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2011/10/08

JunkStageをご覧の皆さん、はじめまして!
高倉清香(たかくらさやか)と申します。

さて、皆様はタイトルをご覧になりどこの国をご想像されましたか?
北緯1°…つまりは赤道直下なんです。
赤道直下の国と言えば、エクアドル。
でも、現在私が住んでいるのはインドネシアです。
インドネシアを想像した方はいらっしゃいますか?
インドネシアと言っても約18,000個もの島があります。
インドネシア政府ですら、いくつの島があるのか分からないそうです…
その中でも、インドネシア中部に位置するスラウェシ島(地図の黄色い部分)にいます。
アルファベットの『K』の形に似ています。
スラウェシ島北部にある、ゴロンタロ州(地図のピンク色の部分)で生活を送っています。
ゴロンタロ州は人口90万人。
95%がイスラム教です。
州都はkota Gorontaloであり、90万人のうち25万人が住んでいます。
私はここ、kota Gorontaloにある国立ゴロンタロ大学の地質学科で講師をしています。

本日は自己紹介もかねて、どうして私がここで働いているかについて書きたいと思います。
私の出身である愛媛大学の地質学科とゴロンタロ大学は数年前に学術的協定を結びました。
その後、ゴロンタロ大学は地理学部の中に地質学科を作りました。
愛媛大学から学術的支援を行うということで、使わなくなった教科書や偏光顕微鏡を寄付したのです。
しかし、学科を設立したものの地質について教えることのできる先生が少なく、送った偏光顕微鏡の使い方も分からない…
私たちは偏光顕微鏡で、薄片と呼ばれるスライドを観察します。
薄片とは、岩石をうすーく(0.02mm)したものにスライドガラスを張り付けたものです。
この岩石がどのような鉱物によって構成されているかを調べるのですね。
しかし、このスライドが1枚もない・作れないという状況なのです。
これでは困った!
ということで、派遣されたのです。

こちらの授業内容を聞いてみると、実験をほとんどやらないということが分かりました。
授業内容は、先生が本を読み上げるという形式が一般的のようです。
うーん…
もちろん、実験をするためにはさまざまな道具が必要です。
でも、ハイテクでなくていいんです。
何千万円もするような装置でなくていいんです。
実際に見てもらうこと・そしてどうしてそうなったかを考えてもらうことが大切だと思うわけです。
有名な宮沢賢治も偏光顕微鏡での薄片観察が大好きだったようで、「石の中にも宇宙がみえる」とつぶやいたそうです。
よしっ!
今の段階では、生徒たちに宇宙を見てもらおう、あわよくば同じことをつぶやかせてやろう、を目標に取り組んでいます。
いいんです。
最初は『この石、キラキラしてる』で。
鉱物の形や岩石を構成している鉱物名なんて、後からでいいんです。
勉強を始めるきっかけなんて単純に越したことはない、と思っています。

インドネシアに来て数か月経ち、生活や様子が少しずつですが分かってきました。
日本との1番の違いはすべてが宗教主体であるということ。
インドネシアやゴロンタロの食べ物や言葉。
人々の考え方・習慣など。
とまどうこともありますが、楽しんで生活しています。
今後、地質学科での出来事はもちろんですが、ゴロンタロ生活にも焦点をあてて記事を書いていきたいと思います。

“私の目線”で“私が感じたまま”に“私の言葉”でお伝えします。

どうぞ、よろしくお願いいたします。