今日は気温が低いですが、久々の晴れ間です。 昨日のリバウンドで病院も静かです。 今朝よりいろいろな残念な訃報も入り、寂しい気持ちです。
しかし、前に進みましょう。
先日は、北海道ボランティアドッグの会が病院の近くの商業施設でイベントに参加したので、我が病院を開放して賑わいましたが、 「皮内鍼」で顕著な効果あがった例もあります。他にもありますが、これは本当に顕著。
右の上顎と眼球の間に硬い腫物ができて、他院では腫瘍の疑いも持たれたのですが、当院にきていただき、「皮内鍼」を5日間留置した結果、言わなければわからないほど縮小しました。
この前に抗生剤でも治療していたのですが、鍼+オゾン+皮内鍼でわからないくらいまでになりました。 これは嬉しいですね。 「皮内鍼」の効果は本当に高いと思われたよ。 これからも、適用症があれば続けたいと思います
今日は我が病院としては忙しい方でした。 鍼灸治療とオゾン療法の患者さんが多かったですね。
どちらの方法でも何らかの反応があり、時に顕著です。 ツボの選択も慣れてくると、いろんな方法が湧いてきます。 まさにオーダーメード治療です。
特に私は「お灸」が効果的だと考えています。 今日もお灸をたくさんしましたが、お灸により冷えていた体が顕著に暖かくなるのを感じます。 患者さんにお願いして、鍼灸治療前後の体温を比較しましたら
前 37.9度 後 38.4度
0.5度上がりました。
致し方なく薬剤を服用せざるを得ない場合でも、鍼灸治療で薬剤による体の冷えを防ぐとこができると実感しました。
4月1日にいよいよ開業日を迎えました。
前日は救急の診療があったのでそう緊張はありませんでしたが、やはり初日は重要です。
早めにきてスタンバイしました。
気になることがたくさんありましたが、やってみるものです。
最初の患者さんは午前10時半過ぎです。
開業前から来てくださってくれていた方の継続診察です。
次は「鍼灸」の診療の方で以前から診せていただいている方でした。
お昼はなんだかんだで時間はすぎ、2時からはペット保険の担当者と打ち合わせしました。
あっという間に午後3時となり次の患者さんは中々きません。
午後4時すぎやっと次の患者さんがきてくれました。
犬の混合ワクチンの2回目接種でした。
この日はどんなときのも対応できるよう、お手伝いの獣医師もきてもらっていたのでお任せして、私は診療明細の作成をしていました。
写真も撮ってワクチンの証明書に付けて発行しました。
アニコムのレセプト請求システムを導入しているので楽にできました。
少しの診療件数でしたが私にとっては大きな一歩でした。
祝杯でも上げたい気持ちでしたが、明日も頑張ります。
この日も同級生の獣医師が詰めてくれていて大変助かり、かつ安心でした。
これからが勝負です!
沢山のお花やお祝いありがとうございます。
病院の見学会は無事終了しました。 40名くらいの来院者です。 まずまずの数でした。 鍼灸はの関心が相変わらず高く、何度も同じような説明を聞いていただきました。 オゾン療法にも関心が高く、今後期待できそううです。
明日から本番ですが、今朝朝早く、SOSが入り、緊急に診て欲しいとの依頼があり、見学会開催前に治療させていただきました。 元気、食欲がなく吐き気があるとのこと。沈鬱で時々上半身が痙攣した状態でした。
脈は沈み弱かったのですが、とりあえず点滴し、ビタミン補給と食欲を増進させ薬、消炎剤を少し混ぜて投与。 それから、ここからは東洋医学的治療(二刀流?)にかかり、足三里に圧鍼、腎愈にお灸しました。
点滴が終わることには元気が少しでてきて、後で夜に電話で、食欲が回復して基に戻ったように元気であるとの報告を受けて本当に嬉しかったです。
明日はいよいよ本番で、どのくらい患者さんがきてくれるかドキドキです! まあ、あせらずじっくりと頑張ります!
お花を頂いた皆さん、ありがとうございました。
今日は「オゾン療法」について、取り組いんでいる江別市の動物病院にお邪魔して勉強してきました。 まだまだ認知度は低く、ましてや北海道では医学会でもそれほど普及していません。 しかし、私はこのオゾン療法に興味があり、オゾンガス発生装置を導入して治療に活かそうと思います。
動物の分野では、アトピー性皮膚炎や椎間板ヘルニア、腫瘍性疾患、その他代謝病にいいようです。 ただし、効果は必ずしも一定せず、効く子には著効をしましますが、効かないというか、現状を維持することで終わる場合もあるそうです。 ただし、悪化した例はあまりないとのこと。
治療は、この病院では「注腸」が中心で、継続的に治療を希望される方もおおいとのこと。 オゾンは、ゴムをすぐに劣化させるのでガスはガラスの注射器でないとだめで、ゴム製の手袋をして作業していると破れやすいそうです。
お邪魔した午前中だけでも3頭の子がオゾン療法を受けていました。 ほぼ毎日オゾン療法の子が来院して多い日は、6、7頭オゾンだけで来院するようです。糖尿病の子も受けていました。 オゾンは強力な殺菌性と抗酸化作用があり、投与すると全身が暖かくなるそうです。
なので、私は鍼とオゾン療法を組み合わせると大変いい効果が出ると思います。 北海道ではマイナーですが大阪や広島では大変盛んだそうです。
これからさらに勉強して質の高いまた効果の一定した治療にすべく研究するつもりです。
今日もいつもの病院で研修でした。 角膜ジストロフィーと思われる症例の子を見られたのは収穫でした。 いろいろな症例を見てきましたが、意外と?犬の胆道系の病気も多いようです。 自分の中では犬の胆道の病気というのは視野になかったので、これかから視野にいれて勉強しなくてはいけませんね。
写真は小さいですが、「ソフトレーザー」の照射機器です。 ある獣医さんからお借りしました。 皆さん大型の本格的治療用レーザーを持っている方が多いですが、この装置はポータブルで扱いやすく、治療の補助にいいと思います。 有効活用したいですね。 今日早速鼻の横に腫れものができてかなり小さくなったのですが、完全に小さくなりきらないということで、ソフトレーザーを照射してみました。 レーザーはほんのりと温かみを感じていい感じですね。 効いてくれたらありがたいのですが。
今日も鍼灸で私の病院にきてくれた方がありました。2名です。 お試し期間ですから、ご奉仕で診断治療しています。 私も勉強になります、それで患者さんに喜んでいただければ大変嬉しいです! 今日もお灸をして差し上げたら、体が暖かくなりとても喜んでもらえました。
今後もまだまだ増えそうで、嬉しい悲鳴です。 鍼灸流行りそう???
野良猫の去勢をしました。 研修病院の好意で研修として、ひとりで手術させていただきました。 野良猫でも穏やかな猫というとで、油断してました。 体重を測ろうと、診察台に載せた週間豹変して、暴れだし、抑えていたため「咬まれて」「引っ掻かれました」。 自分の失敗でしたが、せめて病院内を逃げ回る事態だけは防御しました。
相当、咬まれて、引っ掻かれましたが、そのまま血管留置と去勢手術はやり遂げました。 猫は口の中がひどい口内炎でたが、挿管して留置針を利用して「プロポフォール」で導入してイソフルで維持しました。 プロポフォールはキレがよく覚醒もスムーズで優れた麻酔導入剤であることを実感しました。
留置もいろいろいろいろやり方があるのですが、自分で実施してみていろいろ気づくことがありました。 今日は痛かったけど大収穫でした。
留置って、点滴用のラインですね
もちろん、手は病院で手当してもらいました。 ちよっと大げさな包帯ですが・・・
猫は世話している家で元気にしています。 口内炎に関してはこれから私が治療します。
内装はほぼ完成です。
放射腺防護工事とサイン(看板)はあとで行います。
さすがに看板がでちゃうと患者さんが来ちゃうので。
実勢内装工事中に患者さんが来られたそうです。
来てくれた片、ごめんなさい!
もう少しお待ちください。
写真は受付カウンター側からステンどグラスを写したものです。
なかなかおしゃれでしょ!
壁は全体的に薄いピンク色です。
これから医療機器を徐々に入れていきます。
レントゲン
カラーエコー
新しい診察台
自動血球測定装置
生化学的検査装置
麻酔モニター
輸液ポンプ
各種眼科検査機器
麻酔気化器
レントゲン自動現像装置
分包器
電気メス(予定)
等々です。
まあ、こうして見ると結構機器はありますねぇ。
目指すところは所謂「統合医療」です。
東洋医学と西洋医学の融合です。
それプラス、秘密兵器も準備中です。
お楽しみに!
病院のカウンターが来ました。
白い大理石を貼ってもらいました。
結構見栄えしませんか?
2月8日は札幌近郊の先輩の経営する動物病院でまるまる1日研修しました。
ついに、メスを持たせていただき、猫の避妊と去勢を曲がりなりにも自分で実施しました。
先輩に教えていただきながら、震える手でメスと針を進めました。
まあ、ボロボロでしたが何とか終わったという感じです。
兎に角、実践あるのみ、場数であることがよく身に染みました。
メスや持針器等の機器の持ち方、運針の方法など全然基本がなっていません。
それでも、先輩は今気づよく教えていただき、本当に感謝です。
一日で避妊と去勢両方経験できたのは自身にも繋がります。
まだまだですが、一山越えた感じです。
疲れましたが、疲れませんでした?
でも、メスを持つと緊張しますよ、ほんとに!
しかし、帰りは吹雪で全く前が見えなくなり焦りましたが、無事帰還です。
(´▽`)。
次はもう少しマシにやりたいです。
2月10日は中獣医学の授業の日でした。
今、羽田にいて、無料の回線を利用しています。
空港では,登録すると利用できます。
授業の基礎理論的なことは終わり、これから診断学に入ります。
更に面白くなりますね。
これまでの授業で、「鍼灸」のツボを刺激すれが効果が出ると考えていましたが、それでは十分な効果を得られないことが分かりました。
一定の効果はでるのですが、十分な効果を得るためには、鍼灸の順序と距離を勘案して、それぞれの個体に適した「メニュー」を自分で考えなくてはいけません。
基本的なものはありますが、いつも同じ方法で同じ効果を得るとは限りません。
例えば鍼の順序は第1鍼と最後の鍼が重要で、補と寫のどのようにするか、治療対象の個体の全身状態を考えて行く必要があります。
「距離」の面では軽い病は前肢のk経穴を活用し重くなると後肢の経絡を考え、鍼の順序も上からか下からか上下かを検討します。
思ったより鍼灸の施術は考えることが多くおくぶかいですね。
更に、勉強を深めないと・・・
あっ。飛行機の時間です。
では、札幌に帰りましょう。
先週は藤沢市にある「うさぎ専門」の獣医さんで研修しました。
うさぎは保定が難しく、診察、診療の上でポイントになります。
大抵の獣医師は「タオル」等を使いうさぎさんを動けなくしますが、今日伺った獣医さんは全くタオル等は使わず、
手と腕だけでうさぎさんを動けなくして「スイスイ」と診療診察します。
うさぎの診療の半数くらいは、数ヶ月に1回の健康診断です。
体重測定、目、耳、被毛、臭腺、口(歯)、お腹等の検査をします。
特に歯と耳、目は入念に検査します。
歯は過長歯や不正咬合が多く、歯科ユニットやニッパのような道具で、麻酔もかけずに処置します。
普通の獣医師は麻酔なしでは極めて困難なのが実態です。
臼歯を切る場合も、口の中にニッパみたいなものを入れて、目視せずに感触だけで切る部分に行きわたり、「パチン」といういい音を立てて切ります。これは神業で真似できません。通常ありえません。
うさぎは涙管がつまることが多く、涙管を洗浄することも多く、今日も午前中だけで、3件ありました。
留置針の外套を涙管に入れて洗浄します。これも簡単に実施しましたが、かなり難易度が高いと思います。
片方の目を1分くらいで洗浄して貫通させます。これも神業です。
神業だらけで驚きです。
うさぎの病気も特徴的で、これは実地に学ぶしかないと思います。
うさぎの診療に関する本も書いた獣医師ですが、その本は残念ながらすでに絶版で、コピーしてもらいました。
企業秘密的診療、治療のノウハウもあり、とても面白かったです。
明日も行きます。
ちなみに、慣れない階段を降りていて、階段を踏み外してこけてメガネが壊れてしまいました。
すぐに見知らぬ人が助けてくれて、メガネ屋さんを教えてくれました。
東京のひとも親切です。本当に助けてくれて嬉しかったです。
メガネは応急処置も簡単でなかったので、格安のとりあえずのメガネを買い、なんとか帰るまでなりそうです。
まあ、壁に激突したので、軽い打撲と擦り傷でラッキーだったと思います。
物事すべてプラス思考で考えます。