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2009/11/30

読者の皆様、こんにちは。
紅葉の美しい今日此の頃、いかがお過ごしでしょうか?
今月の雑記は、照山がお送り致します。

先月、コラム「日本画の手引き」連載中の日本画家・池上紘子さんの個展にお伺いしたのですが、ちょっと不思議な、心和む体験でしたのでそのことを。

場所は、文学の香り高い文京の、千石駅から徒歩8分。「千石空房」という下町のちいさなギャラリーと聞いていたのですが…到着してみると、昔の長屋作りの木造建築に、外壁にはたくさんのお面やおもちゃがかかっていて驚きました。
千石空房
「??駄菓子屋さん??」
と不思議に思いながら足を踏み入れると…広い土間におもちゃやお菓子、本やCD、なぜか芸能人のサインまでがずらりと並ぶ、とても不思議な空間でした。

こちらのギャラリー、すぐ隣で万年筆屋を営む職人のオーナーが有志を募り、工房・ギャラリー・カフェとして改装したお店だそうです。
牡丹
土間を上がり、畳部屋の奥にある急な階段を見上げるとそこに、池上さんの牡丹の絵がありました。蹴上げのない急な階段を上ります。
すると、「いらっしゃいませ」と、なんと着物で出迎えてくださる池上さん。
2階 ギャラリー 色紙

2階の部屋には、ちゃぶ台、藤座布団、ローソファに水屋とアンティックなTV、そして壁面ぐるりと池上さんの美しい日本画が。
昭和初期にタイムスリップし、絵の好きな方のお家に遊びにきたような不思議な空間でした。

池上さんの煎れて下さったお抹茶とお菓子を頂きながら、制作秘話や展示会の話など作品についてお話を伺いました。
碧瑠璃
池上さんの絵は、写真で見るよりも暖かみがあって、素敵でした。
中央にあった、深い碧が印象的な湖の絵は、志賀高原国立公園だそう。
現地での感動のあまり、30号の大きさ(910×727mm)をたった2週間で描き上げてしまったという力作でした。
また写真左上、今年の市販の年賀状のデザインに使用されているという、後ろ姿の虎の絵がキュート!
年賀状
その場にいらしたほかのお客様(勿論初対面)とともに、なんだかお茶飲み友達のような雰囲気で和やかに過ごさせて頂きました。

ちなみに、ちゃぶ台にあった芳名帳を捲ってみると…なんとJunkStageにて連載中の、仏師の紺野さん、映画評論の東出さん、ミュージカル女優ののあさんが来場していた様子。
スタッフ陣には全く連絡が入っていなかったのですが…(笑)。

こうして人との交流が勝手に生まれて行くのもJunkならではですね。
来年5月には、なんと池上さんの個展会場で、のあさんが歌うというイベントの企画もあるとのこと。
また、年末に向け参加される展覧会も沢山あるそうで、なんと今日からまたこの千石空房で、干支をテーマにした4人展を開催されるとのこと!(詳細は→コチラ
ご興味のある方はぜひお立寄りくださいませ。

若手の芸術家が忙しいというのは、とても素晴らしいことだと感じ、
また、池上さんの心づくしに癒された秋の一日でした。

2009/11/30 12:00 | reina | No Comments

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