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2008/12/08

アニマルセラピーをメインテーマにしていますが、違う話題にもちらりと触れましょう。  

 私は町内会(仲よし町内会といいます)の役員会も務めさせていただいています。かれこれ、10年くらい総務部長なのですが、何せ高齢者の多い町内で後任がいません。まあ、それはいいのですが、ここ数年野良猫被害に対する苦情が絶えなく、町内会にもその苦情がきます。つまり、「なんとか、野良猫を捕まえて処分して」ということです。  

 獣医師という立場上のこともあり、それはできません。でも、苦情がある。 そこで、まず現状の被害把握のため2007年11月に町内会の人を対象に野良猫の存在と被害に対するアンケートを実施したところ、たくさんの回答を寄せてくれました。これは、裏を返せば如何に被害が多いかということです。   

その結果は以下のとおりでした。

(1)野良猫を見たことがあるひと 6割

(2)迷惑だと感じる人      6割(見た人の中で)

(3)被害はうんち、おしっこに関するもの 4割5分

(4)野良猫に対する対処方法は 2割が処分、4割5分が餌やり禁止で野良猫との共生    は3割 

 アンケートを受けて、僕は野良猫に対する協力者を募集して、野良猫をむしろ地域で管理していくことを考えました。そのための「野良猫対策会議」も主催しました。アンケート結果ではまだ少数でしたが、野良猫に餌を与えて順化し、一時的に捕獲して避妊・去勢することでこれ以上数を増やさないでその地域をテリトリーにして「いさせる」ことが、つまり「共生」していくことが捕まえて処分するよりむしろ被害を減らし、動物愛護の面からも町内からの支持を得られると考えました。  

それからは野良猫の捕獲のため、自分で専用の捕獲器を購入し、野良猫の町内の生息状況を個体まで特定してから、野良猫を捕獲し、避妊・去勢していきましたね。自分では病院を運営しているわけでないので、友人の動物病院に持ち込み、避妊・去勢手術の助手やときには術者を務めて、猫を中性化して、傷が癒えるまで保護し、元の場所にリリースしました。野良猫協力者さんにはきちんとした餌やりをお願いし、衛生面でも配慮していただきました(食べ残しなどないように)。 

 いやはや、結構大変でした。猫は夜から早朝にかけて行動するので、その時間に合せて捕獲器を設置して、猫を捕まえるのですから、当初は近所でも恐らく「不審者」と見られたのでは?まあ、僕の行動の目的が知れ渡るのにそう時間はかかりませんでしたが・・・

    今はまだ、未完なのですが、町内の野良猫に対する被害意識はかなり減じられてきたようです。対策後の町内の野良猫に対する意識調査を近々行うつもりです。電話で野良猫に対する相談もかなり受けました。大変ですが、楽しいですよ。野良猫も見ているととてもかわいいですね。もちろん庭にウンチされることもありますがね(汗!)。  まあ、こんな変なことをしてる人なのです、僕は。

neko20082.jpg

2008/12/08 09:47 | 動物 | 2 Comments

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猫のお話を書いていただきまして、ありがとうございます。
野良猫被害…。

複雑な心境ではあります。
猫を見つけると、私はとにかく道にうずくまり、声をかけてしまうのです。
そして私の近所では、猫に餌をあげる
猫おばさんがいて、彼女を許容する地域でもあるようです。
ただし、被害はあるし、いやな方々もいらっしゃるのだと
思うのですが…。

おっしゃっているように、避妊、去勢手術をさせるなど、
できることがあると思います。
命に対する責任。そして人と動物の共生。
難しいですが、こういうことから逃げずに、日々考えていきたい、
と思っています。
拙宅の近くにいる、猫たちに見つめられるとつい(なぜか)
謝ってしまうわたしです…。

Posted at 2008.12.20 12:14:19 by chie

chieさんコメントありがとうございます。
まさかコメントをもらえると思わず、返信もせず済みませんでした。
野良猫は人間の責任ですから、なんとかしたいと誰もが思っているのかもしれません。

うちの町内でも野良猫に餌を与えることを快く思っていない方もいたのですが、最近はなんとなく視線がやさしく感じます。

命に対する大人の姿勢を子供達もみていることを感じます。
野良猫に対する子供達の関心が高いのです。
大げさですが、教育的見地からも野良猫と相対することは大切ですね。

Posted at 2008.12.23 21:39:21 by author
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