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2014/08/13

国際ジャグリング協会(IJA)主催のサマーフェスティバル内、
チャンピオンシップと言われる、ジャグリングの技術を競い合う競技があります。

この大会において、今年は
1位にひろたくん、こと林広太(はやし こうた)くんが。
2位に望月ゆうさくさん
と、ワン・ツーフィニッシュをするという快挙を成し遂げました。

うーん、素晴らしい。

優勝したひろた君の演技はyoutubeに早速アップされていました。

彼は、3ボール中心のスタイルが得意なジャグラー。
3ボールというのは、数が少ないだけに一番「できることが多い」ジャグリングで、
基本的には両手に持っている球が1つずつ、空中に浮いている球が1つ、なので「簡単」に思えるのですが、
それだけに、やりようによってはいくらでも複雑にできたり、難しい技ができるので、ボールジャグリングの中でも独特なカテゴリーです。

1曲目、まったくドロップをしないで3分間! しかも、えぐい技を決め続ける!!

これがしっかりと下支えになって、2曲目のはっぱ隊の”YATTA!”につながっているわけですね。
2曲目は、元気のある演技でして、勢いのまま最後まで突っ切った感じです。
技の数なんかは1曲目の方が多かったりしそうですけど、2曲目になっての観客のボルテージの上がり方が凄く、アメリカの方々の心もがっちりとつかんでいる模様。会場大爆笑してるもんなぁ。

どうしても演出に目を奪われがちですが、
意識して足を動かしながら(踊りながら)ジャグリングをする、というのは凄く難しくて、
例えば、僕だと、初級技程度ならなんとかステップを踏みながらジャグリングすることはできますが、
これが少し手を交差させたり、ちょっと取る位置が普通と違ったりすると、多分足を動かすことすらままなりません。
ひろたくんの場合、大胆に足を動かしながらジャグリングをするパートがあったり、足踏みをしながら手元では複雑な技をやっていたりなどしているパートがあり、これらは見た目とは裏腹に難易度高そうです。

さらに、彼の先輩譲りの背中の後ろ系の技を多用していますが、これまた「難しい」という言葉が陳腐に聞こえるくらい難しい。
ジャグリングは本当に「空中に浮いているボールがどこにあるか」ということがわかっていることが重要で、そのたいていの情報は視覚から入ってきます。しかし、背中の後ろと言うのはその視覚に頼れる部分が少なく、(勿論ちゃんと見える技と言うのもあるのですが)体に当てることでの触覚に頼るなど、普通のジャグリングとは異なる感覚が必要です。

彼はまだ大学生で、他の出場者たちはプロフェッショナルばっかりだとのことでしたが、
だからこそリスクを顧みないえぐい技中心の構成ができたのかもしれません。
さらにそれが完成度が高かったらもうお見事としか言えませんね。

あらためて、優勝おめでとうございます。

因みに彼、我々のサークル「じゃぐなぎ」の主催する「じゃぐなぎ杯」の今年の優勝者でもあります。

2位の望月ゆうさくさんも、近いうちに動画がアップロードされるとのことらしいので、
そちらをお待ちしたいと思います。

2012年にジャグラーSatoshiさんが同じ部門で優勝。
2013年にはチーム部門でThe Pastelsが優勝、
そして、今年。

日本人はこう言っても「いやいや、俺たちなんかまだまだ」と言うと思いますが、
ここ近年、世界的に見ても日本は強ジャグリング国の一角になったんではないかと言ってもいいと思います。

そういえば、昨年チーム部門優勝のThe Pastelsの動画を
タイミングを逃しましてこのブログで紹介していませんでしたので引き続き紹介したいと思います。

こちらが昨年度チーム部門優勝のThe Pastels。
日本最強、いや世界最強のクラブパッシングの名門校、東京大学のジャグリングサークル、マラバリスタ出身の
4人組です。

技の難易度(特に最後の方、最後回収を失敗しましたが両側から投げ入れをのある10本パスの難易度は尋激高!!!)、途中にちょっと挟む小ネタ、ステージを縦方向にも横方向にも広く使うビジュアルの良さ、ポーズの決まり方。どれをとっても素晴らしいのですが、
演技の構成が完璧で、それらの要素を120%活かせているのだと思います。

全体を通して言えるのは、めまぐるしく変わる登場人物(登場←→退場が全てスムーズ!!)、
そして、4人という人数を活かしたパッシングのバラエティの多さですね。

もう少し短い時間の視点からいうと、
技の開始から拍手をもらうまで、を一つのまとまりと考えた時の
ベースとなるパターン → 変化 → 大技でフィニッシュ
という流れがあることがわかると思います。

「変化」の段階で既に拍手を貰えているのですが、さらにそこから展開させてもう一度変化(大技でフィニッシュ)をさせて、さらに大きな拍手、をもらうという意図があると思いますが、これがことごとく成功しています。

かといって、その流れだけではなく、舞台に最初からおいてあったクラブを使うと思いきや
その上にただ座るだけとか、「スカす」ことも途中途中挟んでいるので、全体的を通して単調だと感じないのです。

そして、最後の大技。4323ライン4人16クラブパス!!(※この技の名前はチームメンバーであるフレディさんから教えてもらいました)
この技が一発で決まったのが凄く大きくて、実に感動的です。

ジャグリングと言うのは、他のステージエンターテイメントと違って、
「最後の大技」の変化がつけにくく、「フィニッシュが決まった時とても感動する」
ということはイマイチ無いものと常日頃思っているのですが、
その真っ向勝負っぷりが素晴らしい。
音楽もこの技に合わせて盛り上がっており、
このフィニッシュを見せられたらスタンディングオベーションを送るしかないじゃないですか、と言う感じ。

なんにしても、見事な演技でした。本当に素晴らしい。
1年遅れとなってしまいますが、あらためて優勝おめでとうございます。


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