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2013/07/20

JunkStageをご覧のみなさま、こんにちは! スタッフの桃生です。
先日開催しましたClubJunkStageではお客様にも恵まれ、大盛況のうちに終了することが出来ました。ご来店くださった皆様、応援の言葉をくださった皆様に心からお礼申し上げます。

で、そのイベントの準備中からふと気になっていた、「いい女」という言葉。
いわゆる“クラブ”には当然のこと綺麗な女性が沢山いるわけですが、彼女たちはただ綺麗なだけではない、俗に言う「いい女」なのではないか。じゃあいい女ってなんだ、と考えたときに、ふと「いい香りがする」女性なのではないかと思いました。

香りは目に見えはしないけれど、それ以上に記憶に残るもの。だからこそ、香りについてもっと意識的に自覚的に戯れたり取り入れたりしていけば、より「いい女」を目指せるのではないか?

今回は、そんな「香り」のスペシャリストであるこのライターさんを紹介したいと思います。
(もちろん、ご本人も文句なしに「いい女」です!)

■vol.21  匂いのアーティスト・上田麻希さん

――どうやったら「アーティスト」になれるのでしょうか。
カンタンです。「あなたは何をやってる人?」と聞かれて、堂々と「アーティストです」と答えられれば、あなたは立派なアーティストなのです。(上田麻希)


現代アート・シーンにおいて世界的に流行中の「嗅覚アート」における第一人者として活躍する匂いのアーティスト。出産をきっかけに始めたという作品制作のほか、オランダ王立美術学校などにて教鞭も取る。
http://www.junkstage.com/maki/

*  * *

上田さんは“匂い”をテーマにした作品を発表しているアーティスト。
日本ではまだなじみのない分野ではありますが、海外では評価が高く、美術館に絵を飾るように匂いを通して五感を揺さぶる作品を作り続ける、稀有な活動を続けています。

そのきっかけはこちらに譲りますが、上田さんが“匂い”というものを意識したのはデザイナーをしている叔母様がよく見に纏っていた香りがきっかけだったそう。有名なシャネルのNo.5の香りに満ちたアトリエで“匂い”を発見した上田さんがご自身で初めて買った香水も、やはりシャネルNo.5だったとのこと。

2012年には、そんなシャネルの原体験を活かしたユニークな展示をロッテルダムで展開しています。

 

上田さんはご自身の仕事について「匂いを素材として『新たな体験を提供するアート』」と語っていらっしゃいますが、 仕事として本格的に取り組まれるようになったのは出産後。育児に追われながら手掛けた初仕事はある展示会のお品書きを匂いで作るというものでした。

上田さんはお料理も非常に上手そうなのですが、それもそのはず、「匂いのアート」に携わるようになったきっかけは毎日の料理だそう。
料理に想を得て作品を制作されることも多いという上田さんのコラムタイトルは「味噌汁の香水」ですが、おそらくは日常生活と切っては切り離せない「匂い」について読者に考えるきっかけを与えるための周到なフックなのではないかと、わたしはひそかに想像しています。

*  * *

ところで、ここまで読まれた読者のかたのなかには「でも匂いなんて嗅いでみないとわかんないじゃないの?」と思われる方も多いでしょう。

でも、そう思った方は是非一度上田さんのコラムを読んでみてください!

実は匂いというのは相当デリケートな話題に発展しがちなモノでもあります。
例えば体臭。「どうしてもどうしてもあの人の匂いは好きになれない」というネガティブなものから、「私はあの人の脇の匂いが好きで好きでたまらない」というポジティブ(?)なものまで、匂いに対するアンテナは人それぞれです。

そういう匂いの捉え方についても上田さんは決して否定することはありません。自らを“「歩く「匂いの十字架」”と呼びさえする上田さんは、そういうカミングアウト発言を共感を持って聞き集め、分析、考察をしてコラムに書きつづっています。

もちろん、上田さんご自身も実験材料。自分の体臭をどこまで魅力的に変えられるか、好ましい異性の香りとは何か、日本に置いて遊女たちがどれだけ香りを効果的につかっていたか…これらはわたしが今適当にピックアップしたものですが、いずれも非常に面白く読めるコラムばかり。
「体臭改善計画」なんてタイトルからして興味をそそられますが、「最近旦那の匂いがどうも気になる」なんて方は必読ではないかと思われます(笑)

もちろん、例えば「匂い」という言葉と共に想起されるフェロモンに関する記事や、匂いの嗅ぎ方嗅覚をリセットする方法までフォロー。

読むだけでふむふむと納得でき、ついでに自分の匂いについても改めて意識させられる、これらのコラムは夏にこそ是非読んで頂きたいと思います。

*  * *

コラムを通して匂いについて目覚めた後は、上田さんがこの夏都内で行うこちらの展示へどうぞ。

「白い闇」と銘打たれた会場では外部をゆるやかに遮断する建物とその中にある“匂い”をインスタレーション形式で体感できます。日本では例のない展示とのこと、是非足を運んでみてください!

2013/07/20 10:05 | momo, ・Junkライター紹介 | No Comments

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