2014/01/25

先日、JMoFという日本中の動物型の「着ぐるみ愛好家」さんが集まるイベントに行ってきました。
正直「着ぐるみ愛好家」という書き方があまり好きではないのですが、
これ以外に適切な書き方が思い浮かびません。(何かアドバイスをいただければ……)

着ぐるみ愛好家さんのイベントについては、
前にも軽くこのブログ内で紹介しましたが、純粋に着ぐるみを使って「変身」することが好きな方々の集まり。

コスプレイヤーを対象としたイベントが各所で行われていて、
きれいな景色の中で写真を撮影したり、同一テーマのコスプレをした人が大人数で集まって撮影したりする、
あれの着ぐるみ限定版と言えば理解してもらえますでしょうか。

もっとも、視界的な問題や、呼吸的な問題で、
アウトドアでの開催は無謀に思えますので、当面はホテルやコンベンションセンターなど建物の中で行うでしょう。
今回のイベントもホテル内でした。

昔大変仲の良かった青いドラゴンの飼い主の方に「ヒョウガ君に一芸を披露してもらいたい」というオファーを受けたものの、
正直行くのに躊躇いがあった……というか、「行っても知り合いがいないので楽しめないだろう」と思っていたのですが、
意外にも昔からの知り合いと再会できたりして、
特にヒョウガ君に「かわいい動きをするにはどうしたらいいか」ということを教えてくれたヒョウガ君の師匠とも呼べる方と再会できたのは
「行った甲斐があった」と言えましょう。
……この方は長らく連絡を取りたかったのですが、全然連絡がつかなかったので、今度じっくりと「成長した姿」を見てもらいたい&
またアドバイスがあったら教えていただきたい所存です。

ホテルの自室で「変身」して、
エレベーターを使ってロビーまで下りてきて、ロビーやホールで交流する(エレベーター←→ロビーの距離も結構ある)……という形で、
休憩のための部屋も準備されていました。(ただし、この部屋で「変身」は禁止。「入れ物」が部屋の中に散乱してカオスな状況となることを防ぐためでしょう。)
この手のイベントは海外でも開催されており、「海外の着ぐるみイベントの歩き方」というワークショップがあったり、
「イラスト講座」もあったり、あとは、ゲストとして漫画家の方のトークショーがあったりなど、
この辺りの企画はジャグリングのイベント……特に、IJA(国際ジャグリング協会)のサマーフェスティバルに通じるものがあります。
(IJAサマーフェスティバルも、コンベンションセンター併設のホテルで開催され、ホールで盛大にジャグリングをする。)

僕は、この「右を見ても左を見ても着ぐるみ」という状況について一歩引いてしまってみていてしまったため、若干引き気味だったと思いますが、
一般のお客様(貸切ではなかったため当然一般のお客様もいる。)にはどちらかというと歓迎されていたのではないかと。
特に、家族連れに喜ばれていましたね。この手の「グリーティング」には皆様手馴れているようで、
どのキャラクターさんも、気軽にコミュニケーションをとり、写真撮影などにも気軽に応じていました。
折しも僕が参加した日には成人式が行われていたのですが、
男性の方は僕と同じように「一歩引いて」見ていて、女性の方は「やばーい!!かわいいんだけどー!!!」と積極的に絡んでいたように思います。

ヒョウガ君は着ぐるみではなく正真正銘のドラゴンなわけですが、
このJMoFのシメとも言える、「演芸座」……ダンスや音楽など、一芸ができる方を対象としたイベントへのピンポイント出演をしてきました。
実はヒョウガ君以外にも2人(匹)のジャグリングをする方がいたりなど、パフォーマンスにジャグリングをするというのは常套手段。
ただ、ステージでやるとなると、照明等、普段と環境の違う中でやらなければいけないし、大勢の前でやらなければならないし、
何より視界が悪いし、慣れていないと大変でしょうねぇ。
ブレイクダンスをした狼さんがカッコよかった。(この方はジャグリングもやってらっしゃるので個人的にも知り合いだったりしますが……)
ヒョウガ君は、いつも通り。前半のバランス技で失敗があったけれど、これを含めて平常運転でした。
盛り上がっていたようなら幸い。(※ヒョウガ君は耳が悪いようなのであまり会場の盛り上がりが感じられないのです。)

不思議なのですが、
ヒョウガ君が当事者としてパフォーマンスをしていると先ほどまで「引いていた」のがウソのように馴染んだ精神状態になってしまうんですね。
ここら辺僕の精神状態に矛盾を感じます。

……まあ、僕とヒョウガ君は別人(竜)であって、僕はヒョウガ君の中の人などではなくて、というかヒョウガ君に中の人なんかいないわけですが。

パフォーマンスが終わるとすぐに閉会式になってしまったため、ヒョウガ君の出番はこれだけ。
もう少し他の方との絡みがあってもよかったかなぁとは思いますが、
正直一人で行くにはちとハードルが高かったかもしれません。
ジャグリングのイベントみたいに、いつでも行動を共にできる心強い味方が1人でもいれば話は別なんでしょうけれど。

多くの参加者は、イベント終了後にホテルに泊まって、次の日(※イベントとしては何もない)に解散という流れだったのですが、
その日宿泊をしていないヒョウガ君と僕は一足先に浜松へ。
もっと早く、会いたかった人が来るという情報を掴んでいれば、もっとしっかりとイベント全体に参加していたと思いますが、こればっかりは仕方ないですね。
また機会があれば参加したいと思っています。

この記事を読んだかた、是非とも上のリンクからJMoF公式ページにアクセスして、
公開されている写真なんかを見てみてください。
壮観だと思いますので。

2014/01/25 12:00 | 未分類 | No Comments
2014/01/21

あけましておめでとうございます。(とても今更。)

今年もまったりと更新していこうと思います。

今年も、最初の日記は
ヒョウガ君マネージャーとしての「ヒョウガ君の目標」と僕自身のジャグリングの目標「竜半の目標」の2つを立てたいと思います。
前者がパフォーマーとして(パフォーマーはヒョウガ君ですが)の目標、後者は技術寄りの目標ということです。

まずヒョウガ君の目標。
・清水みなと大道芸 出場
・大道芸ワールドカップin静岡 オン部門に応募。オフ・オン問わず。
・↑2つ以外のフェスティバルに参加
・何かヒョウガ君グッズを作る
・今の演技に何かしらの変化をつける

ほぼ去年と同じ目標になってしまいましたが。
みなと大道芸は(毎年言ってますが)ヒョウガ君の静岡での活動の原点なのでなんとか出場したい。
大道芸ワールドカップin静岡も出たいです。
とはいえ、こればっかりは目標立てたとしても選ぶのはスタッフの方なので。
「2つ以外のフェスティバルに参加」は、実はそろそろタネをまいておかないと(つまり、応募を今のうちにしておかないといけない)果たせない目標になりそう。頑張ってパフォーマンスさせていこうと思います。

「何かしらのグッズを作る」は、自己満足ではありますが、
Tシャツとか湯のみとかそういうの作れたらいいなぁ~
カレンダーは何しろ季節ものなのでなんとか売り切らないとという思いがあって
多少ごり押しな営業でしたw(お陰さまで残り1ですw もう保存しようかなと思ってますが。)

演技に何か変化をつけると言うのは
むしろ今から2015年を目指しての目標。
今のうちにビデオを撮りためて、新しい演技を作成せねばなりません。
今の演目はいいものができていると思いますが、さらに上を目指して。

竜半の目標
・竜半boxのルーチンさらに改良 (下期になりそう)
・7ボール (とりあえず)70キャッチ超え
・クラブのルーチンを作る

竜半ボックスは去年から使ってる新しい道具ですが……
こいつは、現時点でほぼ「完成」と呼べるルーチンができてしまっています。
しかし、こいつを一度ぶっ壊して、もう一度一から作り直したい。
音楽は勿論アレですが、もう少し面白いことができる筈なので、上期はまず技をためて、
下期それを使った演目をもう一度作りなおそうと思います。
来年2015年に、もう一度IJA(国際ジャグリング協会)主催のサマーフェスティバル・チャンピオンシップを
目指そうと思いますので、
それに向けての練習ということになります。

7ボールは目標を100キャッチから下げましたw やっぱり全盛期ほど続かないので現実的に……
あと、最近クラブの技がなかなか充実してきたので、
なんとなくルーチンを作ってみようかなと思います。

また、今年の末に達成状況を確認したいと思います。

2013/12/31

一昨年、去年と、
「最多更新賞」をいただいたのが嘘のように今年は更新頻度が低くなってしまいました。
まあ、僕の文書を更新する頻度というのは
波があるものですから、来年もこんな感じになるんじゃないかなぁとは思います。

書きたいネタはないこともないんですけれどねぇ。

まあ、逆に
ジャグリングに対してはいい一年だったんじゃないかなぁと思います。
どちらかというと、
「スポーツとしてのジャグリング」ではなく、
人前でのパフォーマンスに重点を置けた1年だったのではないかと。

今年の頭に立てた目標を読み返してみます。

ヒョウガ君の目標
・清水みなと大道芸 4年連続で出場 →達成
・大道芸ワールドカップin静岡(OFF部門)出場 →達成
・↑2つ以外のフェスティバルに出場 →達成
・三代目ヒョウガ君のデビュー →達成
・将来的な大道芸ワールドカップON部門を目指すために下準備を始める →達成?

清水みなと大道芸、大道芸ワールドカップin静岡出場の目標はともに達成しました。

この2つ以外のフェスティバルだと、今年は
「ふくやま大道芸」「浅草六区ジャグリングフェスティバル」の2つに出演しました。

三代目のヒョウガ君は無事……ではないですが4月にデビューしまして、
その後も何度か出演しています。
ただ、この子はけっこうやんちゃなものですから、けっこうな問題点を色々抱えています。
とりあえずは呼吸困難に陥りがちになるのをなんとかせねば。

新ネタができたことと、
三代目がデビューしたことによって、「オン部門を目指す……」ことの下準備としていいものかどうか。
まだ準備は足りないと思うのですが、今年あたりからいよいよ応募だけでもして見ようかなぁと思ってます。

竜半の去年の目標です。
・シガーボックスの新ルーチンを作成する →シガーボックスではないが……達成
・7ボール100キャッチ超え →未達成
・5クラブ150キャッチ超え →達成

シガーボックスは最近ほとんどやっておらず、
その代わりに新しい「竜半ボックス」というものを作りました(笑)
これのルーチンができたので「達成」としてもいいかなと。

7ボールの100キャッチ超えは今のところまだ見えてすら来ません。現実的な目標では無いのかも。

5クラブ150キャッチ超えは、2月の段階で達成してしまいました。

ただ、その後、左手首のけが等の所為で、練習できない期間があったりなどで、5クラブの腕前が落ちました。
150キャッチ超えは2月のこの1回だけで超えていません。

さて、今日は
ヒョウガ君の付き添いで今年最後のイベントに行ってきます。

2013/12/15

前々からヒョウガ君というドラゴンをマネージメントする者として、
「キャラクターグッズを作ってみたい!!」と思っていましたが、
このたび、第一弾として
2014年度のヒョウガ君カレンダーを作ってみました。

こちらが販売ページ。

半分くらいは自己満足でありますが、
しかし、イラストを描いてくださっている皆々様は本気も本気。
僕が声をかけられる限り最強のメンバーが揃ったと自負しています。

20部限定ですが、既に半分以上が売れてしまっています。
……って、Junk Stageでの告知が遅いよって話もありますが(^^;
もし、まだ来年分のカレンダーがないよ、という方がいましたら是非とも。

2013/12/15 11:55 | 近況報告 | No Comments
2013/11/27

僕がジャグリングを始めたころ、
ジャグリングサークルというものは、東京に7~8個あって、他の主要都市に各1~2個ずつみたいな分布で、
ジャグリングはできることなら室内でやりたいのですが、室内の環境を持っているサークルはまれでした。
僕の所属していた大阪大学のサークルもアウトドアがメイン。
室内の練習会もありましたが、1か月に2回程度の練習しかありませんでした。

大阪には我々のサークル以外に、大阪の中心部にあった施設を借りて、
プロの方が中心となって練習している練習会もあり、
よく、天満まで行ったものです。
今では、この頃に出会った方々はすっかりと大御所の方々ばかりで、
フェスティバルの現場でお会いすることもしょっちゅうです。

僕が大学を卒業するころ、上記に加えて「はっきりと」存在していたのは関西大学のサークルだけでしたが、
奇術研究会(マジックをするサークルですね)の中で一部ジャグラーがいたりとか、
別の大学なんだけどジャグリングをする「集まり」(まだ「サークル」としてではない)があったりなど、
ちらほらと、話を聞くようになってきました。

とはいえ、そこはやはり大阪という大都市だったからか。
就職して浜松に来たとき、浜松には当然のようにありませんでした。
今、僕が所属している「じゃぐなぎ」はその時に僕が作ったものです。

しかし、このころからジャグリングサークルは大学を中心に広がり始め、
多くの大学に「ジャグリングサークル」というものができます。
さらには、このムーブは高校生にも広がり、高校にも「ジャグリング部」というものがでてきたり。
今や、「ジャグリングサークル」は全国各地で見ることができるようになりました。

僕は地元は静岡市なのですが、地元に戻っても連絡さえすれば参加可能なサークルもあります。

今の僕ですが、「部屋で練習する」という選択肢も含め、
練習場所に困るということはない、しかも室内で練習ができるという状況になったことは大変ありがたいことです。

さて、ところで、
これは「ジャグリングサークル」特有の話ではないのかなと思うことが一つ。
各サークルは、ウェブサイト等で練習会の日程を公表しているのですが、
他のサークルの人が、「●●日に行きたいんですけれど」という連絡さえしてもらえれば
「どうぞどうぞ、歓迎いたします」というのが全国どこのサークルでも共通して行われていること。

こんな交流が積極的に行われるような「スポーツ」「アート」ってあるんでしょうか?

むしろ、外部の参加者は、似たり寄ったりになりがちな練習する「技」を
「こんな技がありますよ」と、色々紹介してくれるなど、サークルに対してよい刺激になります。

例えば、バトミントンやバレーボールなどの社会人クラブがよく隣で練習していたりするのですが、
流石にそう簡単に「練習を一緒にさせてください」ということは無いんじゃないのかなぁと思いますし、
同じステージを使う演目でも、バンドやダンスなど、「チーム」を主体とするものは
「地元に帰って地元の別のチームの人と練習」ということはあまり考えられないのではないかと思います。
(勝手な思い込みで実際にはどうか知らないですが……)

この傾向が全国的に広まっていることは、大変良い傾向だと僕は思っているわけで、
例えば、出張で色々なところに出向いたジャグラーがその場所のジャグリングサークルの練習会に参加して、
地元のジャグラーと交流できる(そして美味いメシを食いに行く……やっぱり地元のことは地元の人が一番知っているので。)
とか、ちょっと他の趣味では味わえないであろう楽しみがあったりします。

この傾向自体はとても良いことだとは思うのですが、
逆に、この「傾向」に甘えてはいけません。

練習場所を貸し出してくれている施設側と関係を良好に保ち、練習場所を借りているのは
そのサークルに所属している人ですから、やはり、立場としては「お邪魔をさせていただく」という心で参加をすべきです。

事前にサークルに所属する誰かに連絡を取っておく、練習場所に行ったら挨拶をする、くらいのことは常識。
迷惑な場所に駐車しないとか、ゴミは持ち帰るとか、床を傷つける恐れのある道具は自重するとか、
自分の所属するサークル以上に気を使って参加するべきであると思います。

さもなければ、「外部の参加者お断り」という看板を掲げたサークルが出てきて、
せっかくのこの「良い傾向」が台無しになってしまいますので。

2013/11/11

11/1~4に行われた「大道芸ワールドカップin静岡」、終わりました。

まずは、見に来ていただいた皆様、ありがとうございます。
例年、ジャグリングドラゴンヒョウガのファンは徐々にではありますが増えてきたようで、
大道芸ファンの間でも、ちらほらとヒョウガ君のことが話題になってきたようです。
ありがたいことです。

静岡中心のパフォーマーではありますが、
できるようならば遠征もしたい所存でありますので、
ぜひ今後も応援してやってください。

ボランティアスタッフの皆様。
毎年ながら、皆様のご活動に、本当に助けられております。
何度でも言いますが、静岡のボランティアスタッフの皆様は
下手なイベント会社の担当者よりもはるかに素晴らしく、
パフォーマーさんが「静岡にまた来たいなぁ」と思う原動力の一部となっていることは間違いありません。

共演者の皆様。楽屋でやかましくて大変申し訳ありません。
いつもながら、音響を貸していただいたり、話し相手になっていただいたりなど、
演技前に良い精神状態になって本番に臨めるのは皆様のおかげです。
来年もまた大道芸ワールドカップin静岡を目指す方が多いと思いますが、
お互いに切磋琢磨してがんばりましょう。

そして、
チームヒョウガ君として、演技を手伝ってくれた皆様。
今年も本当に助かりました。
各自が「何かできることは無いか」という意思の元、
僕の指示を待たずに自分たちで色々と動いてもらえたことに対して、
本当に多大なる感謝をしております。

楽しかった4日間を終え、1日の休みを挟んだ後、
僕は再び「アーティスト」から「会社員」へと戻りました。
(しつこいですが、パフォーマンスをしたのはヒョウガ君ですけどね!)

大体こういうお祭りごとが終わった後は
もぬけの殻になってしまって仕事もはかどらないのですが、
今ありがたいことに仕事が忙しい時期なので、そうも言っていられる暇はなく、
逆にその方が現実にすぐに戻れて助かります。

去年は、
「完成された」パフォーマンスだったため、4日間それぞれに
「今日は良かった」「今日は悪かった」……というようなコンディションの変化は無かったと思うのですが、
今年は新ネタということと、
実はヒョウガ君も二匹体制で臨んでおり、新しいヒョウガ君はまだこちらの世界に慣れておらず、
動きがぎこちなかったりしていたりと、色々原因があって、正直に言いまして、好調不調のある4日間だったと思っています。

4日間を振り返りつつ、反省点などを挙げてみます。

初日。
この日は平日だけあり、お客様は少なめ。
それでも、熱心な大道芸ファンの方と、ヒョウガ君ファンに集まっていただきました。
初回は、「新ネタ」を「大道芸」としてやる回数というのはまだまだ少なかったため、
やや精神的に焦りがあったか、失敗の多い回……というよりは、悪い間がたくさんできてしまった回だと思います。

「間」というのは、うまく使えばいいのですが、
例えばジャグリングをせずに何もしない状態のときも、「何か動作をしている」ことがちゃんと伝われば、
観客の集中力は持続するのですが、それができていなかった。

演目どおりにやることができれば、変な「間」はできないはずだったのですが、
若干予定と違ってしまったことが原因か。

しかし、2回目、ナイトパフォーマンスの3回目と、徐々に調子を上げ、
最後の3回目は客席にガンガンに盛り上げてくれるジャグラー仲間(ただし、ヒョウガ君を見るのは初めてのはず)
やっているヒョウガ君が久々に「ジャグラーズ・ハイ(※1)」になった模様。
このナイトステージが見られた人はラッキーでしたね。

調子が尻上がりになった理由は、やはりこれまで新ネタでの場数はなんだかんだ言って多くなかったので
徐々に「慣らし」をしていって最終的な形に持っていくことができたのではないかと。

二日目。
天気予報は曇りでした。
ヒョウガ君の場合、オフ部門ということもあり、最初からお客さんが待っている状況、というわけではないのですが、
ヒョウガ君が準備を始めると、わらわらと人が集まってきました。
朝も早かったのでそこまで多くのお客さんがきたわけではありませんが、
いつもどおりに演技。
お客さんの反応もまあいつもどおり。
しかし、ヒョウガ君が「さいごまで見てくれてありがとう!」という看板を手に取ったとたん、
わーっ!!と蜘蛛の子を散らすようにお客さんが退散。
「えーっ!」と思っていると、それもそのはず、
実は突然にわか雨が降ってきていたんですね。しかも、ご丁寧にパフォーマンス終了直後に降り始めた。
がっくりとうなだれるヒョウガ君。こればっかりは仕方ない……運だからね。
それでも、残ってくれたお客さんは投げ銭をくれました。大変ありがとうございます。
そして、投げ銭タイムが終わるのと同時に再び上がる雨。

これはあれですね、普段の行いが悪いというやつですかね。

雨が降ったのはその一瞬だけで、それ以外は一切雨が降らなかったこの日。
2回目はややテンション落ち気味でしたが結構人が集まったみたいでした。
配布予定だったカードが途中で切れてしまい、申し訳ないことになってしまったのがとても残念。
3回目(ナイトパフォーマンス)はちょっと疲れていたね……やっぱりそこらへんは演技に影響してしまったかも。

オンパフォーマー(招待パフォーマー)は日常3回パフォーマンス+希望者はナイトパフォーマンスも、
という具合で、MAXで1日4回やらなくてはならなかったりするのですが、それができる体力はなさそうです。
もし、将来on部門を目指すとするならばちゃんと体力をつけておかないといかんなぁ。

三日目。
パフォーマンスポイントは割と端っこの方でお客さんの入りが心配でしたが、
この日は一番お客さんの数が多かったらしく、すごいお客さんの入りで。
同じパフォーマンスポイントの静岡芸人仲間であるともちゃん。さんのスタッフさんに助けられつつ
パフォーマンスをすることができました。

パフォーマンスの内容も良かったんじゃないかな。
ただ、さすがにヒョウガ君も3日目になると、(しかも雨のときもあったし)
汚れが目立ってきてしまい、「ヒョウガ君汚れているよ……」という声が時々聞こえてきてしまいました。
ヒョウガ君ナイーブなのでこういう声は結構傷ついたりします。(笑)

しかし、こういうときのために二匹体制!
四日目はもう一匹のヒョウガ君を連れていきました!
「ヒョウガ君綺麗になってる!!」という子供の声が聞こえてきましたね。
何度も見てくれたのかな。

新生ヒョウガ君の調子もまあ悪くなく、
結構しっかりパフォーマンスができていたものと思います。
何点か課題はあるものの、新生ヒョウガ君でもいけるという手ごたえを感じました。

ただ、この日は2回目のパフォーマンスが終わった後、
僕に大変なことがおきていました。これについては後述。

今後、メインで舞台に立つのは新生ヒョウガ君になるでしょう。
新生ヒョウガ君は、実は今年の4月くらいから徐々に舞台に立ち始め、
この、大道芸ワールドカップin静岡までに3回か4回立っていることになります。
ただ、人前に立つと緊張してしまうのか、色々と問題点があり、いまだに「見切り発車」であることは否めません。
具体的な問題は、ヒョウガ君に聞いた話ですが、例えば「首がグラグラして視界が定まらない」とか、「口の中に変な模様が見える」とかそんな話らしいですが、ドラゴンの言っていることは良くわかりません。
舞台に立っては改良し……の繰り返しとなるでしょう。

初代ヒョウガ君も、初めてこちらの世界の舞台に立ってから10年くらいだと思いますが、その長期間がんばってきました。
完全に引退、というわけではなく、何かしらの不測の事態があったときにまた活躍してもらうことに
なるとは思いますが、とりあえずはようやく「今まで良くがんばったね、お疲れ様」と言ってあげることができそうです。

ヒョウガ君のビデオを見て、パフォーマンスの改善をするのはこれからですが、
それ以前に、フェスティバルに臨むにあたり、改善をしなくてはいけないと思っている大きな反省点が2つ。

・片付けの問題。
 これは、今回はアシスタントさんがいたから良かったとして、
 次のパフォーマーのために場所をあける、等の撤収作業をする必要があるのですが、
 これがとても時間がかかる。あんまり何にも考えずに、ほいほいほい、と荷物を全て中に放り込めたらいいんですが。

・僕の体調管理の問題。
 実は、今回、2日目くらいからあんまり調子が良くなかったんですね。
 常にのどが渇いている状態で、
 お茶やミネラルウォーターを何本飲んだことか。
 そんな中、後輩の
 「いや、竜半さん、お茶やミネラルウォーターは体内の水分を多くはしますが、
  汗を大量にかいたときに同時に失われているものもあるわけで、水ではなくスポーツ飲料を飲むべきです」
 という話を聞いていたのを思い出しまして、
 スポーツ飲料(KIRIN LOVES SPORTS)に変えたところ、とても潤ったわけです。
 そんな中臨んだ4日目の2回目終了後、
 実は割りとふらふらになりながらだったのですが、なんとか控え室に戻ったところ、
 尋常ではない量の汗が!!!
 このまま地面に水溜りができてしまう勢いの量だったわけですが、
 買っておいたKIRIN LOVES SPORTSを2本まるっと飲み干し、さらにお願いして2本追加してもらうことに。
 その飲んだ後も、元気にはなったものの、大量の汗が出続けました。
 これは、脱水症状が起こっていましたね。
 今回の4日間、前半戦はあまり食事もしておらず、飲み物もどちらかというとお茶やミネラルウォーターが中心だったので、
 色々な体内のミネラルが不足していたのではないかなと思いますね。

 とにかく、パフォーマンスのときはスポーツ飲料。
 これは心がけたいと思いました。あとは、食事もちゃんと食べることね。(よく昼食を抜いてしまうのですが。)

 出演しているのはヒョウガくんなのに何故僕がのどが渇くのかというのは疑問ですが、まあ、そんなもんなんでしょう。
 

※1 「ジャグラーズ・ハイ」……マラソンランナーが長時間走り続けると、脳内にエンドルフィンが出て「ランナーズ・ハイ」となる状況のもじりで、
突然ショー中にわけもわからずジャグリングが楽しくなって気持ちよくなってしまう状況。普段決まらない技が決まっちゃったりして、余計楽しいことに。 
厨二病くさいですが、実際にこういう状況に陥ることは他のジャグラーも経験しているようだし、個人的には本当にたま~にしか起こることが無い現象と思っています。

2013/10/31

明日から、いよいよ大道芸ワールドカップin静岡が開始いたします。

ありがたいことに、
「ジャグリングドラゴンヒョウガ」は、今年で
(オフ部門とは言えど)3年連続の出場となりました。

今年は、6月ぐらいに新しいネタを思いつき、
それが実現したのが8月の末で、
その後も9月・10月と色々な場をお借りしてパフォーマンスをしながら実戦経験を積み、
確かな手ごたえを感じつつの「本番」を迎えることになります。

「本番」と言うと語弊があるかもしれないですね。
勿論、他のどの舞台だって「本番」であることは間違いないです。

とはいえ、
中学時代から目の前で開催されていて、
何なら社会科の自由研究みたいなもので、市役所まで行って大道芸ワールドカップin静岡(当時3年目くらいだったような……)のことを調べにいった記憶もあります。

そんな、目の前で行われていたイベントにもかかわらず、
高校時代は、狙いすましたかのように卓球の大会が重なり(しかも、期間中ずっと開催される大会で、その上「選手」としてではなく「審判」として狩りだされていたような。)
大学時代は(大道芸では無くジャグリングに夢中だったと言うこともあるのですが)常に学祭が重なっていくことができなかった

このイベントに、
「観客」ではなく、「アーティスト」として参加できるのですから、それは他のイベントよりも一際気合いが入るってもんです。
(まあ、実際に参加するのは僕じゃなくてヒョウガ君なんですが。)

というわけで、
明日から4日間、再び「アーティスト」となれることに喜びを感じつつ、
疲労と戦いつつ、楽しんできたいと思います。

お近くの方は、是非ともお越しください。

「ジャグリングドラゴン ヒョウガ」の出演時間は下記の通り。
11/1(金) カーサ前 14:15~、15:45~
11/2(土) 伊勢丹東 11:15~、14:15~
11/3(日) 北ワシントンホテル 12:45~、15:45~
11/4(月) ペガサート 12:45~、15:00~

(いまさらですが)人ごみを避けるなら11/1(金)、
ゆっくり見たいなら(客席は狭いですが)11/4(月)がおススメです。

2013/10/22

しばらく前の話になりますが、
浅草六区大道芸フェスティバルに「ジャグリングドラゴンヒョウガ」が参加してきました。

桃生さんも見に来ていただきまして、大変ありがとうございます。
(いつか、撮影した写真送ってくださいね。)

パフォーマンス自体はそれなりに良かったんではないかと思うのですが、
今回参加して、僕の要領の悪さが露呈してしまったなぁと
実はかなり反省しています。

今回はそんな話です。

浅草には過去2度行った事があります。
1回目は昨年の6月、こちらもジャグリングのイベントで、
「浅草ジャグリングデー」というもの。
もう一回は自主的に行った今年3月。

そのときは、今やっている「新ネタ」は考えてもいない時期でしたから、
ヒョウガ君はお金と引き換えに遠方へ連れて行ってくれる魔法、「ワープ召喚獣クロネコ」(察してください)を使って
移動を行い、また、演技に必要だった小道具たちも
トランクひとつで運べる程度でした。

ところが、この夏、新しい「ネタ」を考え付いてしまい、
その結果、運ぶ荷物が抜群に増えた。

ヒョウガ君を含め、全部「ワープ召喚獣クロネコ」を使って運ぶと、
けっこうしゃれにならないくらいお金がかかります。

それゆえ、
これから僕がパフォーマーとして成長するためには避けて通ることはできないであろうと思われる、
「車で運転して東京まで行く」ということを決意したのでした。
(※既にゴールド免許ではあるのですが、実質の車の運転暦は2年程度です。)

今回さらに、「車で東京まで行く」「新ネタを披露する」
という目標以外にもうひとつ大きな目標がありました。

それは、
これまで、車でヒョウガ君を連れて行った場合、
ヒョウガ君(が中にいる状態)の巣はキャリーカートで控え室まで簡単に運べ、
トランクは車輪がついているからまあいいとして、
それ以外の小道具については、そのままキャリーに乗せたのでは段差で簡単に落ちてしまうし、
結局手で運んだほうが早いということになり、
苦労をして控え室に運ばなくてはならなかったのです。

そして、さらにその後、
控え室で準備をして、演技ポイントまで道具を運ばなくてはならないので、
パフォーマンスの始まる1時間くらい前に演技ポイントまで行って、
演技ポイントで下準備をして、
その後控え室まで戻って巣に入っているヒョウガ君をたたき起こし、
「召喚の儀式」をしてからヒョウガ君を演技ポイントに向かわせる、
という、大分面倒くさいことをしなくてはならないのでした。

なんとか要領よく準備をしたい。

これが、今回の大きな目標の一つでした。

さて。

静岡→東京への車での移動については、
ナビゲータ兼アシスタントとして手伝ってくれたYさんのお陰で大分ストレスなく行くことができ、
また、先にも書いたとおり、パフォーマンス自体はなかなかの出来だったと思うので、
「新ネタの披露」はうまく言ったのではないかなと思っております。

よって、先に掲げた2つの目標は達成。

しかし、「要領よく準備する」という目標は達成できなかった。
これが今回の大いなる反省点です。

まず
ホテルを浅草に取りました。
駐車場つきのホテルでした。

控え室(と僕が考えていた場所)からは1.5kmくらいの距離で、
まあ往復してもそんなに大変ではないだろうとたかをくくっていたのですが、
ふたを開けてみると、控え室はもっと演技ポイントに近いところに準備をしていただけることになり、
その結果、ホテルからは2km強、と、ちょっと往復するにはきつい距離になったのでした。

控え室が演技ポイントから近くなることはパフォーマンスをやるものにとっては歓迎されることなのですが、
片づけをする段階において、駐車場を移動して、近くの駐車場にとめて置けばよかったのです。

しかし、「駐車場がある」という安心感と、
東京の中を車で運転するのは怖いという思いが、それをやることを躊躇させましたね。

しかも、パフォーマンスが終わった後の日曜日、
この日は友達の家に泊めてもらう約束になっていたのですが、
ホテル側に聞いたところ、宿泊をしないお客さんでも
追加料金を払えばホテルの駐車場を使える
(※ただし、22:00~7:00の間は出庫/入庫ができない)
という話でした。

あらかた荷物は片付けておいたのですが、
日曜日の夜は舞台上でのパフォーマンスを行いまして、
その演技が終わったのが21:30くらいで、結局手元に残ったのが数個の大荷物。

こいつの行き先に困っちゃいましたね。

結局、その場でゆうぱっくを使ったり、友達の家まで運んで、結局そこからゆうぱっくで送ってもらったりなど、
なんとかなりましたが、
もっと効率の良い方法はなかったものかと、妙に凹んでしまいました。
(精神的な疲労感もあったかも、ですが。)

とはいえ、
事前に小物持ち運び用のケースを(あんまり見栄えは良くないのですが)ダンボールで拵えていた為、
すごく苦痛だったわけではありませんでしたが。
むしろ、この距離を小道具単品で持ち運んで往復する必要があったと考えるとちょっとぞっとします。

必要以上に歩き回り、必要以上にお金を使ってしまった浅草のパフォーマンスでした。
これをいい勉強にしてもっと能率の良い手段を考えておきたいと思います。

2013/10/18

mi×iにも書いた内容ですが、転載。
甲賀さんと言えば大道芸ワールドカップin静岡のプロデューサーである方。

テーマとしては、
「なぜ大道芸ワールドカップはここまで大きくなれたのか」
という話。

僕的には、
「大道芸ワールドカップin静岡のボランティアの参加者は何故こうたくさん集められるのだろうか」
という興味の元聴講しました。

「大道芸ワールドカップin静岡」は、僕が中学生の時から始まったイベントであり、
もはや日本のパフォーマンスシーンのトップであるイベントと言っても過言では無いイベント。

まさか出演する側となるとは思っていませんでしたが、
出演してみるとわかるのが、
本当にボランティアの方がたくさんいるんですよ。

僕は(というかヒョウガ君は)オフ部門という
位置付的には「自主参加」の部門にしか参加していないのですが、
その部門にしても、ポイント担当の方々が本当にしっかりしていて、
ぶっちゃけいうと、下手なイベント企画会社よりしっかりしている。

ご存知の方もいると思うのですが、
僕も「じゃぐなぎ杯」という大会を年1回開催しております。

この「じゃぐなぎ杯」。他のジャグリングイベントに比べて、圧倒的なイベントの数の少なさ。
事前に色々思いつきはするんだけど実行できる時間とパワーはない。
審査員は当日調達しなくてはならないという始末。

確かに、じゃぐなぎのメンバーに助けられて開催はしているのですが、
正直言うと、もう少し助けてもらいたい。

とは言え、「何を助けていいんだろう」というのが、多分サークルメンバーの本音ではないだろうか、と思うわけです。

甲賀さんのお話を聞いて、
(もしかしたらまだ理想論の域を出ていないのかもしれないけれど)
僕のその「ボランティアを増やすためには……」の話で役に立った話。

・「こちらから仕事をお願いするのではなく、自分から『こんなことがやりたい』という発案をしてもらい、それを自主的に企画・運営をしてもらう」
・「ボランティアの募集をかける時は、『やることはたくさんあります、手伝ってください!』というスタンスではなく、『通訳、ポイントリーダー、ゴミ拾いスタッフ(天使の羽スタッフ)、物販、インフォメーション……などのボランティアがあります。あなたがやりたいものをお手伝いしてください』と、『何がやれるか』を明示的にする」……ということの2点。

意外だったのは、
一番人数の多いのボランティアスタッフは「ゴミ拾いスタッフ」だとのこと。
確かに、「ゴミ拾い」のボランティアなら、ハードルも低いし、中高生でもできるもんなぁ。
(ただ、イベント自体そんなにゴミが落ちていないそうで……素晴らしい話じゃないですか。)

この話を「じゃぐなぎ杯」の企画に生かすにはどうしたらいいか。

正直、じゃぐなぎ杯は、「チャレンジ部門(競技会)」の運営さえできれば、役割は果たせると思う。
交流会も、無ければ多分参加者が自主的に開催するだろうし、ワークショップやゲームなんかも、他のイベントでやっているから、敢えてじゃぐなぎ杯でやる必要性はないと思う。

(むしろ、他のイベントを見ていると、開催されているイベントが多すぎて、「意外とだべりんぐ(ジャグラー同士とりとめもない話をすること)の時間が無い」「意外と練習時間が無い」ということに陥りがちなので、イベントの数が少ないこともけして悪いことではないかなと思っている昨今であったが。)

だったら、尚のこと僕はチャレンジ部門の企画・運営に専念し、
他のイベントは、じゃぐなぎ参加者が自発的に企画できればいいのではないか。
(交流会はまあ……余裕があれば僕が企画するということで。)

そう思う次第でございます。

さらに、音響スタッフ・タイムキーパーなどの(ぶっちゃけ言うと)専門性のそこまで必要ないスタッフについては、何もじゃぐなぎサークルメンバーから募集する必要はない。
外部からの参加者にもお願いすればいいんじゃないだろうか。
(そして、何かのお礼ができれば最高なんだけど。)
必要なスタッフについては、もう、最初から
「こういうスタッフが必要です!! 事前にお手伝いのメンバーを募集させてください!」
というスタンスでいればいいのかなと。

というわけで、
(まずは)
じゃぐなぎ杯で何かやってみたい企画がある人を募集してみたいと思います。

2013/10/16

申し訳ありません、今日の記事は
完全にジャグラー向けに書かせていただきますので、
技や道具の解説などは一切記載しません。

今年もJJF(Japan Juggling Festival)に参加してきました!!
都合、3日間の1日目と3日目にしか参加できませんでしたが、
1日目はワークショップ(講師役)とチャンピオンシップ観覧、
3日目はだべりんぐと特別ワークショップ受講と、
それなりに充実した2日間だったのではないでしょうか。

まずは、スタッフの皆様、参加者の皆様お疲れ様でした。

恒例であるチャンピオンシップ感想を。
推敲している時間があまりなかったので、いつもより意見が散漫で、
もしかすると、僕のこの感想を不快に思ってしまう方がいるかもしれません。

それに、今年は
特に男性部門のレベルの高さにショックを受けてしまい、
本当に感想が書けるかどうか不安な状態で書き始めています。

いつもながら「僕がこんなことを書いてしまってもいいんだろうか……」と思いつつも、
それでも、なかなか全部の感想を書いているサイトというのもありませんし、
僕の将来的な勉強の為でもあると思いますので、
皆さんの努力に対して失礼を承知で書かせていただいております。

■チーム部門

Fabs (デビルスティック)
ハンドスティックの上でデビルスティックを立て、その状態でバランスをする……という技を武器に、
二人組みのバリエーション豊かな技を行っていくというもの。
二人ともキャラクターがかわいらしくて、とても好感のもてるパフォーマンスだったと思います。
演技終了後には一番手からこれかよと(レベルが高い!という意味で)、観客席がざわついてましたね。
バランス技というのは、本当にステージでやるのは緊張するんです。
しかも、よりによって一番手。(まあ、僕に言わせると、一番手は緊張する時間が短くて済むので消耗しなくて済むと思うんですが。)
いつもは感じない手の震えが伝わってきたり、いつもはかかないはずの手の汗がいつも以上に気になったり。
その中でも、(多少の失敗こそあれ)多くの技を成功させるのは、精神力の強さだと思いますね。
さらに、あくまでバランス技は「武器」であって、それ以外の技にも創意工夫を感じました。
デビルスティックではないのですが、クラブバランスの演技を参考にすると、もっとえぐいバランス技のアイディアが出てくるでしょう。
二人とも相当なバランスの匠だと思いますので、その道を是非とも極めてみてください!!

Arlon Children (シガーボックス)
昨年準優勝の超絶シガーボックス使いトリオ。この3人は、各個人が相当高いレベルのシガーボックス使いなのですが、
敢えて3人で組んでパフォーマンスをしています。
シガーボックスをチームでやる場合、タイミングをあわせるのが本当に難しいんです。
全員の屈伸運動(シガーボックスはひざの曲げ伸ばしが重要な道具。)が揃っていないと技は決まらないので、
3人の呼吸が合っていないと失敗してしまいます。
それをこなせるのは3人が長期間にわたってお互いに切磋琢磨していることの賜物でしょう。
ルーチン全部を通して、高難易度の技が続いているので、せっかくのさらなる高難易度の技が映えていないように感じました。
シガーボックスの原点である、端返しや中抜きなど、ベーシックな技を効率よく使うと、
「この技は失敗しないよね」という安心できる箇所が生まれたり、技の難易度の緩急がつき、高い難易度の技が映えるようになります。
演出面は、去年より数段レベルアップしてかっこよくなっていますし、技術的には充分なものを持っていると思いますので、
少し力を抜いてみるとまた違う演目が見えてくると思います。

そらにん (クラブ)
高校生4人組のクラブパッシング。東京大学ジャグリングサークルマラバリスタの十八番であるクラブパスマスゲームを行っていました。
僕は、彼らの演技を見終わったときに鳥肌が立ちましたよ。この構成を考えられる高校生っていったいどんな頭脳をしているんだろうと。
クラブパスのマスゲームというのは、演者一人ひとりについて、どう移動し、どう投げて、どの技をするのかを考えなくてはなりません。
その上、技を成功させなくてはならない。一人でルーチンを考えるのとはわけが違います。
例え、他のジャグラーのクラブパスを研究し、それを自分たちの演技に取り入れていたとしても、
それを作り上げることが「できた」ということにまず賞賛を送りたいと思います。
技術的には控えめでしたが、マスゲームは成功してこそ、だと思うので、無理して難易度を追及する必要は無いと思います。
(あるに越したことは無いのですが。)
ただ、ジャグリング以外の部分でもっと伸びそうな部分を感じます。例えば、ジャグリングしていないときの歩き方やポーズを統一させたり、
技を決めたときに技の主役となる人以外が技の主役を生かす煽りを観客に行ったり。
ベタ褒めした構成も、まだノビシロを感じますし、今後もさらなる活躍が期待されます。

こーのCLUB(クラブ)
じゃぐなぎ杯にも参加してくれた、千葉大学ジャグリングサークルpossumの二人組正統派パサー。
じゃぐなぎ杯で見たときと比べ、安定感・二人のキャラクター付けの色分けなど、さまざまな部分が向上しており、
また、途中にはまったく関係の無い演出をはさむ余裕すらありましたね。
難易度の高いアルバートやトレブラーを絡めたパスを連続して行ったうえに、さらにそれを発展させた技や、
正面のパスからダイレクトにバックトゥバック(背面パス)につなぐところなど、技術面でもかなりハイレベルな技が光っており、
また、演技中の姿勢が良く、足元もふらついていなかったので、パスがダイナミック、かつ綺麗に見えていました。
演出面においては、二人が違うポーズをとりながらも、ちゃんと笑顔(&どや顔)でお客様の歓声に答える姿は
とても好感度が高かったです。
正統派、王道であることは間違いの無い二人ですが、
+アルファとしてキャラクターを出したこと、ネタを挟んだこと、というのは、「これが俺たちのパスだ!!」と
ちゃんと競技会の性質を汲み取ったパフォーマンスであり、とても個性を発揮できていたと思います。
この調子で自分たちの世界観作りを強化しつつ、安定感をさらに向上させられれば、
またパワーアップしたこーのCLUBを見せることができるのではないでしょうか。

チーム部門の結果は、
1位 こーのCLUB 2位 そらにん 3位 Fabs
でした。
見ていて、正直チーム部門は審査委員泣かせだなと思いました。
どのチームも素晴らしく、甲乙つけがたかったのではないかと思います。

そうなってくると、ドロップが目立ってしまったArlon Childrenは入賞から外さざるを得なく、
(ドロップが多くなると、「完成度」の点数が低くなり、
 それにひっぱられて「難易度」「エンターテイメント性」カテゴリの点数も低くなってしまうでしょう。)
残った3組を見ると、
「エンターテイメント性」・「難易度」でこーのCLUBが、
「構成力」・「完成度」でそらにんが高得点を稼いだのではないかと想像します。
因みに、Fabsは「希少性」を中心に、偏り無く点数がついていたと思いますが、
こーのCLUBもそらにんも、高得点を取ったカテゴリ以外の点数も満遍なく得点があったと思うので、この2組に及ばなかったのではないでしょうか。

結果論となってしまいますが、そらにんとこーのCLUBを比較したとき、
「難易度」の得点が高い……すなわち、ガンガンに難しい技を決めていると、それに引っ張られる形で
(当然観客を魅了するので)「エンターテイメント性」や(難易度が高い=誰もやっていないという意味で)「希少性」の得点が上がるので、
こーのCLUBに軍配が上がったのかな、と思います。 

やっぱりガンガンに難易度の高い技をやっていたほうがジャグラーとしては好感度高いですしね。

今回、事前に、かなり実力のあるチームの落選を知っていまして、
これは決勝に進出したチームが相当なパフォーマンスをしないと後腐れが強いだろうなと思ったのですが、
特にクラブパスの2組は素晴らしいパフォーマンスであり、堂々とした演技であったと言えましょう。

僕がよく言うことなのですが、
日本人の美徳のひとつとして、”Won by Ippon”という言葉があります。
これは、柔道などで勝つとしたら、「一本勝ち」をするということ。
柔道という競技も、「有効」「技あり」など、審判のさじ加減で得点がついてしまう競技でありますが、
(もちろん、そうならないように世界各国の柔道界で色々な工夫をされていると思いますが、そういう話ではなく)
誰が見ても文句なしの一本で勝つことができれば、まったく後腐れなく終わることができます。

「誰が見ても圧勝」という状況を作ること。
当落のボーダーラインから飛びぬけるためにはそんな演技が必要なのかな、と思います。

今回4組は、先にも述べたように、甲乙のつけ難い、どの組も素晴らしい演技でしたが、
逆に、飛びぬけていなかったからこそ、お客さんだったジャグラーの皆さんには、
様々な順位予想が存在していたのではないかと思います。

因みに、僕の予想では、鳥肌が立つほど感動したのでそらにんが1位、こーのCLUBが2位でした。
(3位はFabs。)

■女性部門
鈴木(クラブ)
JJF2012で2位だった鈴木さんの再登場です。王道クラブジャグリングに、ヘリコプタースピンなどの高度な技を織り交ぜたパフォーマンスでした。
しめやかな感じのキャラクターを押し出していたり、ドロップのときにキックアップをして技に戻ったりなど、
昨年からさらに成長をしている印象を受けました。
完成度重視でテクニカルな印象はそこまで強くなかった……のですが、
最後は5クラブまで成功させているし、ヘリコプタースピンをあんなに投げられるような人は男性を含めて探したとしても、
そういるもんじゃないんじゃないでしょうか。
演出の力が多くなってきただけに、ドロップのときのキックアップも、さらに発展させて、「ドロップしましたよ、けど何か?」と、さらっと
流れに組み戻せるようになると、さらに見ごたえのあるパフォーマンスとなるのではないかと思います。

田崎杏(ボール)
こちらも2年連続出場。頭の上系の技を武器とした、可愛らしいルーチンでした。
まず、本人が事前ナレーションで
「去年より成長している姿を……」と言っているとおり、昨年よりも技術力はとても上がっていると思いますし、
多分普段はもっとガンガン技を決めているんだろうなぁと想像しますが、やはりステージの上だとちょっと勝手が違いますよね。
頭の上系の技は、何が起こっているかわかりやすいですし、3ボールのときに使った技の応用を4ボールでやっていたりと、
構成の面でもうまいなと思う箇所がありました。
(前に伏線を貼っておいて、後からさらなる発展系の技が出てくる、というのはルーチン作りのちょっとしたアクセントになります。)
やっている技も、可愛らしさとオリジナリティあわせた技でよかったんじゃないかなと思います。
ひとつの技を武器として持っている人の場合、その技を中心にできる可能性を探っていくと、
何かしらのイノベーションが突然起こることがあります。
「こいつあほやろ!!!!」と言われるような、突拍子も無い技を閃くのはちょっとまだ先かもしれませんが、
是非ともその調子で、自分独自の技を探っていってほしいなと思います。

おの(リング)
ホログラムの貼られたリングを使ったかなりガンガン系のリングジャグリング。
まず、ホログラムリングが不思議に見えたこと。 道具の特性とはいえ、「綺麗に見える」「不思議に見える」というのは
とても重要なことなので、アイテム選びから成功していると言えましょう。
キャラクターも良かった。僕の目には、クールでかっこいいお姉さんキャラクターに映っていましたが、意識されてましたでしょうか。
序盤で(多分いつもは何の失敗もしていない箇所で)ミスをしたとき、落としたリングを拾いきれずまた落としてしまうと言うことがあり、
緊張感がかなりこちらに伝わってきたのですが、
ところどころ硬い動きながらも、決めるべきところはしっかり決め、最後まで集中力を切らせなかったのは素晴らしいですね。
最後の技、6リングのプルダウンを、(失敗こそしましたが)最終的にはちゃんと決めて演技を終了させたのもとても好印象です。

まぁちゃん(ボール)
2013年じゃぐなぎ杯にも出場してくれた、ボールのまぁちゃんです。
前半が演出重視の演技、後半が技術重視の演技、となっていました。
やはり緊張していましたよね、多分普段なら難なく決められる技がボールが手につかなかったりとか、そんなことがあったかもしれません。
前半の演出にあった、足を動かしながらの技というのは、意識が散漫になってしまい難易度の高い技なんです。
それを、難なく決められるところあたり、練習のあとが垣間見れますよね。
後半の技も、かなり「攻めて」いたことを感じました。難易度の高い技に、会場も「おおっ!」と反応を返していましたね。
最後、多分当の本人は納得いかなかったと思いますが、
5ボールのバッククロスを、何度か繰り返し、ちゃんと拍手をもらえるまでやったことが素晴らしい。

女性部門は、
1位 おの 2位 鈴木 3位 まぁちゃんでした。

まず、おのさん、鈴木さんはともに決めた技の難易度が高かった。
特におのさんは、最後の6リングのプルダウンをきっちり決めたことでぐっと「難易度」や「完成度」の点を稼ぎ、
さらに、クールなお姉さんキャラが「エンターテイメント性」を引き上げていたのではないでしょうか。
鈴木さんは「難易度」や「完成度」はおのさんと競っていたと思いますが、「エンターテイメント性」の得点を稼げなかったのではないかと
いう印象です。

まぁちゃんも田崎さんも「エンターテイメント性」は評価されていたと思いますが、
最後の技にもたついてしまったところで、「難易度」や「完成度」が引かれてしまったのでは? と感じます。
同じ「エンターテイメント性」のカテゴリの中で、よりまぁちゃんの方が印象が強かったため、この順位になったのではないかと思います。

因みに、僕の予想順位は
1位 鈴木 2位 おの 3位 まぁちゃん でした。
全体的に決めた技としては鈴木さんの方が難易度が高かったんじゃないかなぁと感じましたので。
会場の盛り上がり方はたしかにおのさんの方が上だったんですよね。

■男性部門
加藤侑大 (ボール)
加藤さんは、過去もJJFに出場していました(していましたよね?→※ 追記 していないそうです おいおい、僕は誰と勘違いしていたんだ?)が、久々のJJF出場です。
とにかく首の後ろ!!これでもかというくらい首の後ろから投げたり、首の後ろでキャッチしたり。
もう、頭の後ろに目がありますね、これは確実に。
こういう、ひとつ筆頭となる「武器」があって、その「武器」を最大限に生かしたパフォーマンスがJJFでは強いんですよ!!
しかも、その「武器」それ自体が高難易度だったため、それの応用の技をガンガンやられてしまうと、観客席も盛り上がらざるを得ない。
ドロップもあったことは間違いないですし、むしろ多かったかもしれませんが、
それ以上に「その技が決まっているところが見たい。」 そう観客に思わせたら勝ちです。
前半のピルエットからのトランジッション(技の移り変わり)は、やり直してでも成功しているところが見たかった!というのが僕の本音です。

JIN(シガーボックス)
3つのパズル的な動きの斬新なシガーボックスのスタイルから始まり、4つ、さらには5つと増やしたシガーボックスの新星。
はっきりと申し上げて、彼はまだ出てきてはいけない存在だった。
去年までのシガーボックスの世界をたった6分間で2世代くらい塗り替えてしまいました。完全に狂ってる。
体感ですが、4年後くらいにこのスタイルが出てきたら「すげえ!! ついにこんな技を決められるシガーボックス使いが現れたか!!」
と素直に賞賛を送ることができたのですが、今出てこられると、まったく現実味がありません。
普段はステージ上に大声で歓声を送っている僕なのですが、彼の演技には呆然とするばかりで声すら出なかった。
これが高校二年生だというのだからたまりません。
友人の言葉を借りるとするならば、「全てのシガーボックス使いの心を折りました。」
まあ、そんな心の折れたシガーボックス使いがどう彼と勝負していくかはまた別の話で議論することにしましょう。
前半の3つのシガーボックスのスタイルは、
Erik Åbergが考案し、日本のイケメンシガーボックス使いサクユさんが発展させ、JIN君が完成させたといっていいパフォーマンス。
今後、類似するパフォーマンスが出てきたとしても、この事実は揺るがすことができないでしょう。
(よっぽどさらに発展させるようなものが出てくるなら別ですが。)
その3つのパフォーマンスですら相当な賞賛を送りたいのに、彼はその後もすごかった。
4つの技もやってたと思うのですが、とにかく5つの技がやばすぎて記憶にあまり残っていません。
5つのダイヤモンドだけでもすさまじいレベルだというのに、5ダイヤモンドループ、5タワーピルエット、5日大回転背面キャッチと、
一回のドロップもせず連続で決めるということは、例えるとすれば禁忌の森に足を踏み入れる行為。
これからのJJFでは、彼のシガーボックスを基準に考えられてしまうかと思うと恐ろしくてたまりません。
そのくらい完璧な演技でした。僕はもう、この時点で彼の優勝を確信していたくらいです。

宮野玲(リング)
この散々盛り上がった2組の後はきつかったのではないでしょうか。
しかし、さすがは数々の舞台を経験してきた玲君、最初の技でばっちりと観客の心をつかんでいました。
話が前後しますが、オープニングの斬新な演出はとても面白かったです。
演技の方は、彼が舞台活動で行っているソロ演技の雰囲気そのままの、「ジャグリングショー」の6分間だった、という感じです。
ドロップいて床に落ちてしまった道具をそのままジャグリングに織り交ぜてしまえと、
失敗も失敗と受けとめて、それを含めた演技をする、というのがあるべき姿だと思いますし、それを実践しようとしたのも伝わりましたが、
ややそれが原因で演技が乱れてしまったように思います。
とはいえ、随所に彼ならではのハイレベルな技術を要求される技もありましたし、それを成功させていたと思います。
玲君の実力は、誰しもが知るところですので、本気の「競技会用の」演技というのも見てみたいという欲求が生まれてしまいました。

阿部紘凡(クラブ)
ガンガン系クラブジャグラー、ぱねやすさんの登場です。
初っ端から5つのクラブジャグリングを始め、そして足の下を通す。いきなりのオープニングで会場がどよめきます。
いきなりガッツンガッツンストレートを繰り出す戦法といっていいでしょう。
クラブという道具は扱うのが難しいですが、標準レベルを5つにおいての戦い方は漢らしかったですね。
昔のトーマス・ディーツのパフォーマンスを彷彿とさせます。
ここら辺は、個人のこだわりの話もあるので、あまり突っ込むべき話ではないかもしれませんが、
せっかくここまでの武器があるのだから、初っ端からボルテージマックスとせず、
緩急をつけるためにも最初は手加減をして始めた方がいいのではないかなぁ、と感じました。
ぱねやすさんは、王道のジャグラーだと思っているので、王道の組み方をすればまた印象の違った演目ができてくるものと思いますし、きっとまたドギツイ演技を引っ提げてステージで見られるものと思っております。
間違いなく決めた技の難易度の高さは全競技者の中でもトップクラスです。
6クラブの足の下……すさまじい技です。

榊原教貴(ボール)
彼もじゃぐなぎ杯に参加していただきまして、今年は見事に2位を獲得した方です。
4~5個のサイトスワップやボディースローの上手い方で、
今年のじゃぐなぎ杯では僕は彼が一番技術的に高度な技を決めていると評しました。
安定感が増しており、演技全体を通して、「見たい技」を「決めてくれたな!」という感想を持ちました。
途中にあったのは、数が数え切れなかったのですが8個のハーフシャワーをやっていましたか?
演出系のカテゴリにはそこまで力を入れていなかったのではないかと思いますが、
僕はこういうフラットなキャラクターというのも「あり」だと思っています。
演技を行う上において、使いたい技を「生かす」ことのできるルーチンというのが良いと思うので、
期待感をあおるような構成にしていくと、さらにパワーアップした演技となるのではないでしょうか。

野中葵(ディアボロ)
彼も何年もJJFに挑んでいたと思いますが、悲願の出場です。
昔、じゃぐなぎで練習していたころは、まさかここまですごいジャグラーになるとは思っていませんでした。
今回の彼のルーチンは、「見たことが無くて」「綺麗な」技が多かった印象です。
ディアボロ使いの演技は演技の内容が似たり寄ったりになってしまい、他の人との差別化が難しい道具であったと思います。
しかし、彼は演技の中心を2つと3つのディアボロの演技に集中させ、
2ディアボロは動きの面白さを、3ディアボロは間髪無く続く技の連続をテーマにおいて観客を盛り上げていました。
特に、技の開始~ストールでフィニッシュまで、かなりの時間をかけて連続で技を行う
怒涛の連続技は技の途中で歓声が沸き起こっていましたね。
演技も、気負い過ぎることなく、実に堂々としたパフォーマンスで、お見事でした。

shinkai(ボール)
JJFのチャンピオンシップの出場者が決まり、もし名前の知らない人が出ていたら、
googleなりなんなりで、どんな人なのかみんな調べてみると思います。
すると、「ああ、この動画の人ね。」とか、「ああ、この大会で●●位を取っている人か。」
と、なんやかんやで結局世に名前が出ている……くらいでないと
最近はJJFの予選すら突破することが難しい状況になっています。
しかし、このshinkaiさんという人だけは、みんなが調べたものの、まったく正体がわからずじまい。
どこのサークルに所属しているのかもわからない。
フェスティバルが始まっても誰も何者か知らない。
パフォーマンス直前に、事前に提出する必要のある意気込みの文書が読まれるのですが、
それすらもまったくのノーコメント。誰も知らないshinkaiさん。
いったい何者なんだ……!?
そんな、異様な雰囲気に包まれた会場、音楽の開始とともに舞台袖から3つのボールで技をやりながら現れたのは……

2010年男子個人部門優勝、2011年2位、2012年3位の村上翼さんじゃあないですかっ……!!!!!

この演出は卑怯w
大爆笑に包まれる会場。絶対村上さんそんなことする人だと思ってないもんw
聞けば、出場者の集合時間へ現れたのも時間ちょうどで、そこまで徹底しなくてもw
この演出を「エンターテイメント性」に含めていいかと言えば多分Noだとは思いますが、
含めていいんだとすれば満点をつけていいと思いますw

そんなshinkaiさん、出落ちで終わる筈もなく、、
いつもの村”神”節+昨年も感じた観客へのアピールに加え、今回は全出場者の中で目立ってドロップが少なかった。
もはや技術に関しては説明も不要でしょうが、全ての観客の理解を越えた3ボール、及び4ボールの
凄まじいまでのテクニックを堪能させていただきました。

それにしても、この年々レベルの上がり続けるJJFにおいて、
4年連続の決勝進出というのは凄いことですよ。
むしろ、毎年毎年手を変えて、成長する姿をしっかりと見せてくれる村上さんの今後にますます期待してしまいます。

こんな茶目っ気のある人だとはまったく知りませんでした。
いやぁ~……ファンになっちゃうなぁ、これは。

隈本哲人(デビルスティック)
東京にすげえデビルスティック使いがいる。ちらほらと噂を聞き始めたのは昨年の夏くらいだったか。それがこの人、てつんどさん。
聞けば、何回も予選に臨んだものの落選を繰り返し、悲願の決勝進出だったとか。
演技の開始から、縦横無尽に暴れまくるデビルスティック。
もともとどうして浮くのかわからないところがデビルスティックの魅力であるのですが、
摩擦と遠心力を上手く使いこなすことでデビルスティックを浮かすことができるのだよということを理解している、
大半がジャグラーという特殊な環境なのに、
観客の半数以上の人が舞台上で何が起こっているかを理解できていなかったのではないでしょうか?
少なくとも僕は、7割、いや8割以上の技が「初めて見た」技だったと言えると思います。
これだけジャグリングの文化が定着し、知らない技なんかもうないだろうと思っていたのに、
まだここまで可能性を見せつけてくるとは……
この感触は、5年ほど前に、村上さんが、開拓し尽くされていたと思われていた3ボールの世界に
新たなる風を巻き起こした時に似ています。
それでいて、きちんと観客を意識したポーズの決め方であるとか、客層を理解しているマニアックな技であるとか、
全ての面について隙がありませんでした。
舞台の使い方も非常に上手い。デビルスティックだけではなく、自分も右へ左へと動き続け、
ボディー系の技を多用した機敏でダイナミックなパフォーマンスは、真似しようと思ってもそう簡単にはできるものではないでしょう。
ドロップだってあったのですが、それを感じさせないくらいリカバリーが早い。
とにかく、「何が起こっているのかわからなかった」。
JINくんと同じように、途中から呆気にとられっぱなしで、拍手も歓声もあげることを忘れてしまいました。
敢えて、なのですが、途中でタオルでスティックをふきましたが、
何かの入れ物を使って、もともとそこに入っていて、そこに戻す、くらいの舞台への気遣いがあったら
さらに素晴らしいものになると思います。
いずれにせよ、この演技を見て、JINくんの圧勝だったと思っていた優勝予想が、
一気に変わってしまいました。

コータロー(ボール)
コータローさんと言えば、マニュピレーションジャグラーの方なのかなと勝手に思っていましたがとんでもない。
素晴らしいトスジャグラーでした。
見せ方のうまさが流石で、演技の最中、投げるボールのスピードが緩急つけられていたり、
4ボールのパートも、不思議な動き方のパートがあったりなど、うまい構成をしているなと感じていました。
派手な演出というのはあんまりなかったように感じますが、何しろ、技のセンスと演技の構成がよかった。
この世界観の作り方というのは職人の成せる技なんだろうなぁという印象を受けました。
世界観が完成されてしまっているので、なかなか難しいとは思いますが、
ジャグラーをはっとさせるようなインパクトの強い技がところどころにガツン、ガツンと入っていると
こういう複数のパフォーマーが出演するような機会においても印象に残っているようになるのではないでしょうか。
ドロップの数も少なく、完成度も高かったように感じています。

今年の男性部門は、上の感想を見てわかってしまうと思うのですが、
てつんどさん、JINくんの2人が圧倒的だったように僕には映っています。
やはりこれもまた結果論になってしまうのですが、
この二人を比べた時、てつんどさんの方が舞台を目いっぱい使い、また、見たこともないような技ばかりの
パフォーマンスだったので、
「構成力」「希少性」のカテゴリでJIN君を上回っていたのではないでしょうか。
とはいえ、このカテゴリでも、それ以外の部分でも、高いレベルで二人とも僅差だった筈で、
この順位が入れ替わっていたとしてもまったく不思議ではありませんでした。

3位は、観客席の盛り上がりで言ったら間違いなく加藤さんで、
「希少性」や「エンターテイメント性」、「難易度」のカテゴリで他を上回っていたのではないでしょうか。
演技の最初の方のトランジッションが綺麗に決まっていたら、もしかすると上位の2人に並ぶくらいの
得点はありえたかもしれません。

「完成度」の高かったshinkaiさん、ディアボロという「希少性」を出すのが難しい道具でそれを実現した野中君がこれに続いていたと感じます。

※追記 書き忘れていましたが、1位 隈本哲人、2位 JIN、3位 加藤侑大 でした。
男性部門は、1位~3位の予想は的中しました。

総括です。
2007~2011年くらいは、それこそ、ノードロップに近い出来の
パフォーマンスが高い評価を受けていたのですが、
ここ最近でまた技術力のイノベーションが起きているのか、
ドロップはあまり気にすることなく、
まずは凄い技を決めること、という形に変化しつつあるのかなと思います。
今、日本全体としてみると、技術が伸び盛りな時期で、
また少し時が流れると変わってくるのかもしれません。

あと、衣装もあんまりこだわらないでTシャツだったりとか、
音楽も「曲ハメ」ではなく、あくまでBGMとしてそこにあるという
タイプの演技もありましたね。
「ジャグリング」が主役ですから、そういう変わり方というのも面白いと思います。

来年以降のチャンピオンシップ、それはそれはまた楽しみになってきました。

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