレシーズンを見ていると、彼のシュートフェイクにディフェンスが跳ばされる場面を何度も見てきました。それは1試合につき1度や2度ではありません。それだけディフェンスに池田のアウトサイドがマークされているという事だし、池田もその先を読んでゴール下に切れ込む場面が多々あります。ここにオフシーズンのドリブルワークが生きているのは間違いなく、恐らく、今季のアルビBBでもFTの数はトップクラスになると思います。彼のFTが増えれば、チーム全体のFT確率も今までより安定したものになりそうです。

さて、試合は残り3分台、得点は70-74の4点ダウン。ここで1本決めれば・・・という所で、セントブルーが3ポイントをあっさり決める。一方のアルビ BBでは、ロドニーが2本連続でゴール下のシュートをミスしてしまう。1本は完全なイージーミスであり、アルビBBにとっては非常に痛い場面でした。逆サイドではノヴィッツがマットをかわして得点。70-79となり、ここでほぼ試合が決した印象がありました。

残り3:08で両チームがタイムアウトを取り合いますが、その後も点差は詰まることなく75-84で試合終了。アルビBBはプレシーズン5試合を3勝2敗で終えました。

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【レビュー】

廣瀬HCの言う通り、「負けるのには理由がある」のですが、その要因はたくさんあるようです。今季から私は取材申請をして記者会見に参加させてもらっているのですが、廣瀬HCは実にいろんな事を話します。大抵の場合、一番長く話すのが廣瀬HCなんですが、それでも、頭の中にある数%しか聞けてない気がします。

表面的にはいくつか気が付く点があります。インサイドのロドニーが上手く機能しなかったこと。メンタル的なことかどうか分かりませんが、この試合に関してはここまでの試合で見せてくれたような「キレ」が見られませんでした。FTも悪かったし(1/6)。その分マットが中に外に頑張ってくれたのですが、年齢的に考えても、彼が「ずっと」チームを引っ張るのは苦しい。この点に関してはアンドリューの加入によってかなり緩和されると思います。

池田はなんだかんだで15ptsと数字を残したのですが、対照的だったのが寺下。池田の活躍により、その出場時間は明らかに減っているし、その限られた時間の中でも思うようなプレーが出来ませんでした。まだシーズン開幕前ですが、今季が彼にとって正念場のシーズンとなるのは間違いないようです。

チームとしての完成度の低さもあちこちで露見しましたが、ここまでの練習では攻守共に1on1でのプレーをメインに据えているようで、シーズンに向けての向上が求められそうです。ゾーンディフェンスはもちろんだし、オフェンスも。ここまでロドニーがゴール下で頑張ってくれていましたが、彼が止められた時、チームとしての動きがかなり停滞してしまいます。マットもポストプレーは出来るけどそう長くは無理だし、この点でもアンドリューのプレーが期待されますね。たとえ彼が20pts、10rebとかの大活躍をしなくても、コートにいるだけでその存在は大きな意味がありますからね。この試合はほとんどオフェンスリバウンドが取れなかったんですが、この点での期待もあります。

この日は会場のキャパシティを大幅に上回る1,752人の来場者があり、1階も2階もかなりの立ち見客がいました。やっと十日町で初勝利をあげる事が出来た今季ですが、栃尾のみなさんにも勝利をプレゼントしてあげたいですね。早くても1年後までのお預けとなりますが・・・。

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仙台にとっては堅実な試合運びでの勝利となりました。インサイドを安定して支配し、中盤以降は落ちついたゲーム展開をキープしました。この試合は登録10 選手が全員出場、全員得点だったのですが、内外のバランスも良く、アルビBBにとっては最後までディフェンスの的を絞れませんでした。

チームをリードしたのは4人の外国人選手。この4人で84点のうち55点を稼ぎました。中でも印象的だったのはワーティーの存在感。限られたエリアの中ですが、確実に仕事をこなしてくれました。ブラックウェルも同様に手堅いプレーを見せ、このインサイドの2人を軸に、ノヴィッツ、セントブルーの2人もウィングから効果的に得点に絡みました。ズバ抜けた選手がいるのも嫌ですが、仙台のようにバランス良くチームに貢献してくるのは相手にとってちょっとやりにくい感じですね。

で、印象的だったのは勝又と松田のプレー。勝又といえばアルビBBのサテライト出身。しかし東京時代の勝又の印象と言えば、いつもかったるそうにしているか、ベンチに寒そうにしているところだけ。ところがこの試合では得意のミドルシュートだけでなく速攻でも得点に絡み、久しぶりに「動いている」勝又を見ることが出来ました。スタメンに起用されていることも、プレシーズンとは言え出場時間を与えられているのもチームの期待の表れであり、今後の活躍に大いに期待したいところです。

松田は仙台で3年目となるガード。1年目の印象はありません。試合出てたかな?2年目、チームが彼を残した時は正直「?」と思ったし、ガードへのコンバートも難しいように思えました。アウトサイドシュートもないし、ドリブルもそんなに上手じゃないから。それが、この夏のアルビBBサマーキャンプに参加したおかげが、ドリブルワークが明らかに向上していました。ハンドリングは安心して見ていられるレベルになり、体の使い方もよりガードらしくなったというか。廣瀬HCも言っていた通り、日本人選手が成長していくのはリーグにとっても大きなプラスだし、見る側としても非常に嬉しいことです。外国人選手の占める割合が少なくないbjリーグの現状において、「日本人の強化」を真剣に取り組んでいるのがアルビBB以外にもあることは本当に心強い事だと思います。ちなみに私がリーグ全体の中で最も期待しているのは富山の呉屋だったりします。雰囲気のある選手だし、彼だけの「何か」を感じさせる選手だと思います。あとは技術堤なレベルアップを期待したいところです。

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開幕まであと3週間。各チームの概要もだいたい見えてきましたが、昨季の開幕前に感じた以上に、リーグ全体のレベルアップが図られている気がします。どのチームにとっても長いシーズンになるだろうし、紆余曲折の末にリーグを制覇するのがどのチームになるか、全く想像が付きません。

だからこそ、面白いのだと思いますけどね。

2007/10/15 10:20 | レポート | No Comments

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